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第五章 最終章 異世界最終決戦編
第八十話 身体強化の精霊ミレム
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こいつとの出会いははっきり言って短い。
本当に三カ月前ぐらいから私がアランと修行している時に声が聞こえた。
それをアランに聞いたらアランはまだ精霊の声は聞いた事は無いけどそれは精霊の声だという事を教えてくれた。
そして、一カ月前にこの子の事が見えたのだ。
何でも精霊は自分の気に入った人に話しかけることは出来るが、その人の実力がその精霊にあってない場合は声が聞こえないこともあれば姿も見えない事もあるらしい。
そんな中この精霊ミレムと私は出会いその力を使わせてあげる代わりに楽しい勝負を見せてくれ。という事だった。
元勇者の元を離れたのはもう戦闘が見ることが出来ないと思ったからだそうだ。
なので今度は私の所に来て、もし戦闘が見れなくなっても少し力を与えて消えるそうだ。今までもそうしてきたらしい。
そんな話を聞いて、レイに相談しようかと思ったがその頃はレイが修行の最終段階に入ってて忙しそうだった事もあって話さなかった。その代わり、精霊の加護を受けているアランに話を聞いた。
だが、アランにはその力は本当にピンチの時にしか使うなと厳命された。精霊の加護は確かに強いが、もしその精霊の加護が使えなくなった時、自分の力で何も出来なかったら意味がない。だからその力は必要な時にしか使ったらいけないと言われた。
私はそれが自分でも正しいと思った。
だから私は今回の戦いでもこの力は使う気は無かった。それに私はこの力をまだ使った事が無かった。使えばずっと使ってしまいそうだったから。
だけど出し惜しみしてる場合じゃない。
「リリアはそこで見てなさいよ。まだ終わってないから」
「分かってるわよ。私もあんた待ってるの飽きたから早くしてちょうだいよ」
そう言って、静かに待っている。本人は言えないが、リリアは尊敬できるし、正直言って私はリリアの事をライバルだって思ってる。だから負けられない。
「ミレム。早速だけどよろしく」
「了解!」
そう言ってミレムは身体強化をかけてくれる。何だか体が熱くて何でも出来そうな気がする。
「先程から独り言が多いようですが大丈夫ですか?頭でもどこかで打ちましたか?」
心配しているのか馬鹿にしてるのか分からないけど取り敢えずこいつは倒す。
「心配ない。それよりも自分の心配をしなさい」
「はあ」
爺さんは未だに負ける事を信じてない顔で一応剣を構えている。
そんな油断しているこいつに私は地面を勢いよく蹴って近づいた。
「は?」
その爺さんは唖然として何の対処を出来てなかった。
だけど私は爺さんに剣を突きつけて攻撃はしなかった。
「馬鹿にしているのですか?」
そこには笑っている爺さんはいなかった。
「あんたが舐めてるからでしょ。あんなんで勝っても全く意味がないのよ。今ので分かったでしょ。ちゃんと構えなさい」
「後悔しない事を願います」
「そっちこそあん時、私を殺し損ねた事を後悔しない事ね」
爺さんは笑いながら、
「私も挑発は上手いと言われてきましたがあなたには負けるかもしれませんね」
「それはどうも」
私はそう返事をしてさっきよりも更にスピードを上げる。
「まだ上がるんですね。流石にこれ以上上げられるときついですね」
そう言いながらもギリギリで止めてくる。
私は剣を振るいながら確認した。
「あんたの戦い方は防御主体でしょ?」
その言葉に少しだけ爺さんの顔が強張る。
「本当に気付いていたんですか?」
「今の段階でようやく確信が持てたのよ」
「聞いても?」
「あんたは余裕で剣が捌ける理由。それは攻撃しようとしてないからでしょ」
こいつは攻撃を捨てていると言ったら間違いかもしれないけど、全くと言っていいほど攻撃する気配がないように見えた。
「半分正解といった所でしょうか」
そう言われたので、私は続けた。
「本当は攻撃したくてもそれじゃあ普通の剣士と変わらないぐらいの実力しか持ってない。だからあんたは防御だけを使った。防御してどんな攻撃も効かないと思わせるように仕向けた。そしたら相手は当然動揺するわよね。どうやったら攻撃が当たるのかって。その動揺した瞬間だけあんたは攻撃する。いやそこしか攻撃出来なかったと言った方が正しいのかもしれないわね」
すると爺さんは何故か微笑んだ。
「お見事です。大正解ですよ。これを見破られたのはいつぶりでしょうか。案外上手く誤魔化せれると思ったんですがね」
「正直に言えば、私の修行相手がそれと同じことを修行中にやられたから分かったんだけどね」
アランが私の修行中にそれを使って私に我慢を教えてくれたけど、今回はすっかり忘れていた。
「その修行の相手とも戦ってみたいですね」
「無理よ。その前に私が倒すんだから」
私はそれからスピードを上げる。
