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10.おれと救済院の子供たち
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「「「シリルせんせー!!」」」
元気な声の方へ向き直ると、木陰で休む俺たちの所へ数人の子供たちが両手に皿をもってかけてくるのが目に入る。
どうやら、おれとミアに昼食を持ってきてくれたらしい。
ありがとう、とお礼を言って受け取れば、みんながぱっと明るく笑った。
おれは精霊医薬師として治療院で診療行為をしているから、子供たちには先生と呼ばれている。
「はあ…みんな、可愛いなぁ」
前世では先生と呼ぶことが多かった自分が、子供たちに先生と呼ばれていることがくすぐったくて、実に感慨深い。
「今日はテオドールさまはいないのー?」
「ああ、今日はテオドールは王子様とお仕事で来れないんだよ」
テオドールも休日や時間が空いたときには治療院や救済院、薬草園に一緒に来てくれて、色々と手伝ってくれている。
「そうなんだねー」
「ねぇねぇ、ミアさまはワルイムシじゃないよねー?」
ん?何だって?
「ワルイムシ?」
おれが問えば、子供たちが口々に答えてくれる。
「ワルイムシはたくさんいるのー」
「いたらすぐにおいはらわなきゃいけないのー」
「ワルイムシはすぐにたべちゃうんだってー」
「すっごくあぶないんだー」
「おいはらうときは、みんなできょうりょくするのー」
「イイふりしてることもあるから、よくみないとわからないこともあるってー」
ワルイムシ……ああ、つまり、薬草につく害虫のことかな?
精霊薬の原料となる薬草は精霊力を多量に含んでることがおおいから、害虫もつきやすい。
時には益虫を擬態することもあるから、見分けるにはそれなりの知識が必要だ。
それにしても、テオドールはいつの間に薬草栽培に興味を持ったんだろう。
「はぁ…テオドールってば、子供に何を教えてるんだか。
私は絶対にワルイムシにはならないから大丈夫よ」
ミアの言っている言葉の意味が分からない。絶対に、が妙に強調されているけれど、人なんだから虫になるわけがない。
「そんなに害虫が問題になってるの?だったら、ちょっと対策を考えないとな」
おれはここの薬草園の管理責任者だ。それなのに、全然知らなかった。
現在、害虫対策としては害虫が嫌う薬草を一緒に植えるコンパニオンプランツという方法をとっている。
これには、目的とする薬草の栽培に加えてさらに余計に精霊力を使うことになるから管理に関しては、10代半ばの年長の子どもたちを中心に協力してもらっているのだけど……。
「今日さ、年長の子たちで何人か疲れてる子がいたんだよね。
大したことは無さそうだったけど、あれは軽い精霊力欠乏症だな」
「え?そうなの?」
「うん。薬草の栽培でも、精霊力の多い子には余計に手伝ってもらってるからなぁ」
救済院の方でも年長者たちは院の運営に携わってもらっているし、何かと忙しい。無理をさせたのかもしれない。
害虫もでているのであれば、現在の方法を見直した方がいいだろう。
「本人たちは大丈夫、て言ってたけど、ミアも気を付けといてくれる?
治療はしといたけど、その後みんな熱感と発汗過多になって……体調が悪かったのかも」
逆に精霊力過剰にしちゃったかと思って、めちゃくちゃ確認したから。
「あー……まさかその子たち、ワザとじゃないわよね」
「ワザとって何が?」
ワザと体調が悪いのを隠してたってこと?
ああ、思春期とかって体調不良を黙ってることあるよね。自分のことを人から色々指摘されると、気恥ずかしかったり、大丈夫だし!って反発したくなるもんだよ。
わかるわかる。
なるほど、だからおれが声をかけたらみんな妙に強張ってたのか。
おれも具合が悪いのを両親に隠していて、バレたときに気まずかったもんな。
「いや、なんていうか……シリルの気を惹きたくてっていうの?」
「きをひきたい……」
救済院の子どもたちは多かれ少なかれ喪失体験をしているし、どんなに他人であるおれたちが心を砕いても承認欲求が満たされていないことの方が通常だ。
誰かの役に立ててうれしいって感覚は、成長する過程でとても大切だと思う。
だけど、それよりも何よりももっと大切なのは、ここにいていいって安心感だと思う。
「そうか。もっとちゃんと関わってやらないとな」
「いや、そういうんじゃなくて。シリルと関わりたい、ていう不純な動機なんじゃないか、っていう」
「おれは精霊医薬師だよ。治すのが本業だから。
それのどこが不純な動機なんだ?」
何も問題ないし、むしろもっと頼って欲しい。
「あわよくば触ってもらいたい、とか……ね?」
「いや、触らないでどうやって治療するのさ」
おれのことをまじまじと見ていたミアは呆れたように天を仰いで、「全く自衛が出来てない」と脱力すると、子供たちに向き直り、
「みんな~、いい?
