Rabbit bride 2085 第10話 バエルの城

エピローグ

バルキリーとなるぁとFMJ(フルメタルジャケット)の3人が共同で対応している現場にも、ブライドの偽物が現れていた

瞬時にバルキリーが偽物と見破るが、FMJの強い強い要望でタイマン勝負が繰り広げられている

黒いドレスのブライドが、FMJを一方的に殴り続けている

それでも隙を突いて、FMJの掌底が偽ブライドを捉える

「どうして1対1で戦っているんですか？」

電脳で映像を見たブライドが、バルキリーに問う

どう見てもFMJが劣勢にも関わらず、バルキリーとなるぁは傍観しているからだ

「え～っと.....
それはね....」

言葉を濁すバルキリーを見かねて、なるぁが口を挟んだ

「FMJは、偽ブライドのおっぱいを狙っているのよ💕」

偽ブライドの打撃を受けて鼻血を出すFMJ

だが顔は笑っている

「え⁉️
どゆこと⁉️」

意味がわからないブライド

「本物のおっぱいを揉むことはできないけど、偽ブライドのおっぱいなら揉み放題だと言う理由らしいよ」

FMJの鼻血は、打撃によるものか分からなくなってきた

さっきの掌底は打撃ではなく、おっぱいを揉むための....

「帰ったらお仕置きしますよ💢」

ブライドの強い口調に怯むバルキリー

集中しているFMJには本物のブライドの言葉は届いていない

「それとルカに聞きたいんですけど...」

ルカとはバルキリーの本名だ

「どうしてあれが偽者と判断できたのですか？」

「それは簡単だったよ

だって姉さんがあんな優しい言葉をオレに掛けるはずがないもの」

キッパリと答えるバルキリー

だんだんとブライドの気が高まっていくのが感じられる

(もしかすると、ヤバい事言っちゃったかな、wani君？」

サポートAIに聞いてみる

(完璧にヤバいですね)

ブライドが、一言ひとことを区切るようにハッキリと言った

「あなたもお仕置きですね💢」

すくみ上がるバルキリーと

大笑いするなるぁと

おっぱい迎撃に余念がないFMJは

その後ゆっくりと本部に帰還した