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23.シリルの一日③
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かといって……ある程度、説明しないと伝わらないだろうし。
「あーと……うーん…」
おれは、覚えていない記憶を、整理し、無理矢理になんとか説明しようと、頭を捻る。
「……えと、この前、夜にテオドールと——」
ううっ……思い出したら、顔に血が上ってきた。
「なるほど、理解した」
「え?!?もう!??」
ダニエル、物分かりが良すぎるだろ。相手の僅かな言動で、言いたいことをくみ取るなんて、さすが商人と言うべきか。
「はっ。どうせ、俺にもらったとか、言ったんじゃねえのか?」
「言ったけど」
それが今、なんの関係があるの?
「はぁ……どうすっかなぁ……」
ダニエル、急に顔色悪くない?真っ青だけど……へんな汗も噴き出してるし。
体調が悪いのだろうか。
「ねぇ、ダニエル……どこか悪いなら、治療院で休んでいく?おれ診てやろうか?なんなら、おれの屋敷に泊めても——」
「ああー……魅力的な誘いだが、今日は遠慮するわ。俺はまだ、死にたくねぇから」
いや、だから。死なないように、精霊医薬士のおれが診ようか、て言ってるんだけど。
「まあ、でも……考えようによっては、これはチャンスだな」
ちらり、とおれの方を見たダニエルが、ぶつぶつと呟きながら、何やら思案している。額の汗を拭って、段々と顔色が戻ってくる。
「基本は瞳と髪の色、だろうな……あとは、好みに合わせて……嗜好を知り尽くしてるのも、墓穴かもしれねぇ。とりあえず、一通り揃えておくか」
「えーっと……ダニエル?大丈夫?」
「おう。こういうピンチを、チャンスにしてこそ、一流の商人ってやつだ。まあ、相手がかなり悪い……というか、一歩間違えば終わりだけど、そういうスリルも醍醐味だろ」
何がピンチで、どうチャンスになるのか、わからないけれど、おれはスリルは、スリルだと思う。醍醐味じゃない。
「何か危険なことするなら、おれが精霊力のチェックしとこうか?」
「だから……それが、危険なんだよ」
「ええ。おれ、精霊医薬師として、信用されてないってこと?」
おれが診ると、身体に悪いてことかな。
そういえば、ミアもそんなこと言ってたな。おれ、それなりの精霊医薬師だと、自負してたけど、自惚れだったのか……?
「はぁ、違う。そうじゃねぇ。
……ったく。お前が俺を信用しすぎだ、てことだよ」
ダニエルはぽん、とおれの頭に手を置いた。
ふわり、と大きな掌に、爽やかな風の精霊力を感じて見上げれば、困ったような顔で笑う、ダニエルが見える。
「そりゃあ、信用してるよ」
おれは、人を見る目はあるつもりだ。笑顔で真っ直ぐにダニエルへと伝えると、大きな緑色の瞳が見開かれた。
「だって、信用してないと、取引はできないよね」
「あ、……はぁ……ま、そうだよな」
フォレスターの財政にも関わることだ。
「少しでも、テオの助けにならないと」
他のことは任せっきりにしているから。
テオドールのことを考えながら、今度作ろうと考えている、銀製品を想像する。すると、わしわしと頭を撫でられて、思考が中断される。
「わっ、ちょっと。ダニエル、何するんだよ」
「そういうところも、健気だねぇなんて。俺も末期だわ」
「え?何?末期?」
やっぱりダニエル、何かの病気なのか?
乱された髪を整えていると、しばし何かを思案したダニエルは、ニヤリと笑った。
「シリル、お前さ。今度テオドールに何か強請っとけよ」
唐突に言う。
「テオに、何かねだる………?」
弟に、何かをねだる、だって?
「いや、待ってよ。それって兄としてどうなの?」
「兄、ねぇ……」
なんだよ。文句あるのか。
誰が何といっても、おれがテオの兄さんだよ!
「それに、おれ欲しいもの無いんだけど」
むしろ、おれがテオに何かしてあげたい。
「何でもいいから。うちの商会でしか、扱ってねぇもんにしとけ。そん時は、間違っても俺から強請るように言われた、なんて言うなよ」
「いや、だから——」
「ま、言わなくても勘のいいあいつは、気付くだろうけどな。とはいえ、お前が欲しがれば、拒否できねぇだろう」
「はぁ?」
「どんな品でも、全部、俺がこの手で用意してやるよ」
だから、何もいらないっていってるのに。全然話を聞かないな、ダニエル。
商会の会長自ら用意するって、おれが思っているより会長は暇なのかな?
「ま、こんくらいの嫌がらせは、許されんだろ」
嫌がらせって何?
「じゃ、俺はまだ用があっから」
後半ほぼ理解不能なことを言って、ダニエルは満足そうに颯爽と去っていた。
休憩時間が終わると、おれの今日の最も重要な業務だ。神災対策の実務者会議に出席する。
神災とは、この世界を創造したとされる愛と豊穣の女神シュリアーズと理と叡智の弟神メーティストがもたらす、人の力の及ばぬ厄災を指す。
王太子殿下と“恵の乙女”、4大領主の代表で構成される運営陣が、毎年の精霊力の流れから、今後の天候や災害、疾患の流行を予測して対策を行っているのだ。
今日の午前中にあった対策会議を受けて、関係部署が具体的な事項を話し合うのが実務者会議だ。
もちろん『ラブプラ』にも、神災は登場する。
栽培やスキル上げの課程で間違った選択肢を選んだり、魔物の襲撃から村を守らない、攻略対象者とのイベントを優先するようなひっかけの選択肢を選ぶなどの行動をとると、『メーティストの神災』が落ちる。
地震、嵐といった自然災害やそれに伴う飢饉が発生し、大打撃を受けるのみならず、一定期間得られる経験値もぐっと下がって苦労するというペナルティを被る。
もちろん、攻略対象者からの好感度も下がる。
栽培や収穫に勤しみ、全ての作物をコンプリートした結果、『メーティストの神災』が下り魔物の大量発生を起こしたのは前世の『おれ』だ。
ちなみに“恵みの乙女”ミアは、前世において、魔物退治が楽しくて、全ての魔物をコンプリートし、国を飢饉で滅ぼしかけたらしい。
楽しみ方は人それぞれなのがゲームの良いところだと思う。
その時は、ゲームをリセットして初めからやり直したけれど、現実では当然そんなことはできない。
だからこそ“恵みの乙女”ミアが発案者となって、王太子殿下を中心に、4大領主の協力体制を整え神罰対策に取り組んできた。
で、おれは精霊医学薬学研究所の一員として、この実務者会議に参加している。
本日も、充実した議論の後、新たに検討、実施すべき課題も提案されて、無事に会議が終わる。
そうしたら、もう夕方だ。今日はフィールドワークを行う時間は無さそうで、ちょっとがっかりする。
直帰するのもなんなので、帰りに収穫時期を迎えているはずの果樹園に寄り、その周辺を散歩して、救済院の子どもたちにも、収穫した果物をお裾分けすると、おれは自宅へと帰った。
これまでは、ここまでが、概ねおれの一日だった。
現在は、これに新たな日課が加わった。
そして、おれの頭の中は、一日中……これからの夜の時間のことを、ひたすら考えてしまっている。
「あーと……うーん…」
おれは、覚えていない記憶を、整理し、無理矢理になんとか説明しようと、頭を捻る。
「……えと、この前、夜にテオドールと——」
ううっ……思い出したら、顔に血が上ってきた。
「なるほど、理解した」
「え?!?もう!??」
ダニエル、物分かりが良すぎるだろ。相手の僅かな言動で、言いたいことをくみ取るなんて、さすが商人と言うべきか。
「はっ。どうせ、俺にもらったとか、言ったんじゃねえのか?」
「言ったけど」
それが今、なんの関係があるの?
「はぁ……どうすっかなぁ……」
ダニエル、急に顔色悪くない?真っ青だけど……へんな汗も噴き出してるし。
体調が悪いのだろうか。
「ねぇ、ダニエル……どこか悪いなら、治療院で休んでいく?おれ診てやろうか?なんなら、おれの屋敷に泊めても——」
「ああー……魅力的な誘いだが、今日は遠慮するわ。俺はまだ、死にたくねぇから」
いや、だから。死なないように、精霊医薬士のおれが診ようか、て言ってるんだけど。
「まあ、でも……考えようによっては、これはチャンスだな」
ちらり、とおれの方を見たダニエルが、ぶつぶつと呟きながら、何やら思案している。額の汗を拭って、段々と顔色が戻ってくる。
「基本は瞳と髪の色、だろうな……あとは、好みに合わせて……嗜好を知り尽くしてるのも、墓穴かもしれねぇ。とりあえず、一通り揃えておくか」
「えーっと……ダニエル?大丈夫?」
「おう。こういうピンチを、チャンスにしてこそ、一流の商人ってやつだ。まあ、相手がかなり悪い……というか、一歩間違えば終わりだけど、そういうスリルも醍醐味だろ」
何がピンチで、どうチャンスになるのか、わからないけれど、おれはスリルは、スリルだと思う。醍醐味じゃない。
「何か危険なことするなら、おれが精霊力のチェックしとこうか?」
「だから……それが、危険なんだよ」
「ええ。おれ、精霊医薬師として、信用されてないってこと?」
おれが診ると、身体に悪いてことかな。
そういえば、ミアもそんなこと言ってたな。おれ、それなりの精霊医薬師だと、自負してたけど、自惚れだったのか……?