ワルイムシは中に密かに紛れてたり新しく次々に湧いてくるから、気をつけるのよ~?」
そんなことを言う。
「しってるよー。
シリルせんせーがここにひとりできたときは、とってもきをつけなきゃいけないんだってー」
「みんなでワルイムシからシリルせんせーをまもるんだよー」
おれを守るってどういうことだろう………薬草園の管理をしているおれの手伝いをする、ってことかな?
「みんな、しっかりお仕事が出来てえらいわね~」
とミアは子供たちの頭をくしゃくしゃと撫でまわした。
「おいはらえなかったら、テオドールさまにおしえて、ていわれてるのー」
「でも、テオドールさまがすぐにたいじしてくれるからだいじょうぶなんだー」
テオドールってば、子どもたちの指導までしてくれてたのか。
あんなに忙しいのに。
なんて、子ども思いなんだ!おれ、感動した!!
「テオがそんなにここの運営を気にかけてくれてるなんて。おれ、全然知らなかった」
今度、ちゃんとお礼を言っておかなくちゃな。
「ああ……全然分かってないわ」
分かってないって、何を?
「テオが忙しい中で色々してくれてるのは分かってるよ。
フォレスター家の領主としても、王太子殿下の側近としても、おれよりずっと責任も重いし」
「……………」
「え?何??なんでそんなジト目で見るんだよ」
ミアは半眼でまるで何かに呆れたように顔を顰めておれをじっとみていて。
おれにはその表情の意味を結局理解できなかった。
元気な声の方へ向き直ると、木陰で休む俺たちの所へ数人の子供たちが両手に皿をもってかけてくるのが目に入る。
どうやら、おれとミアに昼食を持ってきてくれたらしい。
ありがとう、とお礼を言って受け取れば、みんながぱっと明るく笑った。
おれは精霊医薬師として治療院で診療行為をしているから、子供たちには先生と呼ばれている。
「はあ…みんな、可愛いなぁ」
前世では先生と呼ぶことが多かった自分が、子供たちに先生と呼ばれていることがくすぐったくて、実に感慨深い。
「今日はテオドールさまはいないのー?」
「ああ、今日はテオドールは王子様とお仕事で来れないんだよ」
テオドールも休日や時間が空いたときには治療院や救済院、薬草園に一緒に来てくれて、色々と手伝ってくれている。
「そうなんだねー」
「ねぇねぇ、ミアさまはワルイムシじゃないよねー?」
ん?何だって?
「ワルイムシ?」
おれが問えば、子供たちが口々に答えてくれる。
「ワルイムシはたくさんいるのー」
「いたらすぐにおいはらわなきゃいけないのー」
「ワルイムシはすぐにたべちゃうんだってー」
「すっごくあぶないんだー」
「おいはらうときは、みんなできょうりょくするのー」
「イイふりしてることもあるから、よくみないとわからないこともあるってー」
ワルイムシ……ああ、つまり、薬草につく害虫のことかな?
