32 / 83
32話★結界
しおりを挟む
ウォステリア国内に結界を張るべく、準備がされた。
2週間後には、建国記念日があるので、それまでに結界をはることになった。
結界をはる当日。テルマさんと、綺麗な女性が部屋にやって来た。
「はじめまして。私は街で妓女をしております、アイリーンと申します。」
サラは、妓女と聞いて、興味津々になってしまった。男性経験がアーサーしかなくて、しかも、ずっと勉強とバイト三昧だったサラは、そっちの話は晩熟だった。だけど、はじめてを経験してから、疑問やら、不安やらが募っていた。両想いになってからは、アーサーは毎晩したがるし、自分ばかりが気が狂ったように我を失ってしまうのも、どうなのか?と思っていた。
サラは、アイリーンの手をとって握手すると、ブンブンと振る。
「よろしくお願いします!」
アイリーンは、ちょっと驚いた様子を見せたけれども、よそ行きの微笑みをやめて、妖艶な笑みを見せた。
そして、“その気の無い男性を立たせる方法”という手ほどきの授業が始まった。
ノリノリのサラとは真逆で、テルマは顔を真っ赤にして、今にも倒れそうだった。
そうして、国に結界を張る日はやってきた。
お城の一角にある、神殿に向かう。
柱がたくさんあって、屋根は無く、月がぽかんと出ている。
フォロロマーノのような場所で、神秘的な場所だった。
暫く歩いて行くと、中央に小さな水盤があった。
水盤には、腰の高さくらいの足がついていて、何かの彫刻が施してある。
とり囲むように魔術師団が待っていた。
大きな円には、レオン魔術師団長、サミュエル副団長も立っていた。
水瓶の前に、アーサーが立つ。
月を見上げてから、レオン団長を見る。
レオンが頷く。
それを見て、ウィルさんが、こちらへと円の外にサラを誘導した。
それを確認してから、アーサーが呪符を唱え始める。
アーサーの体が光り始めて、掲げた両手からは魔法陣が浮かび上がってくる。その光で浮かび出された魔法陣が、空に向かって行くごとに大きくなっていく。
光と風が巻き起こりながら、打ち上げ花火のように空に舞い上がっていった。
その強い風に、サラは目を閉じる。ウィルが、サラを支えてくれた。
強い光と風が治まると、サラは空を見上げる。
円になっていた魔術師団から次々と声が上がった。
「成功だ!」「これほどの結界が完成するとは!」
誰よりも先に、ウィルが声をかけた。
「陛下?」
ウィルが駆け寄ろうとした瞬間に、アーサーは崩れるように倒れた。
魔術師団も、わっと駆け寄る。
「陛下!!!」
ウィルがアーサーを抱き起す。
アーサーは、青い顔でため息をつくように言った。
「はぁ・・・・すまん。思ったよりも・・・。」
そのまま、アーサーが目を閉じる。サラはすぐにしゃがみこんで、アーサーにキスをする。20秒ほど、そうしていただろうか?それから、唇を離してアーサーの様子を見る。
しかし、アーサーは青い顔のままでグッタリしていた。
レオン団長が傍に来る。
「全く足りてないようですね。1度肥大した魔力に体が慣れてしまって、肥大した入れ物(体)に同じ量の魔力が必要になっているのかもしれません。」
サミュエル副団長が、アーサーを担ぐ。
「良くない状態ではあるので、急ぎましょう。お部屋に、お連れしますね。」
そう言って、瞬間移動した。
サラもアーサーの部屋に急ぐ。
魔術師は、部屋の前までサラを送り届けると、さっさと下がって行った。
アーサーの部屋で、ぐったりと横になるアーサーと2人きりになる。
ベッドに上がって、サラはアーサーの顔を伺う。
「アーサー。大丈夫?」
返事は無い。
額に手を乗せる。いつもよりも冷たく感じた。
「アーサー?」
反応が無いので、不安になりながら、ゆっくりと何度もキスを繰り返す。
アーサーの目がゆっくりと開いて、細めた青い瞳がキラキラする。
「サラ・・・、」
弱々しく名前を呼ばれて、ホッとする。同時に、こんな時なのにドキドキしてしまう。
アーサーの服を1つ1つ脱がせていく。
自分の緊張をほぐすように目を閉じて、アーサーにキスをしてから、首筋にキスをして、胸にキス。
いつも、アーサーがしてくれてることを思い出しながらする。
おへそにキスをしてから、意を決してアーサーの下着をずらすと、男性器が目の前に現れる。
覚悟を決めて、教わった通りに、両手で持って口で頬張る。
こんなこと、アーサーにしかできない。
恥ずかしいけど、誰も見てないから、なんとかできる。
初めての男性器の味。アーサーの味。
歯をたてないように舐めまわし、頭を前後に振ってしごいた。
少し、それを繰り返すだけで、大きく立ち上がったので、サラは驚く。
・・・こんなものが、自分の中に入っていたとは、実際の物を見て驚かずにはいられなかった。
「ん・・・。」
喉に先っぽが触れる。
もう、サラの口には収まらないサイズなので、口を離す。
唾液まみれの自分の口を拭きながら、アーサーの顔を覗き込むと、グッタリとしている。
もう!恥ずかしがっている時ではない!
