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心音と共に、
素晴らしい関係
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二人、手を繋いで歩く帰り道。
その手は。指の隙間に一本一本絡められている。
恋人同士って、確かこう言う手の繋ぎ方をするってどこかで聞いていた。
だから。心音の指に、私の指を絡めてみた。
心音の反応は何もない。
と言うより、あれ以来。心音は話すをやめてしまった。
……私も。話せないでいる。「帰ろっか」と伝えたきりだ。
ちょっとだけ私の熱は冷めて、冷静になれてきた。
告白ができたということに、改めて良かったって。そう思う。
でも。さすがにいきなり結婚してって言ったのは……。
今日のことは一生忘れないつもりだけど、一生それを引きずりそう。
しょうがない事として、受け入れるしかないのかな。
うん。悪いことを見返しても良い事なんてないから。
良い事だけを見返そう。
やがて家へと辿り着く。
心音は鍵を取り出して、ドアを開ける。
そろりそろりと音そ立てずに家へと入る。
手を繋いだまま忍び足で、そのまま部屋へと帰還した。
手を離して二人その場に腰を下ろす。
その時に私を襲ったのは「私たちって付き合ったんだ」という実感だった。
それでも。これで公認の仲というか。なんというか。
なんていうんだろう。
とにかく、素晴らしい関係になれたわけだ。
……素晴らしい関係。
んーー。
確かにその通りなんだけど。
……この結論は、なんだか凄くテキトーじみている気がする。
ちゃんと考えよう!
えーっと。だから。えっと。
……えっと。
…………。
とりあえず今は、素晴らしい関係ということにしておこう。
今の私に、これ以上の言葉は浮かびそうにない。
語彙力の欠損。というか、今は心音のことしか見えてない。
だからなのだろう。
……けれど。
なぜだか、会話をするのが緊張する。
心音はいつの間にか、補聴器を耳に装着していた。
抱きついて、話はできると思うのだけど。どうも出来そうになかった。
心音と付き合えたら、こう言う遠慮もいらなくなるのかなって思っていたけど……なんだか余計に恥ずかしい。
多分、このような緊張は付き合った直後だから。……なのかな。
そういう思考で、心音のことを見てみる。
心音は俯きがちだった。斜めを見下ろしている感じ。
どこかそわそわしていた。
顔を覗いて観察すると、頬には乾いた涙の痕跡。
心音の着ている服も相まって、心の底からお姫様みたいだと思う。
こんな人と付き合えた。表しきれない良さがあった。
覗く私に気付いたのか、心音は私を見た。
けど、すぐに目を逸らされる。
「えっ……」
逸らされたことにちょっぴりショックを受けて、声が漏れる。
けれど、逸らされたことによって私の正面に来た心音の耳が真っ赤になっているのを見て『ただ恥ずかしいだけなんだ』って、ちょっとクスッとした。
心音だって、きっと今まで誰とも付き合ったとこがなくて、こういうことって初めての経験なのだと思う。
しかも、私は、心音がずっと密かに想いを寄せていた人物だから。
心音は、多分。喜んでくれているのだろう。それが由来した赤面なのかも。
私だって、さっきから顔は凄く熱い。凄く凄く熱い。
けど、この熱さは私にとって、とても。形容し難いものがあって。
とにかく。暖かいものに満ちていて。寧ろ嬉しくて。
……つまり。心音のことが好きすぎるってことで。
この接続詞。ちゃんと接続されている?
