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第一幕〈馴れ初め〉
その眸に映るもの 21 終
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木々の梢が葉擦れの音を清かに奏でていた。
この穏やかな時間が過ぎれば、レスタは自らこの屋敷を出て、かれの生まれた国へと帰っていく。
目映い朝の陽射しを遮るあおあおとした雑木林の中、クラウドは懐に閉じ込めたレスタの唇を何度も啄み、何度も柔らかな舌を絡めとって、そのときを惜しんだ。
恋人同士のような熱っぽい接吻に慣れないレスタが音をあげた頃、ようやくかれの呼吸を解放したクラウドはレスタの濡れた唇を親指の先で拭ってやった。神秘を宿す眸に互いを映し、じっと覗き込んで、告げた。
「見せとくから、来いよ」
「…?」
その意味をすぐに読み取れなかったレスタが、僅かな沈黙にひとつ瞬く。
めずらしく少しぼんやりしているようにみえるのは、ほどいたばかりのキスの余韻かも知れない。こういう方面は本当に初心だったんだなと、クラウドは何となく機嫌をよくして肩を揺らした。
「背中、ちゃんと見とけ」
いっそもうこのまま攫われとけよとも思ったが、言えば言ったでまた牙を剥いて怒りだしそうな気もしたので、何気ないそぶりでぐっと堪えた。
思えば私室ではなく六角堂でレスタと話をするのは三度目だ。
一度目は偶然、二度目は喧嘩になって、そしていま。
六角堂の六の数には美しさだけでなく六道の意味も籠められているらしいが、神仏混合の信仰を持つナーガ独自の複雑な宗教観を、何となくクラウドは嫌いではなかった。昔から。
汚いものも醜いものも欲望も苦役も何もかも、ありのままそこにあることをさらけ出している綺麗事の少なさが、そう思わせるのかも知れない。
クラウドは強者であり、覇者だ。己に与しない弱者は踏みつけにして過ごしてきた。
むろん悪事は悪事でしかなく、それを自らが行えば悪ではないなど愚にもつかないことは言わない。分かった上で、それでも何かに苛立っていたし、飢えていたし、求めていたし、欲していたように思う。
理屈も正論も抜きにした、ただどうしてもこの手には負えないと思わせてくれるような、そういう何かを探していた。
それがいま目のまえにある。
ついに思うまま支配することの叶わなかった、いまとなっては腕ずくでも手に入れることの出来ない、クラウドに宿る神威の力さえ信を与えた人間が。
いましめの力は龍神ではなく、レスタかも知れない、とクラウドは思った。
腰の帯を解き、上衣を肩からすべらせ、クラウドは無造作に床に落とす。その下の内衣は胸をひらき袖から両の腕を抜いて、しなやかに鍛えられた見事な上半身をレスタの眼前に晒した。
「…なんだろう何かムカつく」
そんなクラウドを見て、何やら非常に不愉快そうな低い声でレスタが唸った。
なにが、と惚けた口調で問い返してくるクラウドには答えず、こちらへ向けられた広い背中に意識を注いだ。
そこには墨一色の筆で描かれたような精緻な黒い龍がいた。
「……」
あの日、片袖の下から覗いていた姿を目にしたときは、まだ少し曖昧で朧げだった。それがいまでは雄々しい龍神の威厳を放ち、さながら美しい黒龍へと成長を遂げたような、そういう落ち着きと重厚さを感じさせた。
月を乞い、不浄の夜空を切り裂くように駆るという、天空の龍だ。
絶対の力の源であり、護符であり、戒めでもある、唯一の証し。
指先で姿を辿るようにゆっくりと触れてみた。爪先からじわりと伝わってくるこの熱は、果たしてクラウドのものか、それとも龍神の囁きだろうか。
むろんどちらであるにせよ、レスタにとっては因縁めいた背中だ。どんな理由よりもかれに強固な束縛を与えた。
懐いただの何だのクラウドは言っていたが、最終的にはこの龍こそが最も我を通したともいえる。
すべてはそう、クラウドのために。
「…こんなもん背負って、おまえも不自由だな」
ひとりごちたレスタに、クラウドは背を向けたまま鼻で笑った。
「そういうおまえこそ生まれ損なっちまって不自由だろ」
窮屈なこの世界では。きっと。
「だからこそ好きに生きるんだよ。俺は俺の流儀でな」
運命の皮肉も不条理も、すべて見定めて好きなように生きる。明も暗も、それを見分けるのはレスタ自身の心眼だけだ。
ふりむいたクラウドはレスタを見つめた。背中の龍神だけに見せてやるわけにはいかなかった。かれの姿を記憶に刻みつけるのは、他の誰でもない己でなければ。
視線が重なると、レスタはにやりと笑ってみせた。
「だからおまえも、俺がいないうちは不自由に生きるなよ」
「……、」
「許してやるから、せいぜい好きにやってろ」
「………」
いましめの力はレスタなのかも知れない。そう思ったのは確かだ。クラウドはゆっくりと背中の龍に意識を向けた。
心を読まれただとか、龍神がレスタに囁いただとか、そういうことではなく。
「…つまり、おまえも同じように感じてたってことか」
「まぁ…あれだろ、猛獣遣い」
「……マジでくちが減らねぇな」
「厳密には龍神の巫者みたいなもんなんだろうけどな」
クラウドを戒める唯一の存在として、神威の力はその役割をレスタに委ねたということだ。それは確かに龍神の巫者という役割でもあるのかも知れない。龍神の、という前提がクラウドには些か不本意ではあったが。
「…ま、もう何でもいいわ」
すっぱり切り換えて、クラウドは呟いた。
レスタのいない月日の何もかもが自由だとしても、それならレスタがいて何かが少しずつ不自由なほうがいい。そのほうがきっと、クラウドは自分自身に満足していられる。
「何でもいいんで、おまえはまたここに戻ってこい」
素肌の胸に抱き寄せて囁いたら、わかった、という応えが懐から返ってきた。
「そういやクラウド、背中のことまだリヒトに話してないだろ」
六角堂を離れ、石庭の散策路へと出たところで、ふと思いだしたようにレスタが訊いた。
「あ、完全に忘れてた」
「……完全ておまえ」
すでに何日も経っているだけに、けろりと答えたクラウドにレスタはあきれ果てたようすで肩を落とした。
「ごたごたしてたからな。だいたいあのあとすぐだったじゃねーか、おまえが帰るつったの」
「そのごたごたと同一線上に置いてやるなよ。怒るぞお兄ちゃん」
「短気だよなぁ」
「……おまえがいうなよ…」
肩を並べて歩きながら、クラウドは別館への道なりではなく主屋棟の東翼へとレスタを促した。その理由もレスタは当然知っていた。別館の連中をクラウドが嫌っているから、だ。
思えばクラウドの好き嫌いの意思表示はいつでもはっきりしていたし、レスタに対してもそうだった。最初からこの男はレスタのことだけは特別だった。ナーガの今後を左右する、龍紋の顕現と較べてさえも。
うっかり可愛いやつだなと思ってしまったのは、一生の不覚だったが。
「さっさと話して怒られろ」
「んじゃ明日な」
「…明日じゃもう俺その場にいないんですが」
「そういやそうだな」
「……」
「レスタ」
「ん」
「やっぱ今からでもヤっとかね?」
「遠慮なく辞退する」
こういうところも相変わらずだ。
+ + +
帰路についた馬車の中、レスタは今日一日はひとりがいい、とユアルに言った。
ご友人とのお別れが名残惜しいですか、と問われたので、そんなんじゃねぇよといつもの口調で軽く流した。
クラウドは、大門まえまでの見送りどころか、正面玄関での別れの挨拶にも姿を見せなかった。
申し訳なさげに謝罪するリヒトに、肩をすくめながら別れを告げたのはつい先刻のことだ。
べつに、永の別れになるわけでもない。あらたまった挨拶など必要ない。
だからこれでいいと思った。
「…おまえが龍王になるまで、俺は俺で好きに生きるさ」
すべては自分自身のためにだ。
いつかクラウドの待つこの地に帰るときでさえ、レスタは自分のためにそれを選ぶ。
だからそれまではユアルの成長を見守っていく。
ふりむく必要はなかった。レスタは揺れる馬車の中で眸を閉じた。
いまは離ればなれの彼らが見つめるものは、ふたたびめぐり逢うこの先の未来だけだ。
重なるふたつの歯車も、ゆるやかに廻りはじめたばかりだ。
この穏やかな時間が過ぎれば、レスタは自らこの屋敷を出て、かれの生まれた国へと帰っていく。
目映い朝の陽射しを遮るあおあおとした雑木林の中、クラウドは懐に閉じ込めたレスタの唇を何度も啄み、何度も柔らかな舌を絡めとって、そのときを惜しんだ。
恋人同士のような熱っぽい接吻に慣れないレスタが音をあげた頃、ようやくかれの呼吸を解放したクラウドはレスタの濡れた唇を親指の先で拭ってやった。神秘を宿す眸に互いを映し、じっと覗き込んで、告げた。
「見せとくから、来いよ」
「…?」
その意味をすぐに読み取れなかったレスタが、僅かな沈黙にひとつ瞬く。
めずらしく少しぼんやりしているようにみえるのは、ほどいたばかりのキスの余韻かも知れない。こういう方面は本当に初心だったんだなと、クラウドは何となく機嫌をよくして肩を揺らした。
「背中、ちゃんと見とけ」
いっそもうこのまま攫われとけよとも思ったが、言えば言ったでまた牙を剥いて怒りだしそうな気もしたので、何気ないそぶりでぐっと堪えた。
思えば私室ではなく六角堂でレスタと話をするのは三度目だ。
一度目は偶然、二度目は喧嘩になって、そしていま。
六角堂の六の数には美しさだけでなく六道の意味も籠められているらしいが、神仏混合の信仰を持つナーガ独自の複雑な宗教観を、何となくクラウドは嫌いではなかった。昔から。
汚いものも醜いものも欲望も苦役も何もかも、ありのままそこにあることをさらけ出している綺麗事の少なさが、そう思わせるのかも知れない。
クラウドは強者であり、覇者だ。己に与しない弱者は踏みつけにして過ごしてきた。
むろん悪事は悪事でしかなく、それを自らが行えば悪ではないなど愚にもつかないことは言わない。分かった上で、それでも何かに苛立っていたし、飢えていたし、求めていたし、欲していたように思う。
理屈も正論も抜きにした、ただどうしてもこの手には負えないと思わせてくれるような、そういう何かを探していた。
それがいま目のまえにある。
ついに思うまま支配することの叶わなかった、いまとなっては腕ずくでも手に入れることの出来ない、クラウドに宿る神威の力さえ信を与えた人間が。
いましめの力は龍神ではなく、レスタかも知れない、とクラウドは思った。
腰の帯を解き、上衣を肩からすべらせ、クラウドは無造作に床に落とす。その下の内衣は胸をひらき袖から両の腕を抜いて、しなやかに鍛えられた見事な上半身をレスタの眼前に晒した。
「…なんだろう何かムカつく」
そんなクラウドを見て、何やら非常に不愉快そうな低い声でレスタが唸った。
なにが、と惚けた口調で問い返してくるクラウドには答えず、こちらへ向けられた広い背中に意識を注いだ。
そこには墨一色の筆で描かれたような精緻な黒い龍がいた。
「……」
あの日、片袖の下から覗いていた姿を目にしたときは、まだ少し曖昧で朧げだった。それがいまでは雄々しい龍神の威厳を放ち、さながら美しい黒龍へと成長を遂げたような、そういう落ち着きと重厚さを感じさせた。
月を乞い、不浄の夜空を切り裂くように駆るという、天空の龍だ。
絶対の力の源であり、護符であり、戒めでもある、唯一の証し。
指先で姿を辿るようにゆっくりと触れてみた。爪先からじわりと伝わってくるこの熱は、果たしてクラウドのものか、それとも龍神の囁きだろうか。
むろんどちらであるにせよ、レスタにとっては因縁めいた背中だ。どんな理由よりもかれに強固な束縛を与えた。
懐いただの何だのクラウドは言っていたが、最終的にはこの龍こそが最も我を通したともいえる。
すべてはそう、クラウドのために。
「…こんなもん背負って、おまえも不自由だな」
ひとりごちたレスタに、クラウドは背を向けたまま鼻で笑った。
「そういうおまえこそ生まれ損なっちまって不自由だろ」
窮屈なこの世界では。きっと。
「だからこそ好きに生きるんだよ。俺は俺の流儀でな」
