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第2話 SIXの標的
エピローグ
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ブルバード.....彼は内閣調査室の特務エージェントであり、新人の教育指導も行っている。
今回、SIXに対してブライドが弱味を見せやすいように、ブライドの強敵役として対戦してもらった。
笑みを浮かべて、ブライドに向かい歩き出すブルバード。
「うさぎの部屋は、今日はお休みだったのかな?」
『うさぎの部屋』とは、ブライドが性癖丸出しで重犯罪者を処分する手立てのことだった。
「あんなことをしたら、ブルバード教官に犯されますから.....」
真顔で答えるブライド。
「おやおや、教官なのに信用ないんだね」
残念そうな顔をしてみせるブルバードに、ブライドは人差し指を唇に当てて見せた。
「だって......さっき、わたしの唇を奪いましたよね❓」
気まずい雰囲気にブルバードが脚を止めた瞬間、ブライドが視界から消えた。
戦闘中に、ブルバードが見せた技だ。
後ろに下がるブルバードの目の前に、突如としてブライドが現れた。
蹴りが来ると分かっていても、回避できないタイミングだった。
ブライドの前蹴りがブルバードの股間を狙う。
腰を引いても躱し切れない。
ブーツの爪先が男性自身を捉えた。
「ちょっとだけ『ライオット』‼️」
ブライドのブーツの靴底から高圧電流が流される。
ケモノのような声をあげて、股間を押さえてうずくまるブルバード。
「では教官、お先に失礼します❣️」
「お.....おぇ...つかれさまぐぁ....」
青い顔のブルバードは、何を言ってるのかわからない⁉️
(kameちゃん、課長に繋いで❣️)
ブライドは歩きながら電脳通信をはじめた。
(....はい、繋がったよ、うさぎちゃん)
(SIXの処分は完了したのか?
宇佐妓アリス)
階段を足速に降りて行く。
(はい❣️
SIXとブルバードの処分を完了しました💕)
ブルバードは着いて来ないようだ。
(ブルバード?.....
まぁいい。ご苦労だった)
さらに階段を降りる。
(なぜって聞かないんですか❓
課長.....)
地上から、さっきまでいた立地駐車場を見上げた。
(うさぎちゃん。
.....もう、通信切れてるよ)
「ぎゃん💦💦
なんでいつも課長は勝手に切っちゃうんですか⁉️💢」
ぷくっとほっぺたを膨らませるブライドは、少女のように可愛い顔をしている。
(ルカ、聞こえる❓)
(....聞こえるよ、姉さん)
若い男性の声だ。
(ブルバード教官には注意して。
絶対に手の内は見せちゃダメ)
(.....わかった)
立地駐車場の柱に背をあずけて、ブルバードは困ったように頭を掻いた。
海風にブライドの長い髪がなびいた。
「なんとなく......だけど❣️」
3年前に止まった歯車が、また動き出したようだ。
Rabbit bride 2085
第2話 完
⭐️設定を修正したので再掲載⭐️
宇佐妓 アリス(うさぎ ありす)
コードネーム:bride(ブライド、2代目)
一人称:うさぎ
所属:内閣調査室
性別:女性
身長:165cm
年齢:不明
サイボーグ比率:0%
特徴:アルビノ
白い肌と青い瞳、ほんのりと金髪っぽい白色の髪。
サイボーグの義眼で見ると、うさぎの瞳は光を反射して赤く見える。
装備:
・サポートAI(通称kameちゃん)
・光学迷彩服《bride》
・電撃ブーツ《ライオット》
・対サイボーグ用電子攻撃&防御兵器《ガーランド》
・拳銃《CZ75》(徹甲電導弾を使用)
特技:龍化八卦掌(内閣調査室秘伝の中国拳法)。銃の早撃ち。
性格:表向きは可憐な乙女だが、裏はドSという2面性を持つ。
《ガーランド》機能
左腕に手甲のように装着する。
防御:電磁シールド
衝撃を広範囲に分散することで、受け手のダメージを軽減する。
攻撃:対サイボーグウイルス
魔法陣のようなウイルスを撃ち込み、サイボーグの電脳をハッキングする。
感覚を狂わせたり、こちらの命令に従わせることが出来る。
ただし、相手の虚を突いて、ウイルス攻撃に気づかせない使い方が必要。
ウイルスの魔法陣は、ブライド以外には見えない。
《bride》機能
外観:パールホワイトのオフショルダーのショートドレス。肩から背中が大きく開いている。プリンセスラインのスカートは、フロントが短く、リアが長いデザイン。スカートの内側は淡いピンクに染められている。頭部には、白いカチューシャ。ウエディングペールはショート丈を着用。ウエディンググローブもパールホワイトのロングタイプ。肘の上までカバーしている。ブーツも同色のサイハイブーツ。絶対領域がある。
素肌に見えるところは透明なフィルムが覆っている。
顔とスカートの中は素肌のまま。
拳銃は、腰にはベルトを回してホルスターを下げていたり、スカートの膨らみの中に忍ばせていたりする。
機能:カチューシャはAIとの通信用。ブーツのカカトはアクティブダンパーヒール。通常は7cmの高さのヒールだが、高さは2~9cmに変動する。着地のショックを吸収したり、ジャンプ力をアップしたり、転ばないようにバランスを取る機能がある。絶対に転ばない靴。
ブーツの靴底から数万ボルトの電気を放電することができる《ライオット》を装備している。
グローブもブーツもドレスもプロテクターが入っているが、うさぎの身体が細いため、プロテクターの存在に気づかない。
着用しているものは光学迷彩の機能を持つ。
スカートの中には、拳銃のマガジンやナイフ等を隠しているらしい。
内閣調査室:内閣官房配下の組織と公表されていたが、実際にはCAI日本支部(JCIA)の下部組織であった。
天皇陛下の護衛と、その行動をCIAに報告することが内閣調査室の主任務であった。
昭和61年に内閣調査室は解体され、同年に内閣情報調査室が新設された。
内閣情報調査室は純粋な日本の組織であり、内閣調査室とはまったく別の組織である。
宇佐妓アリスは、約100年前に解体されたはずの内閣調査室のメンバーである。
西暦2085年の未来でも、内閣調査室は電皇陛下の護衛を続けている。
電皇陛下:歴代天皇の記憶や人格を電脳空間に集積させた意識の集合体であると言われているが、実際は未確認。日本の電脳空間の管理者とも呼ばれる。
今回、SIXに対してブライドが弱味を見せやすいように、ブライドの強敵役として対戦してもらった。
笑みを浮かべて、ブライドに向かい歩き出すブルバード。
「うさぎの部屋は、今日はお休みだったのかな?」
『うさぎの部屋』とは、ブライドが性癖丸出しで重犯罪者を処分する手立てのことだった。
「あんなことをしたら、ブルバード教官に犯されますから.....」
真顔で答えるブライド。
「おやおや、教官なのに信用ないんだね」
残念そうな顔をしてみせるブルバードに、ブライドは人差し指を唇に当てて見せた。
「だって......さっき、わたしの唇を奪いましたよね❓」
気まずい雰囲気にブルバードが脚を止めた瞬間、ブライドが視界から消えた。
戦闘中に、ブルバードが見せた技だ。
後ろに下がるブルバードの目の前に、突如としてブライドが現れた。
蹴りが来ると分かっていても、回避できないタイミングだった。
ブライドの前蹴りがブルバードの股間を狙う。
腰を引いても躱し切れない。
ブーツの爪先が男性自身を捉えた。
「ちょっとだけ『ライオット』‼️」
ブライドのブーツの靴底から高圧電流が流される。
ケモノのような声をあげて、股間を押さえてうずくまるブルバード。
「では教官、お先に失礼します❣️」
「お.....おぇ...つかれさまぐぁ....」
青い顔のブルバードは、何を言ってるのかわからない⁉️
(kameちゃん、課長に繋いで❣️)
ブライドは歩きながら電脳通信をはじめた。
(....はい、繋がったよ、うさぎちゃん)
(SIXの処分は完了したのか?
宇佐妓アリス)
階段を足速に降りて行く。
(はい❣️
SIXとブルバードの処分を完了しました💕)
ブルバードは着いて来ないようだ。
(ブルバード?.....
まぁいい。ご苦労だった)
さらに階段を降りる。
(なぜって聞かないんですか❓
課長.....)
