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44.表にある気持ち①
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テオドールはおれの可愛い弟で、いまや唯一の家族だ。血の繋がりは無いけれど、とても大切な存在だ。
テオドールのことを考えるときは自分でも驚くほどに集中力が高まるのだけど、最近のおれは思考が散漫で、お世辞にも考えがまとまっているとは言い難い。
陰鬱な思いに、勝手に溜息が出る。思いとは裏腹に、じんわり熱くなる身体が恨めしくて仕方ない。
ああ、もう。おれ全然分かってなかった。
「これ見よがしに溜息つくのやめてくれない。せっかくの食事がマズくなるじゃない」
表情も変えずにミアから放たれた一言は、まるでいつもの挨拶のように二人の間に馴染む。
「相変わらず、ミアのおれに対する言動がヒドイ」
今日は久しぶりの休日だ。
早朝に研究室で栽培している薬草たちの様子を見に行ったおれは、たまには美味しいものが食べたいというミアに無理矢理に引きずられ、人気のレストランに二人で早めのランチにやってきた。
数ヶ月予約待ちのレストランの個室を予約するなんて、“恵みの乙女”はやっぱりすごい。
それに引き換えおれは……。
再度、深い溜息をついたおれに、「ほらまた」とミアがすかさず突っ込んだ。
「溜息くらい、つかせてよ」
「なによ。心配してるのに」
「いやいや、今の心配してる言動じゃないよね」
「『女神の願い』の試験が大変なんでしょう」
「………………へ?」
なんて?
「まあ、『女神の願い』の薬効を不安になるのは……当然だと思うわよ」
どうやらミアはおれが『女神の願い』を内服していることを知っているようだ。
なぜ、どうしてわかったんだろう、というおれの疑問が顔に出ていたらしい。ミアは当然のように、
「マヒや毒と同じように、“恵の乙女”には異常として精霊力で感知できるから」
といいながら、メインの肉を頬張った。
なんと、『女神の願い』の効果は、所謂ステータス異常と同等のものらしい。ミアには精霊力を感知することで、相手の状態を把握する能力がある。これも“恵みの乙女”の能力の一つだ。
精霊医薬師としては羨まし過ぎる能力だ。おれも精霊力が多い少ない、流れが異常、くらいはわかるのだけど、細かい状態を精霊力だけで把握することは不可能だ。知識と経験でもって総合的に判断する。
「女性でも妊娠で身体が変化するのに戸惑うから……男性であるシリルが、自分の体の変化に不安を感じるの普通のことだと…思うわよ」
いつものハキハキとした物言いとは違い、もごもごと歯切れ悪く小声でそう言う。
お肉でも歯につまっているのかな?
「そんなことには、不安は無いよ」
「は?」
「いや、だから。別に『女神の願い』に関しては特に心配してない。
だって、自分の作った薬だよ?自分が飲めないような薬は作らないって」
おれは自分の生成した精霊薬に関しては自信を持っている。そりゃあ、まさか自分が飲むことになるなんて思ってなかったけど。おれ、薬きらいだし。
「むしろ、薬効を自分の身体で体感できていい経験してる、て感じだから」
細かい精霊力の変動や、作用、特に客観的には分かりづらい、精神的な作用に関しては、自身が被検者となったことで詳細に把握できている。
「はぁ……やっぱり、あんた頭おかしいわ」
「だから、ミアはおれに対する言動が——」
「私の心配を返しなさいよ。現金で」
「現金かよ。まあ、いいけど」
ミアは救済院でも、常々お金の大切さを説いている。こんなに現実的な人物に“恵みの乙女”として真実の愛を説かせるなんて、一体女神さまは何を考えているんだろう。
「じゃあ、何をそんなに辛気臭く悩んでるのよ」
「やっぱり、ヒドイね」
ミアが畳みかけるように尋ねてくるから、思わず苦笑してしまう。
これがミアの優しさなのだと分かっている。
普通に優しく尋ねられても、おれが「何でもない」というのが分かっていて、いつも敢えて突っかかるような言い方をするのだ。たぶん。
「おれさ……」
「ええ」
「その………超恋愛初心者なんだよね……」
実際に、誰かとお付き合いするとか、恋愛関係になるだとか、そんなことは経験は皆無だ。
「はぁ、そんなことは知ってるけど。今さら何よ」
当然のように答えられて複雑だけど、今はどうでもいい。だって、俺は見栄を張った。本当は恋愛未経験者だ。ため息をついて言い淀むおれにミアは、
「ああ……つまり。
いきなり義弟と肉体関係をもつことになって、今になって戸惑ってるってこと?」
変わらぬ口調で続けた。
「ん゛ん゛っっ!!…げほっ…ごほ…っ」
おれは食べていたサラダを気管に吸い込んで、おもいっきりむせる。酸味の効いたドレッシングはなかなか刺激的だ。
ああっもう!