運命の皮肉も不条理も、すべて見定めて好きなように生きる。明も暗も、それを見分けるのはレスタ自身の心眼だけだ。
ふりむいたクラウドはレスタを見つめた。背中の龍神だけに見せてやるわけにはいかなかった。かれの姿を記憶に刻みつけるのは、他の誰でもない己でなければ。
視線が重なると、レスタはにやりと笑ってみせた。
「だからおまえも、俺がいないうちは不自由に生きるなよ」
「……、」
「許してやるから、せいぜい好きにやってろ」
「………」
いましめの力はレスタなのかも知れない。そう思ったのは確かだ。クラウドはゆっくりと背中の龍に意識を向けた。
心を読まれただとか、龍神がレスタに囁いただとか、そういうことではなく。
「…つまり、おまえも同じように感じてたってことか」
「まぁ…あれだろ、猛獣遣い」
「……マジでくちが減らねぇな」
「厳密には龍神の巫者みたいなもんなんだろうけどな」
クラウドを戒める唯一の存在として、神威の力はその役割をレスタに委ねたということだ。それは確かに龍神の巫者という役割でもあるのかも知れない。龍神の、という前提がクラウドには些か不本意ではあったが。
「…ま、もう何でもいいわ」
すっぱり切り換えて、クラウドは呟いた。
レスタのいない月日の何もかもが自由だとしても、それならレスタがいて何かが少しずつ不自由なほうがいい。そのほうがきっと、クラウドは自分自身に満足していられる。
「何でもいいんで、おまえはまたここに戻ってこい」
素肌の胸に抱き寄せて囁いたら、わかった、という応えが懐から返ってきた。
「そういやクラウド、背中のことまだリヒトに話してないだろ」
六角堂を離れ、石庭の散策路へと出たところで、ふと思いだしたようにレスタが訊いた。
「あ、完全に忘れてた」
「……完全ておまえ」
すでに何日も経っているだけに、けろりと答えたクラウドにレスタはあきれ果てたようすで肩を落とした。
「ごたごたしてたからな。だいたいあのあとすぐだったじゃねーか、おまえが帰るつったの」
「そのごたごたと同一線上に置いてやるなよ。怒るぞお兄ちゃん」
「短気だよなぁ」
「……おまえがいうなよ…」
肩を並べて歩きながら、クラウドは別館への道なりではなく主屋棟の東翼へとレスタを促した。その理由もレスタは当然知っていた。別館の連中をクラウドが嫌っているから、だ。
思えばクラウドの好き嫌いの意思表示はいつでもはっきりしていたし、レスタに対してもそうだった。最初からこの男はレスタのことだけは特別だった。ナーガの今後を左右する、龍紋の顕現と較べてさえも。
うっかり可愛いやつだなと思ってしまったのは、一生の不覚だったが。
「さっさと話して怒られろ」
「んじゃ明日な」
「…明日じゃもう俺その場にいないんですが」
「そういやそうだな」
「……」
「レスタ」
「ん」
「やっぱ今からでもヤっとかね?」
「遠慮なく辞退する」
こういうところも相変わらずだ。
+ + +
帰路についた馬車の中、レスタは今日一日はひとりがいい、とユアルに言った。
ご友人とのお別れが名残惜しいですか、と問われたので、そんなんじゃねぇよといつもの口調で軽く流した。
クラウドは、大門まえまでの見送りどころか、正面玄関での別れの挨拶にも姿を見せなかった。
申し訳なさげに謝罪するリヒトに、肩をすくめながら別れを告げたのはつい先刻のことだ。
べつに、永の別れになるわけでもない。あらたまった挨拶など必要ない。
だからこれでいいと思った。
「…おまえが龍王になるまで、俺は俺で好きに生きるさ」
すべては自分自身のためにだ。
いつかクラウドの待つこの地に帰るときでさえ、レスタは自分のためにそれを選ぶ。
だからそれまではユアルの成長を見守っていく。
ふりむく必要はなかった。レスタは揺れる馬車の中で眸を閉じた。
いまは離ればなれの彼らが見つめるものは、ふたたびめぐり逢うこの先の未来だけだ。
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