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第三幕〈レスタ周辺〉
展覧会の絵 おまけ
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「レスタ」
美しい少女は短く名告った。
目映いほどの金色の髪、冴え冴えとした深緑の眸。
なだらかな頬の稜線こそ年相応の幼さを感じさせるが、それ以外はどこもかしこも冷たい音色を響かせる弦のような、ぴんと尖った鋭利な雰囲気だ。
口調もそっけない男言葉で、おまけに高慢、高飛車、居丈高。もはや不遜の三拍子とすら言っていい。
名はレスタ。
クラウドはその音を確かめるように、小さくレスタ、と声に出して呼んでみた。
「…似合いの名だな。レスタ」
とんがった響きがぴったりだ。クラウドは満足げに目許を緩めた。
小気味いいなと思ったのは、この少女がクラウドの名を聞いても態度を変えなかったことだ。
他所ならまだしも、この地でカムリと聞いてその家名を知らぬ者はいない。知っていたから最初に怪訝な表情を浮かべたのだし、その意味も違えず理解した顔だった。
カムリ家の代替わりからもうじき一年になる。
身内の諸事情により双子の弟へと継承された爵位だが、当然そういった貴族の事情が市井に流れることはない。ましてやカムリの双子についてなら尚更だ。
しかし前総領は事故での急逝だった。そのため領内各地では自然発生的にこの話題が取り沙汰された。当然といえば当然だろう、何しろ次代総領は双子の未成年。当時は市井でもそれなりに騒がしくなったのだ。
いわく、野放図な放蕩息子が由緒あるカムリ家の跡を継いだ。
兄弟どちらが継いだかは市井には知らされなかったが、問題はそこではなく野放図な放蕩息子という点だ。
少女は、―― レスタは、カムリの名に反応はしたがそれだけだった。
クラウドの背景がこの地を治める大貴族だと知ったところで、畏れもしなければ謙りもしない。
強いていうなら「なるほどおまえが噂の放蕩息子か」という視線を言外に向けたぐらいだ。そこはかとない呆れと納得の空気とも言えた。
つまりクラウドの正体は驚愕や畏怖より納得のいくものだった、ということだ。
おそらくこの少女にもそういう既知がいるんだろう。
この容姿だし、カレリアの貴族や裕福な商家が辺境に隠した庶子かもしれない。
蝶よ花よというよりも、とんがった高い高い鼻っ柱の、綺麗なレスタ。
たまにはこういう相手もいいかもしれない。
べつに素性はどうでもいいが、こういう高慢な女が強引に蕩かされて身も世もなく震える姿というのは、きっと見ものだ。
羞恥にまみれ、自尊心に灼かれながら、それでも堪えきれず淫らに濡らした身のうちを晒す。この綺麗な少女のそういう痴態を見てみたくなる。
いままでのどんな女たちよりも、ずっとおもしろいに違いない。
「確かこの通りならもう少し先に甘味屋があったよな」
「うん、断わる」
「甘いものは好きじゃない?」
「もうひとつだな」
「ん?」
「甘いものとおまえが好きじゃない」
「じゃあ問題ない。明日には好きになってる」
レスタは何か不味いものでも食ったような顔をした。
眉間を寄せた不細工顔なのに、美形はしかめっ面でも美形だから大したものだ。
「……その自信の根拠が謎だ…」
「そりゃ俺だからな」
「…おまえが根拠?」
頷くかわりににやりと笑ってみせたら、しらっとした視線で返された。
おかげで今度は自然な笑いが喉を迫りあがってきた。
いつものクラウドなら他人のこんな態度は容赦しない。
女に限らず誰であっても、こちらに対して構えない態度は気易げに見えて不愉快になるからだ。いつもなら。
