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22話★
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ソフィアは、突然のことに困惑した。
こんな無理矢理で強引で、怖かった。
『好きだ』そう言ってくれたから、きちんと嘘ついたことを謝ろうと思ったのに。
力任せに挿入されて、その乱暴すぎる挿抜が、怖くて恐ろしくて痛くて、泣きながら陛下の顔を見た。その表情が、とても辛そうで苦しそうに歪んでいた。
どうして、そんな悲しい顔をするの?
奥を突きあげられるたびに、思考が弾け飛んで、ますます何が何だか分からなくなる。
好きだって言ったくせに、どうして、こんな・・・。
「んっ!あうっ!う!はぁ・・!あうっ!!」
今まで、どれだけ優しくされていたのかを思い知る。
乳房を掴む大きな手も、肩を掴む手も、いつもの、陛下の手じゃないみたいに強くて痛い。
ずっと、優しい陛下しか知らなかった。こんな強引なのは陛下じゃない・・・怖い。
「・・・くっ!・・・ソフィア・・・はぁ、はぁっ!ソフィアっ」
陛下が何度も、私の名前を呼ぶ。
切なそうな声で、名前を呼びながら、彼は繰り返し言った。
「好きだ。おまえだけだ!私が、欲しいのは、お前だけだ!」
腰を大きくスイングされて、突かれた時の衝撃とぶつかる音で、意識が吹き飛びそうになりながら、その声を必死に聞いた。
「紋章など、どうでもいい!運命の女など要らぬ!・・・ソフィア、おまえが欲しい。おまえだけが・・!」
何か言おうとして口を開いても、自分の口から出る声は、言葉にならず、喘ぐしか出来ない。
「あぁっ、あぁっ、くぅっ・・・んっ!はぁあん!」
パン!パン!と肌がぶつかる音が鳴り響き、乱暴にされているのに、ソフィアは、だんだんと快感を感じ始めていた。
「おまえは、私のものだ!ソフィア!他の男を見るな!私を見ろ!」
・・・他の、男・・・?
「忘れさせてやる!あの王子のことなどっ・・・!忘れるまで、抱きつぶしてやる!」
「!!?・・・あっ!はぁぁっ、んんっ!!へい・・・かっ、んっ、あう!」
違う!陛下、違うの!私は・・・!
「あっ!あっ!あんっ、あぁんっ!はぁあん!やっ、あん!」
最初は悲鳴のような声をあげていたのに、だんだんと、甘い喘ぎ声に変わり始めている。自分でもよく分からないのだけれど、陛下の嫉妬心だと気が付き始めてから、何かが変わり始める。
その変化に、ヴィンセントも気がついた。
「ソフィア・・・おまえ、気持ちいいのか?」
「あんっ、あ!あんっ、あう、んんっ!ああんっ」
中もトロトロになって、結合部からは、ポタポタと愛液が零れ始めた。
陛下に、こんなに愛されていた。そう思うと、嬉しくて体が勝手に反応し始めて、ゾワゾワと快感が駆け上がり始める。
「へい・・か。あっ、イッ・・・。」
ギュウっと膣内が収縮して、肉棒の大きさと形がハッキリとわかる。
まるで握りしめるように、そうすると、後ろから陛下の「はぁっ!」という吐息が聞こえた。その声で、背筋がブルブルと震え上がる。まさかの、吐息だけでイキそうになってしまっていた。
急に、陛下が私の両腕を掴んで後ろに引っ張った。
両腕を引っ張られて、上半身が少し起き上がり、腰を打ち付けられ、膣内のより奥深くにゴツン!と突き刺さる。
「んッグ!」
あまりの衝撃に全身に力が入って、腟内を締め付けたせいなのか、チュボッチュボッと、卑猥な音が鳴り響く。
後ろからの挿入は、いつもと違う深い所に当たり、ゴツゴツとした男性器を、膣内全てで感じてしまう。
「ああ…ソフィア。吸い付いてくる!・・・あ、あぁ!」
バチュ!バチュ!と叩きつける音が激しく鳴り響く。卑猥な音に、耳までもが侵されているように感じる。
ジュブジュブ!ジュブジュブ!…ジュボッ!ジュボッ!ジュボッ!!