早くアーサーを助けなきゃ!
気を取り直して、深呼吸をし、自分の秘部にアーサーのものをあてがって、こすりつけてみる。
「あ・・・ん。」
少しだけヌルっとして、気持ち良くて何度もゆっくりと腰を振る。どんどんヌルヌルとしてきて、そのうちグチュグチュと音が鳴り始める。
自分が溢れさせたもので、こうなっていることが恥ずかしい。でも、気持ち良くてアーサーの先っぽだけを自分の中に入れてみる。
「ん!・・・はぁ・・・あ!」
気持ち良さに身震いをすると、心を決めて、ゆっくりと腰を下ろす。
「は・・・あ・・・あぁん!」
なんとか全部飲み込んで、息を整えようと試みる。
動かないアーサーの上で、再度目を閉じ、ゆっくりと腰を動かしながら、もっと自分の良い所を探り始める。
自分がしている痴態を恥じながらも、膣内から感じられる快感に、脳を支配されそうになる。
「あ、気持ちいい。」
いつも与えられる強い快感ばかりだったけれど、こうして、ゆっくりと中をかき回したり、先だけを出し入れするのも、すごくよかった。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・あ!・・・んんっ。」
気持ち良くて、クイックイっと腰をくねらせながら、自然と声がもれる。
「あ・・ん!はぁ・・ん。はう・・・ん。はぁあん!」
なにこれ?あんなに彼とはセックスしたのに、はじめての感覚。自分の中に入っている男性器の、形や硬さが、しっかりと感じ取れて、串刺しにされてる感覚。
あぁ、もう、おかしくなりそう。ぞくぞくと、快感がかけあがって、目を閉じたままで首を振り、腰を振る。
「はぁ、あ、・・・はう・・・ん。」
暫くそうしてから、目を開けて下を見下ろすと、アーサーが私を見ていた。
瞬間に顔に火が付いたように熱くなる。
2週間後には、建国記念日があるので、それまでに結界をはることになった。
結界をはる当日。テルマさんと、綺麗な女性が部屋にやって来た。
「はじめまして。私は街で妓女をしております、アイリーンと申します。」
サラは、妓女と聞いて、興味津々になってしまった。男性経験がアーサーしかなくて、しかも、ずっと勉強とバイト三昧だったサラは、そっちの話は晩熟だった。だけど、はじめてを経験してから、疑問やら、不安やらが募っていた。両想いになってからは、アーサーは毎晩したがるし、自分ばかりが気が狂ったように我を失ってしまうのも、どうなのか?と思っていた。
サラは、アイリーンの手をとって握手すると、ブンブンと振る。
「よろしくお願いします!」
アイリーンは、ちょっと驚いた様子を見せたけれども、よそ行きの微笑みをやめて、妖艶な笑みを見せた。
そして、“その気の無い男性を立たせる方法”という手ほどきの授業が始まった。
ノリノリのサラとは真逆で、テルマは顔を真っ赤にして、今にも倒れそうだった。
そうして、国に結界を張る日はやってきた。
お城の一角にある、神殿に向かう。
柱がたくさんあって、屋根は無く、月がぽかんと出ている。
フォロロマーノのような場所で、神秘的な場所だった。
暫く歩いて行くと、中央に小さな水盤があった。
水盤には、腰の高さくらいの足がついていて、何かの彫刻が施してある。
とり囲むように魔術師団が待っていた。
大きな円には、レオン魔術師団長、サミュエル副団長も立っていた。
水瓶の前に、アーサーが立つ。
