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76.寝室に行きたいなんてつまりそういうことだ②
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「もう……おれ、後回しに、したくないから」
「いまさら、それを言うの?」
テオドールは愉しそうに笑う。
「だって、これまで……僕の気持ちをわかっていて、わからないようにしていたでしょう?」
図星、だった。
おれだって、都合のいいことを言っている自覚はある。
おれは、テオドールから注がれる、並々ならぬ愛情の真の意味を、理解するのが怖くて、ずっと逃げてきたのだ。
向き合うことも、失うこともできなくて。
膝の上で両手をぐっと握りしめる。その手にテオドールの一回り大きな手が重なった。
はっと顔を上げ、テオドールと目が合う。テオドールは穏やかにおれの方を見ていた。
「そんな、シリル兄さんもとっても愛らしかったから。別に、変な罪悪感を抱かなくても、大丈夫だよ」
「いや、でも」
テオドールは、おれの心中とは裏腹に、とてもリラックスした様子でくすくすと笑う。
「僕は、どんなシリル兄さんも大好きだから」
甘い。甘すぎる。べっこう飴にする前の溶かした砂糖を口いっぱいに頬張ったみたいだ。
めちゃくちゃに甘い、どろどろの、熱くて、火傷しちゃう、あれ。
蜂蜜みたいだな、と思っても、本気で口の中を火傷するから、よい子は絶対真似しないように!
「もう少し……その、小出しにしてもらえると……」
一気に糖分を過剰摂取して、浸透圧で死んでしまいそうだ。
「僕の言動は、そう変わらないと思うけど」
「いや、そんなことは、絶対に無い」
と、思う。
言葉だけではなく、甘美な声も、うっとりするような表情も、柔らかな仕草も、そして放たれている精霊力も、全てが甘すぎる。
全身で、おれのことが好きなのだと、愛しているのだと、伝えてくる。
「そうかな……ああ、逃げないで、受け止めてもらえるから、かな」
「え?」
「こうしてシリル兄さんへの愛を言葉にして、それを受け止めてもらえることが、今、すごく嬉しいんだ」
テオドールの言葉が意味することに、おれは身に覚えがありすぎた。
「あの時……僕が当主になったときだって、僕は真剣にシリル兄さんに想いを伝えたつもりだったんだよ」
「うっ……あれは……」
あの時。
テオドールは、ただ直向におれへと熱気を向けて、「シリル兄さんを愛してる。僕は、ずっと一緒にいたい」と言ったのだ。
一言一句、間違いない。何度も、思い出したから。
「おれもだよ、とか言って、やっぱりテオは可愛いなぁ、癒される、とか言って、誤魔化して。シリル兄さんは僕を避けたから。
さらには、意味を理解するのを拒否して、完全除痛の精霊薬の開発を始めちゃうし。
最終的には、あなたは僕に大量の縁談をもってきたよね」
あの時のおれ、ヒドイな。
テオドールが告白してきたときの様子は、今でもよく覚えている。
だって、いつもは淡々としているテオドールが、いつになく意気込んだ表情をしていたから。ちょっと赤く染まった頬と、潤んだ瞳の意味を無視できないくらいに。
おれは、あの時。テオドールの一世一代の告白を、踏みにじったんだ。
じくじくと、罪悪感が沁みてくる。
「僕はね……二度とあんな思いを、させたくなかったんだよ」
させたくなかった?
