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Vol.3『なりそこないのサンタクロース』
サンタクロースの日曜日
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降矢さんに松屋を食べさせたのが月曜で、今日は二十日、日曜だ。始めは『イヴ』ちゃんのこと名前しかわかんなかったのに、昨日の調査で、アガ大に通う三年生でアガ大ミスコンの準ミスだってとこまで突き止めた。我ながら、すごいと思う。すごいよね。
でも、イヴちゃんがどんな顔してんのかは未だにわかんないままだ。ここまで来ると、すっごい気になる。気になるよね。
なもんで、降矢さんちに行くことにした。イヴちゃんの絵、見れるかなって思って。あと一応、中間報告的なもんもできるし。今日は淳ちゃんも一緒だ。えー、今日の淳ちゃんのコーデは何を思ったか、画家っぽいスモックに赤いベレー帽に瓶底メガネだ。
「画家みたいだろ?」
もうね、アホかと。せっかくあたしが冬っぽい濃い赤のすっごいかわいいワンピ着てきたってのに。なんで画家のコスプレ。バカにしてんのかって。失礼だろ。降矢さんにも、あたしにも! まー、降矢さんちのアトリエ寒いから、コート脱がないで終わるかもしんないけど。
ピンポーン
「あ、どうも……」
家の中から出てきた降矢さんも、画家コーデだった。や、帽子とメガネはしてなかったけど。んで、ちゃんと本格的に画家っぽく汚れてた。絵の具があちこちランダムに散ってて、あと手も、色んな色ついてた。淳ちゃんを見て、明らかに微妙な顔をした。それはちょっと笑った。
「こんちはー」
「絵の進捗はどうだ?」
「あ、あの……?」
「あーごめん降矢さん。この人ね、助手の淳ちゃん。前に会ったの一瞬だったもんね。ほら、あいさつする!」
「ぐふっ」
脇腹に思いっきり肘を入れてやった。
「…………あ、篤……藩次郎……です」
「長谷川淳でいーからね、降矢さん。あーあと、昼ごはん買ってきたから後で食べよーね」
「は、はい……」
「それで、進捗はどうだ」
「黙ってろって」
さっそく、二階のアトリエに通してもらった。特に掃除をしたってわけじゃないっぽいけど、なんて言うか、人が活動してる場、って空気になってた。最初に来た時なんて、ほんと部屋自体、死んでたからね。
そして、あたしたちの目当てのものが、部屋の真ん中にあった。イヴちゃんの肖像画が、イーゼルに架かってた。脇には降矢さんの作業ワゴンがあって、いかにも描いてる最中な雰囲気だ。
「うおーすげー」
初めて見る、イヴちゃんだった。降矢さんは写実的なタッチで描くから、これがまさしく、イヴちゃんなんだろうね。間違いないね。
「これは確かにすごいな。まるでそこにその人物がいるかのような……」
すっごい綺麗で、すっごいかわいかった。
というかこれ、降矢さんの記憶だけで描いたってことだよね? イヴちゃんを見て、ってんじゃなくてさ。なのに、なんて言うか――
「それは決して誇張された美しさではなく、ありのままのビューティーを、ただ忠実に、キャンバスの上に再現したかのような……」
「そーそー、そんな感じする。すっごいかわいい」
「あ、ありがとうございます……!」
絵の中のイヴちゃんは、ちょっと丸顔で、小顔で、頭自体ちっさそうで、華奢で、儚げで、ううーん! こういうのを、可憐って言うんだろうなーって、すっごい思った。実際きっと、おしとやかな人なんだろうなー。
「んー、でもこれ、まだ描いてる最中なんだね? こんだけすごいのに」
「そうなんです、実は……」
降矢さんは言い淀む。
「これは、目は閉じたままでいいのか?」