月を見上げてから、レオン団長を見る。
レオンが頷く。
それを見て、ウィルさんが、こちらへと円の外にサラを誘導した。
それを確認してから、アーサーが呪符を唱え始める。
アーサーの体が光り始めて、掲げた両手からは魔法陣が浮かび上がってくる。その光で浮かび出された魔法陣が、空に向かって行くごとに大きくなっていく。
光と風が巻き起こりながら、打ち上げ花火のように空に舞い上がっていった。
その強い風に、サラは目を閉じる。ウィルが、サラを支えてくれた。
強い光と風が治まると、サラは空を見上げる。
円になっていた魔術師団から次々と声が上がった。
「成功だ!」「これほどの結界が完成するとは!」
誰よりも先に、ウィルが声をかけた。
「陛下?」
ウィルが駆け寄ろうとした瞬間に、アーサーは崩れるように倒れた。
魔術師団も、わっと駆け寄る。
「陛下!!!」
ウィルがアーサーを抱き起す。
アーサーは、青い顔でため息をつくように言った。
「はぁ・・・・すまん。思ったよりも・・・。」
そのまま、アーサーが目を閉じる。サラはすぐにしゃがみこんで、アーサーにキスをする。20秒ほど、そうしていただろうか?それから、唇を離してアーサーの様子を見る。
しかし、アーサーは青い顔のままでグッタリしていた。
レオン団長が傍に来る。
「全く足りてないようですね。1度肥大した魔力に体が慣れてしまって、肥大した入れ物(体)に同じ量の魔力が必要になっているのかもしれません。」
サミュエル副団長が、アーサーを担ぐ。
「良くない状態ではあるので、急ぎましょう。お部屋に、お連れしますね。」
そう言って、瞬間移動した。
サラもアーサーの部屋に急ぐ。
魔術師は、部屋の前までサラを送り届けると、さっさと下がって行った。
アーサーの部屋で、ぐったりと横になるアーサーと2人きりになる。
ベッドに上がって、サラはアーサーの顔を伺う。
「アーサー。大丈夫?」
返事は無い。
額に手を乗せる。いつもよりも冷たく感じた。
「アーサー?」
反応が無いので、不安になりながら、ゆっくりと何度もキスを繰り返す。
アーサーの目がゆっくりと開いて、細めた青い瞳がキラキラする。
「サラ・・・、」
弱々しく名前を呼ばれて、ホッとする。同時に、こんな時なのにドキドキしてしまう。
アーサーの服を1つ1つ脱がせていく。
自分の緊張をほぐすように目を閉じて、アーサーにキスをしてから、首筋にキスをして、胸にキス。
いつも、アーサーがしてくれてることを思い出しながらする。
おへそにキスをしてから、意を決してアーサーの下着をずらすと、男性器が目の前に現れる。
覚悟を決めて、教わった通りに、両手で持って口で頬張る。
こんなこと、アーサーにしかできない。
恥ずかしいけど、誰も見てないから、なんとかできる。
初めての男性器の味。アーサーの味。
歯をたてないように舐めまわし、頭を前後に振ってしごいた。
少し、それを繰り返すだけで、大きく立ち上がったので、サラは驚く。
・・・こんなものが、自分の中に入っていたとは、実際の物を見て驚かずにはいられなかった。
「ん・・・。」
喉に先っぽが触れる。
もう、サラの口には収まらないサイズなので、口を離す。
唾液まみれの自分の口を拭きながら、アーサーの顔を覗き込むと、グッタリとしている。
もう!恥ずかしがっている時ではない!
早くアーサーを助けなきゃ!