じゃあ何が違うのかというと、それはごく簡単な答えだ。
こうして話しているのがレスタだからだ。
クラウドは自分の直感力には絶対の自信を持っている。初対面だからこそ率直に、クラウドはひと目でレスタを気に入った。
だから呆れた顔も、白い視線も、遠慮なしの言葉も、レスタが向けてくるものはひとつもクラウドを苛つかせない。
身体だけなら淫蕩な女が(手っとり早くて)好みだが、それ以外のクラウドの好みはそのままレスタなのかもしれない。
いままで女の好みなんて身体以外で考えたこともなかったが、実際こうしてレスタを見つけてみると、十中八九、ほぼ間違いなく。
そんなレスタに自分の色をつけてやったらどんなふうに染まるだろう。
考えるだけで愉しくなってきた。
思うままに組み敷いたら。衣服をひとつひとつ剥いでいったら。
線が細いのは外套の上からでも見て分かるが、肝心なのはやっぱり反応と感度だ。
引き寄せるそぶりで抱きしめてみようか。何なら不意をついて路地裏に引きずり込んでもいい。
ああそういえばまだ手を繋いだままだ――…
「なぁレスタ」
なに、という視線だけが返ってきた。見あげる視線のはずなのに、レスタがやるとこれっぽっちも上目遣いじゃないのがちょっと笑える。
「名前を呼べよ」
「…名前? クラウド?」
高くもなく低くもない、レスタの声がクラウドを呼んだ。
「――…ああ、悪くないな」
にっこり笑顔を貼りつけてみせたら、レスタはやっぱり嫌そうな顔をした。
そういう顔も悪くない。
+ + +
リヒトは力の抜けたような溜息を吐いた。
「……こう言っちゃ何だが」
「ああ」
「びっくりするほど薄っぺらい出会いだな…」
たまたま、クラウドがほんの気まぐれで通りをふり向いたところから始まる、本当に何てことないただの出会いだ。
ただの出会いなのに、彼らの人生という履歴において、始まりが明確に記されている出会いだ。
向かい合うソファに上体を預けて、まったく悪びれることなくクラウドは応えた。
「まあ確かに。正直あの時点じゃ顔がいちばん好みだったよな」
「ある意味この上なくおまえらしいと言うべきなのか…」
リヒトは二度目の溜息を吐いた。
実のところ、リヒトにはちょっとどころか大いに意外だった。
劇的なことなんて何もない、クラウドはごく普通にレスタと出会ったらしい。
もちろん誰のどんな出会いだとしても、この世のすべては単なる出会いでしかない。そんな出会いを先のある始まりに変えたからこそ、遠く隔たっていても彼らはちゃんと繋がっているのだ。
「それにしても、おまえですら最初は女性だと思ってたんだな」
「………」
む。と黙ったクラウドに、リヒトはかるく目を瞠った。
なるほど、これはクラウドにとって突っ込まれたくないことだったようだ。
「……ぱっと見かなり線が細かったのと、女物の外套だったのと、あの顔だったからな、…さすがに騙された」
「むしろ騙されなかった人間なんているのか…」
外見だけで当時のレスタの性別を見分けるなんて、誰でも無理だと思うのだが。
しかしそんな正論すらクラウドには関係ないんだろう。いつだってレスタのこと、というそれだけで。
だからこれは自己嫌悪に擬態した遠まわしの惚気なのだ。
はっきり言って当時もいまもクラウドはレスタに夢中だし、じゃあ出会ったときからそうだったんだろうなと思っておけばいいだけのことだ。
リヒトはちょっと達観した気分でひとり納得した。
「まあ何というか…、おまえの好みがレスタなのはよく分かった」
「…ああ、それは俺も最初に思った」
何だかもう惚気が止まらなくなってきた。
いや、そもそもレスタとの出会いをクラウドに尋ねたのはリヒトなのだが。
決して惚気を聞きたかったのではなく、何となく会話の流れでそうなったというか、縁談は貴族政治の延長線上というか。まあそれはともかくとして。
「…惚気るのはいいが、俺の耐性はだいぶ低いぞ」
「あ? ああべつに惚気っつーか、おまえも俺も、醒めた頭ん中でごちゃごちゃ考えるほうだよなーと」
訳知り顔のクラウドはさらっと言った。
だからリヒトも、その意味をきちんと咀嚼してみた。
「ごちゃごちゃ考えてたのか? レスタを見つけたとき」
「そうだな。頭ん中じゃ普段どおり下衆なことばっか考えてたつもりだった。路地裏に引きずり込んでやろうかとか、蕩かしてやったらどうなるかとか」
「………」
「想像すんなよ?」
「いや、まあ、」
「で、実際がっつり考えてたはずなのに、それが言動に移行しなかった、…つーか、路地裏どころか甘味屋行って、そのあと本屋に寄って、…何かこう、」
そこでクラウドは言葉を探すように一旦黙った。
考えて、もう少し考えて。さらに考えたところで、自分の中の最適な言葉にたどり着いたようだった。
「…レスタじゃなくて、自分が思いどおりにならない感じ」
「……うん?」
「頭ん中と行動がちくはぐだったんだよ」
言葉は難しくない。なのにちょっと分かりづらい。
それは感情に振りまわされる、ということと具体的にどう違うんだろう。
リヒトがいまひとつ腑に落ちないような顔をしたからか、クラウドはもう少し分かりやすい言葉を足してくれた。
「頭は普段と同じように処理しようとして、けど実際にレスタと接してた俺は、無意識にものすごーく舞い上がってたんだろうな、てことだ」
強引な情事よりも、
名前を呼ばれたいと思った。
呼ばれて頬が緩むのを自覚した。
あれから甘味屋にたどり着くまでずっと手を繋いでいた。
レスタの呆れた顔も、しかめっ面も、白い視線も、繋いでいた手もぜんぶ。
「…勘弁してくれ、おまえの惚気は胸やけする…」
「だから自分で自分が思いどおりにならないんだって」
「黙れ」
美しい少女は短く名告った。
目映いほどの金色の髪、冴え冴えとした深緑の眸。
なだらかな頬の稜線こそ年相応の幼さを感じさせるが、それ以外はどこもかしこも冷たい音色を響かせる弦のような、ぴんと尖った鋭利な雰囲気だ。
口調もそっけない男言葉で、おまけに高慢、高飛車、居丈高。もはや不遜の三拍子とすら言っていい。
名はレスタ。
クラウドはその音を確かめるように、小さくレスタ、と声に出して呼んでみた。
「…似合いの名だな。レスタ」
とんがった響きがぴったりだ。クラウドは満足げに目許を緩めた。
小気味いいなと思ったのは、この少女がクラウドの名を聞いても態度を変えなかったことだ。
他所ならまだしも、この地でカムリと聞いてその家名を知らぬ者はいない。知っていたから最初に怪訝な表情を浮かべたのだし、その意味も違えず理解した顔だった。
カムリ家の代替わりからもうじき一年になる。
身内の諸事情により双子の弟へと継承された爵位だが、当然そういった貴族の事情が市井に流れることはない。ましてやカムリの双子についてなら尚更だ。
しかし前総領は事故での急逝だった。そのため領内各地では自然発生的にこの話題が取り沙汰された。当然といえば当然だろう、何しろ次代総領は双子の未成年。当時は市井でもそれなりに騒がしくなったのだ。
いわく、野放図な放蕩息子が由緒あるカムリ家の跡を継いだ。
兄弟どちらが継いだかは市井には知らされなかったが、問題はそこではなく野放図な放蕩息子という点だ。
少女は、―― レスタは、カムリの名に反応はしたがそれだけだった。
クラウドの背景がこの地を治める大貴族だと知ったところで、畏れもしなければ謙りもしない。
強いていうなら「なるほどおまえが噂の放蕩息子か」という視線を言外に向けたぐらいだ。そこはかとない呆れと納得の空気とも言えた。
つまりクラウドの正体は驚愕や畏怖より納得のいくものだった、ということだ。
おそらくこの少女にもそういう既知がいるんだろう。
この容姿だし、カレリアの貴族や裕福な商家が辺境に隠した庶子かもしれない。
蝶よ花よというよりも、とんがった高い高い鼻っ柱の、綺麗なレスタ。
たまにはこういう相手もいいかもしれない。
べつに素性はどうでもいいが、こういう高慢な女が強引に蕩かされて身も世もなく震える姿というのは、きっと見ものだ。
羞恥にまみれ、自尊心に灼かれながら、それでも堪えきれず淫らに濡らした身のうちを晒す。この綺麗な少女のそういう痴態を見てみたくなる。
いままでのどんな女たちよりも、ずっとおもしろいに違いない。
「確かこの通りならもう少し先に甘味屋があったよな」
「うん、断わる」
「甘いものは好きじゃない?」
「もうひとつだな」
「ん?」
「甘いものとおまえが好きじゃない」
「じゃあ問題ない。明日には好きになってる」
レスタは何か不味いものでも食ったような顔をした。
眉間を寄せた不細工顔なのに、美形はしかめっ面でも美形だから大したものだ。
「……その自信の根拠が謎だ…」
「そりゃ俺だからな」
「…おまえが根拠?」
頷くかわりににやりと笑ってみせたら、しらっとした視線で返された。
おかげで今度は自然な笑いが喉を迫りあがってきた。
いつものクラウドなら他人のこんな態度は容赦しない。
女に限らず誰であっても、こちらに対して構えない態度は気易げに見えて不愉快になるからだ。いつもなら。
じゃあ何が違うのかというと、それはごく簡単な答えだ。
こうして話しているのがレスタだからだ。
クラウドは自分の直感力には絶対の自信を持っている。初対面だからこそ率直に、クラウドはひと目でレスタを気に入った。
だから呆れた顔も、白い視線も、遠慮なしの言葉も、レスタが向けてくるものはひとつもクラウドを苛つかせない。
身体だけなら淫蕩な女が(手っとり早くて)好みだが、それ以外のクラウドの好みはそのままレスタなのかもしれない。
いままで女の好みなんて身体以外で考えたこともなかったが、実際こうしてレスタを見つけてみると、十中八九、ほぼ間違いなく。
そんなレスタに自分の色をつけてやったらどんなふうに染まるだろう。
考えるだけで愉しくなってきた。
思うままに組み敷いたら。衣服をひとつひとつ剥いでいったら。
線が細いのは外套の上からでも見て分かるが、肝心なのはやっぱり反応と感度だ。
引き寄せるそぶりで抱きしめてみようか。何なら不意をついて路地裏に引きずり込んでもいい。
ああそういえばまだ手を繋いだままだ――…
「なぁレスタ」
なに、という視線だけが返ってきた。見あげる視線のはずなのに、レスタがやるとこれっぽっちも上目遣いじゃないのがちょっと笑える。
「名前を呼べよ」
「…名前? クラウド?」
高くもなく低くもない、レスタの声がクラウドを呼んだ。
「――…ああ、悪くないな」
にっこり笑顔を貼りつけてみせたら、レスタはやっぱり嫌そうな顔をした。
そういう顔も悪くない。
+ + +
リヒトは力の抜けたような溜息を吐いた。
「……こう言っちゃ何だが」
「ああ」
「びっくりするほど薄っぺらい出会いだな…」
たまたま、クラウドがほんの気まぐれで通りをふり向いたところから始まる、本当に何てことないただの出会いだ。
ただの出会いなのに、彼らの人生という履歴において、始まりが明確に記されている出会いだ。
向かい合うソファに上体を預けて、まったく悪びれることなくクラウドは応えた。
「まあ確かに。正直あの時点じゃ顔がいちばん好みだったよな」