淳ちゃんが切り込んだ。そう、イヴちゃんは真正面を向いてるけど、その目は閉じられていたのだ。
「…………そう、そうなんです」
やっぱりどんよりし始めた。
「目を、開けて欲しいんですけど……開けてくれなくて……」
ふーん……。
「降矢さんの中のイヴちゃんが、そうなんだね? 目を開けてくれないんだね?」
「はい……」
あたしも淳ちゃんと一緒で、イヴちゃん、目、開けないのかなー、とは思ってた。そして、イヴちゃんの口元はどっか悲しそうで、眉尻は少し下がってる。うん、儚げっていうより、寂しげだった。
「背景もなんか暗いよね。どよどよしてる」
つまり、降矢さんが今、こうなんだ。強調されたハイライトには、温度が無かった。
「あー降矢さん! えーっとね! そのイヴちゃんなんだけど!」
声を張った。ちょっと空気が重かったから。これは吹っ飛ばさないと。
「色々わかったんだよ。イヴちゃん、アガ大に通ってて今三年だった! 二十一歳! ってか降矢さん、イヴちゃんと出会った時、彼女自分でハタチって言ってたみたいだけど? 何、歳知らないって、酔っぱらってたもんだから覚えてなかったとか? どんだけ酒飲みまくってたのさ。てか、どんだけ遊びまくってたのって話で、絵だってその時から――」
「由紀奈、よせ」
「あっ……」
間違えた。あたし何言ってんだ。
「いや、違くて、あたしがその、言いたいのは、そういうんじゃなくって……」
余計に空気重くしてどうすんの、って。
「というか、そんな責めるつもりとか無くて、む、むしろ、降矢さんの気持ちはさ、わかるからさ……遊びたかったんじゃなくて、一緒にいたかったんだよね? その……好きな人とさ」
「…………」
「んで、あれ? だから、えっと、何言いたかったんだっけ……」
「頑張れ、って言いたかったんだろ? この絵……イヴが、目を開けてくれるように、目を開いたイヴを描けるように。違うか?」
「そう! そうそう、そう! がんばれー、って! てか、どう頑張ったらいーのかとか、それはちょっとわかんないんだけど」
「そこは画家の領域だろう。あるいは、本人の。俺らにはわからん。――そうだろう?」
「え、ええ……そうですね……そう、思います」
なんか淳ちゃんにおいしいとこ持ってかれた気する。
「降矢さん! うちらもね、イヴちゃん本人まであと一歩ってとこまで来てんの。もうちょっとだから。そしたら、なんとか、降矢さんと会えるようにするからさ! うん、イヴちゃんって、こんな感じなんだねー。ほんとかわいいー。写真撮らせてもらうよ? これそのまんま、捜索に使える感じだもんね、リアリティ」
「あ、それは、はい、自信はあります」
「さすがすぎんよー。ほんと、さすが画家だわー」
「俺も描いてもらうか……」
「なに言ってんだよ。きも。やっぱ自分好きなのな。きも」
「二回言われた……」
「はーいイヴちゃん、笑って笑ってー」
ぱちり。イヴちゃんの絵の写真を撮った。うん。本当にね、笑ってくれたら本当にいいな、って思いながら。
そのあとは、三人で喋りながら買ってきたお昼を食べて、淳ちゃんは一服つけて、そして降矢さんの家を後にした。天気は良かったけど、川の近くって寒いよね。あたしは結局、コートを脱がずじまいだった。瓶底メガネは没収した。
「よーし淳ちゃん、あと一歩だー。明日からどーする?」
「ああ、俺はアガ大を張り込む。イヴに直接の接触を図る」
「平日がこれほど待ち遠しいと思ったことは無かった」
「なんだその口調は」
「淳ちゃんだけど」
「俺の真似か。全然違うけどな」
「いや合ってる。これでいーんです」
「知らんけどー」
「それはあたしの真似か。やめろ腹立つ。もっとかわいくやれ」
「知らんけどー」
「だからかわいくねーし。かわいくやられても困るけど」
