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27.二人の長い夜①
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食事を済ませ、入浴後、寝室で読書をしていると、部屋の扉が2回ノックされて、おれの返事を待たずに、テオドールが入ってくる。
「テオ、おかえり」
ベッドにうつ伏せで、本を読んでいたおれは、声の方へと視線を向けた。
「ただいま、シリル兄さん」
もう、そんな時間なのか。読書に夢中で、時間が経つのを忘れていたらしい。
テオドールは右手に銀製のトレイをもち、ハーブティの入ったカップが、二つのっている。テオドール自身は甘い物を好まないのに、わざわざ蜂蜜が添えられているのは、おれのためだ。
疲れておれより遅く帰宅したはずなのに。
なんて出来た弟なんだろう。
むしろ、おれがお茶を用意しておくべきだった。明日からはそうしよう。
カップを受け取り、遠慮なく蜂蜜をたっぷり入れて、「ありがとう」と言えば、「今日は、どうだった?」と尋ねられる。
「そうだなぁ、充実した一日だったよ」
「シリル兄さんは、いつもそればっかりだね」
だって、おれの日々の目標は、後悔しないように充実した1日をおくる!ということなのだ。
「今日は、神災対策の実務者会議があったでしょう?」
「ああ、あったな」
「大丈夫だった?」
「え?何が?」
「次年にフォレスター領で栽培する作物と、治療院の薬草園での栽培計画に、反対意見がでたんでしょう?」
「あぁ……まあ、な」
さすが神災対策運営陣の主要メンバーだ。耳が早い。
おれは神災の実務者会議に、精霊医学薬学研究所の一員として参加しているのだけど、同時にフォレスター家の者として、あとは……まあ治療院やら、救済院やら、関係各所の関係者であったりと、様々な立場を兼ねて出席している。
だから……何かと、発言の矢面に立つことが多い。
この実務者会議、それぞれ4大領主の大地、風、火、水の各領地の威信や利権が絡んで、毎回非常に荒れがちなのだ。
そして今回も案の定、それなりに意見が飛び交い摩擦を起こしつつ会議は紛糾した。
その一つが、先にテオドールが言ったように、次年の栽培作物と薬草園での栽培計画だ。
これは来年の精霊力の流れを予測して、適した作物を作ると共に、流行が予測される病に対する薬草を中心に栽培し、精霊薬を生成し、備蓄する計画を立てるのだけど。
「作物がたびたび異なると栽培方法の習得が困難だ」、「連作による発育障害が発生する可能性がある」、「病の流行状況では薬草が不足することもありうる」、「各種精霊薬の備蓄は不可能なのか」、「そもそも精霊力の読みは正しいのか」などなど。
まあ、毎回同じような議論が繰り返されている。
そしてそれに対して、精霊力の流れを予測している風の精霊力を司るヴァン家からは、
「ヴァン家の実力はこれまでで証明されてきた。疑うつもりなのか」とか。
精霊薬の備蓄を担う火の精霊力を司るハーヴィ家は、
「保存過程での精霊力の拡散防止には限界があるし、最善を尽くしている」
というし。
精霊薬の生成に関して有能な水の精霊力を司るウォルター家は、
「精霊薬の生成には多量の精霊力を必要とし、効果として十分なものを提供している」
と反論する。
もう、泥試合だ。
みんな何かしらの不満を抱えている。
だけど、これは現状で誰も悪くない。
「それで、どうなったの?」
「とりあえず、作物の栽培方法に関する教育に関しては、救済院の方と相談することになった」
救済院の子どもたちには、一通りの技術を教育しているから、彼らが指導の担い手となってくれるだろう。就職先をゲットだ。
「連作による発育障害については——」
「まだ出てもいない問題でしょう?」
そう。連作障害は今のところ出ていない。が、対策考えて悪い問題では無い。
「領全体でのローテーションを組んだ栽培計画を検討してもらうことにして」
最大の生産地であるフォレスター領の領民たちの信任が得られれば、実施できるだろう。
ただ、これはおれの管轄というよりも、生産農家で構成する組合の自治権の範囲内だから、今度、組合に相談に行かなくてはならない。
連作障害だけではなく、作物の単価の偏りによる栽培主ごとの収入格差の不満も解消できるので、おそらく反対はされないだろうと思う。
