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第30話 口の虜に
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普段は1日1回慰める程度だが今日はすぐに復活した。少し目を瞑っていたが時間にしてせいぜい5分ほどであろう、僕の突起物は風船のようにいとも簡単に膨らみ、固さはまるで鉄のようだった。まなみは再び突起物の膨らみを感じとったのか手で握ってきた。
「もう復活したの?」
「うん、元気やねん」
「こんなになってるのに、最後までできなくて本当にごめんね……」
「気にしないで。最後までしなくてもめっちゃ気持ちいで」
「優しいね」
まなみは小さな手でしごいていたが、さっき口でされた時の僕の表情を見ていたのであろうか、すぐに口で攻めはじめた。
ほんまに気持ちいい
僕はすっかり口の虜になっていた。1人で慰める時に見るビデオではそれほど興奮しなかった口での『それ』がこれほど気持ちいとは思ってもいなかった。温かくて、ヌルヌルしていてまさにとけそうだった。
「ごめん、もういきそう……」
「口の中で出していいよ」
まなみは僕の言葉を聞き一段と激しく攻めてきた。僕は全身の筋肉が強張り、頭の中は快楽で埋め尽くされ、再びまなみの口の中で果ててしまった。まなみは、いってる最中に吸い付く力を強くして、僕の体内に一滴も残さない程の吸引力で吸い取った。
まるでどこかの掃除機だ。
僕はみるみる体内の汁を吸い取られた。
「すごい出たね」
「まなみが上手いからやで」
「ありがとう」
「元彼も口でされるの好きやったん?」
「秘密」
「なんか秘密ばっかりやん」
「ごめん」
「別にいいけど……」
まなみのテクニックはきっと過去の男から教わったものだろう。僕はそれが寂しく、過去の男が好んだ方法を僕に使われている気がした。そして過去の男達と同じように僕もまなみの口の中で快楽とともに果てたはずだ。
僕の色にまなみを染めたいと思ったが、僕にはそれができるテクニックや経験もなく自分の小ささを感じるだけだった。
あれほど綺麗だった青空も今や夕焼け空に変わり、ついに日が沈んだ。
「晩ご飯食べていってよ」
「いいん?」
「うん。簡単なのしか作れないけどね」
「ありがとう」
「いえいえ、こちらこそありがとうだよ。1人で食べるより一緒に食べる方が美味しいもん」
まなみは暗闇の中、ベットから起き上がり下着を素早く付けてスウェットを着た。部屋は暗いが目が慣れていたのであろう、まなみの着ているスウェットが現す身体のラインを見て再びムラっとする僕がいた。
ほんまにいい身体してるなあ
僕は部屋から出て行くまなみの後ろ姿を見ていた。僕はふと、まなみに勉強を教えるために1番後ろにあるまなみの席に移動したあの日のことを思い出した。あの日のまなみは濃い紫のブラジャーが透けていた。それを見てムラっとした僕は『それ』のためにあたかも好きであるかのように振る舞おうと決めたのであった。
あの日の決意に変わりはないはずだが、相変わらず純粋な心や真面目さを全て消すことはできないでいた。まるで頭の中で純粋な僕と『それ』のための僕が一緒に住んでいるかのようだ。
僕も服を着てまなみの部屋を出た。料理が放ついい匂いの方へ、スイッチの場所がわからず暗いままであった通路の中、僕は足を進めた。扉を開けるとそこではフライパンを上手く扱うまなみがいた。
「目玉焼きとウインナーしか冷蔵庫になかった」
「両方めっちゃ好きやで」
「よかった。目玉焼きは塩胡椒多め?少なめ?」
「多めでお願い」
「はーい」
まなみは僕に綺麗な方の目玉焼きをくれて、ウインナーも1本多かった。
「これだけじゃ足りないよね?何か頼む?」
「最近夜は少なめにしてるからちょうどいい感じやで」
「ふーん。ダイエットしてるの?」
「うん、正月に太ってん。テニスしてる時も身体重く感じるし痩せなあかんわ」
「そっかあ。ダイエット頑張ってね」
僕達はご飯を食べながらテレビを見ていた。なんやかんやしていると時刻は21時を迎えて、僕はそろそろ帰ろうかと思った。そんな僕の表情を見てまなみは心の中が見えたのだろうか少し寂しげな表情で言った。
