182 / 205
第四章 伝説のはじまり
5 冬篭もり
しおりを挟む
「はぁ・・・・」
もう何度目の溜息となるだろうか。
午後のお茶の時間だというのに雨戸で閉ざされているせいで室内は薄暗く、朝からランプの灯が欠かせない。窓の外は相変わらず轟々と強風が吹き荒れていて、戸板を叩く音が途切れる事なく続いていた。
事実、小さな頼りない明かり取りの小さなはめ殺しの窓から見える景色では、官邸の周りに植えられていた防風のための植栽が、風によって為す術もなく激しくしならせていた。
カモフでは珍しくもない冬の日常だった。
雪はそれほど降らないが身を切るように気温が低く、山から吹き下ろす暴風が吹き荒れるこの季節は、僅か十日程しか外に出る事ができないのだ。
「はぁ・・・・」
赤々と燃える暖炉に手をかざしながら、ロッキングチェアで暖を取っていたリーディアはまた溜息を吐いた。
カモフに移って三年目。
これまでは目を患っていた事もあって殆どを屋内で過ごしていた彼女にとって、回復してから初めてのカモフの冬だった。
「姫様、お気持ちは分かりますが辛気臭いのでおやめください。皆に悪影響を与えます」
長く彼女の側勤めを務めるセネイが腰に手を当てて苦言を零す。
部屋にはセネイの他に四名の側勤めがいるが、皆フォレスにいた頃から仕えていて気心が知れている。そのためセネイの言葉も普段とは違って辛辣だった。
「去年まではそれほど気にならなかったのに、目が見えるようになるだけでこれほど手持ち無沙汰になるとは思いませんでした。これならまだ見えていない方が過ごしやすいです」
「あら、それでしたらこの冬はトゥーレ様とは離れて過ごす事になっていましたが、姫様はそれでよろしかったのですか?」
目が見えるようになったからこそサザンからネアンへと移って来られたのだ。
セネイが指摘するように見えないままだったなら、それまでと変わらずサザンで冬篭もりしていたことだろう。
「うっ、そ、それは嫌ですけれど」
「ならば見えていない方がよいなどと二度と口にしないでくださいませ」
「はい、ごめんなさい」
セネイに叱られたリーディアは、小さくなって素直に謝罪をおこなった。
彼女以外は既に二度カモフの冬を経験していて、過ごし方も分かってきている。しかしリーディアは目が見えるようになって初めて過ごす冬となるのだ。
去年までは目の不調を悟られないよう行動範囲を屋内に限定していたが、不調が癒えた現在は制限もない。ましてや見えるもの全てが物珍しい他領での生活である。
しかし癒えるタイミングが悪かった。
目が見えるようになって慌ててネアンへの引っ越し準備に取りかかり、漸く引っ越しが終わったと思えば十日もせずに風に閉ざされてしまった。
リーディアは好奇心を持て余し、悶々とした冬を過ごす事になってしまったのだった。
「はぁ・・・・」
「姫様!」
「い、今のは違います。ちょっと考える事が多くてつい出ちゃった溜息なのです」
言った側から出てしまった溜息。
思わず目を吊り上げたセネイに慌てて苦しい言い訳をする。
トゥーレと同様に領主という立場のリーディアだったが、実際に治める土地がなければ仕事は殆どない。毎日忙しくしているトゥーレと違い、午前の数時間もあればその日の仕事はなくなってしまう。
それ以外にはアレシュやベルナルトと一緒にイザークに教えを請い、屋内訓練場で訓練に励んでいたが、いくら腕を上げているといえども女性であるリーディアと彼らでは訓練の強度が違う。あまり顔を出せば彼らの訓練にならないため、頻繁に顔を出すのは遠慮していた。
カモフと違ってリーディが生まれ育ったウンダルは、精々大雪が降った際に数日間外に出られなくなるくらいだ。そのためリーディアがこうして悶々としている間にも、ウンダルではエリアスが精力的に動いているのではと考えると、身体に問題がない分焦りに似た気持ちに支配されてしまうのだった。
「そうやって焦っても仕方がないとトゥーレ様も仰っていたでしょう?」
「ええ、それは分かっています。分かっていますが中々難しくて」
上手く考え方を切り替えられず、リーディアはそう言って軽く舌を出した。
目の不安もなくなった今、外に出る事ができないことがこれほど精神的にキツいとは思ってもみなかった。
本格的に冬篭もりの始まった冬の初め、冬篭もりに慣れた彼女の周囲が普段の様子と変わらない中、自分だけがポツンと取り残されたような錯覚に陥った。
リーディアは言いようのない焦りにも似た不安に苛まれ、不安を払拭するために取り憑かれたように思考の海に潜っていった。
だが冬のカモフでは考えが浮かび計画を立ててもそれを実行できるのは春になってからだ。その状況に歯嚙みしながら苛立ちを募らせていた。
そんな彼女を救ったのがトゥーレだった。
「気持ちは分かるが思い詰めてもいい事はひとつもないよ。色々企んでもここでは冬の間何もできないのだから」
軽く肩を竦めたトゥーレが零した何気ない言葉だったが、それまで沈みがちだったリーディアの気持ちがふと軽くなったように思えた。
冬の間何もできないのはもちろん彼女だけではない。カモフに住む者に等しく訪れる。冬篭もりで時間だけはたっぷりとある中、堂々巡りの思考に陥り誰もが気を滅入らせる。
実際にトゥーレも冬の間にあれこれと画策するものの、実行に移すには春を待たねばならず、それまでの間に計画自体が立ち消えになったり、折角実行したものの思っていた程の結果が得られない事も多かったのだという。
「冬の間にしっかり考えておかなければいけない事もあるし、考えるなと言うのは無理な話だ。だからそういうときはできるだけシンプルに大枠だけを決めておくのがコツだよ」
冬の間は時間だけはうんざりするほどあるため、気がつけば色々と考え込んでしまう。だがその際は綿密な計画は立てるのではなくて、ザックリとしたアウトラインだけを決めておいた方が計画の変更をする際にも修正がしやすいのだそうだ。
「やってみればわかるけど、実はそれがなかなか難しいんだけどね」
トゥーレがそう言って片目を瞑った。
慣れるまでは本当に難しく、気がつけば細部に及んでしまう思考にリーディアは何度苦笑したか分からない。
トゥーレですら何年も繰返し重ねてきて今があるのだ。彼女が簡単にできないのも無理はなかった。トゥーレからその話を聞いた彼女は、それ以降思い詰める事が明らかに少なくなった。
しかし、それとできる事がないというのは別の話だ。
体調に問題がない中で、ジッと引き籠もっているしかできないのがもどかしかった。
「冬の食事はまだ我慢できますけれど、単純に外に出る事ができない事がこんなに辛いとは思わなかったです」
カモフでは早ければ夏の終わり、遅くとも秋になれば冬篭もりの準備が始まる。
冬の間殆ど外に出られなってしまうため、その間過ごすための大量の薪や食料の備蓄が必要となるのだ。
冬籠もりの間は燻製や塩漬けされた肉や腸詰めなどの加工肉のみとなり、パンは日持ちするように水分を飛ばした固いものばかりとなる。
もちろん加工にはカモフで採れた岩塩がふんだんに使用されるため、味はそれほど酷くはない。だが冬の間に薪や食料が尽きてしまうとすぐに補充することが難しく、そしてそれはそのまま死を意味するため冬篭もりの準備は非常に重要なのだ。
リーディアらは準備の終わった冬の初めに急遽ネアンへの移動が決まった。
そのため新しい公邸には彼女らのための薪や食料の備蓄が足りず、サザンで彼女らのために準備されていた大量の物資と共に大移動してきたのだった。
「それでしたら、トゥーレ様にお薦めいただいた本を読めばいいのでは?」
「あの、・・・・今日はそういう気分ではありません」
セネイの言葉にリーディアは動揺したように視線を泳がせる。
その様子に側勤めたちからくすくすとした笑いが起こった。
「姫様は読書が苦手ですからね」
「そ、そんなことはありません!」
「あら、この間は静かに読書なさってると思ってみれば、居眠りしてたじゃないですか?」
「そうそう、それも読み始めて二ページ目でしたわよね」
「そ、それは言わないでくださいませ!」
側勤めから口々に暴露されると、リーディアは恥ずかしさの余り顔を両手で覆って悶え、部屋には暖かな笑い声が響くのだった。
もう何度目の溜息となるだろうか。
午後のお茶の時間だというのに雨戸で閉ざされているせいで室内は薄暗く、朝からランプの灯が欠かせない。窓の外は相変わらず轟々と強風が吹き荒れていて、戸板を叩く音が途切れる事なく続いていた。
事実、小さな頼りない明かり取りの小さなはめ殺しの窓から見える景色では、官邸の周りに植えられていた防風のための植栽が、風によって為す術もなく激しくしならせていた。
カモフでは珍しくもない冬の日常だった。
雪はそれほど降らないが身を切るように気温が低く、山から吹き下ろす暴風が吹き荒れるこの季節は、僅か十日程しか外に出る事ができないのだ。
「はぁ・・・・」
赤々と燃える暖炉に手をかざしながら、ロッキングチェアで暖を取っていたリーディアはまた溜息を吐いた。
カモフに移って三年目。