……国語は難しいんで分かんないけど。そういうことなんだ。
心音は、本当に。私にとってかけがえのない存在へと変貌をしている。
人って変わるもんだ。というよりも、心音が私を変えたのだ。
好きになってくれてありがとうって。ずーーっと、感謝しないと。
掴み取れた運命。これから、大事に、一緒に。温めていきたい。
温めていきたい、というか。絶対、温めていく。
……これから、どうなるんだろう。
結婚の約束。……私がしたあれって、思い返すと完全にプロポーズ。
……でも。その前に、心音から結婚したいって言われていたし。
付き合ってと結婚しての順番を逆にすればよかったかな。……どうかな。
だけどその前に、私たちは色々と順序が逆だ。
最初にキス。その後にハグ。そして今日、恋人たちがする手繋ぎ。
だから、プロポーズした後に付き合ってって言ったって。それは私たちらしくて、結構いいような気もしてくる。
……まぁ。気にしても仕方ないことだ。
けど、明日になると、もっともっとこのことを気にして恥ずかしくなりそうだ。
けどけど、どうせ数ヶ月経った頃には、凄くいい思い出になるんだ。
そういうものだと、勝手に思っている。
「…………」
こんな長考をしていても、心音はそっぽ向いたままだ。
そろそろお話をしたいところである。
試しに、手を伸ばして心音の方をちょいちょい叩く。
ビクッと震えて、恐る恐るこちらを見た。
その顔は、耳よりも赤い。
『どうしたんですか』と、充血した目で問うてくる。
「お話……しない?」
頬をぽりぽりと照れ隠しで掻きながら、心音にゆっくり言ってみた。
小声だけど、補聴器をしている心音の耳には多分届いている。
心音は、軽く首を縦に振ってくれた。
すぐに私は近寄って、その心音を抱きしめる。
柔らかい肌の感触が、私にしみ込むようだ。
私からハグって……ちょっと珍しい。と感じた。
心音も軽く私に抱き返してきた。
パジャマの背中部分を、くしゃっと掴まれる。
その行動の一つ一つが、とても可愛い。
思いながらも、私は心音の耳に顔を寄せた。
「何を話そっか」
心音は少し固まり。
数秒の間を空けたのちに、同じように耳に来る。
「なんでも。いいですよ」
細い声はいつもの調子だった。
「私たちって。……付き合ったんだよね?」
「……ばか、ですね。私の返事、聞こえなかったんですか?」
「き、聞こえたよ! でも、なんか現実感がね……」
「……うん。伊奈さんから、言ってくれるなんて。思ってなかった。……私からもう一度、付き合ってくれるかの確認するとこでした」
「ごめん」
「……私の告白の返事を保留にした時。伊奈さん、私のことをもっと知れたら付き合う……みたいなこと言ってましたよね?」
「……そうだったね。でも、あの後、私すぐに後悔したんだ。『付き合ってからの方が心音のことよく知れるだろー』って感じで」
「……。それで、今になってやっと言ってくれたんですね。本当に遅いですね」
「ごめんなさい……」
「謝られるのも、なんか嫌です」
「はい」と黙り込む。
……心音からしたら、やっぱり少し嫌なのかな。
確かに。本当に遅かった気がする。
返事の保留って、確かに嫌かも。
「ごめん」と、申し訳ない気持ちを込めてもう一度、囁く。
「……謝んないでって言いましたけど。……もう、伊奈さんが告白してくれたことによって、それについてはもう不問と致します」
「……あ、ありがとう。女神様や」
「女神様とか……。伊奈さんは、ちゃんと。私の名前で……」
「いやいや、今のは比喩というか。心音のことは、ちゃんと心音って呼んでる!」
必要以上に大きな声で。
「ちょっと静かに」
「すみません」
注意を受けてしまいました。
はい。気をつけます。
「……それで。伊奈さん。……これからどうします?」
「どうするって。……結婚するよね?」
それを当たり前のことだと思いそう返す。
けれど。なぜか心音は、少しだけフリーズした。
僅かな呼吸音が消えたかと思いきや、そういうわけでもなく。
フリーズが解かれ、抱いている心音がもぞもぞ動く。
「……そっ。それはっ。……しますけど。……今から、何をするかってことです」
風船の空気が抜けるように、シュルシュルとしぼんでいく心音の声。
心音がどんな顔をしているのか想像しながらも、私の早とちりに赤面する。
「ご、ごめん!」
「いいですから。……何をしますか。言ってください」
「……えっと。じゃあ、そういえば膝枕。私されてないから、それする?」
「そ、それは、また今度でいいです。何だか今日はお腹いっぱいで……」
「じゃあ。今日はもうお眠る?」
「そうします。……あ、親には一緒の布団で寝るって言っているので」
「そ、それは。嬉しいことですね」
「はい……」
一緒に寝るって。
心音ママは誤解しないのだろうか。いや。しそうだな。
何だか楽しげな人だし。まぁ、されてもいい?