『女神の願い』を飲んだことはともかくとして、何でミアがおれたちのあれやこれを知っているのかな?!
いやいや、うん。“恵みの乙女”としての神秘の力ということにしてしまおう。もう、深く考えない!!
それに、さ。
に、肉体関係って……どこからが肉体関係に入るの?………っじゃなくて!
いいたいことが言葉にならずに口を開閉するおれに、ミアはふっと不敵な笑みを浮かべて、
「ふぅ……確かに、前世から通して初めての生身の恋を拗らせちゃってるシリルには色々ハードル高いでしょうね」
と宣う。
うんうん。その通りだよ。その通りです。
けど!
「ミアだって19歳でしょ?!?」
「私には前世の経験の記憶があるし、精神年齢的にはそんなお子様じゃないわ」
「ううっ……おれだって、22歳だし。お子様じゃないし」
「はいはい、そうですね」
おれだって、前世と足したら40歳だし。まあ、前世も18歳で死んだから、現在精神年齢更新中だけどね!
そんなことよりも!
「そもそも、前世から通して初恋だなんて、なんでミアが知ってるの!?」
事実だけどっ!
だって、常に死が隣り合わせでベッドの住人になりがちな『おれ』には、恋愛というのは夢や空想の中の話であって、二次元でキャラクターに対して憧れや尊さを感じることはあっても、あまりに現実味の無い話だったから。
日常生活も学校生活もままならず、さらに同性が好きだなんて、色々とハードルが高い。
まあ、担当の若いドクターや画面の向こうの人に淡い何かを抱くことはあっても、それは恋心とも呼べない拙いもので、誰にも打ち明けたことはない。
「なによ、違うの?テオドール以外に好きになった人がこれまでいるの?」
「……………………違わない、けど」
そうですよ。そうですとも。現実の人を好きになるのはテオドールが初めてだよ。そして、それ以来ずっとテオドールが好きなんだから、間違いなく初恋だし、何も経験ないし、恋愛偏差値底辺だよ。
でも、なんでミアがそんなこと知ってるのか。
「シリルはいつだってテオドール第一だものね?」
そう。おれの頭の中は、いつだってテオドールでいっぱいだ。
今回の秘薬『女神の願い』による一連の出来事よりも、ずっと以前からそれは普通のことだった。
それくらい、テオドールのことが好きなは事実なのだけど……。
「“恵みの乙女”には、人の恋愛感情でも見えるの?」
「そんな能力ないわよ。ゲームみたいに好感度が見えたら面白いのにね~」
「全然面白くない」
現実で、他人の好感度が見えるなんて苦行だよ。知らなくてもいいことが世の中にはあるとおれは思う。
「あんたはわかりやすいもの」
「そうかな」
「そうよ。テオドールといるときは、全然違う」
自分では意識してなくて良く分からない。
心がけていることと言えば、テオドールに対しての言動や、テオドールに関することについては、特に後悔無いように選択しているつもりだ。
「これまで……いい兄さんでいようと思って、色々頑張ってたんだけどな」
前世でだって家族行事を中止にさせて、何度妹をがっかりさせたことか。
両親の意識おれに向きがちで、妹には我慢ばっかりさせて、きっと寂しかったに違いない。決していい兄では無かった。
今世では弟を好きになるなんて、どうしておれはこうも兄としてままならないんだろう。
テオドールのことを考えるときは自分でも驚くほどに集中力が高まるのだけど、最近のおれは思考が散漫で、お世辞にも考えがまとまっているとは言い難い。
陰鬱な思いに、勝手に溜息が出る。思いとは裏腹に、じんわり熱くなる身体が恨めしくて仕方ない。
ああ、もう。おれ全然分かってなかった。
「これ見よがしに溜息つくのやめてくれない。せっかくの食事がマズくなるじゃない」
表情も変えずにミアから放たれた一言は、まるでいつもの挨拶のように二人の間に馴染む。
「相変わらず、ミアのおれに対する言動がヒドイ」