「精霊薬の備蓄や保存時の精霊力の拡散は以前から問題になっていたから、これは栽培過程から、生成、保存の各段階での精霊力の消耗と拡散を評価して、新たな技術の開発に取り組むことになった」
「具体的には?」
「まずは原料となる薬草の栽培時の精霊力の量を増やしてみることと、生成時の必要十分量の精霊力の評価だけど……どれも、おおよそ見当はついてるんだけど、実際に検証したことは無いからな」
単純に栽培過程で精霊力の暴露量が増えれば、ある程度は薬草が保持する。その上限には他覚的な評価が必要だ。
そして、精霊薬の生成時に使用する精霊力に関しても、特に安定しやすい薬草や、注げる上限があるはずで、これをきちんとした形で共有する必要がある。
「とりあえず……栽培に関しては、研究室の薬草畑の規模で比較対象試験をすることになったよ。
おれは地区ごとでの栽培方法の違いを検討した方がいいんじゃないかと思ったんだけど……そう言ったら、みんなは黙り込んでしまったから」
「だって、そんな量の精霊力をだれが薬草に注ぎ続けるの」
「それは……おれかな」
朝、夕と定期的に処理すれば、出来ないことはない。
「というか、シリル兄さんしかできないよね、そんなこと」
まあ、おれは他の人に比べて、ちょっと扱える精霊力が多いから。
「なるほどね。他には?」
「保存時に拡散しないための容器や環境、もしくは精霊術の開発だけど……これも、状態の固定や安定の精霊術を応用して、精霊力の拡散を防ぐ方法に、心当たりがある」
以上のようなことを提案して、各部門と具体案を話し合い、本日の会議は終了した。
「結局は、シリル兄さんが、概ねの部署の相談にのることに、なってるじゃない。いつもと同じように」
「なんか、おれ、概ねの部署で、何かしら関わってるみたいなんだよな。いつのまにか」
やりたいことに、色々と首を突っ込んでいたら、気が付いたときには、こうなっていた。
「そういう難癖に、シリル兄さんが、いちいち対応する必要ない」
「でも、おれの存在が、こういう事態を、引き起こしているわけだし」
会議で問題点があげられるのは、いつもたいてい、おれの関わっている部署に関するものだ。
というか、大概の部署に、おれが関わっているから、大体にして、おれが関わっているというか。
実を言えば、神災対策は現状で上手くいっていない点はない。
そもそも近年神災自体が少ないため、むしろ対策そのものを疑問視する声もあるわけで……。
多忙な日常業務の中で、さらに必要性を疑われている会議や実務に、時間と労力を割かれるのは、不満もあることだと思う。
かといって、“恵みの乙女”ミアや王太子殿下に、「意味あるんですか?」などと、言える者はいない。
一方おれは、人よりちょっと精霊力の多い、精霊医学薬学研究所に所属する精霊医薬師で、治療院に務めてて、救済院のことをしたり、テオドールやミアと話しやすかったり、フォレスター家の血縁であったりするだけで何の役職も無い、ただの人だ。
彼らの不満が、何かと首を突っ込んでいるおれに向くことは、仕方がないと思う。
「確かに会議が長引くのは、困るけど。おれは、ああいう斟酌のない意見も重要だと思うよ」
「ああいうのは、一般的には悪意ある戯言と言うんだよ」
そこまででも無いように思うけどな。
「貴重な意見であることには変わりないから。
それに、今回は神災対策が必要なのか、ていう意見は出なかったからな、いつもより楽だったよ」
おれはこのイグレシアス王国においては、神災対策は国の存続にもかかわる重要な政策だと思っている。
だって、この精霊力の流れを予測し、栽培する作物の種類を変えたり、神災に備えるという手法は、『ラブプラ』の中でプレイヤーがやっていることだ。
いくらゲームとは違うとはいえ、いやゲームとは違い取り返しがつかないからこそ、きちんと対策として取り組むべきだ。
「シリル兄さんがそう言うなら、僕はもう何も言わないよ」
こくり、とハーブティを一口飲み下したテオドールは「でも、対策は重要だから」と言って、
「シリル兄さんに対して発言していたのは、フォレスターの分家のガドラ家とベト家の人たちだったよね?」
淡々とした口調でおれに尋ねる。
「え?……どうだったかな??ごめん、覚えてない」
「だろうね。……うん、大丈夫だよ。僕に任せておいて。決して忘れずに、忘れられないように、きちんと処理しておくから」