「もう少しだけ一緒に居たいな……もう1回まなみの部屋戻ろうよ?」
僕はまなみの言葉に頷き再び快楽部屋へ向かった。
そう、僕の膨張した突起物とともに……
「もう復活したの?」
「うん、元気やねん」
「こんなになってるのに、最後までできなくて本当にごめんね……」
「気にしないで。最後までしなくてもめっちゃ気持ちいで」
「優しいね」
まなみは小さな手でしごいていたが、さっき口でされた時の僕の表情を見ていたのであろうか、すぐに口で攻めはじめた。
ほんまに気持ちいい
僕はすっかり口の虜になっていた。1人で慰める時に見るビデオではそれほど興奮しなかった口での『それ』がこれほど気持ちいとは思ってもいなかった。温かくて、ヌルヌルしていてまさにとけそうだった。
「ごめん、もういきそう……」
「口の中で出していいよ」
まなみは僕の言葉を聞き一段と激しく攻めてきた。僕は全身の筋肉が強張り、頭の中は快楽で埋め尽くされ、再びまなみの口の中で果ててしまった。まなみは、いってる最中に吸い付く力を強くして、僕の体内に一滴も残さない程の吸引力で吸い取った。
まるでどこかの掃除機だ。
僕はみるみる体内の汁を吸い取られた。
「すごい出たね」
「まなみが上手いからやで」
「ありがとう」
「元彼も口でされるの好きやったん?」
「秘密」
「なんか秘密ばっかりやん」
「ごめん」
「別にいいけど……」
まなみのテクニックはきっと過去の男から教わったものだろう。僕はそれが寂しく、過去の男が好んだ方法を僕に使われている気がした。そして過去の男達と同じように僕もまなみの口の中で快楽とともに果てたはずだ。
僕の色にまなみを染めたいと思ったが、僕にはそれができるテクニックや経験もなく自分の小ささを感じるだけだった。
あれほど綺麗だった青空も今や夕焼け空に変わり、ついに日が沈んだ。
「晩ご飯食べていってよ」
「いいん?」
「うん。簡単なのしか作れないけどね」
「ありがとう」
「いえいえ、こちらこそありがとうだよ。1人で食べるより一緒に食べる方が美味しいもん」
まなみは暗闇の中、ベットから起き上がり下着を素早く付けてスウェットを着た。部屋は暗いが目が慣れていたのであろう、まなみの着ているスウェットが現す身体のラインを見て再びムラっとする僕がいた。
ほんまにいい身体してるなあ
僕は部屋から出て行くまなみの後ろ姿を見ていた。僕はふと、まなみに勉強を教えるために1番後ろにあるまなみの席に移動したあの日のことを思い出した。あの日のまなみは濃い紫のブラジャーが透けていた。それを見てムラっとした僕は『それ』のためにあたかも好きであるかのように振る舞おうと決めたのであった。
あの日の決意に変わりはないはずだが、相変わらず純粋な心や真面目さを全て消すことはできないでいた。まるで頭の中で純粋な僕と『それ』のための僕が一緒に住んでいるかのようだ。
僕も服を着てまなみの部屋を出た。料理が放ついい匂いの方へ、スイッチの場所がわからず暗いままであった通路の中、僕は足を進めた。扉を開けるとそこではフライパンを上手く扱うまなみがいた。
「目玉焼きとウインナーしか冷蔵庫になかった」
「両方めっちゃ好きやで」
「よかった。目玉焼きは塩胡椒多め?少なめ?」
「多めでお願い」
「はーい」
まなみは僕に綺麗な方の目玉焼きをくれて、ウインナーも1本多かった。
「これだけじゃ足りないよね?何か頼む?」
「最近夜は少なめにしてるからちょうどいい感じやで」
「ふーん。ダイエットしてるの?」
「うん、正月に太ってん。テニスしてる時も身体重く感じるし痩せなあかんわ」
「そっかあ。ダイエット頑張ってね」
僕達はご飯を食べながらテレビを見ていた。なんやかんやしていると時刻は21時を迎えて、僕はそろそろ帰ろうかと思った。そんな僕の表情を見てまなみは心の中が見えたのだろうか少し寂しげな表情で言った。
「もう少しだけ一緒に居たいな……もう1回まなみの部屋戻ろうよ?」
僕はまなみの言葉に頷き再び快楽部屋へ向かった。
そう、僕の膨張した突起物とともに……
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