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Ⅳ.お腹いっぱいで幸せ編
16.僕、出たり出なかったりしちゃいます④ ※
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「だって……だって、ヴァルが……かっこいいからっ」
ヴァルは全然わかってない!カッコいいヴァルが悪いんでしょ!!
「っ!……っくそ」
節くれだった長い指が二本に増えて、内側の粘膜をばらばらと広げて、僕の中にある気持ちいいところを何度も何度も、繰り返ししつこく撫でてくる。
「ひゃっ!……ああっ……んー!やっ……あ、あーっ」
ぐちゃぐちゃ音がして、恥ずかしくて、いやらしくて。
びりびりと全身に電気が走るみたい。勝手に身体がびくびく跳ねて、そんな僕をヴァルがじっと睨むみたいに見てる。
ずっと、見てる。見られちゃってる。
気持ちいい。ダメ。気持ち良くて、僕、我慢できない。
「ダメっ……ダメ……っ」
ぎゅうっと自分で自分を押さえつけて、今にも弾けそうなものを押し込める僕の手を、ヴァルがぐっと掴んだ。
「何が、駄目なんだ」
「だって……だって……」
すぐにイったら、ダメでしょ?
僕は、我慢して、もっともっとヴァルを欲しくなって。
ヴァルが気持ちよくなるの、僕はいつも待って、我慢して。
そして、一緒に――
「なるほどな。妄想の『俺』とは、そうやって楽しくしてたってわけだ」
「ちがっ……!」
……くないけどねっ!
まったくもって、その通りだけどね!
「……はぁ、馬鹿くせぇ。自分に嫉妬するなんてよ」
「え?……なに……ひっ……う、…ああ、あーっ」
指っ……指が、増えてるっ!3本に増えてる!
ダメだって言ってるのにっ!ヴァル、聞いてるのっ!?聞いてないでしょ!!
内側から広げられる圧が上がって、ぞわぞわも大きくなって、もうどうしていいかわからない。
「ふうぅん……ヴァル、あ、……ぼく……ぼくぅ…っ」
ヴァルを怒らせたかったわけじゃ無いのに。
なんで怒ってるのかも、わからなくて。
だから、どうしたら許してもらえるのかもわからない。
「んな顔すんな。
……ただ、妄想に負けんのが癪に障るって話だ」
妄想に負ける……?
僕は言葉の意味を、すぐには理解できなくて。
ええーっ!?何言ってるの、ヴァル!
負けてないよっ!負けるわけないでしょっ!
僕の拙い妄想に、生のヴァルが負けるなんて、ありえないからっ!
全戦全勝だからっ!!
そう言いたいのに、だらしなく開いたままの口から出てくるのは、言葉にならない嬌声ばかりで。
「だからもっとヨくしてやるよ」
そう言うヴァルは、愛欲に満ちた魅惑的な笑みをたたえていて。
どこか悪戯っ子のような淫靡な笑みに、僕はただ魅了されてしまう。
ヴァルの顔が遠くなって、僕のお腹のさらに下の方に近づいて。薄っすらと開いたヴァルの薄い唇から、舌がのぞいて、そして――……
「へ……あっ……あ、あ……んあ――っ!!!」
ヴァルはもったいつけるみたいに見せつけて、僕のをぱくりと口に含んだ。
「んんっ!……あ、ああーっ……ん、あっ!」
うそっ……うそっ!うそ、うそ、うそっ!
ヴァルが僕のぼく……食べちゃった!!
ヴァルの口の中は、熱くて湿っててぬるりと生々しくて。
一度根元まで全部がヴァルの中に含まれて、唇で食まれたまま、ずるり…っと、擦り上げられると、これまで味わったことのない刺激的な甘味がぱちぱちと弾けた。
何これ。こんなの……知らない。知らないよ。
僕、溶けちゃう……、全部全部、溶けてなくなっちゃう。
こわい。なのに、もっとほしくなっちゃう。
何これ!?何これ!!こわいくらい、気持ちいい……!
「あぅぅっ……あっ……んっ…ああっ!」
ヴァルの舌がチロチロと僕の鈴口を抉る。再びぬるりと飲み込まれた口の中で、ヴァルの舌が僕のを上から下に舐めあげていく。
「ううっ……ヴァル…も、はなしてっ」
ダメダメっ!
もう、出ちゃう……出ちゃうからっ!
このままだと僕、あっという間にヴァルのお口に出しちゃうよっ!!
竜にだって、自由自在に出したり止めたりする能力は備わってないんだよ!
ヴァルだって知ってるよね!?