もう、頭が真っ白になって、声を上げた。
「あぁァァァあんッ、んああァァァァァ!!」
私の一番奥まで突き刺して、押しつぶすみたいに圧迫されて、ブルっと弾け飛び、腟内が熱い飛沫で、いっぱいになる。
体中が激しく痙攣して、グッタリとベッドに倒れこむ。
全力疾走したあとのように、必死で息をしながら、流し込まれた精液を飲み込むように、自分の中が収縮するのがわかる。
陛下は、全てを流し込むように、ゆっくりと腰を動かしながら、私の頬を後ろに向かせて、キスをする。
唾液を吸い取るように、ねっとりとしたキスだった。そのキスは、甘くとろけそうなほどに、脳を刺激する。
体中に感じる、痺れるような感覚。
あぁ…どうしよう。
私、こんなに気持ち良くなって…
体はもう、あなたのものになってしまってる。
暫く、呼吸が落ち着くまで、2人で抱き合った。
それから、私は、陛下の顔を覗く。
陛下は、少し申し訳なさそうに私を見た。
ずっと、優しい陛下しか知らなかった。こんな強引なのは陛下じゃない。だけど、そうさせたのは、私なんだ・・・。
「陛下・・・お願い・・・」
・・・さっき、喘ぎ過ぎたせいで、声がカラカラだった。でも、今、言わなきゃいけない。
「私の服を、脱がせてくれませんか?」
心臓がバクバクとなっていて、大きく息が吸えなくて、か細い声しか出ない。
起き上がる事ができず、ゴロンと体をねじらせて、陛下を見る。
彼は私の目を見てから、もう一度キスすると、背中のホックを外して、背中を開いた瞬間に静止した。
何も言わず、肩甲骨の間あたりを指でなぞるようにして触れる。
「隠していて、ごめんなさい。」
「・・・隠す?・・・どうやって・・・」
信じられないものを見たと言う感じで、陛下は私を見た。そうだよね。無かったものが有ったとか、わけわからないと思う・・・。
「化粧で隠しました。だって、だって私、本当は・・・陛下のこと、好きだったんです。」
たぶん、きっと、もっと前から。
ヴィンセントは、驚くというよりも、フリーズしたと言う感じで、固まった。
想像していなかった事態に、面食らっていた。
ソフィアは、構わずに一生懸命に伝えた。
「陛下に会えば会う程、どんどん陛下に惹かれていって、だから、好きだって言ってくれた時、凄く嬉しかったのに、でも、でも、それはウソかもしれないって思って。」
話しているうちに、自然と涙があふれてくる。
だけど、自分の気持ちをちゃんと、ちゃんと伝えなくちゃいけない。
「だって、陛下には愛人がたくさんいたから!私、うぬ惚れちゃいけないって・・・!大人なんだから、割り切って、ちゃんと愛人として・・・」
「本当に・・・?」
「え?」
「あ・・いや、ソフィア、もう1度聞きたい。おまえは、私の事を好きなのか?」
「はい。陛下の事が好きです。」
「本当に?」
「好きです。だから、昨日も凄く悲しかったし、辛かった。」
瞬間に、抱きしめられた。
「すまない!悪いのは私だ。」
「・・・陛下?」
「許してくれ、ソフィア。私が、はじめから、愛していると伝えれば良かったんだ。愛人などと言ったのは私だ。おまえに逃げられたくなくて、外堀をうめてからなどと画策した。」
・・・逃げる?・・・あ!
最初に逃げたのは、自分であることを思い出す。
陛下は、抱きしめていた腕を少し緩めて、まっすぐに私の顔を見た。
そして、凄く真剣な顔で、言った。
「愛してる。嫉妬で狂いそうなくらい。おまえが好きだ。」
なんか、はじめて、ちゃんと告白してくれた気がして、嬉しくなる。
「はい。私も、陛下が好きです。」
「・・・」
陛下は、何故か、無表情のままで私を見て、黙り込んだ。
「陛下?」
「あ、あぁ、ソフィア・・・聞いてもいいか?」
「・・・はい。」
陛下は、とても言いづらそうに、でも気になるといわんばかりに聞いてきた。
こんな無理矢理で強引で、怖かった。
『好きだ』そう言ってくれたから、きちんと嘘ついたことを謝ろうと思ったのに。
力任せに挿入されて、その乱暴すぎる挿抜が、怖くて恐ろしくて痛くて、泣きながら陛下の顔を見た。その表情が、とても辛そうで苦しそうに歪んでいた。
どうして、そんな悲しい顔をするの?
