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到着
しおりを挟む開聞岳が見えた頃知覧へ着陸した。それと同時に何か独特な雰囲気を感じた。まるで皆の魂がうずめき合っているかのような。
早々に到着挨拶を済ませ部屋に入った。どうやら俺はエースパイロットらしく個室を与えられた。部屋の窓からの景色は殺風景だが妙に落ち着かせてくれる。
治郎の奴絶対に夢叶えろよ、決して死ぬなよ
これでよかったのだ
自分に言い聞かせて眠りについた。またも深い眠りについた。死ぬことが決まってから本当によく眠れる、なぜだろうか?死ねば今までの重圧から解放されるからだろうか?
いや、違う
死ぬことを受け入れらていないから、何も考えずにすむ眠りの世界に逃げているだけだ。
いや、これも違う気がする
そもそも自らの死を受け入れられる者などいるのか?生きている者に死を経験した人など一人もいない。皆未知なる世界だ。そもそも死とはなんだ?物質としての人間、魂としての人間、骨は残れどそこに何もない。
出撃までは自由な時間を与えられた。
残り数日の命どう過ごそうか
早々に到着挨拶を済ませ部屋に入った。どうやら俺はエースパイロットらしく個室を与えられた。部屋の窓からの景色は殺風景だが妙に落ち着かせてくれる。
治郎の奴絶対に夢叶えろよ、決して死ぬなよ
これでよかったのだ
自分に言い聞かせて眠りについた。またも深い眠りについた。死ぬことが決まってから本当によく眠れる、なぜだろうか?死ねば今までの重圧から解放されるからだろうか?
いや、違う
死ぬことを受け入れらていないから、何も考えずにすむ眠りの世界に逃げているだけだ。
いや、これも違う気がする
そもそも自らの死を受け入れられる者などいるのか?生きている者に死を経験した人など一人もいない。皆未知なる世界だ。そもそも死とはなんだ?物質としての人間、魂としての人間、骨は残れどそこに何もない。
出撃までは自由な時間を与えられた。
残り数日の命どう過ごそうか
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ご時世がら、そんな余裕ないかもしれないが、そんな時だからこそ、終戦75年という節目のこの夏、そんな事を振り返るきっかけを作って欲しい。
なんて思いながら、読み進めたこの物語の作者がとても若いお方で、一筋の希望が持てた思いです。
文才がない故、長々とした乱文失礼いたしました。
(一つ指摘ですが、物語の『会える』と、『老婆』の内容が重複していました)
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明るく優しい未来の日本を願い、志半ばで散っていった特攻隊の若き少年たちが、今の日本見たらどう思うんだろう…って。
そんな思いと作品のあらすじがシンクロし、一気に読破してしまいました。
終戦から75年ともなれば戦争経験世代の方々が少なくなってきており、現在30代後半の私たちが学生の頃にはまだ戦争についての話を聞く機会があり、テレビでもそういう題材のものがよく放送されていましたが、今はそれも殆どなくなり、戦争の悲惨さを知る若者が減っている、それに比例して、今の生活の豊かさが当然で有り難みを持たない子が増えている気がします。
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