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とある軍師の日記
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※非常に残忍な、非人道的な出来事の記載があります。苦手な方は自衛をお願いします。
**********
○月×日
歴史学者の地図に記載されていた場所へ行った。渓谷の奥へと向かうと、研究所と思われる建物があった。
見慣れない容姿をした3人の人影を見つけた。彼らは、私を見るなり研究所内へ逃げ込んだ。
髪は老人のように白っぽく、肌も発光するように白い。ムンデ国の民の平均的な体系からすれば、小柄だった。年齢や性別はわからなかった。彼らが、歴史学者が保護しているという、白い容姿をした者たちだろうか。
○月×日
食料や洋服、日用品をもって、再度あの場所を訪れた。一人の少女が出てきて、受け取ってくれた。
近くで見ると、夏の花のように綺麗な黄色い瞳をしている。薄汚れてはいるが、愛らしい顔だった。白い肌には汚れが目立つ。
歴史学者について問うと、急に怯えて、研究所に逃げてしまった。
○月×日
ようやく3人に警戒されなくなった。訪れれば、顔を見せてくれる。
少女以外の男女は双子らしい。少女は一番年下のようだ。彼らはムンデ国の民で、その容姿から不吉とされ、捨てられた者たちだという。歴史学者の手によって、この渓谷に集められたという。正確な年齢はわからない。
以前は他にも、数人同様の容姿の者がいたが、いなくなったり、亡くなり、現在は彼ら3人だけになったそうだ。
○月×日
私が探していた歴史学者は、数ヶ月前に死んだらしい。頻繁に通いつめる私を想い、少女が教えてくれた。
死体は無いが、3人ともが目撃し、間違いないらしい。詳細はわからない。3人の様子から、これ以上は聞かないことにする。
歴史学者のことは、初めからさほど重要ではない。今は、この3人と過ごすことが心地よい。だから通うのだ、といえば、3人とも酷く驚いていた。
○月×日
研究所を調べていたら、歴史学者の日誌を見つけた。信じられないことが書かれていた。
歴史学者は、独自に白い容姿の彼らをムンデ国中から集め、その能力を検証するため、密かに様々な研究を行っていたらしい。
以下に、研究結果をまとめる。
ムンデ国の民の内、白い容姿を特徴とする者が、突然変異のように現れる。彼らは、特殊な能力を有していて、古くは尊ばれた。
今では、その能力から恐れられ、迫害を受け、その存在を隠匿するに至った。彼らの容姿は、現在、ムンデ国で白が不吉だとされる由来となっている。
一般的な特徴
・容姿は一様で、淡い乳白色の巻き毛、黄色い瞳孔、白い肌を特徴とする
・男女ともに、平均よりも小柄
・病気や怪我に強く、丈夫である
・子には容姿も能力も受け継がれない
子を産ませたが、一般的なムンデ国の民と同様の容姿であり、特別な能力は有していなかった。
特殊な能力
・彼らは命と引き換えに、人を呪うことができる
・呪いとは、相手の命を奪うことである
・呪いの発動には条件があり、条件を満たした瞬間から、その者は死亡へ進む
・呪いの発動の条件は、呪った者の強い欲求に影響を受ける
・呪いの発動の条件は、呪われた者には自覚される
・呪える人数は、命の数と同数である
・呪う意思が確固たらなければ、呪いは成立しない
・絶望はその者の血に呪いの効果をもたらす
上記二つは、共に逃亡を図った恋仲だった二人の事例により証明される。
逃亡に失敗した二人の内、男の方は殺した。何も起こらなかった。
恋人の死を知った女の命と引き換えた呪いは、その血を浴びた実験体全てに及んだ。国外へ出るという条件を満たすと、死ぬことを実証した。
彼女は、恋人と自分が成し遂げれなかった逃亡を、他者が成功させることを疎み、他者を呪ったのだと考察する。
過去にも類似の事象が発生している。
・死に方はさまざまである
・死体が消失することもままある
3人に聞けば、歴史学者は、生き残っていた4人目の男性の命と引き換えに、呪われ、命を落としたという。