奥を突きあげられるたびに、思考が弾け飛んで、ますます何が何だか分からなくなる。
好きだって言ったくせに、どうして、こんな・・・。
「んっ!あうっ!う!はぁ・・!あうっ!!」
今まで、どれだけ優しくされていたのかを思い知る。
乳房を掴む大きな手も、肩を掴む手も、いつもの、陛下の手じゃないみたいに強くて痛い。
ずっと、優しい陛下しか知らなかった。こんな強引なのは陛下じゃない・・・怖い。
「・・・くっ!・・・ソフィア・・・はぁ、はぁっ!ソフィアっ」
陛下が何度も、私の名前を呼ぶ。
切なそうな声で、名前を呼びながら、彼は繰り返し言った。
「好きだ。おまえだけだ!私が、欲しいのは、お前だけだ!」
腰を大きくスイングされて、突かれた時の衝撃とぶつかる音で、意識が吹き飛びそうになりながら、その声を必死に聞いた。
「紋章など、どうでもいい!運命の女など要らぬ!・・・ソフィア、おまえが欲しい。おまえだけが・・!」
何か言おうとして口を開いても、自分の口から出る声は、言葉にならず、喘ぐしか出来ない。
「あぁっ、あぁっ、くぅっ・・・んっ!はぁあん!」
パン!パン!と肌がぶつかる音が鳴り響き、乱暴にされているのに、ソフィアは、だんだんと快感を感じ始めていた。
「おまえは、私のものだ!ソフィア!他の男を見るな!私を見ろ!」
・・・他の、男・・・?
「忘れさせてやる!あの王子のことなどっ・・・!忘れるまで、抱きつぶしてやる!」
「!!?・・・あっ!はぁぁっ、んんっ!!へい・・・かっ、んっ、あう!」
違う!陛下、違うの!私は・・・!
「あっ!あっ!あんっ、あぁんっ!はぁあん!やっ、あん!」
最初は悲鳴のような声をあげていたのに、だんだんと、甘い喘ぎ声に変わり始めている。自分でもよく分からないのだけれど、陛下の嫉妬心だと気が付き始めてから、何かが変わり始める。
その変化に、ヴィンセントも気がついた。
「ソフィア・・・おまえ、気持ちいいのか?」
「あんっ、あ!あんっ、あう、んんっ!ああんっ」
中もトロトロになって、結合部からは、ポタポタと愛液が零れ始めた。
陛下に、こんなに愛されていた。そう思うと、嬉しくて体が勝手に反応し始めて、ゾワゾワと快感が駆け上がり始める。
「へい・・か。あっ、イッ・・・。」
ギュウっと膣内が収縮して、肉棒の大きさと形がハッキリとわかる。
まるで握りしめるように、そうすると、後ろから陛下の「はぁっ!」という吐息が聞こえた。その声で、背筋がブルブルと震え上がる。まさかの、吐息だけでイキそうになってしまっていた。
急に、陛下が私の両腕を掴んで後ろに引っ張った。
両腕を引っ張られて、上半身が少し起き上がり、腰を打ち付けられ、膣内のより奥深くにゴツン!と突き刺さる。
「んッグ!」
あまりの衝撃に全身に力が入って、腟内を締め付けたせいなのか、チュボッチュボッと、卑猥な音が鳴り響く。
後ろからの挿入は、いつもと違う深い所に当たり、ゴツゴツとした男性器を、膣内全てで感じてしまう。
「ああ…ソフィア。吸い付いてくる!・・・あ、あぁ!」
バチュ!バチュ!と叩きつける音が激しく鳴り響く。卑猥な音に、耳までもが侵されているように感じる。
ジュブジュブ!ジュブジュブ!…ジュボッ!ジュボッ!ジュボッ!!
