〜Marigold〜 恋人ごっこはキスを禁じて
大学で日本語教師を勤める伊東桂は恋人がいない。仕事と自宅の往復だ。
そんな桂の密かな楽しみは、行きつけのBARで極上の男性、山本亮をこっそり見つめて、片想いにもならない感情を、胸の中で揺らして愛おしむことだった。
彼には極上の男に相応しく、素敵な恋人がいて・・・二人はどこから見ても完璧なカップルで自分の入る余地はないと、思っていたのに・・・。
ある日突然、桂は亮から言われる。
「俺と付き合わない?」
喜びは一瞬で、話を聞けば恋人不在中の恋人公認のセックスフレンドだった。
都合の良い「恋人ごっこ」という関係。
そんな関係に苦しみながらも、叶わないと最初から諦めていた思いだからと、桂は期間限定の恋愛に溺れていく。
桂の想いは実るのか・・・大人の切ない、すれ違いラブストーリーが横浜を舞台に繰り広げられる。
※ご都合主義のフワッとした設定です。
※R18は予告なく入ります。
※完結まで、数話ずつ、毎日更新します。
そんな桂の密かな楽しみは、行きつけのBARで極上の男性、山本亮をこっそり見つめて、片想いにもならない感情を、胸の中で揺らして愛おしむことだった。
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※R18は予告なく入ります。
※完結まで、数話ずつ、毎日更新します。
プロローグ
第一章 片思いの相手から、ツキアッテ…そう言われたら、どんな気持がするんだろう…。
第二章 彼のために・・・自分のために・・・唇へのキスはしない・・・
第三章 恋人ごっこをするなら、自覚しないと...
第四章 この想いを終わらせるために…始めたんだ…
第五章 煙草なんて苦いだけ…吸いたくなんてないのに…
第六章 あいつはどんどん俺を蝕んでいく…甘い毒なんだ…
第七章 カミサマ…お願い…今だけ…俺を彼の本当の恋人でいさせて…
第八章 ―もっと…楽で楽しい恋愛がしたかった…—
第九章 普通の恋人同士なら行かないで…そう言うのかな…
第十章 ― そうか…俺はマリーゴールドなんだ…―
第十一章 ― お前はただ一言「終り」と言えば良いんだ。そうすれば俺は…お前の前から消える…
第十二章 ― そんな風に俺を扱わないで…期待してしまうから…―
第十三章 ― 先の約束なんてしたくない…ただ…苦しさが募るだけ…―
第十四章 ― 分かっているさ…自分の立場なんて…自分がマリーゴールドだって事ぐらい…―
第十五章 ― もう充分…そんな風に苦しんでくれただけで…。もう…終りにしよう…―
最終章 ― 片思いはもうたくさん…。マリーゴールドには二度とならない…―
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