男性は、逃亡しようとした罰として水と食事を抜かれ、それらを渇望したまま命を絶った。
歴史学者が水を飲んだ瞬間に、呪いが発動したそうだ。砂のように崩れ、死体は残らなかった。
私は、これらの事実はどう捉えて良いのかわからない。これらの結果を得るために、一体どれだけの命を犠牲にしたのか。考えるだけで、おぞましい。
ムンデ国において、知識や新たな知見を求める者は珍しい。記録も少ないこの国の過去を、いかにして歴史を研究しているのか、単純な好奇心から学者を探したが。
このような、悲劇にたどり着くとは。早く行動に移さなかったことが、ただ悔やまれる。
私も同じようなことをしていないか。己を振り返りたい。決して同じにはなりたくない。
亡くなった白き人々の冥福を祈る。
○月×日
研究日誌から判明する者の分だけでも、墓標をたてた。
途中から3人も手伝ってくれた。
○月×日
少女の名は、セシル。やっと名前を教えてもらえた。とても可憐な名前だ。彼女にとても似合っている。双子は、男性がドム、女性がリム、というらしい。
○月×日
彼らはとても穏やかな気質で、このような環境にあって、真っ直ぐに生きている。彼らがその力を使う時は、必ず他者を想うときだ。
彼らの絶望は、意図せぬ力の暴走を引き起こすのではないか、と私は考えている。
彼らの絶望は、願いを反転させるのではないか。
国外へ逃亡を企てた恋人は、生きながらに実験体として切り刻まれた。国外への逃亡を強く願った彼女の願いは、絶望により、その逆の意味をもった。
彼女は、最期まで他の者に、逃げるよう訴えており、他の者を逃がそうとしたところを、捉えられ、殺されている。
他の者が逃げることを、疎んでいたとは思えない。
最後の4人に生き残っていた男性は、呪いにより研究者の命を奪った。
彼は、共に飲食を禁じられた3人に、最期まで謝り、憂いていたのだという。彼は、3人を想い、自ら命を絶ったのだ。
そんな彼が、絶望していたとは思えない。
最期まで絶望していなかった彼の願いは、そのままに歴史学者へと反映された。
血に込められる強い想いは、近しい者の死を目の当たりにした者の願いが……生きて欲しいという強い想いが、反転した結果ではないのか。
想いが強ければ、必ずしも絶望は必要ないのかもしれない、
証拠は無い。証明しようとも思わない。この仮説は、彼らの心を知れば、確信できる。
3人へと自身の仮説を話せば、一様に賛同してくれた。
彼らは誰も呪いたくないのだ。
彼らの力は呪いではない。相手を想う、強い願いだ。その願いを、悪しきように使わせてはならない。
私は、決断した。
○月×日
双子のリムとドムが死んだ。セシルは二人に匿われ、生き残った。
研究所が荒らされ、侵入者らしい者たちの遺体が6体転がっていた。
セシルの証言や遺体の服装から、侵入者はグランカリス帝国の者たちと考えられる。
呪いの話を聞きつけて、やってきたらしい。以前、国境を越えてみる実験をした際に、グランカリス兵に見つかったのではないか、とセシルは言った。
彼らの言っていた名前は、グランカリスの正妃の名前だ。
我が子を皇帝とするため、邪魔なものを排除しようと、呪いを求めたのだ。
リムが捕まり殺されようとしたところで、ドムが彼らの要求をのみ、殺された。
リムは、首謀者らしい正妃を呪うために自ら死んだ。リムが死ぬ際に、まき散らした血を浴びた侵入者は皆絶命したそうだ。
あの子の母が亡くなったかもしれない。あの子と友人の悲痛を思うと、つらい。私の決断が遅かったばかりに、また望まぬ願いを増やしてしまった。
一人になってしまったセシルが心配だ。
けれど、グランカリス帝国で、やらねばならないことができた。
セシルと相談し、双子とも話していた予定通り、研究所、研究成果はすべて破壊、廃棄した。自分の痕跡も、可能な限り全て消す準備はできている。
最後に。
この日記は、私と犠牲になった多くの白き人の生きた証として、グランカリスの皇子である君に託す。公表するも、心に留めるも、破棄するも、すべて任せる。君のことを最も信頼している。
無責任な私を許して欲しい。