「うん?………ああ、よろしく?」
何をどう処理するのか分からないけれど……うん、テオに任せておけば間違いないだろう。
「テオ、おかえり」
ベッドにうつ伏せで、本を読んでいたおれは、声の方へと視線を向けた。
「ただいま、シリル兄さん」
もう、そんな時間なのか。読書に夢中で、時間が経つのを忘れていたらしい。
テオドールは右手に銀製のトレイをもち、ハーブティの入ったカップが、二つのっている。テオドール自身は甘い物を好まないのに、わざわざ蜂蜜が添えられているのは、おれのためだ。
疲れておれより遅く帰宅したはずなのに。
なんて出来た弟なんだろう。
むしろ、おれがお茶を用意しておくべきだった。明日からはそうしよう。
カップを受け取り、遠慮なく蜂蜜をたっぷり入れて、「ありがとう」と言えば、「今日は、どうだった?」と尋ねられる。
「そうだなぁ、充実した一日だったよ」
「シリル兄さんは、いつもそればっかりだね」
だって、おれの日々の目標は、後悔しないように充実した1日をおくる!ということなのだ。
「今日は、神災対策の実務者会議があったでしょう?」
「ああ、あったな」
「大丈夫だった?」
「え?何が?」
「次年にフォレスター領で栽培する作物と、治療院の薬草園での栽培計画に、反対意見がでたんでしょう?」
「あぁ……まあ、な」
さすが神災対策運営陣の主要メンバーだ。耳が早い。
おれは神災の実務者会議に、精霊医学薬学研究所の一員として参加しているのだけど、同時にフォレスター家の者として、あとは……まあ治療院やら、救済院やら、関係各所の関係者であったりと、様々な立場を兼ねて出席している。
だから……何かと、発言の矢面に立つことが多い。
この実務者会議、それぞれ4大領主の大地、風、火、水の各領地の威信や利権が絡んで、毎回非常に荒れがちなのだ。
そして今回も案の定、それなりに意見が飛び交い摩擦を起こしつつ会議は紛糾した。
その一つが、先にテオドールが言ったように、次年の栽培作物と薬草園での栽培計画だ。
これは来年の精霊力の流れを予測して、適した作物を作ると共に、流行が予測される病に対する薬草を中心に栽培し、精霊薬を生成し、備蓄する計画を立てるのだけど。
「作物がたびたび異なると栽培方法の習得が困難だ」、「連作による発育障害が発生する可能性がある」、「病の流行状況では薬草が不足することもありうる」、「各種精霊薬の備蓄は不可能なのか」、「そもそも精霊力の読みは正しいのか」などなど。
まあ、毎回同じような議論が繰り返されている。
そしてそれに対して、精霊力の流れを予測している風の精霊力を司るヴァン家からは、
「ヴァン家の実力はこれまでで証明されてきた。疑うつもりなのか」とか。
精霊薬の備蓄を担う火の精霊力を司るハーヴィ家は、
「保存過程での精霊力の拡散防止には限界があるし、最善を尽くしている」
というし。
精霊薬の生成に関して有能な水の精霊力を司るウォルター家は、
「精霊薬の生成には多量の精霊力を必要とし、効果として十分なものを提供している」
と反論する。
もう、泥試合だ。
みんな何かしらの不満を抱えている。
だけど、これは現状で誰も悪くない。
「それで、どうなったの?」
「とりあえず、作物の栽培方法に関する教育に関しては、救済院の方と相談することになった」
救済院の子どもたちには、一通りの技術を教育しているから、彼らが指導の担い手となってくれるだろう。就職先をゲットだ。
「連作による発育障害については——」
「まだ出てもいない問題でしょう?」
そう。連作障害は今のところ出ていない。が、対策考えて悪い問題では無い。
「領全体でのローテーションを組んだ栽培計画を検討してもらうことにして」
最大の生産地であるフォレスター領の領民たちの信任が得られれば、実施できるだろう。
ただ、これはおれの管轄というよりも、生産農家で構成する組合の自治権の範囲内だから、今度、組合に相談に行かなくてはならない。
連作障害だけではなく、作物の単価の偏りによる栽培主ごとの収入格差の不満も解消できるので、おそらく反対はされないだろうと思う。
「精霊薬の備蓄や保存時の精霊力の拡散は以前から問題になっていたから、これは栽培過程から、生成、保存の各段階での精霊力の消耗と拡散を評価して、新たな技術の開発に取り組むことになった」
「具体的には?」
「まずは原料となる薬草の栽培時の精霊力の量を増やしてみることと、生成時の必要十分量の精霊力の評価だけど……どれも、おおよそ見当はついてるんだけど、実際に検証したことは無いからな」
単純に栽培過程で精霊力の暴露量が増えれば、ある程度は薬草が保持する。その上限には他覚的な評価が必要だ。
そして、精霊薬の生成時に使用する精霊力に関しても、特に安定しやすい薬草や、注げる上限があるはずで、これをきちんとした形で共有する必要がある。
「とりあえず……栽培に関しては、研究室の薬草畑の規模で比較対象試験をすることになったよ。
おれは地区ごとでの栽培方法の違いを検討した方がいいんじゃないかと思ったんだけど……そう言ったら、みんなは黙り込んでしまったから」
「だって、そんな量の精霊力をだれが薬草に注ぎ続けるの」
「それは……おれかな」
朝、夕と定期的に処理すれば、出来ないことはない。
「というか、シリル兄さんしかできないよね、そんなこと」
まあ、おれは他の人に比べて、ちょっと扱える精霊力が多いから。
「なるほどね。他には?」
「保存時に拡散しないための容器や環境、もしくは精霊術の開発だけど……これも、状態の固定や安定の精霊術を応用して、精霊力の拡散を防ぐ方法に、心当たりがある」
以上のようなことを提案して、各部門と具体案を話し合い、本日の会議は終了した。
「結局は、シリル兄さんが、概ねの部署の相談にのることに、なってるじゃない。いつもと同じように」
「なんか、おれ、概ねの部署で、何かしら関わってるみたいなんだよな。いつのまにか」
やりたいことに、色々と首を突っ込んでいたら、気が付いたときには、こうなっていた。
「そういう難癖に、シリル兄さんが、いちいち対応する必要ない」
「でも、おれの存在が、こういう事態を、引き起こしているわけだし」
会議で問題点があげられるのは、いつもたいてい、おれの関わっている部署に関するものだ。
というか、大概の部署に、おれが関わっているから、大体にして、おれが関わっているというか。
実を言えば、神災対策は現状で上手くいっていない点はない。
そもそも近年神災自体が少ないため、むしろ対策そのものを疑問視する声もあるわけで……。
多忙な日常業務の中で、さらに必要性を疑われている会議や実務に、時間と労力を割かれるのは、不満もあることだと思う。
かといって、“恵みの乙女”ミアや王太子殿下に、「意味あるんですか?」などと、言える者はいない。
一方おれは、人よりちょっと精霊力の多い、精霊医学薬学研究所に所属する精霊医薬師で、治療院に務めてて、救済院のことをしたり、テオドールやミアと話しやすかったり、フォレスター家の血縁であったりするだけで何の役職も無い、ただの人だ。
彼らの不満が、何かと首を突っ込んでいるおれに向くことは、仕方がないと思う。
「確かに会議が長引くのは、困るけど。おれは、ああいう斟酌のない意見も重要だと思うよ」
「ああいうのは、一般的には悪意ある戯言と言うんだよ」
そこまででも無いように思うけどな。
「貴重な意見であることには変わりないから。
それに、今回は神災対策が必要なのか、ていう意見は出なかったからな、いつもより楽だったよ」
おれはこのイグレシアス王国においては、神災対策は国の存続にもかかわる重要な政策だと思っている。
だって、この精霊力の流れを予測し、栽培する作物の種類を変えたり、神災に備えるという手法は、『ラブプラ』の中でプレイヤーがやっていることだ。
いくらゲームとは違うとはいえ、いやゲームとは違い取り返しがつかないからこそ、きちんと対策として取り組むべきだ。
「シリル兄さんがそう言うなら、僕はもう何も言わないよ」
こくり、とハーブティを一口飲み下したテオドールは「でも、対策は重要だから」と言って、
「シリル兄さんに対して発言していたのは、フォレスターの分家のガドラ家とベト家の人たちだったよね?」
淡々とした口調でおれに尋ねる。
「え?……どうだったかな??ごめん、覚えてない」
「だろうね。……うん、大丈夫だよ。僕に任せておいて。決して忘れずに、忘れられないように、きちんと処理しておくから」
「うん?………ああ、よろしく?」
何をどう処理するのか分からないけれど……うん、テオに任せておけば間違いないだろう。
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