30 / 33
Episode 30 旅立ち
しおりを挟む
兵士たちが扉を破って部屋の中に入ってくると、鏡の前で大量の血を流して倒れている竜がいた。
兵士たちが取り囲み、息があるかを確認する。
「どけ!」
後ろからアンドリュー王子が部屋に入って来て、ジャンクロードを見下ろした。そして、部屋の中を見渡す。
「ルナベルはどこだ?」
その時だった。コッコッコッ!っと、ハイヒールの音が鳴り響いて、本物のルナベルが部屋に入って来た。
「アンドリュー様!?」
ルナベルは、嬉しそうに駆け寄って、アンドリュー王子に抱きついた。
「ルナベル・・・?」
「アンドリュー様!!あぁ!あぁ!お会いしたかったです。まさか、この町にいらっしゃるなんて!!先ほど、私兵の方を見かけて、もしかしてと思って私・・?・・!!?」
ルナベルは、床に倒れている、ジャンクロードに気がつく。
「ひぃ!!」
驚き悲鳴を上げて、体を振るわせて、王子にしがみつく。
「こ・・・この人は・・・・竜・・・??」
ルナベルの反応に、アンドリュー王子はさすがに気がついた。つい数分前まで、全く違う服装で、よくよく考えてみれば、話し方すら違った。
「ルナベル?では・・・先ほどのルナベルは・・・?」
アンドリュー王子が戸惑っているのを見て、ルナベルはピンとくる。
「アンドリュー様、ルナにお会いになったのですね?ルナはどこです?」
「ルナ・・・?」
「はい。ルナです!私と同じ顔で、同じ髪色で、同じ髪の長さの、ルナという女性です!竜と一緒にいた、私の代わりになっていてくれた、ルナです!」
王子は、やっと、ルナベルとルナが別人であったことを知った。
ルナベルは、鏡に血がついていて、鏡の前に倒れているジャンクロードを見る。
「・・・・竜も、ルナを愛していたのね。」
そう呟くと、王子の腕にしがみついて顔を背けた。
「私が悪いのです。ルナに身代わりをさせて・・・もっと早くに心を決めて戻って来ていれば!こんな惨いことには・・・」
アンドリュー王子はルナベルを抱きしめて、慰めるように背中をさすった。
「せめて、せめて、ルナの為に、竜の弔いを・・・」
ルナベルは震えながら、動かなくなった竜に触れようとした。その時だった。
「触るな!!」
その声に、その場にいた全員が、振り返る。
部屋の入り口には、ガイアが立っていた。
そして、みるみる黒い影が大きくなっていき、竜の体に変化していく。屋敷を突き破り、大きな手でジャンクロードの体を鷲掴みにすると、空に舞い上がった。
『おのれ、人間どもめ!!許さん!許さんぞ!!』
地響きのように声が響き渡り、黒い雲が漂い始める。町中を黒い雲が覆うと、その黒い雲の中から、次々と竜が姿を現した。
ピカッと稲妻が走り、突風が吹く。
地響きのように雷鳴が響く。
何十頭という竜の群れが現れると、アンドリュー王子の居た建物を全て破壊して焼き払った。
命からがら、焼け落ちた屋敷から、ルナベルとアンドリューが出て来ると、竜達は次々とエルバーン国に向かって飛んで行く。
竜の群れはあっという間に、エルバーン国の上空に辿り着くと、お城を焼き砕き破壊した。
それは、全て、ジャンクロードを殺された、竜達の復讐だった。
竜の群れが、国王やお城を攻撃しているのを見て、国民は震え上がった。
竜の復讐は、一晩中、続いた。とうとう、エルバーン国の王城と城下町、全てを焼け野原にしてしまった。
その後、何十年と人々の間では“竜伝説”が語り継がれることとなった。
『恐ろしい竜』とか、『泣いた竜』とか、様々な形で物語が作られることとなった。
◇◇◇◇◇
竜達は、天上界に帰って行くと、再び、個々の生活へと戻って行った。
ガイアはジャンクロードを天上界にある、川の中に沈めた。
その川の名前は“黄泉川”と言って、体を修復して治してくれる力があった。死んだ者を入れると、冥界へと誘ってくれるとされていた。
川に入れて2日経つと、ジャンクロードの体は青い竜へと変化して、傷も全て治癒した。ガイアはその間、ずっとジャンクロードから離れることなく、見守り続けていた。
青い竜は目を開けて、川の底から顔を出す。
「ガイア・・・ありがとう。」
ジャンクロードが、川辺にいるガイアに声をかけると、ガイアは呆れたように溜息をつく。
「死んだと思ったぞ。かろうじて生きてたんだな。まぁ、命拾いしたな。」