これまでの君の友情に深く感謝する。君も信じる道を進めるよう、いつまでも祈っている。
アダム・デール
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○月×日
歴史学者の地図に記載されていた場所へ行った。渓谷の奥へと向かうと、研究所と思われる建物があった。
見慣れない容姿をした3人の人影を見つけた。彼らは、私を見るなり研究所内へ逃げ込んだ。
髪は老人のように白っぽく、肌も発光するように白い。ムンデ国の民の平均的な体系からすれば、小柄だった。年齢や性別はわからなかった。彼らが、歴史学者が保護しているという、白い容姿をした者たちだろうか。
○月×日
食料や洋服、日用品をもって、再度あの場所を訪れた。一人の少女が出てきて、受け取ってくれた。
近くで見ると、夏の花のように綺麗な黄色い瞳をしている。薄汚れてはいるが、愛らしい顔だった。白い肌には汚れが目立つ。
歴史学者について問うと、急に怯えて、研究所に逃げてしまった。
○月×日
ようやく3人に警戒されなくなった。訪れれば、顔を見せてくれる。
少女以外の男女は双子らしい。少女は一番年下のようだ。彼らはムンデ国の民で、その容姿から不吉とされ、捨てられた者たちだという。歴史学者の手によって、この渓谷に集められたという。正確な年齢はわからない。
以前は他にも、数人同様の容姿の者がいたが、いなくなったり、亡くなり、現在は彼ら3人だけになったそうだ。
○月×日
私が探していた歴史学者は、数ヶ月前に死んだらしい。頻繁に通いつめる私を想い、少女が教えてくれた。
死体は無いが、3人ともが目撃し、間違いないらしい。詳細はわからない。3人の様子から、これ以上は聞かないことにする。
歴史学者のことは、初めからさほど重要ではない。今は、この3人と過ごすことが心地よい。だから通うのだ、といえば、3人とも酷く驚いていた。
○月×日
研究所を調べていたら、歴史学者の日誌を見つけた。信じられないことが書かれていた。
歴史学者は、独自に白い容姿の彼らをムンデ国中から集め、その能力を検証するため、密かに様々な研究を行っていたらしい。
以下に、研究結果をまとめる。
ムンデ国の民の内、白い容姿を特徴とする者が、突然変異のように現れる。彼らは、特殊な能力を有していて、古くは尊ばれた。
今では、その能力から恐れられ、迫害を受け、その存在を隠匿するに至った。彼らの容姿は、現在、ムンデ国で白が不吉だとされる由来となっている。
一般的な特徴
・容姿は一様で、淡い乳白色の巻き毛、黄色い瞳孔、白い肌を特徴とする
・男女ともに、平均よりも小柄
・病気や怪我に強く、丈夫である
・子には容姿も能力も受け継がれない
子を産ませたが、一般的なムンデ国の民と同様の容姿であり、特別な能力は有していなかった。
特殊な能力
・彼らは命と引き換えに、人を呪うことができる
・呪いとは、相手の命を奪うことである
・呪いの発動には条件があり、条件を満たした瞬間から、その者は死亡へ進む
・呪いの発動の条件は、呪った者の強い欲求に影響を受ける
・呪いの発動の条件は、呪われた者には自覚される
・呪える人数は、命の数と同数である
・呪う意思が確固たらなければ、呪いは成立しない
・絶望はその者の血に呪いの効果をもたらす
上記二つは、共に逃亡を図った恋仲だった二人の事例により証明される。
逃亡に失敗した二人の内、男の方は殺した。何も起こらなかった。
恋人の死を知った女の命と引き換えた呪いは、その血を浴びた実験体全てに及んだ。国外へ出るという条件を満たすと、死ぬことを実証した。
彼女は、恋人と自分が成し遂げれなかった逃亡を、他者が成功させることを疎み、他者を呪ったのだと考察する。
過去にも類似の事象が発生している。
・死に方はさまざまである
・死体が消失することもままある
3人に聞けば、歴史学者は、生き残っていた4人目の男性の命と引き換えに、呪われ、命を落としたという。
男性は、逃亡しようとした罰として水と食事を抜かれ、それらを渇望したまま命を絶った。
歴史学者が水を飲んだ瞬間に、呪いが発動したそうだ。砂のように崩れ、死体は残らなかった。
