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第18話
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「どう? 驚いた? 小さい頃に見たのと全然違うでしょ?」
「なっ……! カイル! あなた、全然人の話聞いてないでしょ!?」
「まあ、まあ。いいから、今度は直に触ってみなよ」
カイルはそう言うと、再びメイジーの手を取って自身の反り返った雄へと導いた。
「えっ、ちょっと……!」
青筋が立った陰茎に触れてみると、布越しに触れた時よりもさらに熱く硬く、膨張している様がより伝わってきた。
その流れで、メイジーは先端部分を指先で触らせられる。カイルはメイジーの手を使って、つるつるとした先端を繰り返し愛撫した。
ぬるぬるとした粘性の高い透明な液が、メイジーの指に纏わりつく。
「ほら、ぬるぬるしてるでしょ? これ、先走りっていうんだけど」
「だ、だから……! 知ってるってばっ……!」
「ああ、知ってるんだ? ……それじゃあ、どうしてこんな風になってるかわかる?」
カイルはクスクスと悪戯っぽく笑いながら、メイジーに尋ねる。
「……」
「わからない? じゃあ、教えてあげる」
カイルは押し黙るメイジーをからかうように、妖艶な笑みを浮かべながら言い放った。
「姉さんに欲情してるからだよ。姉さんの大事な所を触っていたら、興奮してこんなに硬くなっちゃったんだ」
「……っ!」
メイジーは羞恥のあまり、顔だけではなく全身が熱くなっていくのを感じた。
「あ、姉に対して欲情するなんてっ……! そんなの、絶対おかしいわよ……!」
「酷いなぁ、姉さん。可愛い弟を変態扱いしないほしいな。だから、これは仕方がないことなんだ。健康な男だったら、誰でもこうなるよ。例え、相手が実の姉だったとしてもね」
「……」
メイジーが反論できずにいると、カイルは先ほどのように秘所を指で愛撫してきた。
花芯を中指の腹で繰り返し擦られ、メイジーはいよいよ喘ぎ声を堪えきれなくなる。
湯浴みを終えて穿き替えたばかりの下穿きは、既に止めどなく滴る蜜でぐっしょりと濡れそぼっている。この調子だと、シーツに染みてしまうのも時間の問題だろう。
「んっ……ふっ……あ……」
「我慢しないで、姉さん。ほら、ちゃんと可愛く喘がないと……公爵様に嫌われちゃうかもよ?」
「カ、カイル……お願い、もうこんなことやめ──」
メイジーがそこまで言いかけると、突然カイルの右手が下穿きの中に侵入してきた。
淫らに蠢く彼の細く長い指は、今度は直にメイジーの秘所に触れる。
カイルは人差し指で一頻り花芯をぐりぐりと刺激した後、ぬるりと中指を第二関節まで捩じ込んできた。
彼はそのまま何かを探り当てるように膣内に指を這わせると、不意に動きを止め、上壁に指の腹をじわりと押し当てた。
「なっ……! カイル! あなた、全然人の話聞いてないでしょ!?」
「まあ、まあ。いいから、今度は直に触ってみなよ」
カイルはそう言うと、再びメイジーの手を取って自身の反り返った雄へと導いた。
「えっ、ちょっと……!」
青筋が立った陰茎に触れてみると、布越しに触れた時よりもさらに熱く硬く、膨張している様がより伝わってきた。
その流れで、メイジーは先端部分を指先で触らせられる。カイルはメイジーの手を使って、つるつるとした先端を繰り返し愛撫した。
ぬるぬるとした粘性の高い透明な液が、メイジーの指に纏わりつく。
「ほら、ぬるぬるしてるでしょ? これ、先走りっていうんだけど」
「だ、だから……! 知ってるってばっ……!」
「ああ、知ってるんだ? ……それじゃあ、どうしてこんな風になってるかわかる?」
カイルはクスクスと悪戯っぽく笑いながら、メイジーに尋ねる。
「……」
「わからない? じゃあ、教えてあげる」
カイルは押し黙るメイジーをからかうように、妖艶な笑みを浮かべながら言い放った。
「姉さんに欲情してるからだよ。姉さんの大事な所を触っていたら、興奮してこんなに硬くなっちゃったんだ」
「……っ!」
メイジーは羞恥のあまり、顔だけではなく全身が熱くなっていくのを感じた。
「あ、姉に対して欲情するなんてっ……! そんなの、絶対おかしいわよ……!」
「酷いなぁ、姉さん。可愛い弟を変態扱いしないほしいな。だから、これは仕方がないことなんだ。健康な男だったら、誰でもこうなるよ。例え、相手が実の姉だったとしてもね」
「……」
メイジーが反論できずにいると、カイルは先ほどのように秘所を指で愛撫してきた。
花芯を中指の腹で繰り返し擦られ、メイジーはいよいよ喘ぎ声を堪えきれなくなる。
湯浴みを終えて穿き替えたばかりの下穿きは、既に止めどなく滴る蜜でぐっしょりと濡れそぼっている。この調子だと、シーツに染みてしまうのも時間の問題だろう。
「んっ……ふっ……あ……」
「我慢しないで、姉さん。ほら、ちゃんと可愛く喘がないと……公爵様に嫌われちゃうかもよ?」
「カ、カイル……お願い、もうこんなことやめ──」
メイジーがそこまで言いかけると、突然カイルの右手が下穿きの中に侵入してきた。
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カイルは人差し指で一頻り花芯をぐりぐりと刺激した後、ぬるりと中指を第二関節まで捩じ込んできた。
彼はそのまま何かを探り当てるように膣内に指を這わせると、不意に動きを止め、上壁に指の腹をじわりと押し当てた。
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