地上から、さっきまでいた立地駐車場を見上げた。
(うさぎちゃん。
.....もう、通信切れてるよ)
「ぎゃん💦💦
なんでいつも課長は勝手に切っちゃうんですか⁉️💢」
ぷくっとほっぺたを膨らませるブライドは、少女のように可愛い顔をしている。
(ルカ、聞こえる❓)
(....聞こえるよ、姉さん)
若い男性の声だ。
(ブルバード教官には注意して。
絶対に手の内は見せちゃダメ)
(.....わかった)
立地駐車場の柱に背をあずけて、ブルバードは困ったように頭を掻いた。
海風にブライドの長い髪がなびいた。
「なんとなく......だけど❣️」
3年前に止まった歯車が、また動き出したようだ。
Rabbit bride 2085
第2話 完
⭐️設定を修正したので再掲載⭐️
宇佐妓 アリス(うさぎ ありす)
コードネーム:bride(ブライド、2代目)
一人称:うさぎ
所属:内閣調査室
性別:女性
身長:165cm
年齢:不明
サイボーグ比率:0%
特徴:アルビノ
白い肌と青い瞳、ほんのりと金髪っぽい白色の髪。
サイボーグの義眼で見ると、うさぎの瞳は光を反射して赤く見える。
装備:
・サポートAI(通称kameちゃん)
・光学迷彩服《bride》
・電撃ブーツ《ライオット》
・対サイボーグ用電子攻撃&防御兵器《ガーランド》
・拳銃《CZ75》(徹甲電導弾を使用)
特技:龍化八卦掌(内閣調査室秘伝の中国拳法)。銃の早撃ち。
性格:表向きは可憐な乙女だが、裏はドSという2面性を持つ。
《ガーランド》機能
左腕に手甲のように装着する。
防御:電磁シールド
衝撃を広範囲に分散することで、受け手のダメージを軽減する。
攻撃:対サイボーグウイルス
魔法陣のようなウイルスを撃ち込み、サイボーグの電脳をハッキングする。
感覚を狂わせたり、こちらの命令に従わせることが出来る。
ただし、相手の虚を突いて、ウイルス攻撃に気づかせない使い方が必要。
ウイルスの魔法陣は、ブライド以外には見えない。
《bride》機能
外観:パールホワイトのオフショルダーのショートドレス。肩から背中が大きく開いている。プリンセスラインのスカートは、フロントが短く、リアが長いデザイン。スカートの内側は淡いピンクに染められている。頭部には、白いカチューシャ。ウエディングペールはショート丈を着用。ウエディンググローブもパールホワイトのロングタイプ。肘の上までカバーしている。ブーツも同色のサイハイブーツ。絶対領域がある。
素肌に見えるところは透明なフィルムが覆っている。
顔とスカートの中は素肌のまま。
拳銃は、腰にはベルトを回してホルスターを下げていたり、スカートの膨らみの中に忍ばせていたりする。
機能:カチューシャはAIとの通信用。ブーツのカカトはアクティブダンパーヒール。通常は7cmの高さのヒールだが、高さは2~9cmに変動する。着地のショックを吸収したり、ジャンプ力をアップしたり、転ばないようにバランスを取る機能がある。絶対に転ばない靴。
ブーツの靴底から数万ボルトの電気を放電することができる《ライオット》を装備している。
グローブもブーツもドレスもプロテクターが入っているが、うさぎの身体が細いため、プロテクターの存在に気づかない。
着用しているものは光学迷彩の機能を持つ。
スカートの中には、拳銃のマガジンやナイフ等を隠しているらしい。
内閣調査室:内閣官房配下の組織と公表されていたが、実際にはCAI日本支部(JCIA)の下部組織であった。
天皇陛下の護衛と、その行動をCIAに報告することが内閣調査室の主任務であった。
昭和61年に内閣調査室は解体され、同年に内閣情報調査室が新設された。
内閣情報調査室は純粋な日本の組織であり、内閣調査室とはまったく別の組織である。
宇佐妓アリスは、約100年前に解体されたはずの内閣調査室のメンバーである。
西暦2085年の未来でも、内閣調査室は電皇陛下の護衛を続けている。
電皇陛下:歴代天皇の記憶や人格を電脳空間に集積させた意識の集合体であると言われているが、実際は未確認。日本の電脳空間の管理者とも呼ばれる。
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