「まだ上がるんですね。これはもう今すぐ決着をつけましょう」
爺さんが今まで攻撃してこなかったにも関わらず突然攻めてきた。
「もしかして焦ってんの?」
私は挑発したけどもう爺さんには効かなかった。
「ええ。焦ってますとも。あなたはどうやら未だにその力が使いこなせていない。もし使いこなせるようになったら私には勝ち目がないようですから」
この爺さん。私がこの力使いこなせていないの見抜いたのか。今になって後悔している。
前々から練習しておけばよかった。だけど大分今の戦いで身に付けてきたと思ったんだけど、この爺さん.....。
「あんた普通に攻撃出来るじゃない」
「ほっほっほ。これじゃあ中々強敵を倒せなかったんですが今回は強敵になる前に倒しますので大丈夫と思いまして」
こいつ。スピード上がりすぎでしょ。私は一度退いた。
「どちらが焦ってましたかね?」
そんな挑発には乗らない。次の一撃で決める。
多分今が身体強化も今の私にとって最大だと思う。
相手にもそれが分かっているのか剣を構え私を見据える。
「これであんたが防御したらあんたの勝ち。防御出来なかったら私の勝ちね」
「そうですね。ではいつでも」
私は一度深呼吸して覚悟を決めた。
私は風魔法を使い更にスピードを上げる。
「それぐらいは見破れますぞ!」
だが相手はそれを見極め、防がれそうになった。
「そんぐらい分かってるわよ!」
私はこれまで出来なかった魔法がある。
けど今なら出来る気がする。
ずっと練習してきた自分を信じて、
「火纏い」
レイの技だ。これをずっと練習して頑張ってきたんだ。そしてようやく今出来た。
「はああああああ!」
私は相手の剣を叩き折り、そのまま爺さんを倒すところまでいった。
一瞬の静かな時が終わり、爺さんが倒れた。
「がは!」
だけど私も口から血が出た。
これは相当体を酷使した結果ね。
私はそのままリリアの元に向かう。
「止め刺さないの?」
「別にあれはもう何もしなくても大丈夫な筈」
「.......少々お時間いいですか?」
爺さんの声が聞こえた。
「早くしてよ。先生が待ってるんだから」
そう言いながらも待ってくれるようだ。
私は爺さんの所に向かった。
「何かあるの?」
「少しだけ聴きたいことがありましてね」
それから少しだけ爺さんと話した。
「それは本当なの?」
「今更嘘などつきませんよ」
「ありがと」
私はそれからレイが待っているだろう上に向かう。
「さっき何話してたの?」
リリアが不思議そうに聞いてきた。
「あいつのいう事が正しいなら人族に裏切り者がいるらしい」
爺さんはそう言っていたのだった。
本当に三カ月前ぐらいから私がアランと修行している時に声が聞こえた。
それをアランに聞いたらアランはまだ精霊の声は聞いた事は無いけどそれは精霊の声だという事を教えてくれた。
そして、一カ月前にこの子の事が見えたのだ。
何でも精霊は自分の気に入った人に話しかけることは出来るが、その人の実力がその精霊にあってない場合は声が聞こえないこともあれば姿も見えない事もあるらしい。
そんな中この精霊ミレムと私は出会いその力を使わせてあげる代わりに楽しい勝負を見せてくれ。という事だった。
元勇者の元を離れたのはもう戦闘が見ることが出来ないと思ったからだそうだ。
なので今度は私の所に来て、もし戦闘が見れなくなっても少し力を与えて消えるそうだ。今までもそうしてきたらしい。
そんな話を聞いて、レイに相談しようかと思ったがその頃はレイが修行の最終段階に入ってて忙しそうだった事もあって話さなかった。その代わり、精霊の加護を受けているアランに話を聞いた。
だが、アランにはその力は本当にピンチの時にしか使うなと厳命された。精霊の加護は確かに強いが、もしその精霊の加護が使えなくなった時、自分の力で何も出来なかったら意味がない。だからその力は必要な時にしか使ったらいけないと言われた。
私はそれが自分でも正しいと思った。
だから私は今回の戦いでもこの力は使う気は無かった。それに私はこの力をまだ使った事が無かった。使えばずっと使ってしまいそうだったから。
だけど出し惜しみしてる場合じゃない。
「リリアはそこで見てなさいよ。まだ終わってないから」
「分かってるわよ。私もあんた待ってるの飽きたから早くしてちょうだいよ」
そう言って、静かに待っている。本人は言えないが、リリアは尊敬できるし、正直言って私はリリアの事をライバルだって思ってる。だから負けられない。
「ミレム。早速だけどよろしく」
「了解!」
そう言ってミレムは身体強化をかけてくれる。何だか体が熱くて何でも出来そうな気がする。
「先程から独り言が多いようですが大丈夫ですか?頭でもどこかで打ちましたか?」
心配しているのか馬鹿にしてるのか分からないけど取り敢えずこいつは倒す。
「心配ない。それよりも自分の心配をしなさい」
「はあ」
爺さんは未だに負ける事を信じてない顔で一応剣を構えている。
そんな油断しているこいつに私は地面を勢いよく蹴って近づいた。
「は?」
その爺さんは唖然として何の対処を出来てなかった。
だけど私は爺さんに剣を突きつけて攻撃はしなかった。
「馬鹿にしているのですか?」
そこには笑っている爺さんはいなかった。
「あんたが舐めてるからでしょ。あんなんで勝っても全く意味がないのよ。今ので分かったでしょ。ちゃんと構えなさい」
「後悔しない事を願います」
「そっちこそあん時、私を殺し損ねた事を後悔しない事ね」
爺さんは笑いながら、
「私も挑発は上手いと言われてきましたがあなたには負けるかもしれませんね」
「それはどうも」
私はそう返事をしてさっきよりも更にスピードを上げる。
「まだ上がるんですね。流石にこれ以上上げられるときついですね」
そう言いながらもギリギリで止めてくる。
私は剣を振るいながら確認した。
「あんたの戦い方は防御主体でしょ?」
その言葉に少しだけ爺さんの顔が強張る。
「本当に気付いていたんですか?」
「今の段階でようやく確信が持てたのよ」
「聞いても?」
「あんたは余裕で剣が捌ける理由。それは攻撃しようとしてないからでしょ」
こいつは攻撃を捨てていると言ったら間違いかもしれないけど、全くと言っていいほど攻撃する気配がないように見えた。
「半分正解といった所でしょうか」
そう言われたので、私は続けた。
「本当は攻撃したくてもそれじゃあ普通の剣士と変わらないぐらいの実力しか持ってない。だからあんたは防御だけを使った。防御してどんな攻撃も効かないと思わせるように仕向けた。そしたら相手は当然動揺するわよね。どうやったら攻撃が当たるのかって。その動揺した瞬間だけあんたは攻撃する。いやそこしか攻撃出来なかったと言った方が正しいのかもしれないわね」
すると爺さんは何故か微笑んだ。
「お見事です。大正解ですよ。これを見破られたのはいつぶりでしょうか。案外上手く誤魔化せれると思ったんですがね」
「正直に言えば、私の修行相手がそれと同じことを修行中にやられたから分かったんだけどね」
アランが私の修行中にそれを使って私に我慢を教えてくれたけど、今回はすっかり忘れていた。
「その修行の相手とも戦ってみたいですね」
「無理よ。その前に私が倒すんだから」
私はそれからスピードを上げる。
「まだ上がるんですね。これはもう今すぐ決着をつけましょう」
爺さんが今まで攻撃してこなかったにも関わらず突然攻めてきた。
「もしかして焦ってんの?」
私は挑発したけどもう爺さんには効かなかった。
「ええ。焦ってますとも。あなたはどうやら未だにその力が使いこなせていない。もし使いこなせるようになったら私には勝ち目がないようですから」
この爺さん。私がこの力使いこなせていないの見抜いたのか。今になって後悔している。
前々から練習しておけばよかった。だけど大分今の戦いで身に付けてきたと思ったんだけど、この爺さん.....。
「あんた普通に攻撃出来るじゃない」
「ほっほっほ。これじゃあ中々強敵を倒せなかったんですが今回は強敵になる前に倒しますので大丈夫と思いまして」
こいつ。スピード上がりすぎでしょ。私は一度退いた。
「どちらが焦ってましたかね?」
そんな挑発には乗らない。次の一撃で決める。
多分今が身体強化も今の私にとって最大だと思う。
相手にもそれが分かっているのか剣を構え私を見据える。
「これであんたが防御したらあんたの勝ち。防御出来なかったら私の勝ちね」
「そうですね。ではいつでも」
私は一度深呼吸して覚悟を決めた。
私は風魔法を使い更にスピードを上げる。
「それぐらいは見破れますぞ!」
だが相手はそれを見極め、防がれそうになった。
「そんぐらい分かってるわよ!」
私はこれまで出来なかった魔法がある。
けど今なら出来る気がする。
ずっと練習してきた自分を信じて、
「火纏い」
レイの技だ。これをずっと練習して頑張ってきたんだ。そしてようやく今出来た。
「はああああああ!」
私は相手の剣を叩き折り、そのまま爺さんを倒すところまでいった。
一瞬の静かな時が終わり、爺さんが倒れた。
「がは!」
だけど私も口から血が出た。
これは相当体を酷使した結果ね。
私はそのままリリアの元に向かう。
「止め刺さないの?」
「別にあれはもう何もしなくても大丈夫な筈」
「.......少々お時間いいですか?」
爺さんの声が聞こえた。
「早くしてよ。先生が待ってるんだから」
そう言いながらも待ってくれるようだ。
私は爺さんの所に向かった。
「何かあるの?」
「少しだけ聴きたいことがありましてね」
それから少しだけ爺さんと話した。
「それは本当なの?」
「今更嘘などつきませんよ」
「ありがと」
私はそれからレイが待っているだろう上に向かう。
「さっき何話してたの?」
リリアが不思議そうに聞いてきた。
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爺さんはそう言っていたのだった。
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