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30代限界サラリーマンのおじさんは地下アイドル♂に❤︎される

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「っ……!?」
「なぁ、わかる?俺、こんなに大きくなってるんだけど」
「やめっ……離れろっ……!」
「どうして?俺のこと嫌いなの?」

 ちゅっと耳元でリップ音が鳴って背筋が凍る。こんなの嫌なのに、なぜか体が動かない。

「い、いきなりすぎてわからないだけだ……少し時間をくれ……」
「やぁだ♡」
「はぅ」

 紀元前ソフィーの声で囁かれた瞬間、下半身がビクンと震える。その反応を見て、冬街は嬉しそうに笑みを浮かべ、調子に乗った様子で耳元で語りかけてきた。

「へぇ、やっぱり俺のことが好きなんじゃないか」
「そ、それは……その……あの……えと……」
「ふふ、可愛い。好きって言ってくれたらもっと気持ち良くしてあげるのに」

 再度紀元前ソフィーの声で言われると、俺の思考回路は完全にショートしてしまう。

「そ、ソフィーちゃんの声で言うのはやめて……」
「どうして?恥ずかしくなっちゃうから?」

 今度は低い艶のある声で囁かれ、脳内が甘く痺れていく。抵抗しなければいけないのに、それすらも考えられないくらいに頭が回らない。

「ねぇ、好きだよ。太郎さん」
「うう……や、やだ……」
「ふふ、素直じゃないところも可愛くて大好き」

 きゅっと結ばれている唇に啄むようなキスを何度もされると、次第に力んでいた筋肉が緩んでいくのを感じた。それを見逃さず、すかさずに舌を差し込まれる。口内を犯されている感覚に興奮を覚えてしまう。
 初めてのキスが男相手なんて信じられないが冬街は紀元前ソフィーなので仕方がない。そう自分に言い聞かせ、俺はゆっくりと瞳を閉じる。すると、彼は僕の頭を撫で始めた。まるで子供をあやすかのように優しく触れられると、なんだか心が安らいでしまう。

「んっ……」
「かわいい」
「っ……」
「ほら、舌を出して」

 甘い声が脳内に響く。その声に抗えずに、俺はゆっくりと口を開いてしまった。するとすかさず彼の分厚い舌が侵入してくる。

「あ……あ……ああ……」
「そうそう、上手だよ」

 歯列をなぞられ、上顎を擦られる。それだけで、腰が砕けそうになった。

「ん……は……はぁ……」
「太郎さん……太郎さん……」

 名前を呼ばれるたびに、胸の奥がキュンと締め付けられる。目の前の男は本当に自分を求めて愛してると伝えてくるのだ。そんなの、断れるわけがない。

「すき……ソフィーちゃ……好きぃ……!」
「嬉しいよ、俺も君のことが大好きだ」

 再び深い接吻をされる。もう何も考えられなくなり、ただひたすらに快楽に溺れた。
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