ジャンクロードは、満面の笑みを見せてから、川から這い出る。その姿を黙って観察していたガイアは、変な顔をして、確かめるように言った。
「・・・まさか、お前、俺が助けに来ることを期待してたな?」
ジャンクロードは口角をグッと上げて笑う。
「期待していたというか、信じていた。間に合わなければ、きっと時を駆けて助けに来てくれるかもしれないとは思っていた。」
「おまえなぁっ~~!!こっちは、本当に!どんな気持ちだったと思っているんだ!!」
ガイアは尻尾で、ジャンクロードの尻尾をベシベシ!と軽く叩く。
あははっと、ジャンクロードは声を上げて笑った。その姿を見て、ガイアは本当にホッとする。
「おまえ、少し変わったな。地上に降りて色々あったからか、一回り大きくなったんじゃないか?」
そんなガイアの言葉に、ジャンクロードは、遥か遠くを眺めてから言った。
「Everything is going to be OK」
「?なんだそれ?どこの言葉だ?呪文か?」
ははは、と笑って首を振る。
「ルナが言ったんだ。どんな時でも、どんな状況でも、成功する方法を模索して信じるんだそうだ。」
あのままでは、自分は息絶えて、ルナとは死に別れてしまっていた。ガイアを信じて待つより他は無かった。
「ったく。間に合ったから良かったものの、俺の気も知らないで!」
ガイアはプンプン拗ねてしまった。
そこへ、銀色の竜が姿を現した。
「ジャンクロードよ。どうやら死んではいなかったようだな?」
この銀の竜は、齢900年で、今いる竜の中で1番の年長者だった。みんな、長老と呼んでいた。
「はい。長老。ガイアや、みんなのおかげで何とか生きています。ありがたく、感謝しきれません。」
ジャンクロードの言葉に、長老はウンウンと頷く。
「してな、ここ数百年と現れなかった、異世界を旅する竜が、おまえだと噂を聞いてな。」
ジャンクロードとガイアは顔を見合わせる。そして、ジャンクロードは長老に言った。
「私は、雲を操る竜だと産まれた時に聞きました。しかし、違ったということでしょうか?」
銀色の竜は、髭をくねらせてから、うーん、と言って暫く考えてから言った。
「ガイアもそうだったと思うが、時や次元なんかを超えるという能力は、成人してから発揮する能力だ。時空や異世界を超えるというのは、ちと難しい問題がからむからと言われておる。若い竜には扱いきれん能力だ。おそらく、おまえは発現するのが遅かったか、成人する前に地上に囚われて居たせいで、気がつかんかったのだろう。」
なるほど。14歳で飛べなくなっていたのだ。未熟だった。まさか、自分ではなく人間に、その能力を先に使われることになるとは、前代未聞だと苦笑する。
なんだか、全てスッキリして、ガイアと長老を真っすぐに見て、決意を言葉にした。
「私は、みんなに助けられて、こうして生きている。しかしながら、この異世界へ旅する力を1度だけ使い、そして、たった一人の番いの為に、この生を全うしようと思う。」
ガイアは、その宣言を聞いて、眉をひそめた。しかし、何も言う事が出来なかった。可愛い弟分が、決めたことだ。遠くに行ってしまうのは、悲しいけれど・・・。
長老は、頷いて言った。
「竜は自由だ。時を駆けるも、異世界へ行くも、生きるも死ぬも、自分で決めればよい。だがな・・・」
勢いよく、全て良い良いと言っていたのに、急に長老は覆す様に言った。
「だが、自死するのは、もう時代遅れ。生を全うしろ。何度でも人は生まれ変わる。輪廻に乗り、探し出せ。竜ならば、それが可能だ。そして、おまえには、もう友が居る。1人ではないのだ。」
照れたような顔で頷くガイアを見て、ジャンクロードは笑った。
そして、ガイアとジャンクロードは、おでことおでこをくっつけた。
先にガイアが言った。
「おまえは頭が岩で出来てんだよ。少しは柔らかく考えて、たまには俺に会いに来い。」
笑いながらジャンクロードが答える。
「そうする。誓って、この一生を愛する女と、友の為に使う。」
「よし!その約束、忘れるなよ?」
「頭固いから、約束は守る。」
「ふっ。違いない!」
そうして、ジャンは異世界へと旅立った。
兵士たちが取り囲み、息があるかを確認する。
「どけ!」
後ろからアンドリュー王子が部屋に入って来て、ジャンクロードを見下ろした。そして、部屋の中を見渡す。
「ルナベルはどこだ?」