気を取り直して、深呼吸をし、自分の秘部にアーサーのものをあてがって、こすりつけてみる。
「あ・・・ん。」
少しだけヌルっとして、気持ち良くて何度もゆっくりと腰を振る。どんどんヌルヌルとしてきて、そのうちグチュグチュと音が鳴り始める。
自分が溢れさせたもので、こうなっていることが恥ずかしい。でも、気持ち良くてアーサーの先っぽだけを自分の中に入れてみる。
「ん!・・・はぁ・・・あ!」
気持ち良さに身震いをすると、心を決めて、ゆっくりと腰を下ろす。
「は・・・あ・・・あぁん!」
なんとか全部飲み込んで、息を整えようと試みる。
動かないアーサーの上で、再度目を閉じ、ゆっくりと腰を動かしながら、もっと自分の良い所を探り始める。
自分がしている痴態を恥じながらも、膣内から感じられる快感に、脳を支配されそうになる。
「あ、気持ちいい。」
いつも与えられる強い快感ばかりだったけれど、こうして、ゆっくりと中をかき回したり、先だけを出し入れするのも、すごくよかった。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・あ!・・・んんっ。」
気持ち良くて、クイックイっと腰をくねらせながら、自然と声がもれる。
「あ・・ん!はぁ・・ん。はう・・・ん。はぁあん!」
なにこれ?あんなに彼とはセックスしたのに、はじめての感覚。自分の中に入っている男性器の、形や硬さが、しっかりと感じ取れて、串刺しにされてる感覚。
あぁ、もう、おかしくなりそう。ぞくぞくと、快感がかけあがって、目を閉じたままで首を振り、腰を振る。
「はぁ、あ、・・・はう・・・ん。」
暫くそうしてから、目を開けて下を見下ろすと、アーサーが私を見ていた。
瞬間に顔に火が付いたように熱くなる。
0
お気に入りに追加
111
あなたにおすすめの小説
稀代の悪女として処刑されたはずの私は、なぜか幼女になって公爵様に溺愛されています
水谷繭
ファンタジー
グレースは皆に悪女と罵られながら処刑された。しかし、確かに死んだはずが目を覚ますと森の中だった。その上、なぜか元の姿とは似ても似つかない幼女の姿になっている。
森を彷徨っていたグレースは、公爵様に見つかりお屋敷に引き取られることに。初めは戸惑っていたグレースだが、都合がいいので、かわい子ぶって公爵家の力を利用することに決める。
公爵様にシャーリーと名付けられ、溺愛されながら過ごすグレース。そんなある日、前世で自分を陥れたシスターと出くわす。公爵様に好意を持っているそのシスターは、シャーリーを世話するという口実で公爵に近づこうとする。シスターの目的を察したグレースは、彼女に復讐することを思いつき……。
◇画像はGirly Drop様からお借りしました
◆エール送ってくれた方ありがとうございます!
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
命を狙われたお飾り妃の最後の願い
幌あきら
恋愛
【異世界恋愛・ざまぁ系・ハピエン】
重要な式典の真っ最中、いきなりシャンデリアが落ちた――。狙われたのは王妃イベリナ。
イベリナ妃の命を狙ったのは、国王の愛人ジャスミンだった。
短め連載・完結まで予約済みです。設定ゆるいです。
『ベビ待ち』の女性の心情がでてきます。『逆マタハラ』などの表現もあります。苦手な方はお控えください、すみません。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@コミカライズ発売中
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。
子育てが落ち着いた20年目の結婚記念日……「離縁よ!離縁!」私は屋敷を飛び出しました。
さくしゃ
恋愛
アーリントン王国の片隅にあるバーンズ男爵領では、6人の子育てが落ち着いた領主夫人のエミリアと領主のヴァーンズは20回目の結婚記念日を迎えていた。
忙しい子育てと政務にすれ違いの生活を送っていた二人は、久しぶりに二人だけで食事をすることに。
「はぁ……盛り上がりすぎて7人目なんて言われたらどうしよう……いいえ!いっそのことあと5人くらい!」
気合いを入れるエミリアは侍女の案内でヴァーンズが待つ食堂へ。しかし、
「信じられない!離縁よ!離縁!」
深夜2時、エミリアは怒りを露わに屋敷を飛び出していった。自室に「実家へ帰らせていただきます!」という書き置きを残して。
結婚20年目にして離婚の危機……果たしてその結末は!?
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる