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限界サラリーマンのおじさんは女装した銀髪の歳下に❤︎される

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「じゃあ、お望み通りに」

 冬街は俺の両足を持ち上げ、ゆっくりと俺の中に挿入していく。圧倒的な質量を持った冬街自身が、俺の体内を犯していく。
 じゅぽっという音を立て、冬街の全てが収まっていく。1番太い部分を飲み込むと後はすんなりと入っていき、やがて全てを受け入れることが出来た。

「ふふっ、全部入ったよ。どう?感想は?」
「すげえ……腹の中が苦しい……」
「それだけ?」
「すっごいでかい……。それに熱くて硬いし、ドクンドクン言ってる」
「そういうのが聞きたかったんじゃないんだけどなぁ。でも、嬉しいよ」

 冬街はそう言い終わると、俺の膝を背後から抱え込み、身体を屈折させた。

「ひゃっ!?」
「動くからしっかり掴まっておいてね」

 冬街はそう告げると、ゆっくりと抽挿を始めた。最初は緩やかに、徐々に速くなっていくピストン運動に、結合部からはぐちゅぐちゅと卑猥な音が響いていた。
 下から上へと突き上げられる度に、腸壁が捲れ上がるような感覚に襲われる。

「うわ、凄い締め付け。そんなに俺のこと好きなんだね、嬉しいよ」
「ちがうぅ!好きじゃないぃ!」
「嘘つき。本当は好きでしょうがない癖に」

 途切れ途切れに否定の言葉を口にするが、身体は正直で、冬街のものを離さないと言わんばかりにきゅっと締まり、腸壁は絡み付くようにうねっている。

「太郎さん、幸せ?」
「うぅん、しあわせぇ」
「俺もだよ。だから一緒に気持ちよくなろうね」

 冬街の動きが更に激しくなる。パンッ、パンッ、と肌同士がぶつかり合う乾いた音を奏でながら、俺達は絶頂へと向かっていく。

「いっちゃう、またいっぢゃう!!」
「いいよ、イって。俺と一緒にイこう」

 切なげな声で冬街が呟くと同時に最奥を突き上げられ、俺は精を放った。それと同時に体内に熱いものが注がれ、満たされる幸福感に包まれた。

「あぁ、出てる……いっぱい出されてりゅ……」

 びゅーっと勢い良く放たれ続ける精液が逆流してこないように、無意識のうちに後孔をキュウっと閉める。すると、かえって中で出された大量の白濁液がどぷりと溢れ出す。その量は凄まじく、俺の尻からソファにかけて白濁液が伝っていった。

(た、体力が……)

 歳と連続の絶頂に加え、冬街の大きすぎる性器を受け入れ続けたせいだろう。身体に全く力が入らない。
 おっさんが若い子の体力についていけるわけがなかったのだ。

「うーん、今日もいっぱい太郎さんを愛せたなあ」

 肉棒を後孔から引き抜いて満足そうな声を出す冬街。

「あ、あぅ……」
「あれ?太郎さん大丈夫?」

 心配する声をかけてくれるが、返事をする気力すら残っていない。

「あはは、無理させすぎちゃったかな?」
「ばかやろぉ……むちゃしやがってぇ」

 冬街の身体に体重を預けながら悪態をつくが、冬街は嬉しそうだ。

「だって、俺達恋人同士なんだから当然じゃないか」
「……つきあってない」
「はいはい、今はそういうことにしておいてあげるよ」

 冬街の胸板に顔を埋めて、俺は意識を手放した。
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