14 / 56
淫魔より淫らなモノ
Ⅴ
しおりを挟む
「後ろの…か・れ」
そう言って女王は…
寝ぼけ眼でサキュバスの身体にエロい視線を向けるディページを指さした。
「…」
表情をまったく変えないジェイスだが…
おそらくここ数年で一番焦っていたに違いない。
なんせディページは「超」がつくほどのエロ悪魔だ。
今にも目の前のサキュバスに抱きつきかねないこいつが、誘惑に勝てるわけはない。
「…おれ?」
「ちょ…ちょっと待て…」
「だ・め・よ?…これがルール…後ろのかわいい顔した彼もあなたの仲間なんでしょ?」
「…」
淫魔の女王は…
誘惑に弱い男…つまりは性欲の強い男を見極める力があった。
狙いを定めた男を必ず堕落させる…見極めの力。
淫魔にとってこの力は繁殖する上で非常に大切な能力である。
女王はその力をつかって…
一瞬でエロ悪魔ディページを見抜いた。
「大丈夫だってジェイス!へーき!へーき!」
「ディページ…お前…」
「心配しすぎだって!」
「やつらと目を合わせるなよ…?誘惑に負けたらただじゃおかないからな…」
「はいはーい!」
そういってジェイスは、ぴょんぴょんと前にでた。
そしてゆっくりとオルゴールに近づく…
「はじまりね…」
「…」
案の定、すぐに女王がディページに近づいて…
耳元で囁いた。
「あなたディページくんっていうのね?」
「…そだよ」
「えっちなこと…すき?」
「大好きです」
すると…
ディページの身体に3人のサキュバスがまとわりつく…
しかし身体を使って妨害するのではなく…
しっとりと添わせるような感じだ。
女王がそのままささやきつづける
「もし、このままオルゴールを閉じないでいてくれたら…この娘達全員と○○○○してあげる」
「…え」
「○○○しながら、○○○したら…すっごい気持ちいいのよ?」
「だ…だめだよ…ジェイスに怒られるし…」
「でもすっごいんだよ…この娘たちの○○○…」
「…そ…そうなの?」
「○○○して○○○○しても○○○のまま○○だってできる…あなたが望めばいくら○○○してもいいのよ?」
「ごくり」
「ディページ!」
「…!」
ディページが予想通りすぎるくらいの展開を見せるので…
ジェイスが大きい声をだした。
すると女王が…
「あなたはちょっと静かにしててね…反則負けにしちゃうわよ?」
「…」
ジェイスは…
何もできない自分を心のなかでひどく責める。
同時に、何か打開策はないかと頭をフル回転させていた。
「ねぇディページくん…?」
「は、はい…」
「○○したことある…?」
「え…ない…」
「あれって…○○○しながらするとすっごい気持ちいいの…ほら、この娘のからだを見て…」
「…じー」
「このかわいいお顔で…○○されてみたくない?」
「…」
「それにね…」
女王は…
ディページの耳に口づけするほど近くに唇を寄せて…
「○○○○○…」
「!」
その瞬間…
手が届く距離にあるオルゴールを前に…
ディページは完全に動きを止めた。
「…!?」
そして…
ディページはジェイスの方を振り向き…
「…」
本来の姿である…
悪魔のような二ヤリとした笑いをジェイスに向けた。
「あいつ…」
ジェイスは…
すぐに腰につけていた剣の柄をつかむ。
もう無理だと思ったのだ。
今なら女王に隙がある…
他のサキュバスに邪魔されるよりもずっと早く…
女王を切り刻んでやるッ!
ガンッ!
バギバギバギバギッ!
その時…
ディページがオルゴールを踏みつけて…
粉々に破壊した。
「!」
「…」
ディページはジェイスに向けていた悪魔的な笑顔を…
そのままゆっくりと女王に向けた。
「…おれさ」
「…」
「お前みてぇな悪魔…大っきらい」
そう言って女王は…
寝ぼけ眼でサキュバスの身体にエロい視線を向けるディページを指さした。
「…」
表情をまったく変えないジェイスだが…
おそらくここ数年で一番焦っていたに違いない。
なんせディページは「超」がつくほどのエロ悪魔だ。
今にも目の前のサキュバスに抱きつきかねないこいつが、誘惑に勝てるわけはない。
「…おれ?」
「ちょ…ちょっと待て…」
「だ・め・よ?…これがルール…後ろのかわいい顔した彼もあなたの仲間なんでしょ?」
「…」
淫魔の女王は…
誘惑に弱い男…つまりは性欲の強い男を見極める力があった。
狙いを定めた男を必ず堕落させる…見極めの力。
淫魔にとってこの力は繁殖する上で非常に大切な能力である。
女王はその力をつかって…
一瞬でエロ悪魔ディページを見抜いた。
「大丈夫だってジェイス!へーき!へーき!」
「ディページ…お前…」
「心配しすぎだって!」
「やつらと目を合わせるなよ…?誘惑に負けたらただじゃおかないからな…」
「はいはーい!」
そういってジェイスは、ぴょんぴょんと前にでた。
そしてゆっくりとオルゴールに近づく…
「はじまりね…」
「…」
案の定、すぐに女王がディページに近づいて…
耳元で囁いた。
「あなたディページくんっていうのね?」
「…そだよ」
「えっちなこと…すき?」
「大好きです」
すると…
ディページの身体に3人のサキュバスがまとわりつく…
しかし身体を使って妨害するのではなく…
しっとりと添わせるような感じだ。
女王がそのままささやきつづける
「もし、このままオルゴールを閉じないでいてくれたら…この娘達全員と○○○○してあげる」
「…え」
「○○○しながら、○○○したら…すっごい気持ちいいのよ?」
「だ…だめだよ…ジェイスに怒られるし…」
「でもすっごいんだよ…この娘たちの○○○…」
「…そ…そうなの?」
「○○○して○○○○しても○○○のまま○○だってできる…あなたが望めばいくら○○○してもいいのよ?」
「ごくり」
「ディページ!」
「…!」
ディページが予想通りすぎるくらいの展開を見せるので…
ジェイスが大きい声をだした。
すると女王が…
「あなたはちょっと静かにしててね…反則負けにしちゃうわよ?」
「…」
ジェイスは…
何もできない自分を心のなかでひどく責める。
同時に、何か打開策はないかと頭をフル回転させていた。
「ねぇディページくん…?」
「は、はい…」
「○○したことある…?」
「え…ない…」
「あれって…○○○しながらするとすっごい気持ちいいの…ほら、この娘のからだを見て…」
「…じー」
「このかわいいお顔で…○○されてみたくない?」
「…」
「それにね…」
女王は…
ディページの耳に口づけするほど近くに唇を寄せて…
「○○○○○…」
「!」
その瞬間…
手が届く距離にあるオルゴールを前に…
ディページは完全に動きを止めた。
「…!?」
そして…
ディページはジェイスの方を振り向き…
「…」
本来の姿である…
悪魔のような二ヤリとした笑いをジェイスに向けた。
「あいつ…」
ジェイスは…
すぐに腰につけていた剣の柄をつかむ。
もう無理だと思ったのだ。
今なら女王に隙がある…
他のサキュバスに邪魔されるよりもずっと早く…
女王を切り刻んでやるッ!
ガンッ!
バギバギバギバギッ!
その時…
ディページがオルゴールを踏みつけて…
粉々に破壊した。
「!」
「…」
ディページはジェイスに向けていた悪魔的な笑顔を…
そのままゆっくりと女王に向けた。
「…おれさ」
「…」
「お前みてぇな悪魔…大っきらい」
0
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる