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第四章 伝説のはじまり
26 第二次タカマの戦い(1)
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この日の朝からトルスター軍は、タカマ方面へ軍を進めた。
前日にヴィクトルら反乱軍がタカマ高原へ陣を敷いたとの情報を得たためである。
ヘルベルト率いる右翼大隊二番隊を先頭に右翼大隊が続いていく。彼らは意匠こそ違うものの共通した白地の隊旗を掲げて威風堂々とした行軍だった。
約五〇〇〇名の右翼大隊の後に続くのはトゥーレとその親衛隊が続く。
数は僅かに五〇〇騎と少ないが全員が漆黒に染められた軍装を身に纏い、黒地に真っ赤な山羊の意匠の軍旗を掲げていた。
親衛隊の後にはユーリとルーベルトが率いる左翼大隊が続く。
何より目立つのは約二〇〇〇名全員が鉄砲を装備していることだ。
一カ月に渡ってオモロウを死守したためか、誰もが自信に満ちた表情を浮かべ誇らしげに赤い隊旗を掲げていた。右翼大隊や親衛隊に比べると多少規律が乱れているが、ウンダルへの上陸は彼らがいなければ成し得なかっただろう。
トルスター軍総勢七五〇〇名。
ピエタリの水軍や守備に残す兵を除けば、現在動員できる最大戦力であった。
「よくおいで下さいました」
「うん、また世話になる。よろしく頼む」
その日の午後遅くにガハラへ到着したトゥーレは、城を管理している城代に挨拶をおこない、そのままガハラの城へ入城を果たした。
タカマへの放牧用に整備されただけのガハラ城は、普段は城を管理する者がいるだけの無人の城だ。城の縄張りは意外と広く、周囲をぐるりと城壁が囲っているが、基本的には馬を逃がさないためのものだ。
側防塔もなく城壁の高さも低いため防衛の拠点には成り得なかった。そのため先にこの地を訪れていたヴィクトルも、この城には見向きもせずタカマ高原に陣を構えていた。
その後、トゥーレ入城を聞いたガハラの町の代表者から酒樽や食料が届けられ、以前トゥーレらを饗応した町長らが面会に訪れた。
「お久しぶりです、トゥーレ様。ご健勝で何よりでございます。近頃トゥーレ様のご活躍を耳にする機会が増え、ガハラ住民一同誇らしく感じております」
「其方もご壮健そうで何よりだ。此度は戦時故時間がないが状況が落ち着けばまたあの踊りを楽しみたいと思っている」
「もったいなきお言葉に感謝いたします。その際はぜひトゥーレ様も一緒に輪に入っていただければ住民たちも喜ぶことでしょう」
「そうだな、楽しみにしているぞ」
以前ガハラに滞在した際に住民総出でトゥーレらを饗応していた。その際に地元に伝わる舞踊を披露し、トゥーレやリーディアまでも輪に入って一緒に踊ったのだ。
「ところで、ヴィクトル殿はやはりタカマか?」
「左様でございます。どうやら縁起を担いでいるのか五年前のエリアス様と同じ場所に布陣しておられるご様子」
五年前とはエリアスとダニエルの兄弟がウンダルの覇権をかけて争った戦いの事だ。
結局はダニエルの自滅とエリアスの策が嵌まり、エリアスの圧勝に終わった戦いである。
「エリアス殿の動きは分かるか?」
「タカマには居られぬご様子です」
町長は首を振りチラリと横の役人に目をやると、代わりに怖ず怖ずと口を開く。
「恐れながらレボルトを出たという情報は入っておりません」
「であるか」
トゥーレは手を顎に当て考える仕草を見せた。
彼にはある推論が事実として浮かび上がってきていた。
動かないという事は、現状でエリアスはヴィクトルの事をそれほど信頼していないのだろう。
以前からもエリアスとヴィクトルの二人の仲が良いという噂は殆ど聞こえてこなかった。
オリヤンへの反発が根本としてあったエリアスに対し、ヴィクトルはダニエルへの反発とトゥーレへの対抗心という、行動の理由が全く異なることがあるのかも知れない。
五年前の戦いの時もエリアス率いる本隊がフォレスに進んだのに対して、ヴィクトルはオモロウに布陣していた。それがリーディアが一時視力を失う原因となったし、何よりザオラルが討たれる原因となった。その後、陣営内でヴィクトルの言葉の重みが増したことは想像に難くない。
エリアスはヴィクトルがどこかで失態を犯すことを願っているのかも知れない。でなければエリアスの性格だ。この機会を逃す筈はなく、タカマにて一気に決着を付けようとするに違いなかった。
「想像以上に敵は纏まりが悪そうですね」
クラウスやヘルベルトも拍子抜けしたような顔を浮かべている。
「しかしこれで短期決戦の目はなくなったな。レボルトまでは流石にないだろうが、ウンダル領の奥深くまで進軍しなければならなくなった」
「それはヴィクトルを討ってからです。兵はともかく補給物資だけは大量に用意してるんです。兵の損耗さえなければ五年は戦えますよ」
「そうだな先の事を考えすぎると足下を掬われるか。兵たちには今日はしっかり休んで鋭気を養うように伝えてくれ」
あわよくば短期決戦を目論んでいたトゥーレにとって、エリアスが動かないのは誤算だった。
もっともその想定はしっかりできていて、クラウスが言うように五年戦えるというのは大げさだったが、それでも二年間は遠征できるだけの準備はしていた。
トゥーレは明日からの戦いに備えて、ガハラから贈られた酒樽を開けるように指示を出すのだった。
その宴会のさなか、フォレスからリーディアらウンダル正規軍が到着したとの連絡が入った。
「大事な戦いの前にわたくしの我が儘を聞いていただきありがとうございました」
「いや故郷を憂う閣下の気持ちは分かります。それでフォレスの状況はどうだったのでしょう?」
大勢の臣下がいる前だ。感謝の言葉を口にしたリーディアに対し、亡命政府軍改めウンダル正規軍への協力という体裁のトゥーレは謙った態度で接し、リーディアを上座へと誘う。
「聞いていた以上の酷い有様でした。無事な建物はひとつも残っておらず、城も地下の墓所まで荒らされていました。あれではもうフォレスの再建は不可能でしょう。新たに街を造る方が早いかと存じます」
「そうですか、閣下の無念なお気持ちお察しします。逆賊エリアス打倒の暁には我々も街の建設のお手伝いさせていただきます」
「それは願ってもない申し出。その際は是非お願いいたします」
リーディアはそう言って頭を下げた。
彼女はトゥーレが上座を譲った意図と態度を理解していたが、それでも彼女一人で上座を占拠する事は固持し、二人は上座に並んで腰を下ろした。
「それで反乱軍はやはりタカマ高原ですか?」
「そうです。先の戦いの再現を狙っているのか奴らは以前エリアスが布陣していたのと全く同じ地に陣を敷いているようです」
二人は杯を煽りながら状況の摺り合わせをおこなう。
「では計画通りに?」
「ええ、明日には我々もタカマへと移動します」
「いよいよですね。我々の力が同盟に値するという所をぜひご覧に入れましょう」
「我らもリーディア閣下から切り捨てられぬよう奮戦させていただきます」
そう言うと二人は軽く杯を重ねるのだった。
前日にヴィクトルら反乱軍がタカマ高原へ陣を敷いたとの情報を得たためである。
ヘルベルト率いる右翼大隊二番隊を先頭に右翼大隊が続いていく。彼らは意匠こそ違うものの共通した白地の隊旗を掲げて威風堂々とした行軍だった。
約五〇〇〇名の右翼大隊の後に続くのはトゥーレとその親衛隊が続く。
数は僅かに五〇〇騎と少ないが全員が漆黒に染められた軍装を身に纏い、黒地に真っ赤な山羊の意匠の軍旗を掲げていた。
親衛隊の後にはユーリとルーベルトが率いる左翼大隊が続く。
何より目立つのは約二〇〇〇名全員が鉄砲を装備していることだ。
一カ月に渡ってオモロウを死守したためか、誰もが自信に満ちた表情を浮かべ誇らしげに赤い隊旗を掲げていた。右翼大隊や親衛隊に比べると多少規律が乱れているが、ウンダルへの上陸は彼らがいなければ成し得なかっただろう。
トルスター軍総勢七五〇〇名。
ピエタリの水軍や守備に残す兵を除けば、現在動員できる最大戦力であった。
「よくおいで下さいました」
「うん、また世話になる。よろしく頼む」
その日の午後遅くにガハラへ到着したトゥーレは、城を管理している城代に挨拶をおこない、そのままガハラの城へ入城を果たした。
タカマへの放牧用に整備されただけのガハラ城は、普段は城を管理する者がいるだけの無人の城だ。城の縄張りは意外と広く、周囲をぐるりと城壁が囲っているが、基本的には馬を逃がさないためのものだ。
側防塔もなく城壁の高さも低いため防衛の拠点には成り得なかった。そのため先にこの地を訪れていたヴィクトルも、この城には見向きもせずタカマ高原に陣を構えていた。
その後、トゥーレ入城を聞いたガハラの町の代表者から酒樽や食料が届けられ、以前トゥーレらを饗応した町長らが面会に訪れた。
「お久しぶりです、トゥーレ様。ご健勝で何よりでございます。近頃トゥーレ様のご活躍を耳にする機会が増え、ガハラ住民一同誇らしく感じております」
「其方もご壮健そうで何よりだ。此度は戦時故時間がないが状況が落ち着けばまたあの踊りを楽しみたいと思っている」
「もったいなきお言葉に感謝いたします。その際はぜひトゥーレ様も一緒に輪に入っていただければ住民たちも喜ぶことでしょう」
「そうだな、楽しみにしているぞ」
以前ガハラに滞在した際に住民総出でトゥーレらを饗応していた。その際に地元に伝わる舞踊を披露し、トゥーレやリーディアまでも輪に入って一緒に踊ったのだ。
「ところで、ヴィクトル殿はやはりタカマか?」
「左様でございます。どうやら縁起を担いでいるのか五年前のエリアス様と同じ場所に布陣しておられるご様子」
五年前とはエリアスとダニエルの兄弟がウンダルの覇権をかけて争った戦いの事だ。
結局はダニエルの自滅とエリアスの策が嵌まり、エリアスの圧勝に終わった戦いである。
「エリアス殿の動きは分かるか?」
「タカマには居られぬご様子です」
町長は首を振りチラリと横の役人に目をやると、代わりに怖ず怖ずと口を開く。
「恐れながらレボルトを出たという情報は入っておりません」
「であるか」
トゥーレは手を顎に当て考える仕草を見せた。
彼にはある推論が事実として浮かび上がってきていた。
動かないという事は、現状でエリアスはヴィクトルの事をそれほど信頼していないのだろう。
以前からもエリアスとヴィクトルの二人の仲が良いという噂は殆ど聞こえてこなかった。
オリヤンへの反発が根本としてあったエリアスに対し、ヴィクトルはダニエルへの反発とトゥーレへの対抗心という、行動の理由が全く異なることがあるのかも知れない。
五年前の戦いの時もエリアス率いる本隊がフォレスに進んだのに対して、ヴィクトルはオモロウに布陣していた。それがリーディアが一時視力を失う原因となったし、何よりザオラルが討たれる原因となった。その後、陣営内でヴィクトルの言葉の重みが増したことは想像に難くない。
エリアスはヴィクトルがどこかで失態を犯すことを願っているのかも知れない。でなければエリアスの性格だ。この機会を逃す筈はなく、タカマにて一気に決着を付けようとするに違いなかった。
「想像以上に敵は纏まりが悪そうですね」
クラウスやヘルベルトも拍子抜けしたような顔を浮かべている。
「しかしこれで短期決戦の目はなくなったな。レボルトまでは流石にないだろうが、ウンダル領の奥深くまで進軍しなければならなくなった」
「それはヴィクトルを討ってからです。兵はともかく補給物資だけは大量に用意してるんです。兵の損耗さえなければ五年は戦えますよ」
「そうだな先の事を考えすぎると足下を掬われるか。兵たちには今日はしっかり休んで鋭気を養うように伝えてくれ」
あわよくば短期決戦を目論んでいたトゥーレにとって、エリアスが動かないのは誤算だった。
もっともその想定はしっかりできていて、クラウスが言うように五年戦えるというのは大げさだったが、それでも二年間は遠征できるだけの準備はしていた。
トゥーレは明日からの戦いに備えて、ガハラから贈られた酒樽を開けるように指示を出すのだった。
その宴会のさなか、フォレスからリーディアらウンダル正規軍が到着したとの連絡が入った。
「大事な戦いの前にわたくしの我が儘を聞いていただきありがとうございました」
「いや故郷を憂う閣下の気持ちは分かります。それでフォレスの状況はどうだったのでしょう?」
大勢の臣下がいる前だ。感謝の言葉を口にしたリーディアに対し、亡命政府軍改めウンダル正規軍への協力という体裁のトゥーレは謙った態度で接し、リーディアを上座へと誘う。
「聞いていた以上の酷い有様でした。無事な建物はひとつも残っておらず、城も地下の墓所まで荒らされていました。あれではもうフォレスの再建は不可能でしょう。新たに街を造る方が早いかと存じます」
「そうですか、閣下の無念なお気持ちお察しします。逆賊エリアス打倒の暁には我々も街の建設のお手伝いさせていただきます」
「それは願ってもない申し出。その際は是非お願いいたします」
リーディアはそう言って頭を下げた。
彼女はトゥーレが上座を譲った意図と態度を理解していたが、それでも彼女一人で上座を占拠する事は固持し、二人は上座に並んで腰を下ろした。
「それで反乱軍はやはりタカマ高原ですか?」
「そうです。先の戦いの再現を狙っているのか奴らは以前エリアスが布陣していたのと全く同じ地に陣を敷いているようです」
二人は杯を煽りながら状況の摺り合わせをおこなう。
「では計画通りに?」
「ええ、明日には我々もタカマへと移動します」
「いよいよですね。我々の力が同盟に値するという所をぜひご覧に入れましょう」
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