その時だった。コッコッコッ!っと、ハイヒールの音が鳴り響いて、本物のルナベルが部屋に入って来た。
「アンドリュー様!?」
ルナベルは、嬉しそうに駆け寄って、アンドリュー王子に抱きついた。
「ルナベル・・・?」
「アンドリュー様!!あぁ!あぁ!お会いしたかったです。まさか、この町にいらっしゃるなんて!!先ほど、私兵の方を見かけて、もしかしてと思って私・・?・・!!?」
ルナベルは、床に倒れている、ジャンクロードに気がつく。
「ひぃ!!」
驚き悲鳴を上げて、体を振るわせて、王子にしがみつく。
「こ・・・この人は・・・・竜・・・??」
ルナベルの反応に、アンドリュー王子はさすがに気がついた。つい数分前まで、全く違う服装で、よくよく考えてみれば、話し方すら違った。
「ルナベル?では・・・先ほどのルナベルは・・・?」
アンドリュー王子が戸惑っているのを見て、ルナベルはピンとくる。
「アンドリュー様、ルナにお会いになったのですね?ルナはどこです?」
「ルナ・・・?」
「はい。ルナです!私と同じ顔で、同じ髪色で、同じ髪の長さの、ルナという女性です!竜と一緒にいた、私の代わりになっていてくれた、ルナです!」
王子は、やっと、ルナベルとルナが別人であったことを知った。
ルナベルは、鏡に血がついていて、鏡の前に倒れているジャンクロードを見る。
「・・・・竜も、ルナを愛していたのね。」
そう呟くと、王子の腕にしがみついて顔を背けた。
「私が悪いのです。ルナに身代わりをさせて・・・もっと早くに心を決めて戻って来ていれば!こんな惨いことには・・・」
アンドリュー王子はルナベルを抱きしめて、慰めるように背中をさすった。
「せめて、せめて、ルナの為に、竜の弔いを・・・」
ルナベルは震えながら、動かなくなった竜に触れようとした。その時だった。
「触るな!!」
その声に、その場にいた全員が、振り返る。
部屋の入り口には、ガイアが立っていた。
そして、みるみる黒い影が大きくなっていき、竜の体に変化していく。屋敷を突き破り、大きな手でジャンクロードの体を鷲掴みにすると、空に舞い上がった。
『おのれ、人間どもめ!!許さん!許さんぞ!!』
地響きのように声が響き渡り、黒い雲が漂い始める。町中を黒い雲が覆うと、その黒い雲の中から、次々と竜が姿を現した。
ピカッと稲妻が走り、突風が吹く。
地響きのように雷鳴が響く。
何十頭という竜の群れが現れると、アンドリュー王子の居た建物を全て破壊して焼き払った。
命からがら、焼け落ちた屋敷から、ルナベルとアンドリューが出て来ると、竜達は次々とエルバーン国に向かって飛んで行く。
竜の群れはあっという間に、エルバーン国の上空に辿り着くと、お城を焼き砕き破壊した。
それは、全て、ジャンクロードを殺された、竜達の復讐だった。
竜の群れが、国王やお城を攻撃しているのを見て、国民は震え上がった。
竜の復讐は、一晩中、続いた。とうとう、エルバーン国の王城と城下町、全てを焼け野原にしてしまった。
その後、何十年と人々の間では“竜伝説”が語り継がれることとなった。
『恐ろしい竜』とか、『泣いた竜』とか、様々な形で物語が作られることとなった。
◇◇◇◇◇
竜達は、天上界に帰って行くと、再び、個々の生活へと戻って行った。
ガイアはジャンクロードを天上界にある、川の中に沈めた。
その川の名前は“黄泉川”と言って、体を修復して治してくれる力があった。死んだ者を入れると、冥界へと誘ってくれるとされていた。
川に入れて2日経つと、ジャンクロードの体は青い竜へと変化して、傷も全て治癒した。ガイアはその間、ずっとジャンクロードから離れることなく、見守り続けていた。
青い竜は目を開けて、川の底から顔を出す。
「ガイア・・・ありがとう。」
ジャンクロードが、川辺にいるガイアに声をかけると、ガイアは呆れたように溜息をつく。
「死んだと思ったぞ。かろうじて生きてたんだな。まぁ、命拾いしたな。」
ジャンクロードは、満面の笑みを見せてから、川から這い出る。その姿を黙って観察していたガイアは、変な顔をして、確かめるように言った。
「・・・まさか、お前、俺が助けに来ることを期待してたな?」
ジャンクロードは口角をグッと上げて笑う。
「期待していたというか、信じていた。間に合わなければ、きっと時を駆けて助けに来てくれるかもしれないとは思っていた。」