もう、頭が真っ白になって、声を上げた。
「あぁァァァあんッ、んああァァァァァ!!」
私の一番奥まで突き刺して、押しつぶすみたいに圧迫されて、ブルっと弾け飛び、腟内が熱い飛沫で、いっぱいになる。
体中が激しく痙攣して、グッタリとベッドに倒れこむ。
全力疾走したあとのように、必死で息をしながら、流し込まれた精液を飲み込むように、自分の中が収縮するのがわかる。
陛下は、全てを流し込むように、ゆっくりと腰を動かしながら、私の頬を後ろに向かせて、キスをする。
唾液を吸い取るように、ねっとりとしたキスだった。そのキスは、甘くとろけそうなほどに、脳を刺激する。
体中に感じる、痺れるような感覚。
あぁ…どうしよう。
私、こんなに気持ち良くなって…
体はもう、あなたのものになってしまってる。
暫く、呼吸が落ち着くまで、2人で抱き合った。
それから、私は、陛下の顔を覗く。
陛下は、少し申し訳なさそうに私を見た。
ずっと、優しい陛下しか知らなかった。こんな強引なのは陛下じゃない。だけど、そうさせたのは、私なんだ・・・。
「陛下・・・お願い・・・」
・・・さっき、喘ぎ過ぎたせいで、声がカラカラだった。でも、今、言わなきゃいけない。
「私の服を、脱がせてくれませんか?」
心臓がバクバクとなっていて、大きく息が吸えなくて、か細い声しか出ない。
起き上がる事ができず、ゴロンと体をねじらせて、陛下を見る。
彼は私の目を見てから、もう一度キスすると、背中のホックを外して、背中を開いた瞬間に静止した。
何も言わず、肩甲骨の間あたりを指でなぞるようにして触れる。
「隠していて、ごめんなさい。」
「・・・隠す?・・・どうやって・・・」
信じられないものを見たと言う感じで、陛下は私を見た。そうだよね。無かったものが有ったとか、わけわからないと思う・・・。
「化粧で隠しました。だって、だって私、本当は・・・陛下のこと、好きだったんです。」
たぶん、きっと、もっと前から。
ヴィンセントは、驚くというよりも、フリーズしたと言う感じで、固まった。
想像していなかった事態に、面食らっていた。
ソフィアは、構わずに一生懸命に伝えた。
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話しているうちに、自然と涙があふれてくる。
だけど、自分の気持ちをちゃんと、ちゃんと伝えなくちゃいけない。
「だって、陛下には愛人がたくさんいたから!私、うぬ惚れちゃいけないって・・・!大人なんだから、割り切って、ちゃんと愛人として・・・」
「本当に・・・?」
「え?」
「あ・・いや、ソフィア、もう1度聞きたい。おまえは、私の事を好きなのか?」
「はい。陛下の事が好きです。」
「本当に?」
「好きです。だから、昨日も凄く悲しかったし、辛かった。」
瞬間に、抱きしめられた。
「すまない!悪いのは私だ。」
「・・・陛下?」
「許してくれ、ソフィア。私が、はじめから、愛していると伝えれば良かったんだ。愛人などと言ったのは私だ。おまえに逃げられたくなくて、外堀をうめてからなどと画策した。」
・・・逃げる?・・・あ!
最初に逃げたのは、自分であることを思い出す。
陛下は、抱きしめていた腕を少し緩めて、まっすぐに私の顔を見た。
そして、凄く真剣な顔で、言った。
「愛してる。嫉妬で狂いそうなくらい。おまえが好きだ。」
なんか、はじめて、ちゃんと告白してくれた気がして、嬉しくなる。
「はい。私も、陛下が好きです。」
「・・・」
陛下は、何故か、無表情のままで私を見て、黙り込んだ。
「陛下?」
「あ、あぁ、ソフィア・・・聞いてもいいか?」
「・・・はい。」
陛下は、とても言いづらそうに、でも気になるといわんばかりに聞いてきた。
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