5 / 35
5話
しおりを挟む
緑色の瞳の男性は、私の方に近付いてきて言った。
「この図書室は、許可されたものしか入れないはずだが?」
「あ、はい。私、王女様の親しい友人でして、本日は許可を頂いて、調べ物をしておりました。」
「メリーアン・・王女の?友人なのか?」
「はい。今日はお茶会に招いて頂いて、そのままこちらに。・・・あなたは?王宮で働いている方ですか?」
ふと思う。この男性は、いったい何者なのだろう?今日の身なりを見ると、文官・・・といった所だろうか?
ゆっくりと、見上げて顔を覗くと、緑色の瞳を大きくして、眉間に少し皺を寄せてボソリと言う。
「おまえ、私が誰か分からないのか・・・」
「え?」
「まぁいい。ところで、何を読んでいたんだ?ここは法律の棚だ。ずいぶん熱心に読んでいたな。」
「え、あぁ・・・はい。200年前の法典ですよ。」
「200年前?何故そんなものを?」
あ~・・・これは、本当の事を言っていいのだろうか?また、女がと言われるのではないか?そう思って、上目遣いで様子を仰ぎ見る。
緑色の目をした男性は、スタスタとやってきて私の隣に座って、本を覗き見る。
「だいぶ古い物だな。古文じゃないか。読めるのか?しかも、これは当時の法律が書かれてあるだけだぞ?」
「はい。この時の、法律がどうだったのか知りたかっただけなので・・・」
意味が解らない、と言う顔をされたので、私は、観念して話すことにした。
「この時代を治めていたのが、我が国で唯一の女王です。今は男社会ですが、200年前は女性が王様だったんです。彼女の治める世の中がどんなだったのか調べようと思いまして。」
緑色の目が、暫く私を見つめた後、本に目を落として、ページをめくる。
「この女王が治めていた時代は、だいぶ長く続いて平和で栄えたという。まぁ、本当かウソか、彼女の強大な魔力で国中を守っていたとか、伝説の様な話まで史実として書かれていたが、彼女の史書は、残念ながら、女帝をよく思わない先の国王が燃やしてしまったのだ。だから、もう残されていない。今では、この法典を見て時代背景を想像する以外に方法が無いだろう。」
「・・・そうなんですね。」
それは、とても残念だと落胆する。
「歴史書を読むのが趣味なのか?」
その質問に、首を振って笑って答える。
「いいえ。女性の生き方とか、社会の在り方について、調べて考えたかったんです。」
「・・・女王にでもなるつもりか?」
「まさか!(笑)我が家は領地内の教会で、男女問わず領地民に読み書きなどを教えているんですよ。それで、女性に勉強なんて必要ないと言われることがあります。でも私は、女性こそ博学であるべきと思います。国民の多くは子供を育てるのが母親だからです。私自身、女性である前に1人の人間だから。そうみんなに教えるにはどうしたら良いのかなって。」
と、持論を展開してしまってから、こんなことを言ってしまって大丈夫だったのか?不安になって、恐る恐る男性を仰ぎ見る。彼は、私を見下ろしたままで、ポカンとした顔をしていた。
「なるほど。」
そう言って、長い指を顎に添わせると、うーんと考える仕草をする。
「道理ではあるが、しかし、そう考える者は少ないだろうな。」
「教育のせいですよ。」
「何?」
「女は男に逆らわない。子供を産むモノ。そう、物心ついたころから教え込まれれば、他の事は何も考えなくなります。それは洗脳です。私にとっては、奴隷のように思えます。それを、変えることが、出来ないかって、考えているんです。」
「ふむ。なるほど。」
私の言葉に、否定も肯定も無い。ただ、話を聞いて真剣に考えている。そんな男性に会ったのは、この国では初めてだ。
この人は、どこの誰なんだろう?
と、彼の横顔を眺めていて、ハッと気が付く。窓から差し込む太陽光が、桃色に染まっていた。
「いけない!もうこんな時間だわ。」
立ち上がって、慌てて持っていた本を棚に返却する。そして、振り返ると、その人は言った。
「名は、なんと言う?」
「私は・・・・」
言いかけて、やめる。そして、ふと、思いついたことを提案した。
「お互いに名前は、知らないでおきませんか?」
「何故だ?」
「だって、私、話を聞いてくれて嬉しかったから。だから、どこの誰なのか知らないまま『対等な友人』っていうのが良いなって。」
名乗ってしまえば、宰相の孫だと解ってしまう。きっと、対等には話してくれなくなってしまう。
「また、もし会えたら、私の話を、普通に聞いてもらいたいなって。」
願望を口にして、彼の顔を見上げる。
夕陽に照らされて、頬か桃色に見えた。きっと私も桃色に染まっているのだろう。じっと彼を見つめていると、彼は目を細めて微笑んだ。
「解った。そうしよう。」
それからというもの。
私は王宮図書室へ、毎日行くようになった。彼の計らいで「この子が来たら入れてやれ」と司書さんに顔パスを依頼してくれた。最初は、純粋に本を自由に読めるのが嬉しかった。それが、そのうちに、彼に会うのが楽しみになっていった。
図書室のいつもの場所。窓際のアンティークの長椅子に、2人で座る。
決まった時間の30分~1時間だけだとしても、ありのままの自分で、駆け引きも無く、気負う事も無く、ただの友人として話をする。ソフィアにとっても、ヴィンセントにとっても、それは新鮮で、安らぎをもたらした。
「見て見て!これはね、隣国の本なの。新刊だからこの図書館にだって無いわよ。」
「凄いな、どうやって手に入れたんだ?」
「それは秘密。でね、見て見て!」
「秘密ばかりだな。ん?ちょっと待て。前のページに戻ってくれ。」
2人で1つの本を夢中で見ていて、ふと、私が彼を見上げた時だった。
至近距離に彼の顔があって、ドキンと心臓が鳴る。彼も、本から視線を移して、私を見る。目が合ってしまって、だけど、目を逸らす事も出来なくて・・・。
それは、たぶん、どうすることも出来ない、流れで・・・。
キスをしていた。
彼のキラキラとしたエメラルドの瞳が細められて、見惚れていると、顔が近づいてきて、軽く唇を合わせた。
何とも言えない、フワフワとした気持ちになる。彼の唇はサラっとしていて心地よく、太くてゴツゴツした指が、私の頬を優しく撫でた。
気が付くと、夢中でキスをしていて、抱きしめられる。
次第に、噛みつくような吸い付くようなキスに変わっていて、大きな手が、私の乳房を下から持ち上げるように揉みしだく。そのまま、押し倒されて、首筋を愛撫されていた。
はじめての経験に、ドキドキと胸が高鳴って、どうしたら良いのか分からないのに、ただ触れられると、気持ち良くて、心地いい。何かに飲み込まれていくみたいに、体を許していく。
そのまま、ショーツの中に彼の手が入り込んできて、初めて、そこを人に触られて、驚いて声も出ない。暫くまさぐられてから、彼の手が止まった。少し驚いたように私の目を見て・・・たぶん、処女だと気がついた様子で・・・。私は、視線をそらす。
体を少し離して、そっと耳に唇をつけてから、彼は囁く。
「ベッドに行こう」
そう誘われて、火照った顔を誰にも見られないようにと祈りながら、彼の手に引かれるまま、ついて行った。
「この図書室は、許可されたものしか入れないはずだが?」
「あ、はい。私、王女様の親しい友人でして、本日は許可を頂いて、調べ物をしておりました。」
「メリーアン・・王女の?友人なのか?」
「はい。今日はお茶会に招いて頂いて、そのままこちらに。・・・あなたは?王宮で働いている方ですか?」
ふと思う。この男性は、いったい何者なのだろう?今日の身なりを見ると、文官・・・といった所だろうか?