「おまえなぁっ~~!!こっちは、本当に!どんな気持ちだったと思っているんだ!!」
ガイアは尻尾で、ジャンクロードの尻尾をベシベシ!と軽く叩く。
あははっと、ジャンクロードは声を上げて笑った。その姿を見て、ガイアは本当にホッとする。
「おまえ、少し変わったな。地上に降りて色々あったからか、一回り大きくなったんじゃないか?」
そんなガイアの言葉に、ジャンクロードは、遥か遠くを眺めてから言った。
「Everything is going to be OK」
「?なんだそれ?どこの言葉だ?呪文か?」
ははは、と笑って首を振る。
「ルナが言ったんだ。どんな時でも、どんな状況でも、成功する方法を模索して信じるんだそうだ。」
あのままでは、自分は息絶えて、ルナとは死に別れてしまっていた。ガイアを信じて待つより他は無かった。
「ったく。間に合ったから良かったものの、俺の気も知らないで!」
ガイアはプンプン拗ねてしまった。
そこへ、銀色の竜が姿を現した。
「ジャンクロードよ。どうやら死んではいなかったようだな?」
この銀の竜は、齢900年で、今いる竜の中で1番の年長者だった。みんな、長老と呼んでいた。
「はい。長老。ガイアや、みんなのおかげで何とか生きています。ありがたく、感謝しきれません。」
ジャンクロードの言葉に、長老はウンウンと頷く。
「してな、ここ数百年と現れなかった、異世界を旅する竜が、おまえだと噂を聞いてな。」
ジャンクロードとガイアは顔を見合わせる。そして、ジャンクロードは長老に言った。
「私は、雲を操る竜だと産まれた時に聞きました。しかし、違ったということでしょうか?」
銀色の竜は、髭をくねらせてから、うーん、と言って暫く考えてから言った。
「ガイアもそうだったと思うが、時や次元なんかを超えるという能力は、成人してから発揮する能力だ。時空や異世界を超えるというのは、ちと難しい問題がからむからと言われておる。若い竜には扱いきれん能力だ。おそらく、おまえは発現するのが遅かったか、成人する前に地上に囚われて居たせいで、気がつかんかったのだろう。」
なるほど。14歳で飛べなくなっていたのだ。未熟だった。まさか、自分ではなく人間に、その能力を先に使われることになるとは、前代未聞だと苦笑する。
なんだか、全てスッキリして、ガイアと長老を真っすぐに見て、決意を言葉にした。
「私は、みんなに助けられて、こうして生きている。しかしながら、この異世界へ旅する力を1度だけ使い、そして、たった一人の番いの為に、この生を全うしようと思う。」
ガイアは、その宣言を聞いて、眉をひそめた。しかし、何も言う事が出来なかった。可愛い弟分が、決めたことだ。遠くに行ってしまうのは、悲しいけれど・・・。
長老は、頷いて言った。
「竜は自由だ。時を駆けるも、異世界へ行くも、生きるも死ぬも、自分で決めればよい。だがな・・・」
勢いよく、全て良い良いと言っていたのに、急に長老は覆す様に言った。
「だが、自死するのは、もう時代遅れ。生を全うしろ。何度でも人は生まれ変わる。輪廻に乗り、探し出せ。竜ならば、それが可能だ。そして、おまえには、もう友が居る。1人ではないのだ。」
照れたような顔で頷くガイアを見て、ジャンクロードは笑った。
そして、ガイアとジャンクロードは、おでことおでこをくっつけた。
先にガイアが言った。
「おまえは頭が岩で出来てんだよ。少しは柔らかく考えて、たまには俺に会いに来い。」
笑いながらジャンクロードが答える。
「そうする。誓って、この一生を愛する女と、友の為に使う。」
「よし!その約束、忘れるなよ?」
「頭固いから、約束は守る。」
「ふっ。違いない!」
そうして、ジャンは異世界へと旅立った。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
なし崩しの夜
春密まつり
恋愛
朝起きると栞は見知らぬベッドの上にいた。
さらに、隣には嫌いな男、悠介が眠っていた。
彼は昨晩、栞と抱き合ったと告げる。
信じられない、嘘だと責める栞に彼は不敵に微笑み、オフィスにも関わらず身体を求めてくる。
つい流されそうになるが、栞は覚悟を決めて彼を試すことにした。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる