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1 ガラス越しの笑顔
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優しい笑顔がこっちを見ている
ガラスに手を当てて、わたしを見てにっこり笑っている
ゆらりとウェーブした髪はプラチナブロンドのよう
白い肌はとても暖かそうに見える
薄茶色の瞳に自分が映っている
彼女は、きっとアルビノなんだ
わたしとおんなじだ
「また明日も来るね
可愛いアリス💕
可愛いルカ❤️」
私は水の中にいるから、あの人の声がよく聞こえない
でもわかるんだ
いつも優しい言葉を掛けてくれていることを
いつになれば、その手に触れることができるかな
いつになれば、ぎゅって抱きしめてもらえるかな
大きくなって
おりこうさんになって
わたしはお母さんに褒めてもらうんだ
いっぱい、いっぱい褒めてもらうんだ
隣の弟もお母さんを見ている
早くみんなでお話ししたいね❣️
手を振って歩き出すお母さんを見ていた
わたしたちも手を振った
でも、あの日からお母さんは来なくなった
ずっとずっと待っているのに
どうしてお母さんは来てくれないの❓
とても悲しい
でも泣かないよ
わたしが泣くと、弟も泣いちゃうから
お母さん...
お母さんはどこ❓
「お母さん⁉️」
.....うさぎちゃんが寝言を言うなんて珍しいな
キツく閉じられたブライドの瞼に、小さな光の雫が見えた
(そろそろ起きようか❣️
うさぎちゃん)
サポートAIの呼びかけに、すぐに反応するブライド
(もう仕事は終わったの❓
kameちゃん)
この研究施設は、既にサポートAIの管理下にあった
(ボクの仕事は終わってるよ
あとはうさぎちゃんの仕事だよ)
「じゃあ、起きますか❣️
敵に捕まるのが1番簡単な侵入方法だよね」
ん~.....っと、背伸びをするブライド
よく眠れたようだ
「あれ⁉️」
急に慌てて周囲を見るブライド
「ない‼️
無くなってるよ💦」
何が無くなってるの⁉️😱
.......
初代ブライドを、オレはずっと追い続けた
そう.....アリスの母親、有紗のことだ
妖物と人間のハイブリッドを作り戦力化する
その情報を集める事が、東の大陸のMナンバーエージェントのオレの仕事だった
どんなに研究を続けても、妖物と人間のハイブリッドは人格を持たない怪物になった
破壊衝動に身を任せる化け物ばかりが生み出された
日本はそこに、妖精や精霊と呼ばれるモノを組み合わせたそうだ
妖精ってなんだ❓
精霊ってなんだ❓
その情報に近い人物が、あの美しいブライドだった
オレはブライドを捕まえ、陵辱して、電脳から情報を抜き取るつもりだった
だが彼女は、オレに勝てないと悟った瞬間、自分のサポートAIと電脳を自らの手で破壊した
「絶対に子供達のところにはたどり着かせない‼️」
彼女の壮絶な決意は、オレの破壊衝動に火を着けた
気の済むまで嬲り殺しにした
死体は道端に捨ててやった
もうどうでもいいと思ったからだ
だが翌日、上官からの指示でブライドの遺体を盗み出した
そのおかげで今....
オレは目を開けた
星が瞬いている
「眠っていたのか.....」
オレはコップに手を伸ばし、残っている日本酒を飲んだ
旨い酒だ
酒は新潟の酒が1番旨い
女はブライドが1番綺麗だ
いつもガラスの向こうにいて、絶対手に触れることができない存在
それがブライドだ
そんなブライド=アリスをオレのモノにする
ガラスを打ち砕く力はもうすぐ手に入る
邪魔な課長とアイアン・クロウの2人は始末した
もうすぐ、オレの時代がくる
ガラスに手を当てて、わたしを見てにっこり笑っている
ゆらりとウェーブした髪はプラチナブロンドのよう
白い肌はとても暖かそうに見える
薄茶色の瞳に自分が映っている
彼女は、きっとアルビノなんだ
わたしとおんなじだ
「また明日も来るね
可愛いアリス💕
可愛いルカ❤️」
私は水の中にいるから、あの人の声がよく聞こえない
でもわかるんだ
いつも優しい言葉を掛けてくれていることを
いつになれば、その手に触れることができるかな
いつになれば、ぎゅって抱きしめてもらえるかな
大きくなって
おりこうさんになって
わたしはお母さんに褒めてもらうんだ
いっぱい、いっぱい褒めてもらうんだ
隣の弟もお母さんを見ている
早くみんなでお話ししたいね❣️
手を振って歩き出すお母さんを見ていた
わたしたちも手を振った
でも、あの日からお母さんは来なくなった
ずっとずっと待っているのに
どうしてお母さんは来てくれないの❓
とても悲しい
でも泣かないよ
わたしが泣くと、弟も泣いちゃうから
お母さん...
お母さんはどこ❓
「お母さん⁉️」
.....うさぎちゃんが寝言を言うなんて珍しいな
キツく閉じられたブライドの瞼に、小さな光の雫が見えた
(そろそろ起きようか❣️
うさぎちゃん)
サポートAIの呼びかけに、すぐに反応するブライド
(もう仕事は終わったの❓
kameちゃん)
この研究施設は、既にサポートAIの管理下にあった
(ボクの仕事は終わってるよ
あとはうさぎちゃんの仕事だよ)
「じゃあ、起きますか❣️
敵に捕まるのが1番簡単な侵入方法だよね」
ん~.....っと、背伸びをするブライド
よく眠れたようだ
「あれ⁉️」
急に慌てて周囲を見るブライド
「ない‼️
無くなってるよ💦」
何が無くなってるの⁉️😱
.......
初代ブライドを、オレはずっと追い続けた
そう.....アリスの母親、有紗のことだ
妖物と人間のハイブリッドを作り戦力化する
その情報を集める事が、東の大陸のMナンバーエージェントのオレの仕事だった
どんなに研究を続けても、妖物と人間のハイブリッドは人格を持たない怪物になった
破壊衝動に身を任せる化け物ばかりが生み出された
日本はそこに、妖精や精霊と呼ばれるモノを組み合わせたそうだ
妖精ってなんだ❓
精霊ってなんだ❓
その情報に近い人物が、あの美しいブライドだった
オレはブライドを捕まえ、陵辱して、電脳から情報を抜き取るつもりだった
だが彼女は、オレに勝てないと悟った瞬間、自分のサポートAIと電脳を自らの手で破壊した
「絶対に子供達のところにはたどり着かせない‼️」
彼女の壮絶な決意は、オレの破壊衝動に火を着けた
気の済むまで嬲り殺しにした
死体は道端に捨ててやった
もうどうでもいいと思ったからだ
だが翌日、上官からの指示でブライドの遺体を盗み出した
そのおかげで今....
オレは目を開けた
星が瞬いている
「眠っていたのか.....」
オレはコップに手を伸ばし、残っている日本酒を飲んだ
旨い酒だ
酒は新潟の酒が1番旨い
女はブライドが1番綺麗だ
いつもガラスの向こうにいて、絶対手に触れることができない存在
それがブライドだ
そんなブライド=アリスをオレのモノにする
ガラスを打ち砕く力はもうすぐ手に入る
邪魔な課長とアイアン・クロウの2人は始末した
もうすぐ、オレの時代がくる
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