ゆっくりと、見上げて顔を覗くと、緑色の瞳を大きくして、眉間に少し皺を寄せてボソリと言う。
「おまえ、私が誰か分からないのか・・・」
「え?」
「まぁいい。ところで、何を読んでいたんだ?ここは法律の棚だ。ずいぶん熱心に読んでいたな。」
「え、あぁ・・・はい。200年前の法典ですよ。」
「200年前?何故そんなものを?」
あ~・・・これは、本当の事を言っていいのだろうか?また、女がと言われるのではないか?そう思って、上目遣いで様子を仰ぎ見る。
緑色の目をした男性は、スタスタとやってきて私の隣に座って、本を覗き見る。
「だいぶ古い物だな。古文じゃないか。読めるのか?しかも、これは当時の法律が書かれてあるだけだぞ?」
「はい。この時の、法律がどうだったのか知りたかっただけなので・・・」
意味が解らない、と言う顔をされたので、私は、観念して話すことにした。
「この時代を治めていたのが、我が国で唯一の女王です。今は男社会ですが、200年前は女性が王様だったんです。彼女の治める世の中がどんなだったのか調べようと思いまして。」
緑色の目が、暫く私を見つめた後、本に目を落として、ページをめくる。
「この女王が治めていた時代は、だいぶ長く続いて平和で栄えたという。まぁ、本当かウソか、彼女の強大な魔力で国中を守っていたとか、伝説の様な話まで史実として書かれていたが、彼女の史書は、残念ながら、女帝をよく思わない先の国王が燃やしてしまったのだ。だから、もう残されていない。今では、この法典を見て時代背景を想像する以外に方法が無いだろう。」
「・・・そうなんですね。」
それは、とても残念だと落胆する。
「歴史書を読むのが趣味なのか?」
その質問に、首を振って笑って答える。
「いいえ。女性の生き方とか、社会の在り方について、調べて考えたかったんです。」
「・・・女王にでもなるつもりか?」
「まさか!(笑)我が家は領地内の教会で、男女問わず領地民に読み書きなどを教えているんですよ。それで、女性に勉強なんて必要ないと言われることがあります。でも私は、女性こそ博学であるべきと思います。国民の多くは子供を育てるのが母親だからです。私自身、女性である前に1人の人間だから。そうみんなに教えるにはどうしたら良いのかなって。」
と、持論を展開してしまってから、こんなことを言ってしまって大丈夫だったのか?不安になって、恐る恐る男性を仰ぎ見る。彼は、私を見下ろしたままで、ポカンとした顔をしていた。
「なるほど。」
そう言って、長い指を顎に添わせると、うーんと考える仕草をする。
「道理ではあるが、しかし、そう考える者は少ないだろうな。」
「教育のせいですよ。」
「何?」
「女は男に逆らわない。子供を産むモノ。そう、物心ついたころから教え込まれれば、他の事は何も考えなくなります。それは洗脳です。私にとっては、奴隷のように思えます。それを、変えることが、出来ないかって、考えているんです。」
「ふむ。なるほど。」
私の言葉に、否定も肯定も無い。ただ、話を聞いて真剣に考えている。そんな男性に会ったのは、この国では初めてだ。
この人は、どこの誰なんだろう?
と、彼の横顔を眺めていて、ハッと気が付く。窓から差し込む太陽光が、桃色に染まっていた。
「いけない!もうこんな時間だわ。」
立ち上がって、慌てて持っていた本を棚に返却する。そして、振り返ると、その人は言った。
「名は、なんと言う?」
「私は・・・・」
言いかけて、やめる。そして、ふと、思いついたことを提案した。
「お互いに名前は、知らないでおきませんか?」
「何故だ?」
「だって、私、話を聞いてくれて嬉しかったから。だから、どこの誰なのか知らないまま『対等な友人』っていうのが良いなって。」
名乗ってしまえば、宰相の孫だと解ってしまう。きっと、対等には話してくれなくなってしまう。
「また、もし会えたら、私の話を、普通に聞いてもらいたいなって。」
願望を口にして、彼の顔を見上げる。
夕陽に照らされて、頬か桃色に見えた。きっと私も桃色に染まっているのだろう。じっと彼を見つめていると、彼は目を細めて微笑んだ。
「解った。そうしよう。」
それからというもの。
私は王宮図書室へ、毎日行くようになった。彼の計らいで「この子が来たら入れてやれ」と司書さんに顔パスを依頼してくれた。最初は、純粋に本を自由に読めるのが嬉しかった。それが、そのうちに、彼に会うのが楽しみになっていった。
図書室のいつもの場所。窓際のアンティークの長椅子に、2人で座る。
決まった時間の30分~1時間だけだとしても、ありのままの自分で、駆け引きも無く、気負う事も無く、ただの友人として話をする。ソフィアにとっても、ヴィンセントにとっても、それは新鮮で、安らぎをもたらした。
「見て見て!これはね、隣国の本なの。新刊だからこの図書館にだって無いわよ。」
「凄いな、どうやって手に入れたんだ?」
「それは秘密。でね、見て見て!」
「秘密ばかりだな。ん?ちょっと待て。前のページに戻ってくれ。」
2人で1つの本を夢中で見ていて、ふと、私が彼を見上げた時だった。
至近距離に彼の顔があって、ドキンと心臓が鳴る。彼も、本から視線を移して、私を見る。目が合ってしまって、だけど、目を逸らす事も出来なくて・・・。
それは、たぶん、どうすることも出来ない、流れで・・・。
キスをしていた。
彼のキラキラとしたエメラルドの瞳が細められて、見惚れていると、顔が近づいてきて、軽く唇を合わせた。
何とも言えない、フワフワとした気持ちになる。彼の唇はサラっとしていて心地よく、太くてゴツゴツした指が、私の頬を優しく撫でた。
気が付くと、夢中でキスをしていて、抱きしめられる。
次第に、噛みつくような吸い付くようなキスに変わっていて、大きな手が、私の乳房を下から持ち上げるように揉みしだく。そのまま、押し倒されて、首筋を愛撫されていた。
はじめての経験に、ドキドキと胸が高鳴って、どうしたら良いのか分からないのに、ただ触れられると、気持ち良くて、心地いい。何かに飲み込まれていくみたいに、体を許していく。
そのまま、ショーツの中に彼の手が入り込んできて、初めて、そこを人に触られて、驚いて声も出ない。暫くまさぐられてから、彼の手が止まった。少し驚いたように私の目を見て・・・たぶん、処女だと気がついた様子で・・・。私は、視線をそらす。
体を少し離して、そっと耳に唇をつけてから、彼は囁く。
「ベッドに行こう」
そう誘われて、火照った顔を誰にも見られないようにと祈りながら、彼の手に引かれるまま、ついて行った。
0
お気に入りに追加
93
あなたにおすすめの小説
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
いつか彼女を手に入れる日まで
月山 歩
恋愛
伯爵令嬢の私は、婚約者の邸に馬車で向かっている途中で、馬車が転倒する事故に遭い、治療院に運ばれる。医師に良くなったとしても、足を引きずるようになると言われてしまい、傷物になったからと、格下の私は一方的に婚約破棄される。私はこの先誰かと結婚できるのだろうか?
命を狙われたお飾り妃の最後の願い
幌あきら
恋愛
【異世界恋愛・ざまぁ系・ハピエン】
重要な式典の真っ最中、いきなりシャンデリアが落ちた――。狙われたのは王妃イベリナ。
イベリナ妃の命を狙ったのは、国王の愛人ジャスミンだった。
短め連載・完結まで予約済みです。設定ゆるいです。
『ベビ待ち』の女性の心情がでてきます。『逆マタハラ』などの表現もあります。苦手な方はお控えください、すみません。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。


淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる