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飲み会に来てもらいます
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あれからというもの。
「灰子ちゃん!一緒に帰ろう!」
「灰子ちゃん!夕飯作ったの。一緒に食べよう」
「灰子ちゃん!一緒に寝てもいい?」
「灰子ちゃん、おはよう。昨日はぐっすりだったね」
「灰子ちゃん!」
「んぁあ!!灰子ちゃん灰子ちゃんうるさいのよ!わかったわよ!」
灰子ちゃん祭りよ。
今だってほら、
「灰子ちゃん、美味しい?」
私の為に理沙はお弁当を作ってきたらしく、理沙の作ったおにぎりを食べながら仕事をする私を見て理沙は、隣でニコニコしている。
「随分懐かれましたね」
総司も驚いたように私達を見ていた。
「私もこうなることは予想してなかったわよ」
「そういえば、今日の新入社員での飲み会のこと聞きました?」
「飲み会?」
「あれ、聞いてなかったんですか。あ、じゃあいいですよ」
総司は、笑顔でいいでーすと手をひらひらしていた。
「何よそれ新入社員の飲み会って」
「そうそう!飲み会だよ!そういえば、新入社員で飲みに行ったりとかしてなかったって思ってね!」
「ひっ!!」
後ろからスポーツ刈りの総司と同じくらいの高身長のこの男はニカッと微笑んで私を見下ろしていた。
「何よあんた」
「オレ?あれ?自己紹介してなかったっけ。オレの名前は八木杉三吾(やぎすぎさんご)!皆より年上の23だよ!」
ニコニコしていて親指で自分を指差す八木杉は、白い歯を見せて笑った。
私は、くるりと総司を振り返った。
「こんな奴いたかしら」
「いたよ。入社式で張り切りすぎて熱出してしばらく休んでたけどね」
しばらく休んでたから見慣れなかったのね。
「23って言ってるけどそういえば、私たちは何歳なのよ」
「22設定だよ。一応成人超えてる。ちなみに松下さんは18だよ」
「18ぃ!?」
「2人とも!それよりやっと新入社員が全員揃ったんだ!皆でお酒を飲んで話そうと思って!飲み会をしようと思うんだ!」
八木杉は、総司と私の間にずかずか割り込んできた。
「飲み会ぃ?」
仕事終わるの夜の0:00過ぎる時とかあるんだけど、いつ飲み会なんてするつもりなのかしら。休みは今月来週の日曜と、28日の2つしかないけど。
もっとも、貴重な休みを仕事同然の飲み会なんかに使いたくないわね。
「0:00以降にやってる飲み屋さんがあるんだ!」
「却下よ却下!寝たいのよこっちは!」
そういうと、大きな八木杉はシュルシュルと萎んでいった。
「まぁまぁ、溝沼さん。頑張って仕事を早く終わらせればいいじゃない。それに、新入社員の親睦を深めるのも大事だと思うんだ」
八木杉は水を得た植物の様にピーンと大きくなって、
「そうそう!総司君のいう通りだよ!オレ達は同期!仲間だ!しっかり自己紹介をして親睦を深めるのも大事だと思うんだよね!」
暑苦しい奴ね。
「ちなみに松下さんは行くっていってたよ」
「松下が?そういうの苦手そうなのに」
八木杉は、白い歯を見せて微笑んだ。
「溝沼さんが行くっていったらOKしてくれたのさ!」
「まだいってないでしょうが!」
「いや、これから溝沼さんを誘うから行くって言ったんだよ。おっと、休憩が終わってしまうね。では、今日の0:00に玄関前に集合で!」
サササッと自分の席に戻る八木杉。
苦手なタイプだわ...。
「灰子ちゃん!一緒に帰ろう!」
「灰子ちゃん!夕飯作ったの。一緒に食べよう」
「灰子ちゃん!一緒に寝てもいい?」
「灰子ちゃん、おはよう。昨日はぐっすりだったね」
「灰子ちゃん!」
「んぁあ!!灰子ちゃん灰子ちゃんうるさいのよ!わかったわよ!」
灰子ちゃん祭りよ。
今だってほら、
「灰子ちゃん、美味しい?」
私の為に理沙はお弁当を作ってきたらしく、理沙の作ったおにぎりを食べながら仕事をする私を見て理沙は、隣でニコニコしている。
「随分懐かれましたね」
総司も驚いたように私達を見ていた。
「私もこうなることは予想してなかったわよ」
「そういえば、今日の新入社員での飲み会のこと聞きました?」
「飲み会?」
「あれ、聞いてなかったんですか。あ、じゃあいいですよ」
総司は、笑顔でいいでーすと手をひらひらしていた。
「何よそれ新入社員の飲み会って」
「そうそう!飲み会だよ!そういえば、新入社員で飲みに行ったりとかしてなかったって思ってね!」
「ひっ!!」
後ろからスポーツ刈りの総司と同じくらいの高身長のこの男はニカッと微笑んで私を見下ろしていた。
「何よあんた」
「オレ?あれ?自己紹介してなかったっけ。オレの名前は八木杉三吾(やぎすぎさんご)!皆より年上の23だよ!」
ニコニコしていて親指で自分を指差す八木杉は、白い歯を見せて笑った。
私は、くるりと総司を振り返った。
「こんな奴いたかしら」
「いたよ。入社式で張り切りすぎて熱出してしばらく休んでたけどね」
しばらく休んでたから見慣れなかったのね。
「23って言ってるけどそういえば、私たちは何歳なのよ」
「22設定だよ。一応成人超えてる。ちなみに松下さんは18だよ」
「18ぃ!?」
「2人とも!それよりやっと新入社員が全員揃ったんだ!皆でお酒を飲んで話そうと思って!飲み会をしようと思うんだ!」
八木杉は、総司と私の間にずかずか割り込んできた。
「飲み会ぃ?」
仕事終わるの夜の0:00過ぎる時とかあるんだけど、いつ飲み会なんてするつもりなのかしら。休みは今月来週の日曜と、28日の2つしかないけど。
もっとも、貴重な休みを仕事同然の飲み会なんかに使いたくないわね。
「0:00以降にやってる飲み屋さんがあるんだ!」
「却下よ却下!寝たいのよこっちは!」
そういうと、大きな八木杉はシュルシュルと萎んでいった。
「まぁまぁ、溝沼さん。頑張って仕事を早く終わらせればいいじゃない。それに、新入社員の親睦を深めるのも大事だと思うんだ」
八木杉は水を得た植物の様にピーンと大きくなって、
「そうそう!総司君のいう通りだよ!オレ達は同期!仲間だ!しっかり自己紹介をして親睦を深めるのも大事だと思うんだよね!」
暑苦しい奴ね。
「ちなみに松下さんは行くっていってたよ」
「松下が?そういうの苦手そうなのに」
八木杉は、白い歯を見せて微笑んだ。
「溝沼さんが行くっていったらOKしてくれたのさ!」
「まだいってないでしょうが!」
「いや、これから溝沼さんを誘うから行くって言ったんだよ。おっと、休憩が終わってしまうね。では、今日の0:00に玄関前に集合で!」
サササッと自分の席に戻る八木杉。
苦手なタイプだわ...。
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