精霊薬の原料となる薬草は精霊力を多量に含んでることがおおいから、害虫もつきやすい。
時には益虫を擬態することもあるから、見分けるにはそれなりの知識が必要だ。
それにしても、テオドールはいつの間に薬草栽培に興味を持ったんだろう。
「はぁ…テオドールってば、子供に何を教えてるんだか。
私は絶対にワルイムシにはならないから大丈夫よ」
ミアの言っている言葉の意味が分からない。絶対に、が妙に強調されているけれど、人なんだから虫になるわけがない。
「そんなに害虫が問題になってるの?だったら、ちょっと対策を考えないとな」
おれはここの薬草園の管理責任者だ。それなのに、全然知らなかった。
現在、害虫対策としては害虫が嫌う薬草を一緒に植えるコンパニオンプランツという方法をとっている。
これには、目的とする薬草の栽培に加えてさらに余計に精霊力を使うことになるから管理に関しては、10代半ばの年長の子どもたちを中心に協力してもらっているのだけど……。
「今日さ、年長の子たちで何人か疲れてる子がいたんだよね。
大したことは無さそうだったけど、あれは軽い精霊力欠乏症だな」
「え?そうなの?」
「うん。薬草の栽培でも、精霊力の多い子には余計に手伝ってもらってるからなぁ」
救済院の方でも年長者たちは院の運営に携わってもらっているし、何かと忙しい。無理をさせたのかもしれない。
害虫もでているのであれば、現在の方法を見直した方がいいだろう。
「本人たちは大丈夫、て言ってたけど、ミアも気を付けといてくれる?
治療はしといたけど、その後みんな熱感と発汗過多になって……体調が悪かったのかも」
逆に精霊力過剰にしちゃったかと思って、めちゃくちゃ確認したから。
「あー……まさかその子たち、ワザとじゃないわよね」
「ワザとって何が?」
ワザと体調が悪いのを隠してたってこと?
ああ、思春期とかって体調不良を黙ってることあるよね。自分のことを人から色々指摘されると、気恥ずかしかったり、大丈夫だし!って反発したくなるもんだよ。
わかるわかる。
なるほど、だからおれが声をかけたらみんな妙に強張ってたのか。
おれも具合が悪いのを両親に隠していて、バレたときに気まずかったもんな。
「いや、なんていうか……シリルの気を惹きたくてっていうの?」
「きをひきたい……」
救済院の子どもたちは多かれ少なかれ喪失体験をしているし、どんなに他人であるおれたちが心を砕いても承認欲求が満たされていないことの方が通常だ。
誰かの役に立ててうれしいって感覚は、成長する過程でとても大切だと思う。
だけど、それよりも何よりももっと大切なのは、ここにいていいって安心感だと思う。
「そうか。もっとちゃんと関わってやらないとな」
「いや、そういうんじゃなくて。シリルと関わりたい、ていう不純な動機なんじゃないか、っていう」
「おれは精霊医薬師だよ。治すのが本業だから。
それのどこが不純な動機なんだ?」
何も問題ないし、むしろもっと頼って欲しい。
「あわよくば触ってもらいたい、とか……ね?」
「いや、触らないでどうやって治療するのさ」
おれのことをまじまじと見ていたミアは呆れたように天を仰いで、「全く自衛が出来てない」と脱力すると、子供たちに向き直り、
「みんな~、いい?
ワルイムシは中に密かに紛れてたり新しく次々に湧いてくるから、気をつけるのよ~?」
そんなことを言う。
「しってるよー。
シリルせんせーがここにひとりできたときは、とってもきをつけなきゃいけないんだってー」
「みんなでワルイムシからシリルせんせーをまもるんだよー」
おれを守るってどういうことだろう………薬草園の管理をしているおれの手伝いをする、ってことかな?
「みんな、しっかりお仕事が出来てえらいわね~」
とミアは子供たちの頭をくしゃくしゃと撫でまわした。
「おいはらえなかったら、テオドールさまにおしえて、ていわれてるのー」
「でも、テオドールさまがすぐにたいじしてくれるからだいじょうぶなんだー」
テオドールってば、子どもたちの指導までしてくれてたのか。
あんなに忙しいのに。
なんて、子ども思いなんだ!おれ、感動した!!
「テオがそんなにここの運営を気にかけてくれてるなんて。おれ、全然知らなかった」
今度、ちゃんとお礼を言っておかなくちゃな。
「ああ……全然分かってないわ」
分かってないって、何を?
「テオが忙しい中で色々してくれてるのは分かってるよ。
フォレスター家の領主としても、王太子殿下の側近としても、おれよりずっと責任も重いし」
「……………」
「え?何??なんでそんなジト目で見るんだよ」
ミアは半眼でまるで何かに呆れたように顔を顰めておれをじっとみていて。
おれにはその表情の意味を結局理解できなかった。
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