「ははは」
「腹立つ」
まー、いい日曜だったよ。降矢さん、あんなすごい描いてると思わなかったし、もっと頑張ってくれそうだったし。あたしらももうちょっとのとこまで来てたし、イヴちゃんの顔も大体わかったし。
でも、イヴちゃんがどんな顔してんのかは未だにわかんないままだ。ここまで来ると、すっごい気になる。気になるよね。
なもんで、降矢さんちに行くことにした。イヴちゃんの絵、見れるかなって思って。あと一応、中間報告的なもんもできるし。今日は淳ちゃんも一緒だ。えー、今日の淳ちゃんのコーデは何を思ったか、画家っぽいスモックに赤いベレー帽に瓶底メガネだ。
「画家みたいだろ?」
もうね、アホかと。せっかくあたしが冬っぽい濃い赤のすっごいかわいいワンピ着てきたってのに。なんで画家のコスプレ。バカにしてんのかって。失礼だろ。降矢さんにも、あたしにも! まー、降矢さんちのアトリエ寒いから、コート脱がないで終わるかもしんないけど。
ピンポーン
「あ、どうも……」
家の中から出てきた降矢さんも、画家コーデだった。や、帽子とメガネはしてなかったけど。んで、ちゃんと本格的に画家っぽく汚れてた。絵の具があちこちランダムに散ってて、あと手も、色んな色ついてた。淳ちゃんを見て、明らかに微妙な顔をした。それはちょっと笑った。
「こんちはー」
「絵の進捗はどうだ?」
「あ、あの……?」
「あーごめん降矢さん。この人ね、助手の淳ちゃん。前に会ったの一瞬だったもんね。ほら、あいさつする!」
「ぐふっ」
脇腹に思いっきり肘を入れてやった。
「…………あ、篤……藩次郎……です」
「長谷川淳でいーからね、降矢さん。あーあと、昼ごはん買ってきたから後で食べよーね」
「は、はい……」
「それで、進捗はどうだ」
「黙ってろって」
さっそく、二階のアトリエに通してもらった。特に掃除をしたってわけじゃないっぽいけど、なんて言うか、人が活動してる場、って空気になってた。最初に来た時なんて、ほんと部屋自体、死んでたからね。
そして、あたしたちの目当てのものが、部屋の真ん中にあった。イヴちゃんの肖像画が、イーゼルに架かってた。脇には降矢さんの作業ワゴンがあって、いかにも描いてる最中な雰囲気だ。
「うおーすげー」
初めて見る、イヴちゃんだった。降矢さんは写実的なタッチで描くから、これがまさしく、イヴちゃんなんだろうね。間違いないね。
「これは確かにすごいな。まるでそこにその人物がいるかのような……」
すっごい綺麗で、すっごいかわいかった。
というかこれ、降矢さんの記憶だけで描いたってことだよね? イヴちゃんを見て、ってんじゃなくてさ。なのに、なんて言うか――
「それは決して誇張された美しさではなく、ありのままのビューティーを、ただ忠実に、キャンバスの上に再現したかのような……」
「そーそー、そんな感じする。すっごいかわいい」
「あ、ありがとうございます……!」
絵の中のイヴちゃんは、ちょっと丸顔で、小顔で、頭自体ちっさそうで、華奢で、儚げで、ううーん! こういうのを、可憐って言うんだろうなーって、すっごい思った。実際きっと、おしとやかな人なんだろうなー。
「んー、でもこれ、まだ描いてる最中なんだね? こんだけすごいのに」
「そうなんです、実は……」
降矢さんは言い淀む。
「これは、目は閉じたままでいいのか?」
淳ちゃんが切り込んだ。そう、イヴちゃんは真正面を向いてるけど、その目は閉じられていたのだ。
「…………そう、そうなんです」
やっぱりどんよりし始めた。
「目を、開けて欲しいんですけど……開けてくれなくて……」
ふーん……。
「降矢さんの中のイヴちゃんが、そうなんだね? 目を開けてくれないんだね?」
「はい……」