今日は久しぶりの休日だ。
早朝に研究室で栽培している薬草たちの様子を見に行ったおれは、たまには美味しいものが食べたいというミアに無理矢理に引きずられ、人気のレストランに二人で早めのランチにやってきた。
数ヶ月予約待ちのレストランの個室を予約するなんて、“恵みの乙女”はやっぱりすごい。
それに引き換えおれは……。
再度、深い溜息をついたおれに、「ほらまた」とミアがすかさず突っ込んだ。
「溜息くらい、つかせてよ」
「なによ。心配してるのに」
「いやいや、今の心配してる言動じゃないよね」
「『女神の願い』の試験が大変なんでしょう」
「………………へ?」
なんて?
「まあ、『女神の願い』の薬効を不安になるのは……当然だと思うわよ」
どうやらミアはおれが『女神の願い』を内服していることを知っているようだ。
なぜ、どうしてわかったんだろう、というおれの疑問が顔に出ていたらしい。ミアは当然のように、
「マヒや毒と同じように、“恵の乙女”には異常として精霊力で感知できるから」
といいながら、メインの肉を頬張った。
なんと、『女神の願い』の効果は、所謂ステータス異常と同等のものらしい。ミアには精霊力を感知することで、相手の状態を把握する能力がある。これも“恵みの乙女”の能力の一つだ。
精霊医薬師としては羨まし過ぎる能力だ。おれも精霊力が多い少ない、流れが異常、くらいはわかるのだけど、細かい状態を精霊力だけで把握することは不可能だ。知識と経験でもって総合的に判断する。
「女性でも妊娠で身体が変化するのに戸惑うから……男性であるシリルが、自分の体の変化に不安を感じるの普通のことだと…思うわよ」
いつものハキハキとした物言いとは違い、もごもごと歯切れ悪く小声でそう言う。
お肉でも歯につまっているのかな?
「そんなことには、不安は無いよ」
「は?」
「いや、だから。別に『女神の願い』に関しては特に心配してない。
だって、自分の作った薬だよ?自分が飲めないような薬は作らないって」
おれは自分の生成した精霊薬に関しては自信を持っている。そりゃあ、まさか自分が飲むことになるなんて思ってなかったけど。おれ、薬きらいだし。
「むしろ、薬効を自分の身体で体感できていい経験してる、て感じだから」
細かい精霊力の変動や、作用、特に客観的には分かりづらい、精神的な作用に関しては、自身が被検者となったことで詳細に把握できている。
「はぁ……やっぱり、あんた頭おかしいわ」
「だから、ミアはおれに対する言動が——」
「私の心配を返しなさいよ。現金で」
「現金かよ。まあ、いいけど」
ミアは救済院でも、常々お金の大切さを説いている。こんなに現実的な人物に“恵みの乙女”として真実の愛を説かせるなんて、一体女神さまは何を考えているんだろう。
「じゃあ、何をそんなに辛気臭く悩んでるのよ」
「やっぱり、ヒドイね」
ミアが畳みかけるように尋ねてくるから、思わず苦笑してしまう。
これがミアの優しさなのだと分かっている。
普通に優しく尋ねられても、おれが「何でもない」というのが分かっていて、いつも敢えて突っかかるような言い方をするのだ。たぶん。
「おれさ……」
「ええ」
「その………超恋愛初心者なんだよね……」
実際に、誰かとお付き合いするとか、恋愛関係になるだとか、そんなことは経験は皆無だ。
「はぁ、そんなことは知ってるけど。今さら何よ」
当然のように答えられて複雑だけど、今はどうでもいい。だって、俺は見栄を張った。本当は恋愛未経験者だ。ため息をついて言い淀むおれにミアは、
「ああ……つまり。
いきなり義弟と肉体関係をもつことになって、今になって戸惑ってるってこと?」
変わらぬ口調で続けた。
「ん゛ん゛っっ!!…げほっ…ごほ…っ」
おれは食べていたサラダを気管に吸い込んで、おもいっきりむせる。酸味の効いたドレッシングはなかなか刺激的だ。
ああっもう!
