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Ⅲ.大好きな卵編
22.僕、運命を感じてます② ※
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そうだよ。僕、ヴァルにここ、触ってほしいんだよ。
ねぇ、ヴァル、中からもたくさんなでなでして。
僕の気持ちいいとこ、知ってるでしょ。そこ、たくさん触って。
僕の指じゃ、届かないとこ。たくさん……もっと奥の方。触って、撫でて、擦って。気持ちよくして。
ねぇ、ヴァル。気持ちよくしてよ。
『下の口は優秀だな』て、『食い意地はってんな』て言って、たくさんたくさん、いっぱいにして。
「あっ……ふっ……」
あ、僕のかちかちになってる。内側のとこも、ぷっくりしてる。擦って、押えて、びりびりと電気が走るみたいに気持ちいいのが、全身に駆け巡っていく。
きもちいい、きもちいいよ。ヴァル。
僕、イく。イっちゃう……もう、イっちゃうよ。
なのに、ヴァルはいつも、ダメだって言う。
『もう少し、待て』て言って、ぎゅっと強く根元を握って、もっともっと気持ちいいのをたくさん体に溜めるように、イかせてくれなくて。
「あ、…ダメ…ダメ、……ぼくっ」
気持ちいいのが渦巻いて、身体がぷるぷるする。お腹きゅうきゅうして、もう、こらえられない。
ヴァル、ヴァル……お願い。イかせて。僕を、もっと。もっと、見て。ぎゅっとして。いっぱい、いっぱい。ずっと。
『いい子だな、ルルド』
紫色の目が細まって、ぎらつく勇猛な顔が僕を見てる。
「んんっ――……っ」
全身ががくがくと震えて、足の先っぽまで力がこもる。熱いものが手の中にぴゅくっと何回かに分けてこぼれる。後ろもきゅうっと食いしばって、指をくわえて離さないようにしてるみたいだ。
……………ああ。
イちゃった。イちゃったよ、僕。
僕、何してるんだろうね。
ここお外だよ。いや、ちゃんと見えないようにしてるけど。でも、お外だよ。
森のど真ん中で、大事なとこ丸出しにして、自分で前と下のお口まで弄って。一人で気持ちよくなって。
全身に纏わりつくような脱力感と、一気に下がる体温と。手の中でぬるついた感触が気持ち悪くて、汚れた服もまとめてキレイにしてしまう。
熱が醒めて冷えた頭では、森のなかで一人、地面座って下半身を露出しているという現実に、耐えられない。
身を整えて、ぎゅっと自分の肩を抱いて縮こまった。
こんなことしても、何の意味もないのに。
だって、ご飯食べてるわけでもなく。お腹もいっぱいだし。自分で自分を気持ちよくしても別に、美味しいのがもらえるわけでもないのに。
僕……僕………。
完全にエッチな竜になっちゃった!!痴竜!?僕、痴竜なの!!?
もう、こんなのどうしたらいいの!これ、どうやったら治るの!?
もう!もう、もう、もう!
ヴァルのせいだから!全部、全部、ヴァルのせいなんだから!!
確かに僕、200歳だけどさ。僕、今育ち盛りなんだよ?人で言うとこの、思春期みたいなものだよ?
食べ盛り、伸び盛りなんだよ?我慢できるわけないじゃない。
うーん。ただヴァル見ただけで、こんなんなっちゃうとか、僕、どうしたらいいんだろう。
ヴァルのことを放っておくなんて、できないし。
ヒクイドリを捕まえながら、ヴァルを見守るしか、選択肢は無いんだけど……。
でもそしたら……またむずむずしちゃったり……。
ふぅ…………。
いいよ。仕方ない。ここは、ヴァルに責任とってもらおう。
そうだよ。
僕、ヴァルをおかずにして、勝手に気持ちよくなってやる!!
僕の妄想の中で、ヴァルをすごいことにしてやるから!ていうか、もうすごいことになってるんだからね!
で、これからも、あんなことや、こんなこと、そんなことまで!?みたいなことに、どんどんしてやるから!してもらうから!!
文句は断固として受け付けません。だって、ヴァルのせいだから。どんなことになったとしても、しっかり責任とってもらわないと。
…………ん?ちょっと待てよ。
これってつまり……。
ヴァルは僕の主食でおかずってこと?
しかも蜂蜜も霞むほどの甘くて美味しい濃密なデザートもついてるっていう………。
なんてことだ。
ヴァル一人でフルコースじゃない。完全栄養食でしょ、こんなの。
え。すごい。ヴァルってすごい。
ヴァルがいないと、世界が滅びるレベルですごい。
つまり、僕がこんなんなっちゃうのは、仕方がないということだ。
うんうん。でも、とりあえず、ヴァルには見つからないようにしないとね!色々とね!
今ここにいることとか、おかずとか、色々ね!