あたしも淳ちゃんと一緒で、イヴちゃん、目、開けないのかなー、とは思ってた。そして、イヴちゃんの口元はどっか悲しそうで、眉尻は少し下がってる。うん、儚げっていうより、寂しげだった。
「背景もなんか暗いよね。どよどよしてる」
つまり、降矢さんが今、こうなんだ。強調されたハイライトには、温度が無かった。
「あー降矢さん! えーっとね! そのイヴちゃんなんだけど!」
声を張った。ちょっと空気が重かったから。これは吹っ飛ばさないと。
「色々わかったんだよ。イヴちゃん、アガ大に通ってて今三年だった! 二十一歳! ってか降矢さん、イヴちゃんと出会った時、彼女自分でハタチって言ってたみたいだけど? 何、歳知らないって、酔っぱらってたもんだから覚えてなかったとか? どんだけ酒飲みまくってたのさ。てか、どんだけ遊びまくってたのって話で、絵だってその時から――」
「由紀奈、よせ」
「あっ……」
間違えた。あたし何言ってんだ。
「いや、違くて、あたしがその、言いたいのは、そういうんじゃなくって……」
余計に空気重くしてどうすんの、って。
「というか、そんな責めるつもりとか無くて、む、むしろ、降矢さんの気持ちはさ、わかるからさ……遊びたかったんじゃなくて、一緒にいたかったんだよね? その……好きな人とさ」
「…………」
「んで、あれ? だから、えっと、何言いたかったんだっけ……」
「頑張れ、って言いたかったんだろ? この絵……イヴが、目を開けてくれるように、目を開いたイヴを描けるように。違うか?」
「そう! そうそう、そう! がんばれー、って! てか、どう頑張ったらいーのかとか、それはちょっとわかんないんだけど」
「そこは画家の領域だろう。あるいは、本人の。俺らにはわからん。――そうだろう?」
「え、ええ……そうですね……そう、思います」
なんか淳ちゃんにおいしいとこ持ってかれた気する。
「降矢さん! うちらもね、イヴちゃん本人まであと一歩ってとこまで来てんの。もうちょっとだから。そしたら、なんとか、降矢さんと会えるようにするからさ! うん、イヴちゃんって、こんな感じなんだねー。ほんとかわいいー。写真撮らせてもらうよ? これそのまんま、捜索に使える感じだもんね、リアリティ」
「あ、それは、はい、自信はあります」
「さすがすぎんよー。ほんと、さすが画家だわー」
「俺も描いてもらうか……」
「なに言ってんだよ。きも。やっぱ自分好きなのな。きも」
「二回言われた……」
「はーいイヴちゃん、笑って笑ってー」
ぱちり。イヴちゃんの絵の写真を撮った。うん。本当にね、笑ってくれたら本当にいいな、って思いながら。
そのあとは、三人で喋りながら買ってきたお昼を食べて、淳ちゃんは一服つけて、そして降矢さんの家を後にした。天気は良かったけど、川の近くって寒いよね。あたしは結局、コートを脱がずじまいだった。瓶底メガネは没収した。
「よーし淳ちゃん、あと一歩だー。明日からどーする?」
「ああ、俺はアガ大を張り込む。イヴに直接の接触を図る」
「平日がこれほど待ち遠しいと思ったことは無かった」
「なんだその口調は」
「淳ちゃんだけど」
「俺の真似か。全然違うけどな」
「いや合ってる。これでいーんです」
「知らんけどー」
「それはあたしの真似か。やめろ腹立つ。もっとかわいくやれ」
「知らんけどー」
「だからかわいくねーし。かわいくやられても困るけど」
「ははは」
「腹立つ」
まー、いい日曜だったよ。降矢さん、あんなすごい描いてると思わなかったし、もっと頑張ってくれそうだったし。あたしらももうちょっとのとこまで来てたし、イヴちゃんの顔も大体わかったし。
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