「……したくなかった、じゃなくて?」
テオドールは、ふるふると首を横にふる。
「僕は、なんだっていいんだよ。僕のことを好きなシリル兄さんが、僕の傍で楽しくしてくれていれば。
あとは、どうでもいいんだ」
「僕に好きだと告げられて、喜ぶ心を圧し殺して。僕に愛されたい願いを、僕のことを好きな気持ちごと否定して。僕を遠ざけるようなこと、シリル兄さんにしてほしくなかった」
「……テオ」
あの時の、おれの心の状態をテオドールはしっかりと把握していた。
「自惚れでもなく、シリル兄さんは僕を日々の生きる理由にしていたでしょう」
その通りだ。
「だから、もう一度同じことをすれば……あなたはどうなるのか。
今度こそ、僕の目の前からいなくなってしまうんじゃないかと思った」
あの時は……結局どうなったんだっけ。
テオドールが、「ごめんね、困らせて。シリル兄さんは、僕の唯一の家族だから。好きなのは、当然でしょう」と言ってくれて。
ああ、そういう意味だったのか、勘違いして恥ずかしいな、なんて。
おれが、おかしくなる前に、テオが逃げ道をくれたんだ。
おれがおれを否定しなくていいように、自分の気持ちを抱えたままで、この世界で生きていけるように。
今回の、秘薬『女神の願い』の試験だって、結局は同じことだ。
テオドールに決定的な何かを……おれを好きだということでも、拒絶であったとしても、突きつけられれば、おれは耐えられなかっただろう。
だから、テオドールは、何も言わなかった。
そして、おれからも、決してテオドールを求めなかった。
テオドールがいつも、おれの寝室に来てくれて、触れるのもテオドールから。
テオドールが来なければ、おれからは絶対に行かなかったし、テオドールの意志と都合を尊重するという言い訳を盾に、ひたすら受け身に、同じところを回り続けたのだ。
「でも、おれもう……『女神の願い』の効果が切れてる」
おれが、逃げたから。
もう、テオドールがいくらおれを気持ち良くしてくれても、おれにはテオドールに返せるものが何もない。
「この状況で、まだ、そんなことを言っているの」
「だって……」
この状況だからこそ、だ。
「テオは、一体どんなつもりで……おれと子作りしようなんて、言ったんだよ」
「つもりも何もないよ。
シリル兄さんを繋ぎ止めるものになるのなら、別に何だって良かったんだ。
僕はシリル兄さん以外、他には何もいらないから」
さらりとそんなことを言う。
「身体を堕としてしまえば、心も全部さらけ出してくれるかな、ていう思惑もあったけど……僕が思っていた以上に、シリル兄さんは頑固だったね」
身体を堕とす……なんてこと言ってるんだ、テオ。まあ、まんまと堕とされかけてたけど……。
テオドールは、「そんなシリル兄さんも、愛おしけれど」と綺麗に笑った。
そして、おれにゆっくりと手を伸ばして、優しく頬に触れる。温かな手に顔を包み込まれて、ぽわぽわと心まで温まってくる。
「僕が欲しいのは、ずっとシリル兄さんだけだよ。
シリル兄さんに触れたいし、気持ち良くしてあげたい。僕の手で乱れる姿をいくらでも見たいし、いつまでも触れていたいよ」
するり、と繊細な指先が官能的におれの顔を擽って、そこに込められた意図が、おれの心拍数を一気に増やす。
「僕は、シリル兄さんに触れられたいし、求められたい。いくらでも、僕を欲しがってほしい」
銀色の瞳が、甘く蕩けて、そして熱っぽくゆらゆらと揺れた。
「シリル兄さんは、違うの?」
「ちがわ……ない、けど」
でも。
「なんか……、おれ、恥ずかしくて……」
あんなことや、こんなこともしたのに。いまさらだってわかってる!
でも、めちゃくちゃ恥ずかしい!!
「いまさら、それを言うの?」
テオドールは愉しそうに笑う。
「だって、これまで……僕の気持ちをわかっていて、わからないようにしていたでしょう?」
図星、だった。
おれだって、都合のいいことを言っている自覚はある。
おれは、テオドールから注がれる、並々ならぬ愛情の真の意味を、理解するのが怖くて、ずっと逃げてきたのだ。
向き合うことも、失うこともできなくて。
膝の上で両手をぐっと握りしめる。その手にテオドールの一回り大きな手が重なった。
はっと顔を上げ、テオドールと目が合う。テオドールは穏やかにおれの方を見ていた。
「そんな、シリル兄さんもとっても愛らしかったから。別に、変な罪悪感を抱かなくても、大丈夫だよ」
「いや、でも」
テオドールは、おれの心中とは裏腹に、とてもリラックスした様子でくすくすと笑う。
「僕は、どんなシリル兄さんも大好きだから」
甘い。甘すぎる。べっこう飴にする前の溶かした砂糖を口いっぱいに頬張ったみたいだ。
めちゃくちゃに甘い、どろどろの、熱くて、火傷しちゃう、あれ。
蜂蜜みたいだな、と思っても、本気で口の中を火傷するから、よい子は絶対真似しないように!
「もう少し……その、小出しにしてもらえると……」
一気に糖分を過剰摂取して、浸透圧で死んでしまいそうだ。
「僕の言動は、そう変わらないと思うけど」
「いや、そんなことは、絶対に無い」
と、思う。
言葉だけではなく、甘美な声も、うっとりするような表情も、柔らかな仕草も、そして放たれている精霊力も、全てが甘すぎる。
全身で、おれのことが好きなのだと、愛しているのだと、伝えてくる。
「そうかな……ああ、逃げないで、受け止めてもらえるから、かな」
「え?」
「こうしてシリル兄さんへの愛を言葉にして、それを受け止めてもらえることが、今、すごく嬉しいんだ」
テオドールの言葉が意味することに、おれは身に覚えがありすぎた。
「あの時……僕が当主になったときだって、僕は真剣にシリル兄さんに想いを伝えたつもりだったんだよ」
「うっ……あれは……」
あの時。
テオドールは、ただ直向におれへと熱気を向けて、「シリル兄さんを愛してる。僕は、ずっと一緒にいたい」と言ったのだ。
一言一句、間違いない。何度も、思い出したから。
「おれもだよ、とか言って、やっぱりテオは可愛いなぁ、癒される、とか言って、誤魔化して。シリル兄さんは僕を避けたから。
さらには、意味を理解するのを拒否して、完全除痛の精霊薬の開発を始めちゃうし。
最終的には、あなたは僕に大量の縁談をもってきたよね」
あの時のおれ、ヒドイな。
テオドールが告白してきたときの様子は、今でもよく覚えている。
だって、いつもは淡々としているテオドールが、いつになく意気込んだ表情をしていたから。ちょっと赤く染まった頬と、潤んだ瞳の意味を無視できないくらいに。
おれは、あの時。テオドールの一世一代の告白を、踏みにじったんだ。
じくじくと、罪悪感が沁みてくる。
「僕はね……二度とあんな思いを、させたくなかったんだよ」
させたくなかった?
「……したくなかった、じゃなくて?」
テオドールは、ふるふると首を横にふる。
「僕は、なんだっていいんだよ。僕のことを好きなシリル兄さんが、僕の傍で楽しくしてくれていれば。
あとは、どうでもいいんだ」
「僕に好きだと告げられて、喜ぶ心を圧し殺して。僕に愛されたい願いを、僕のことを好きな気持ちごと否定して。僕を遠ざけるようなこと、シリル兄さんにしてほしくなかった」
「……テオ」
あの時の、おれの心の状態をテオドールはしっかりと把握していた。
「自惚れでもなく、シリル兄さんは僕を日々の生きる理由にしていたでしょう」
その通りだ。
「だから、もう一度同じことをすれば……あなたはどうなるのか。
今度こそ、僕の目の前からいなくなってしまうんじゃないかと思った」
あの時は……結局どうなったんだっけ。
テオドールが、「ごめんね、困らせて。シリル兄さんは、僕の唯一の家族だから。好きなのは、当然でしょう」と言ってくれて。
ああ、そういう意味だったのか、勘違いして恥ずかしいな、なんて。
おれが、おかしくなる前に、テオが逃げ道をくれたんだ。
おれがおれを否定しなくていいように、自分の気持ちを抱えたままで、この世界で生きていけるように。
今回の、秘薬『女神の願い』の試験だって、結局は同じことだ。
テオドールに決定的な何かを……おれを好きだということでも、拒絶であったとしても、突きつけられれば、おれは耐えられなかっただろう。
だから、テオドールは、何も言わなかった。
そして、おれからも、決してテオドールを求めなかった。
テオドールがいつも、おれの寝室に来てくれて、触れるのもテオドールから。
テオドールが来なければ、おれからは絶対に行かなかったし、テオドールの意志と都合を尊重するという言い訳を盾に、ひたすら受け身に、同じところを回り続けたのだ。
「でも、おれもう……『女神の願い』の効果が切れてる」
おれが、逃げたから。
もう、テオドールがいくらおれを気持ち良くしてくれても、おれにはテオドールに返せるものが何もない。
「この状況で、まだ、そんなことを言っているの」
「だって……」
この状況だからこそ、だ。
「テオは、一体どんなつもりで……おれと子作りしようなんて、言ったんだよ」
「つもりも何もないよ。
シリル兄さんを繋ぎ止めるものになるのなら、別に何だって良かったんだ。
僕はシリル兄さん以外、他には何もいらないから」
さらりとそんなことを言う。
「身体を堕としてしまえば、心も全部さらけ出してくれるかな、ていう思惑もあったけど……僕が思っていた以上に、シリル兄さんは頑固だったね」
身体を堕とす……なんてこと言ってるんだ、テオ。まあ、まんまと堕とされかけてたけど……。
テオドールは、「そんなシリル兄さんも、愛おしけれど」と綺麗に笑った。
そして、おれにゆっくりと手を伸ばして、優しく頬に触れる。温かな手に顔を包み込まれて、ぽわぽわと心まで温まってくる。
「僕が欲しいのは、ずっとシリル兄さんだけだよ。
シリル兄さんに触れたいし、気持ち良くしてあげたい。僕の手で乱れる姿をいくらでも見たいし、いつまでも触れていたいよ」
するり、と繊細な指先が官能的におれの顔を擽って、そこに込められた意図が、おれの心拍数を一気に増やす。
「僕は、シリル兄さんに触れられたいし、求められたい。いくらでも、僕を欲しがってほしい」
銀色の瞳が、甘く蕩けて、そして熱っぽくゆらゆらと揺れた。
「シリル兄さんは、違うの?」
「ちがわ……ない、けど」
でも。
「なんか……、おれ、恥ずかしくて……」
あんなことや、こんなこともしたのに。いまさらだってわかってる!
でも、めちゃくちゃ恥ずかしい!!
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