「はぁ、違う。そうじゃねぇ。
……ったく。お前が俺を信用しすぎだ、てことだよ」
ダニエルはぽん、とおれの頭に手を置いた。
ふわり、と大きな掌に、爽やかな風の精霊力を感じて見上げれば、困ったような顔で笑う、ダニエルが見える。
「そりゃあ、信用してるよ」
おれは、人を見る目はあるつもりだ。笑顔で真っ直ぐにダニエルへと伝えると、大きな緑色の瞳が見開かれた。
「だって、信用してないと、取引はできないよね」
「あ、……はぁ……ま、そうだよな」
フォレスターの財政にも関わることだ。
「少しでも、テオの助けにならないと」
他のことは任せっきりにしているから。
テオドールのことを考えながら、今度作ろうと考えている、銀製品を想像する。すると、わしわしと頭を撫でられて、思考が中断される。
「わっ、ちょっと。ダニエル、何するんだよ」
「そういうところも、健気だねぇなんて。俺も末期だわ」
「え?何?末期?」
やっぱりダニエル、何かの病気なのか?
乱された髪を整えていると、しばし何かを思案したダニエルは、ニヤリと笑った。
「シリル、お前さ。今度テオドールに何か強請っとけよ」
唐突に言う。
「テオに、何かねだる………?」
弟に、何かをねだる、だって?
「いや、待ってよ。それって兄としてどうなの?」
「兄、ねぇ……」
なんだよ。文句あるのか。
誰が何といっても、おれがテオの兄さんだよ!
「それに、おれ欲しいもの無いんだけど」
むしろ、おれがテオに何かしてあげたい。
「何でもいいから。うちの商会でしか、扱ってねぇもんにしとけ。そん時は、間違っても俺から強請るように言われた、なんて言うなよ」
「いや、だから——」
「ま、言わなくても勘のいいあいつは、気付くだろうけどな。とはいえ、お前が欲しがれば、拒否できねぇだろう」
「はぁ?」
「どんな品でも、全部、俺がこの手で用意してやるよ」
だから、何もいらないっていってるのに。全然話を聞かないな、ダニエル。
商会の会長自ら用意するって、おれが思っているより会長は暇なのかな?
「ま、こんくらいの嫌がらせは、許されんだろ」
嫌がらせって何?
「じゃ、俺はまだ用があっから」
後半ほぼ理解不能なことを言って、ダニエルは満足そうに颯爽と去っていた。
休憩時間が終わると、おれの今日の最も重要な業務だ。神災対策の実務者会議に出席する。
神災とは、この世界を創造したとされる愛と豊穣の女神シュリアーズと理と叡智の弟神メーティストがもたらす、人の力の及ばぬ厄災を指す。
王太子殿下と“恵の乙女”、4大領主の代表で構成される運営陣が、毎年の精霊力の流れから、今後の天候や災害、疾患の流行を予測して対策を行っているのだ。
今日の午前中にあった対策会議を受けて、関係部署が具体的な事項を話し合うのが実務者会議だ。
もちろん『ラブプラ』にも、神災は登場する。
栽培やスキル上げの課程で間違った選択肢を選んだり、魔物の襲撃から村を守らない、攻略対象者とのイベントを優先するようなひっかけの選択肢を選ぶなどの行動をとると、『メーティストの神災』が落ちる。
地震、嵐といった自然災害やそれに伴う飢饉が発生し、大打撃を受けるのみならず、一定期間得られる経験値もぐっと下がって苦労するというペナルティを被る。
もちろん、攻略対象者からの好感度も下がる。
栽培や収穫に勤しみ、全ての作物をコンプリートした結果、『メーティストの神災』が下り魔物の大量発生を起こしたのは前世の『おれ』だ。
ちなみに“恵みの乙女”ミアは、前世において、魔物退治が楽しくて、全ての魔物をコンプリートし、国を飢饉で滅ぼしかけたらしい。
楽しみ方は人それぞれなのがゲームの良いところだと思う。
その時は、ゲームをリセットして初めからやり直したけれど、現実では当然そんなことはできない。
だからこそ“恵みの乙女”ミアが発案者となって、王太子殿下を中心に、4大領主の協力体制を整え神罰対策に取り組んできた。
で、おれは精霊医学薬学研究所の一員として、この実務者会議に参加している。
本日も、充実した議論の後、新たに検討、実施すべき課題も提案されて、無事に会議が終わる。
そうしたら、もう夕方だ。今日はフィールドワークを行う時間は無さそうで、ちょっとがっかりする。
直帰するのもなんなので、帰りに収穫時期を迎えているはずの果樹園に寄り、その周辺を散歩して、救済院の子どもたちにも、収穫した果物をお裾分けすると、おれは自宅へと帰った。
これまでは、ここまでが、概ねおれの一日だった。
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