『女神の願い』を飲んだことはともかくとして、何でミアがおれたちのあれやこれを知っているのかな?!
いやいや、うん。“恵みの乙女”としての神秘の力ということにしてしまおう。もう、深く考えない!!
それに、さ。
に、肉体関係って……どこからが肉体関係に入るの?………っじゃなくて!
いいたいことが言葉にならずに口を開閉するおれに、ミアはふっと不敵な笑みを浮かべて、
「ふぅ……確かに、前世から通して初めての生身の恋を拗らせちゃってるシリルには色々ハードル高いでしょうね」
と宣う。
うんうん。その通りだよ。その通りです。
けど!
「ミアだって19歳でしょ?!?」
「私には前世の経験の記憶があるし、精神年齢的にはそんなお子様じゃないわ」
「ううっ……おれだって、22歳だし。お子様じゃないし」
「はいはい、そうですね」
おれだって、前世と足したら40歳だし。まあ、前世も18歳で死んだから、現在精神年齢更新中だけどね!
そんなことよりも!
「そもそも、前世から通して初恋だなんて、なんでミアが知ってるの!?」
事実だけどっ!
だって、常に死が隣り合わせでベッドの住人になりがちな『おれ』には、恋愛というのは夢や空想の中の話であって、二次元でキャラクターに対して憧れや尊さを感じることはあっても、あまりに現実味の無い話だったから。
日常生活も学校生活もままならず、さらに同性が好きだなんて、色々とハードルが高い。
まあ、担当の若いドクターや画面の向こうの人に淡い何かを抱くことはあっても、それは恋心とも呼べない拙いもので、誰にも打ち明けたことはない。
「なによ、違うの?テオドール以外に好きになった人がこれまでいるの?」
「……………………違わない、けど」
そうですよ。そうですとも。現実の人を好きになるのはテオドールが初めてだよ。そして、それ以来ずっとテオドールが好きなんだから、間違いなく初恋だし、何も経験ないし、恋愛偏差値底辺だよ。
でも、なんでミアがそんなこと知ってるのか。
「シリルはいつだってテオドール第一だものね?」
そう。おれの頭の中は、いつだってテオドールでいっぱいだ。
今回の秘薬『女神の願い』による一連の出来事よりも、ずっと以前からそれは普通のことだった。
それくらい、テオドールのことが好きなは事実なのだけど……。
「“恵みの乙女”には、人の恋愛感情でも見えるの?」
「そんな能力ないわよ。ゲームみたいに好感度が見えたら面白いのにね~」
「全然面白くない」
現実で、他人の好感度が見えるなんて苦行だよ。知らなくてもいいことが世の中にはあるとおれは思う。
「あんたはわかりやすいもの」
「そうかな」
「そうよ。テオドールといるときは、全然違う」
自分では意識してなくて良く分からない。
心がけていることと言えば、テオドールに対しての言動や、テオドールに関することについては、特に後悔無いように選択しているつもりだ。
「これまで……いい兄さんでいようと思って、色々頑張ってたんだけどな」
前世でだって家族行事を中止にさせて、何度妹をがっかりさせたことか。
両親の意識おれに向きがちで、妹には我慢ばっかりさせて、きっと寂しかったに違いない。決していい兄では無かった。
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