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7.子作り始めました
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それで、結局どうなったかというと。
覚醒したおれの目にまず飛び込んできたのは、すでに身支度を整えベッドに腰を掛けたテオドールが、おれを見つめて「おはよう」と微笑む姿だった。
テオは朝でも格好いい。神々しくすらある。
「えーっと……おはよう」
「僕、そろそろ仕事に行かなきゃいけないから」
「ああ、そんな時間か……」
見渡せば、見慣れたおれの寝室だ。
何でもないように言うテオドールに、あの後のことを思い出そうとするけれど、今はさっぱりと爽やかな心地でちゃんと寝間着を着ている。
寝間着が僅かに大きいのは……ああ、テオのものかな。なんだよ、いつの間にかおれより大きくなっちゃったのか。いや、知ってたけどさ。
うん。
察したくも無いけれど察するに、どうやらテオドールの宣言通りに、前後不覚になって後始末をしてもらったらしい。
これって、要確認の副作用案件なのでは?だって、いくら快感が過ぎるからって、記憶がなくなるなんてことあるのだろうか。
うーん………ダメだ、何がどうなって朝を迎えたのか、さっぱり記憶にないし、全く思い出せそうにない。
もう一度、『女神の願い』の成分の分析と薬理作用の確認をしなくてはならない。
現在、精霊力と愛の精霊力の関係についても不明な点が多い。共通の性質はあるものの、全く異なる点も多いのだ。
おれもテオドールも平均よりも精霊力は多いはずだ。双方の精霊力が『女神の願い』の薬効に何らかの影響を及ぼす可能性もある。
もしくは、愛の精霊力にも相性なんかもあるのだろうか……。
「『女神の願い』は、最終的に妊娠を可能にするまでには期間が必要だよね?」
思索に耽るおれに、テオドールが聞く。
「ああ。男性の体内に新たな器官を形成する変態と愛の精霊力の性変換には相当量の愛の精霊力の蓄積が必要だから」
『女神の願い』の薬効にも複数の段階があるのだ。
寝起きの寝ぼけた頭にいきなり話を振られて、それでもちゃんと答えたおれはえらいと思う。
「そして、性的刺激による愛の精霊力の供給が滞れば薬効は失活する、となっている。つまり、途中で行為を中断すれば妊孕性獲得までには至らない、という理解でいいんだよね?」
「そうだよ」
間が3日~5日ほど開くと……つまり、その間に性的刺激による自身の愛の精霊力の産生、暴露がなくなれば、薬の効果は無くなるはずだ。
「せっかくの秘薬の試験でしょう。失敗したらこまるよね」
「ああ、まぁ、そうだな」
神妙な表情でテオドールが言う。
言われて、おれは考える。
もちろんこの検証が失敗したら、王族に使用することは難しくなるだろう。そういう意味で失敗は許されない。
…………あれ?安全性と副作用の評価とか言ってたけど、結局責任重大じゃないか?
いや、それよりも、薬の試験とはいえ弟と子作りするっていうのがどうなんだっていう——
「これからは、また一緒に寝ないといけないね」
ん?なんて?
「これから毎日、二人で頑張ろうね」
そう言うテオドールは、まるでいつもそうしているかのような無駄のない動作でおれの額に一つ口づけして、
「できるだけ早く帰ってくるから、シリル兄さんは部屋にいて」
と言い残すと、ベッドで固まる俺を残して一人出勤して行った。
……………うん?
ああ、なるほどなるほど。確かにそうなるな。
そりゃあ、義理とはいえ兄弟だからな。
以前は一緒に寝ていたこともあるけれど……もう、おれが12歳のときから別々に寝ていたはずだ。
ああ、つまり添い寝は10年ぶり?わお。
テオどうしてこれまでもそうしてました、みたいな顔で平然としてるんだ?
日常の一コマみたいに、普通にでこチューしていったけど、こんなんテオからされたの初めてだからな。
そりゃあ、おれはテオのおでこにおまじない、て言って口づけしていたことはあるけれど。
あれには小さい頃だったし、ちゃんと意味があってだな。
うん、あの頃のテオドールも本当に可愛かった。
なのに。
昨日から随分手慣れた雰囲気がなんというか。
全体的に有無を言う間も無い、流れるような動作だったな。
それが兄さんはとても悲しい。
いくら弟だからって、テオの全てを知っているなんて思っていないけど、どこでそんな経験を積んできたんだよ。
昨夜からの怒涛のような新たな一面をどう処理していいのか。昨夜の未知の体験が……体験が……過ぎて……………。
…………………あ、おれも朝の準備しないと。朝の治療院のミーティングに間に合わない。
おれは考えることを放棄した。
ただ、一つ言えることは。
おれの知っているこの世界は、おれの認識とは全く違う世界になってしまったらしい、ということだ。
新たな体験したら世界が変わったよ!とか、そんな崇高な話では無い。
だって、おれの知っているこの世界は———乙女ゲーム「育め!Love and Plant~愛と豊穣の女神に愛されし乙女~」の世界だったはずなのだ。
攻略対象であるはずの王太子と護衛騎士が結ばれるなんて。
同じく攻略対象のはずのテオドールと子作りすることになるなんて。
一体全体この世界の女神様はどうしちゃったんだよっ!!!
覚醒したおれの目にまず飛び込んできたのは、すでに身支度を整えベッドに腰を掛けたテオドールが、おれを見つめて「おはよう」と微笑む姿だった。
テオは朝でも格好いい。神々しくすらある。
「えーっと……おはよう」
「僕、そろそろ仕事に行かなきゃいけないから」
「ああ、そんな時間か……」
見渡せば、見慣れたおれの寝室だ。
何でもないように言うテオドールに、あの後のことを思い出そうとするけれど、今はさっぱりと爽やかな心地でちゃんと寝間着を着ている。
寝間着が僅かに大きいのは……ああ、テオのものかな。なんだよ、いつの間にかおれより大きくなっちゃったのか。いや、知ってたけどさ。
うん。
察したくも無いけれど察するに、どうやらテオドールの宣言通りに、前後不覚になって後始末をしてもらったらしい。
これって、要確認の副作用案件なのでは?だって、いくら快感が過ぎるからって、記憶がなくなるなんてことあるのだろうか。
うーん………ダメだ、何がどうなって朝を迎えたのか、さっぱり記憶にないし、全く思い出せそうにない。
もう一度、『女神の願い』の成分の分析と薬理作用の確認をしなくてはならない。
現在、精霊力と愛の精霊力の関係についても不明な点が多い。共通の性質はあるものの、全く異なる点も多いのだ。
おれもテオドールも平均よりも精霊力は多いはずだ。双方の精霊力が『女神の願い』の薬効に何らかの影響を及ぼす可能性もある。
もしくは、愛の精霊力にも相性なんかもあるのだろうか……。
「『女神の願い』は、最終的に妊娠を可能にするまでには期間が必要だよね?」
思索に耽るおれに、テオドールが聞く。
「ああ。男性の体内に新たな器官を形成する変態と愛の精霊力の性変換には相当量の愛の精霊力の蓄積が必要だから」
『女神の願い』の薬効にも複数の段階があるのだ。
寝起きの寝ぼけた頭にいきなり話を振られて、それでもちゃんと答えたおれはえらいと思う。
「そして、性的刺激による愛の精霊力の供給が滞れば薬効は失活する、となっている。つまり、途中で行為を中断すれば妊孕性獲得までには至らない、という理解でいいんだよね?」
「そうだよ」
間が3日~5日ほど開くと……つまり、その間に性的刺激による自身の愛の精霊力の産生、暴露がなくなれば、薬の効果は無くなるはずだ。
「せっかくの秘薬の試験でしょう。失敗したらこまるよね」
「ああ、まぁ、そうだな」
神妙な表情でテオドールが言う。
言われて、おれは考える。
もちろんこの検証が失敗したら、王族に使用することは難しくなるだろう。そういう意味で失敗は許されない。
…………あれ?安全性と副作用の評価とか言ってたけど、結局責任重大じゃないか?
いや、それよりも、薬の試験とはいえ弟と子作りするっていうのがどうなんだっていう——
「これからは、また一緒に寝ないといけないね」
ん?なんて?
「これから毎日、二人で頑張ろうね」
そう言うテオドールは、まるでいつもそうしているかのような無駄のない動作でおれの額に一つ口づけして、
「できるだけ早く帰ってくるから、シリル兄さんは部屋にいて」
と言い残すと、ベッドで固まる俺を残して一人出勤して行った。
……………うん?
ああ、なるほどなるほど。確かにそうなるな。
そりゃあ、義理とはいえ兄弟だからな。
以前は一緒に寝ていたこともあるけれど……もう、おれが12歳のときから別々に寝ていたはずだ。
ああ、つまり添い寝は10年ぶり?わお。
テオどうしてこれまでもそうしてました、みたいな顔で平然としてるんだ?
日常の一コマみたいに、普通にでこチューしていったけど、こんなんテオからされたの初めてだからな。
そりゃあ、おれはテオのおでこにおまじない、て言って口づけしていたことはあるけれど。
あれには小さい頃だったし、ちゃんと意味があってだな。
うん、あの頃のテオドールも本当に可愛かった。
なのに。
昨日から随分手慣れた雰囲気がなんというか。
全体的に有無を言う間も無い、流れるような動作だったな。
それが兄さんはとても悲しい。
いくら弟だからって、テオの全てを知っているなんて思っていないけど、どこでそんな経験を積んできたんだよ。
昨夜からの怒涛のような新たな一面をどう処理していいのか。昨夜の未知の体験が……体験が……過ぎて……………。
…………………あ、おれも朝の準備しないと。朝の治療院のミーティングに間に合わない。
おれは考えることを放棄した。
ただ、一つ言えることは。
おれの知っているこの世界は、おれの認識とは全く違う世界になってしまったらしい、ということだ。
新たな体験したら世界が変わったよ!とか、そんな崇高な話では無い。
だって、おれの知っているこの世界は———乙女ゲーム「育め!Love and Plant~愛と豊穣の女神に愛されし乙女~」の世界だったはずなのだ。
攻略対象であるはずの王太子と護衛騎士が結ばれるなんて。
同じく攻略対象のはずのテオドールと子作りすることになるなんて。
一体全体この世界の女神様はどうしちゃったんだよっ!!!
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