僕が、我慢できないの知ってるでしょ。
お願いだから、今すぐお口はなして!!
ヴァルは全然わかってない!カッコいいヴァルが悪いんでしょ!!
「っ!……っくそ」
節くれだった長い指が二本に増えて、内側の粘膜をばらばらと広げて、僕の中にある気持ちいいところを何度も何度も、繰り返ししつこく撫でてくる。
「ひゃっ!……ああっ……んー!やっ……あ、あーっ」
ぐちゃぐちゃ音がして、恥ずかしくて、いやらしくて。
びりびりと全身に電気が走るみたい。勝手に身体がびくびく跳ねて、そんな僕をヴァルがじっと睨むみたいに見てる。
ずっと、見てる。見られちゃってる。
気持ちいい。ダメ。気持ち良くて、僕、我慢できない。
「ダメっ……ダメ……っ」
ぎゅうっと自分で自分を押さえつけて、今にも弾けそうなものを押し込める僕の手を、ヴァルがぐっと掴んだ。
「何が、駄目なんだ」
「だって……だって……」
すぐにイったら、ダメでしょ?
僕は、我慢して、もっともっとヴァルを欲しくなって。
ヴァルが気持ちよくなるの、僕はいつも待って、我慢して。
そして、一緒に――
「なるほどな。妄想の『俺』とは、そうやって楽しくしてたってわけだ」
「ちがっ……!」
……くないけどねっ!
まったくもって、その通りだけどね!
「……はぁ、馬鹿くせぇ。自分に嫉妬するなんてよ」
「え?……なに……ひっ……う、…ああ、あーっ」
指っ……指が、増えてるっ!3本に増えてる!
ダメだって言ってるのにっ!ヴァル、聞いてるのっ!?聞いてないでしょ!!
内側から広げられる圧が上がって、ぞわぞわも大きくなって、もうどうしていいかわからない。
「ふうぅん……ヴァル、あ、……ぼく……ぼくぅ…っ」
ヴァルを怒らせたかったわけじゃ無いのに。
なんで怒ってるのかも、わからなくて。
だから、どうしたら許してもらえるのかもわからない。
「んな顔すんな。
……ただ、妄想に負けんのが癪に障るって話だ」
妄想に負ける……?
僕は言葉の意味を、すぐには理解できなくて。
ええーっ!?何言ってるの、ヴァル!
負けてないよっ!負けるわけないでしょっ!
僕の拙い妄想に、生のヴァルが負けるなんて、ありえないからっ!
全戦全勝だからっ!!
そう言いたいのに、だらしなく開いたままの口から出てくるのは、言葉にならない嬌声ばかりで。
「だからもっとヨくしてやるよ」
そう言うヴァルは、愛欲に満ちた魅惑的な笑みをたたえていて。
どこか悪戯っ子のような淫靡な笑みに、僕はただ魅了されてしまう。
ヴァルの顔が遠くなって、僕のお腹のさらに下の方に近づいて。薄っすらと開いたヴァルの薄い唇から、舌がのぞいて、そして――……
「へ……あっ……あ、あ……んあ――っ!!!」
ヴァルはもったいつけるみたいに見せつけて、僕のをぱくりと口に含んだ。
「んんっ!……あ、ああーっ……ん、あっ!」
うそっ……うそっ!うそ、うそ、うそっ!
ヴァルが僕のぼく……食べちゃった!!
ヴァルの口の中は、熱くて湿っててぬるりと生々しくて。
一度根元まで全部がヴァルの中に含まれて、唇で食まれたまま、ずるり…っと、擦り上げられると、これまで味わったことのない刺激的な甘味がぱちぱちと弾けた。
何これ。こんなの……知らない。知らないよ。
僕、溶けちゃう……、全部全部、溶けてなくなっちゃう。
こわい。なのに、もっとほしくなっちゃう。
何これ!?何これ!!こわいくらい、気持ちいい……!
「あぅぅっ……あっ……んっ…ああっ!」
ヴァルの舌がチロチロと僕の鈴口を抉る。再びぬるりと飲み込まれた口の中で、ヴァルの舌が僕のを上から下に舐めあげていく。
「ううっ……ヴァル…も、はなしてっ」
ダメダメっ!
もう、出ちゃう……出ちゃうからっ!
このままだと僕、あっという間にヴァルのお口に出しちゃうよっ!!
竜にだって、自由自在に出したり止めたりする能力は備わってないんだよ!
ヴァルだって知ってるよね!?
僕が、我慢できないの知ってるでしょ。
お願いだから、今すぐお口はなして!!
応援ありがとうございます!
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