誤解……と言っても、多分キスとかはする。
実際、私たちは誤解されるような関係だ。
ここはもういっその事、多いに誤解されるのもアリかもしれない。
「よし。一緒に寝よう! ……あ、その前に私、臭くない? さっきまで外行ってたからさ」
「大丈夫ですよ。……伊奈さんからは。伊奈さんの匂いがします。……あ、でも。シャンプー同じだから、若干私の匂いも。……あ、臭くないですよ」
私の髪を持ち上げて、すんすんする心音。
髪に神経が通っていたら、一体どういう感覚なのだろうか。
とりあえず。臭くないという事実に、ホッと安堵する。
「よかった。心音からは心音の匂いがするね」
「私の匂いって何ですか」
言われて、私も心音の茶髪のロングを持ち上げる。
こんなことしたなって思いながら、そのサラサラの髪を匂う。
「すっごくいい匂い!」
告げると。
心音が軽く微笑む。
「……親には感謝しないとですね。シャンプー選びのセンスがいいって」
「なにそれー」
心音は照れるように、私の褒める対象を親へと移す。
それが何だかとってもおかしくて。声を出して笑っちゃう。
その手は。指の隙間に一本一本絡められている。
恋人同士って、確かこう言う手の繋ぎ方をするってどこかで聞いていた。
だから。心音の指に、私の指を絡めてみた。
心音の反応は何もない。
と言うより、あれ以来。心音は話すをやめてしまった。
……私も。話せないでいる。「帰ろっか」と伝えたきりだ。
ちょっとだけ私の熱は冷めて、冷静になれてきた。
告白ができたということに、改めて良かったって。そう思う。
でも。さすがにいきなり結婚してって言ったのは……。
今日のことは一生忘れないつもりだけど、一生それを引きずりそう。
しょうがない事として、受け入れるしかないのかな。
うん。悪いことを見返しても良い事なんてないから。
良い事だけを見返そう。
やがて家へと辿り着く。
心音は鍵を取り出して、ドアを開ける。
そろりそろりと音そ立てずに家へと入る。
手を繋いだまま忍び足で、そのまま部屋へと帰還した。
手を離して二人その場に腰を下ろす。
その時に私を襲ったのは「私たちって付き合ったんだ」という実感だった。
それでも。これで公認の仲というか。なんというか。
なんていうんだろう。
とにかく、素晴らしい関係になれたわけだ。
……素晴らしい関係。
んーー。
確かにその通りなんだけど。
……この結論は、なんだか凄くテキトーじみている気がする。
ちゃんと考えよう!
えーっと。だから。えっと。
……えっと。
…………。
とりあえず今は、素晴らしい関係ということにしておこう。
今の私に、これ以上の言葉は浮かびそうにない。
語彙力の欠損。というか、今は心音のことしか見えてない。
だからなのだろう。
……けれど。
なぜだか、会話をするのが緊張する。
心音はいつの間にか、補聴器を耳に装着していた。
抱きついて、話はできると思うのだけど。どうも出来そうになかった。
心音と付き合えたら、こう言う遠慮もいらなくなるのかなって思っていたけど……なんだか余計に恥ずかしい。
多分、このような緊張は付き合った直後だから。……なのかな。
そういう思考で、心音のことを見てみる。
心音は俯きがちだった。斜めを見下ろしている感じ。
どこかそわそわしていた。
顔を覗いて観察すると、頬には乾いた涙の痕跡。
心音の着ている服も相まって、心の底からお姫様みたいだと思う。
こんな人と付き合えた。表しきれない良さがあった。
覗く私に気付いたのか、心音は私を見た。
けど、すぐに目を逸らされる。
「えっ……」
逸らされたことにちょっぴりショックを受けて、声が漏れる。
けれど、逸らされたことによって私の正面に来た心音の耳が真っ赤になっているのを見て『ただ恥ずかしいだけなんだ』って、ちょっとクスッとした。
心音だって、きっと今まで誰とも付き合ったとこがなくて、こういうことって初めての経験なのだと思う。
しかも、私は、心音がずっと密かに想いを寄せていた人物だから。
心音は、多分。喜んでくれているのだろう。それが由来した赤面なのかも。
私だって、さっきから顔は凄く熱い。凄く凄く熱い。
けど、この熱さは私にとって、とても。形容し難いものがあって。
とにかく。暖かいものに満ちていて。寧ろ嬉しくて。
……つまり。心音のことが好きすぎるってことで。
この接続詞。ちゃんと接続されている?