私は、これらの事実はどう捉えて良いのかわからない。これらの結果を得るために、一体どれだけの命を犠牲にしたのか。考えるだけで、おぞましい。
ムンデ国において、知識や新たな知見を求める者は珍しい。記録も少ないこの国の過去を、いかにして歴史を研究しているのか、単純な好奇心から学者を探したが。
このような、悲劇にたどり着くとは。早く行動に移さなかったことが、ただ悔やまれる。
私も同じようなことをしていないか。己を振り返りたい。決して同じにはなりたくない。
亡くなった白き人々の冥福を祈る。
○月×日
研究日誌から判明する者の分だけでも、墓標をたてた。
途中から3人も手伝ってくれた。
○月×日
少女の名は、セシル。やっと名前を教えてもらえた。とても可憐な名前だ。彼女にとても似合っている。双子は、男性がドム、女性がリム、というらしい。
○月×日
彼らはとても穏やかな気質で、このような環境にあって、真っ直ぐに生きている。彼らがその力を使う時は、必ず他者を想うときだ。
彼らの絶望は、意図せぬ力の暴走を引き起こすのではないか、と私は考えている。
彼らの絶望は、願いを反転させるのではないか。
国外へ逃亡を企てた恋人は、生きながらに実験体として切り刻まれた。国外への逃亡を強く願った彼女の願いは、絶望により、その逆の意味をもった。
彼女は、最期まで他の者に、逃げるよう訴えており、他の者を逃がそうとしたところを、捉えられ、殺されている。
他の者が逃げることを、疎んでいたとは思えない。
最後の4人に生き残っていた男性は、呪いにより研究者の命を奪った。
彼は、共に飲食を禁じられた3人に、最期まで謝り、憂いていたのだという。彼は、3人を想い、自ら命を絶ったのだ。
そんな彼が、絶望していたとは思えない。
最期まで絶望していなかった彼の願いは、そのままに歴史学者へと反映された。
血に込められる強い想いは、近しい者の死を目の当たりにした者の願いが……生きて欲しいという強い想いが、反転した結果ではないのか。
想いが強ければ、必ずしも絶望は必要ないのかもしれない、
証拠は無い。証明しようとも思わない。この仮説は、彼らの心を知れば、確信できる。
3人へと自身の仮説を話せば、一様に賛同してくれた。
彼らは誰も呪いたくないのだ。
彼らの力は呪いではない。相手を想う、強い願いだ。その願いを、悪しきように使わせてはならない。
私は、決断した。
○月×日
双子のリムとドムが死んだ。セシルは二人に匿われ、生き残った。
研究所が荒らされ、侵入者らしい者たちの遺体が6体転がっていた。
セシルの証言や遺体の服装から、侵入者はグランカリス帝国の者たちと考えられる。
呪いの話を聞きつけて、やってきたらしい。以前、国境を越えてみる実験をした際に、グランカリス兵に見つかったのではないか、とセシルは言った。
彼らの言っていた名前は、グランカリスの正妃の名前だ。
我が子を皇帝とするため、邪魔なものを排除しようと、呪いを求めたのだ。
リムが捕まり殺されようとしたところで、ドムが彼らの要求をのみ、殺された。
リムは、首謀者らしい正妃を呪うために自ら死んだ。リムが死ぬ際に、まき散らした血を浴びた侵入者は皆絶命したそうだ。
あの子の母が亡くなったかもしれない。あの子と友人の悲痛を思うと、つらい。私の決断が遅かったばかりに、また望まぬ願いを増やしてしまった。
一人になってしまったセシルが心配だ。
けれど、グランカリス帝国で、やらねばならないことができた。
セシルと相談し、双子とも話していた予定通り、研究所、研究成果はすべて破壊、廃棄した。自分の痕跡も、可能な限り全て消す準備はできている。
最後に。
この日記は、私と犠牲になった多くの白き人の生きた証として、グランカリスの皇子である君に託す。公表するも、心に留めるも、破棄するも、すべて任せる。君のことを最も信頼している。
無責任な私を許して欲しい。
これまでの君の友情に深く感謝する。君も信じる道を進めるよう、いつまでも祈っている。
アダム・デール
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