お留守番してないのバレたら、怒られちゃうもんね、きっと。
おかずの中身がバレたら……僕が死んじゃう。
ねぇ、ヴァル、中からもたくさんなでなでして。
僕の気持ちいいとこ、知ってるでしょ。そこ、たくさん触って。
僕の指じゃ、届かないとこ。たくさん……もっと奥の方。触って、撫でて、擦って。気持ちよくして。
ねぇ、ヴァル。気持ちよくしてよ。
『下の口は優秀だな』て、『食い意地はってんな』て言って、たくさんたくさん、いっぱいにして。
「あっ……ふっ……」
あ、僕のかちかちになってる。内側のとこも、ぷっくりしてる。擦って、押えて、びりびりと電気が走るみたいに気持ちいいのが、全身に駆け巡っていく。
きもちいい、きもちいいよ。ヴァル。
僕、イく。イっちゃう……もう、イっちゃうよ。
なのに、ヴァルはいつも、ダメだって言う。
『もう少し、待て』て言って、ぎゅっと強く根元を握って、もっともっと気持ちいいのをたくさん体に溜めるように、イかせてくれなくて。
「あ、…ダメ…ダメ、……ぼくっ」
気持ちいいのが渦巻いて、身体がぷるぷるする。お腹きゅうきゅうして、もう、こらえられない。
ヴァル、ヴァル……お願い。イかせて。僕を、もっと。もっと、見て。ぎゅっとして。いっぱい、いっぱい。ずっと。
『いい子だな、ルルド』
紫色の目が細まって、ぎらつく勇猛な顔が僕を見てる。
「んんっ――……っ」
全身ががくがくと震えて、足の先っぽまで力がこもる。熱いものが手の中にぴゅくっと何回かに分けてこぼれる。後ろもきゅうっと食いしばって、指をくわえて離さないようにしてるみたいだ。
……………ああ。
イちゃった。イちゃったよ、僕。
僕、何してるんだろうね。
ここお外だよ。いや、ちゃんと見えないようにしてるけど。でも、お外だよ。
森のど真ん中で、大事なとこ丸出しにして、自分で前と下のお口まで弄って。一人で気持ちよくなって。
全身に纏わりつくような脱力感と、一気に下がる体温と。手の中でぬるついた感触が気持ち悪くて、汚れた服もまとめてキレイにしてしまう。
熱が醒めて冷えた頭では、森のなかで一人、地面座って下半身を露出しているという現実に、耐えられない。
身を整えて、ぎゅっと自分の肩を抱いて縮こまった。
こんなことしても、何の意味もないのに。
だって、ご飯食べてるわけでもなく。お腹もいっぱいだし。自分で自分を気持ちよくしても別に、美味しいのがもらえるわけでもないのに。
僕……僕………。
完全にエッチな竜になっちゃった!!痴竜!?僕、痴竜なの!!?
もう、こんなのどうしたらいいの!これ、どうやったら治るの!?
もう!もう、もう、もう!
ヴァルのせいだから!全部、全部、ヴァルのせいなんだから!!
確かに僕、200歳だけどさ。僕、今育ち盛りなんだよ?人で言うとこの、思春期みたいなものだよ?
食べ盛り、伸び盛りなんだよ?我慢できるわけないじゃない。
うーん。ただヴァル見ただけで、こんなんなっちゃうとか、僕、どうしたらいいんだろう。
ヴァルのことを放っておくなんて、できないし。
ヒクイドリを捕まえながら、ヴァルを見守るしか、選択肢は無いんだけど……。
でもそしたら……またむずむずしちゃったり……。
ふぅ…………。
いいよ。仕方ない。ここは、ヴァルに責任とってもらおう。
そうだよ。
僕、ヴァルをおかずにして、勝手に気持ちよくなってやる!!
僕の妄想の中で、ヴァルをすごいことにしてやるから!ていうか、もうすごいことになってるんだからね!
で、これからも、あんなことや、こんなこと、そんなことまで!?みたいなことに、どんどんしてやるから!してもらうから!!
文句は断固として受け付けません。だって、ヴァルのせいだから。どんなことになったとしても、しっかり責任とってもらわないと。
…………ん?ちょっと待てよ。
これってつまり……。
ヴァルは僕の主食でおかずってこと?
しかも蜂蜜も霞むほどの甘くて美味しい濃密なデザートもついてるっていう………。
なんてことだ。
ヴァル一人でフルコースじゃない。完全栄養食でしょ、こんなの。
え。すごい。ヴァルってすごい。
ヴァルがいないと、世界が滅びるレベルですごい。
つまり、僕がこんなんなっちゃうのは、仕方がないということだ。
うんうん。でも、とりあえず、ヴァルには見つからないようにしないとね!色々とね!
今ここにいることとか、おかずとか、色々ね!
お留守番してないのバレたら、怒られちゃうもんね、きっと。
おかずの中身がバレたら……僕が死んじゃう。
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