……国語は難しいんで分かんないけど。そういうことなんだ。
心音は、本当に。私にとってかけがえのない存在へと変貌をしている。
人って変わるもんだ。というよりも、心音が私を変えたのだ。
好きになってくれてありがとうって。ずーーっと、感謝しないと。
掴み取れた運命。これから、大事に、一緒に。温めていきたい。
温めていきたい、というか。絶対、温めていく。
……これから、どうなるんだろう。
結婚の約束。……私がしたあれって、思い返すと完全にプロポーズ。
……でも。その前に、心音から結婚したいって言われていたし。
付き合ってと結婚しての順番を逆にすればよかったかな。……どうかな。
だけどその前に、私たちは色々と順序が逆だ。
最初にキス。その後にハグ。そして今日、恋人たちがする手繋ぎ。
だから、プロポーズした後に付き合ってって言ったって。それは私たちらしくて、結構いいような気もしてくる。
……まぁ。気にしても仕方ないことだ。
けど、明日になると、もっともっとこのことを気にして恥ずかしくなりそうだ。
けどけど、どうせ数ヶ月経った頃には、凄くいい思い出になるんだ。
そういうものだと、勝手に思っている。
「…………」
こんな長考をしていても、心音はそっぽ向いたままだ。
そろそろお話をしたいところである。
試しに、手を伸ばして心音の方をちょいちょい叩く。
ビクッと震えて、恐る恐るこちらを見た。
その顔は、耳よりも赤い。
『どうしたんですか』と、充血した目で問うてくる。
「お話……しない?」
頬をぽりぽりと照れ隠しで掻きながら、心音にゆっくり言ってみた。
小声だけど、補聴器をしている心音の耳には多分届いている。
心音は、軽く首を縦に振ってくれた。
すぐに私は近寄って、その心音を抱きしめる。
柔らかい肌の感触が、私にしみ込むようだ。
私からハグって……ちょっと珍しい。と感じた。
心音も軽く私に抱き返してきた。
パジャマの背中部分を、くしゃっと掴まれる。
その行動の一つ一つが、とても可愛い。
思いながらも、私は心音の耳に顔を寄せた。
「何を話そっか」
心音は少し固まり。
数秒の間を空けたのちに、同じように耳に来る。
「なんでも。いいですよ」
細い声はいつもの調子だった。
「私たちって。……付き合ったんだよね?」
「……ばか、ですね。私の返事、聞こえなかったんですか?」
「き、聞こえたよ! でも、なんか現実感がね……」
「……うん。伊奈さんから、言ってくれるなんて。思ってなかった。……私からもう一度、付き合ってくれるかの確認するとこでした」
「ごめん」
「……私の告白の返事を保留にした時。伊奈さん、私のことをもっと知れたら付き合う……みたいなこと言ってましたよね?」
「……そうだったね。でも、あの後、私すぐに後悔したんだ。『付き合ってからの方が心音のことよく知れるだろー』って感じで」
「……。それで、今になってやっと言ってくれたんですね。本当に遅いですね」
「ごめんなさい……」
「謝られるのも、なんか嫌です」
「はい」と黙り込む。
……心音からしたら、やっぱり少し嫌なのかな。
確かに。本当に遅かった気がする。
返事の保留って、確かに嫌かも。
「ごめん」と、申し訳ない気持ちを込めてもう一度、囁く。
「……謝んないでって言いましたけど。……もう、伊奈さんが告白してくれたことによって、それについてはもう不問と致します」
「……あ、ありがとう。女神様や」
「女神様とか……。伊奈さんは、ちゃんと。私の名前で……」
「いやいや、今のは比喩というか。心音のことは、ちゃんと心音って呼んでる!」
必要以上に大きな声で。
「ちょっと静かに」
「すみません」
注意を受けてしまいました。
はい。気をつけます。
「……それで。伊奈さん。……これからどうします?」
「どうするって。……結婚するよね?」
それを当たり前のことだと思いそう返す。
けれど。なぜか心音は、少しだけフリーズした。
僅かな呼吸音が消えたかと思いきや、そういうわけでもなく。
フリーズが解かれ、抱いている心音がもぞもぞ動く。
「……そっ。それはっ。……しますけど。……今から、何をするかってことです」
風船の空気が抜けるように、シュルシュルとしぼんでいく心音の声。
心音がどんな顔をしているのか想像しながらも、私の早とちりに赤面する。
「ご、ごめん!」
「いいですから。……何をしますか。言ってください」
「……えっと。じゃあ、そういえば膝枕。私されてないから、それする?」
「そ、それは、また今度でいいです。何だか今日はお腹いっぱいで……」
「じゃあ。今日はもうお眠る?」
「そうします。……あ、親には一緒の布団で寝るって言っているので」
「そ、それは。嬉しいことですね」
「はい……」
一緒に寝るって。
心音ママは誤解しないのだろうか。いや。しそうだな。
何だか楽しげな人だし。まぁ、されてもいい?
誤解……と言っても、多分キスとかはする。
実際、私たちは誤解されるような関係だ。
ここはもういっその事、多いに誤解されるのもアリかもしれない。
「よし。一緒に寝よう! ……あ、その前に私、臭くない? さっきまで外行ってたからさ」
「大丈夫ですよ。……伊奈さんからは。伊奈さんの匂いがします。……あ、でも。シャンプー同じだから、若干私の匂いも。……あ、臭くないですよ」
私の髪を持ち上げて、すんすんする心音。
髪に神経が通っていたら、一体どういう感覚なのだろうか。
とりあえず。臭くないという事実に、ホッと安堵する。
「よかった。心音からは心音の匂いがするね」
「私の匂いって何ですか」
言われて、私も心音の茶髪のロングを持ち上げる。
こんなことしたなって思いながら、そのサラサラの髪を匂う。
「すっごくいい匂い!」
告げると。
心音が軽く微笑む。
「……親には感謝しないとですね。シャンプー選びのセンスがいいって」
「なにそれー」
心音は照れるように、私の褒める対象を親へと移す。
それが何だかとってもおかしくて。声を出して笑っちゃう。
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