「ある意味この上なくおまえらしいと言うべきなのか…」
リヒトは二度目の溜息を吐いた。
実のところ、リヒトにはちょっとどころか大いに意外だった。
劇的なことなんて何もない、クラウドはごく普通にレスタと出会ったらしい。
もちろん誰のどんな出会いだとしても、この世のすべては単なる出会いでしかない。そんな出会いを先のある始まりに変えたからこそ、遠く隔たっていても彼らはちゃんと繋がっているのだ。
「それにしても、おまえですら最初は女性だと思ってたんだな」
「………」
む。と黙ったクラウドに、リヒトはかるく目を瞠った。
なるほど、これはクラウドにとって突っ込まれたくないことだったようだ。
「……ぱっと見かなり線が細かったのと、女物の外套だったのと、あの顔だったからな、…さすがに騙された」
「むしろ騙されなかった人間なんているのか…」
外見だけで当時のレスタの性別を見分けるなんて、誰でも無理だと思うのだが。
しかしそんな正論すらクラウドには関係ないんだろう。いつだってレスタのこと、というそれだけで。
だからこれは自己嫌悪に擬態した遠まわしの惚気なのだ。
はっきり言って当時もいまもクラウドはレスタに夢中だし、じゃあ出会ったときからそうだったんだろうなと思っておけばいいだけのことだ。
リヒトはちょっと達観した気分でひとり納得した。
「まあ何というか…、おまえの好みがレスタなのはよく分かった」
「…ああ、それは俺も最初に思った」
何だかもう惚気が止まらなくなってきた。
いや、そもそもレスタとの出会いをクラウドに尋ねたのはリヒトなのだが。
決して惚気を聞きたかったのではなく、何となく会話の流れでそうなったというか、縁談は貴族政治の延長線上というか。まあそれはともかくとして。
「…惚気るのはいいが、俺の耐性はだいぶ低いぞ」
「あ? ああべつに惚気っつーか、おまえも俺も、醒めた頭ん中でごちゃごちゃ考えるほうだよなーと」
訳知り顔のクラウドはさらっと言った。
だからリヒトも、その意味をきちんと咀嚼してみた。
「ごちゃごちゃ考えてたのか? レスタを見つけたとき」
「そうだな。頭ん中じゃ普段どおり下衆なことばっか考えてたつもりだった。路地裏に引きずり込んでやろうかとか、蕩かしてやったらどうなるかとか」
「………」
「想像すんなよ?」
「いや、まあ、」
「で、実際がっつり考えてたはずなのに、それが言動に移行しなかった、…つーか、路地裏どころか甘味屋行って、そのあと本屋に寄って、…何かこう、」
そこでクラウドは言葉を探すように一旦黙った。
考えて、もう少し考えて。さらに考えたところで、自分の中の最適な言葉にたどり着いたようだった。
「…レスタじゃなくて、自分が思いどおりにならない感じ」
「……うん?」
「頭ん中と行動がちくはぐだったんだよ」
言葉は難しくない。なのにちょっと分かりづらい。
それは感情に振りまわされる、ということと具体的にどう違うんだろう。
リヒトがいまひとつ腑に落ちないような顔をしたからか、クラウドはもう少し分かりやすい言葉を足してくれた。
「頭は普段と同じように処理しようとして、けど実際にレスタと接してた俺は、無意識にものすごーく舞い上がってたんだろうな、てことだ」
強引な情事よりも、
名前を呼ばれたいと思った。
呼ばれて頬が緩むのを自覚した。
あれから甘味屋にたどり着くまでずっと手を繋いでいた。
レスタの呆れた顔も、しかめっ面も、白い視線も、繋いでいた手もぜんぶ。
「…勘弁してくれ、おまえの惚気は胸やけする…」
「だから自分で自分が思いどおりにならないんだって」
「黙れ」
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