これまでは目を患っていた事もあって殆どを屋内で過ごしていた彼女にとって、回復してから初めてのカモフの冬だった。
「姫様、お気持ちは分かりますが辛気臭いのでおやめください。皆に悪影響を与えます」
長く彼女の側勤めを務めるセネイが腰に手を当てて苦言を零す。
部屋にはセネイの他に四名の側勤めがいるが、皆フォレスにいた頃から仕えていて気心が知れている。そのためセネイの言葉も普段とは違って辛辣だった。
「去年まではそれほど気にならなかったのに、目が見えるようになるだけでこれほど手持ち無沙汰になるとは思いませんでした。これならまだ見えていない方が過ごしやすいです」
「あら、それでしたらこの冬はトゥーレ様とは離れて過ごす事になっていましたが、姫様はそれでよろしかったのですか?」
目が見えるようになったからこそサザンからネアンへと移って来られたのだ。
セネイが指摘するように見えないままだったなら、それまでと変わらずサザンで冬篭もりしていたことだろう。
「うっ、そ、それは嫌ですけれど」
「ならば見えていない方がよいなどと二度と口にしないでくださいませ」
「はい、ごめんなさい」
セネイに叱られたリーディアは、小さくなって素直に謝罪をおこなった。
彼女以外は既に二度カモフの冬を経験していて、過ごし方も分かってきている。しかしリーディアは目が見えるようになって初めて過ごす冬となるのだ。
去年までは目の不調を悟られないよう行動範囲を屋内に限定していたが、不調が癒えた現在は制限もない。ましてや見えるもの全てが物珍しい他領での生活である。
しかし癒えるタイミングが悪かった。
目が見えるようになって慌ててネアンへの引っ越し準備に取りかかり、漸く引っ越しが終わったと思えば十日もせずに風に閉ざされてしまった。
リーディアは好奇心を持て余し、悶々とした冬を過ごす事になってしまったのだった。
「はぁ・・・・」
「姫様!」
「い、今のは違います。ちょっと考える事が多くてつい出ちゃった溜息なのです」
言った側から出てしまった溜息。
思わず目を吊り上げたセネイに慌てて苦しい言い訳をする。
トゥーレと同様に領主という立場のリーディアだったが、実際に治める土地がなければ仕事は殆どない。毎日忙しくしているトゥーレと違い、午前の数時間もあればその日の仕事はなくなってしまう。
それ以外にはアレシュやベルナルトと一緒にイザークに教えを請い、屋内訓練場で訓練に励んでいたが、いくら腕を上げているといえども女性であるリーディアと彼らでは訓練の強度が違う。あまり顔を出せば彼らの訓練にならないため、頻繁に顔を出すのは遠慮していた。
カモフと違ってリーディが生まれ育ったウンダルは、精々大雪が降った際に数日間外に出られなくなるくらいだ。そのためリーディアがこうして悶々としている間にも、ウンダルではエリアスが精力的に動いているのではと考えると、身体に問題がない分焦りに似た気持ちに支配されてしまうのだった。
「そうやって焦っても仕方がないとトゥーレ様も仰っていたでしょう?」
「ええ、それは分かっています。分かっていますが中々難しくて」
上手く考え方を切り替えられず、リーディアはそう言って軽く舌を出した。
目の不安もなくなった今、外に出る事ができないことがこれほど精神的にキツいとは思ってもみなかった。
本格的に冬篭もりの始まった冬の初め、冬篭もりに慣れた彼女の周囲が普段の様子と変わらない中、自分だけがポツンと取り残されたような錯覚に陥った。
リーディアは言いようのない焦りにも似た不安に苛まれ、不安を払拭するために取り憑かれたように思考の海に潜っていった。
だが冬のカモフでは考えが浮かび計画を立ててもそれを実行できるのは春になってからだ。その状況に歯嚙みしながら苛立ちを募らせていた。
そんな彼女を救ったのがトゥーレだった。
「気持ちは分かるが思い詰めてもいい事はひとつもないよ。色々企んでもここでは冬の間何もできないのだから」
軽く肩を竦めたトゥーレが零した何気ない言葉だったが、それまで沈みがちだったリーディアの気持ちがふと軽くなったように思えた。
冬の間何もできないのはもちろん彼女だけではない。カモフに住む者に等しく訪れる。冬篭もりで時間だけはたっぷりとある中、堂々巡りの思考に陥り誰もが気を滅入らせる。
実際にトゥーレも冬の間にあれこれと画策するものの、実行に移すには春を待たねばならず、それまでの間に計画自体が立ち消えになったり、折角実行したものの思っていた程の結果が得られない事も多かったのだという。
「冬の間にしっかり考えておかなければいけない事もあるし、考えるなと言うのは無理な話だ。だからそういうときはできるだけシンプルに大枠だけを決めておくのがコツだよ」
冬の間は時間だけはうんざりするほどあるため、気がつけば色々と考え込んでしまう。だがその際は綿密な計画は立てるのではなくて、ザックリとしたアウトラインだけを決めておいた方が計画の変更をする際にも修正がしやすいのだそうだ。
「やってみればわかるけど、実はそれがなかなか難しいんだけどね」
トゥーレがそう言って片目を瞑った。
慣れるまでは本当に難しく、気がつけば細部に及んでしまう思考にリーディアは何度苦笑したか分からない。
トゥーレですら何年も繰返し重ねてきて今があるのだ。彼女が簡単にできないのも無理はなかった。トゥーレからその話を聞いた彼女は、それ以降思い詰める事が明らかに少なくなった。
しかし、それとできる事がないというのは別の話だ。
体調に問題がない中で、ジッと引き籠もっているしかできないのがもどかしかった。
「冬の食事はまだ我慢できますけれど、単純に外に出る事ができない事がこんなに辛いとは思わなかったです」
カモフでは早ければ夏の終わり、遅くとも秋になれば冬篭もりの準備が始まる。
冬の間殆ど外に出られなってしまうため、その間過ごすための大量の薪や食料の備蓄が必要となるのだ。
冬籠もりの間は燻製や塩漬けされた肉や腸詰めなどの加工肉のみとなり、パンは日持ちするように水分を飛ばした固いものばかりとなる。
もちろん加工にはカモフで採れた岩塩がふんだんに使用されるため、味はそれほど酷くはない。だが冬の間に薪や食料が尽きてしまうとすぐに補充することが難しく、そしてそれはそのまま死を意味するため冬篭もりの準備は非常に重要なのだ。
リーディアらは準備の終わった冬の初めに急遽ネアンへの移動が決まった。
そのため新しい公邸には彼女らのための薪や食料の備蓄が足りず、サザンで彼女らのために準備されていた大量の物資と共に大移動してきたのだった。
「それでしたら、トゥーレ様にお薦めいただいた本を読めばいいのでは?」
「あの、・・・・今日はそういう気分ではありません」
セネイの言葉にリーディアは動揺したように視線を泳がせる。
その様子に側勤めたちからくすくすとした笑いが起こった。
「姫様は読書が苦手ですからね」
「そ、そんなことはありません!」
「あら、この間は静かに読書なさってると思ってみれば、居眠りしてたじゃないですか?」
「そうそう、それも読み始めて二ページ目でしたわよね」
「そ、それは言わないでくださいませ!」
側勤めから口々に暴露されると、リーディアは恥ずかしさの余り顔を両手で覆って悶え、部屋には暖かな笑い声が響くのだった。
10
お気に入りに追加
65
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)足手まといだと言われパーティーをクビになった補助魔法師だけど、足手まといになった覚えは無い!
ちゃむふー
ファンタジー
今までこのパーティーで上手くやってきたと思っていた。
なのに突然のパーティークビ宣言!!
確かに俺は直接の攻撃タイプでは無い。
補助魔法師だ。
俺のお陰で皆の攻撃力防御力回復力は約3倍にはなっていた筈だ。
足手まといだから今日でパーティーはクビ??
そんな理由認められない!!!
俺がいなくなったら攻撃力も防御力も回復力も3分の1になるからな??
分かってるのか?
俺を追い出した事、絶対後悔するからな!!!
ファンタジー初心者です。
温かい目で見てください(*'▽'*)
一万文字以下の短編の予定です!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
拝啓、あなた方が荒らした大地を修復しているのは……僕たちです!
FOX4
ファンタジー
王都は整備局に就職したピートマック・ウィザースプーン(19歳)は、勇者御一行、魔王軍の方々が起こす戦闘で荒れ果てた大地を、上司になじられながらも修復に勤しむ。平地の行き届いた生活を得るために、本日も勤労。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ダンマス(異端者)
AN@RCHY
ファンタジー
幼女女神に召喚で呼び出されたシュウ。
元の世界に戻れないことを知って自由気ままに過ごすことを決めた。
人の作ったレールなんかのってやらねえぞ!
地球での痕跡をすべて消されて、幼女女神に召喚された風間修。そこで突然、ダンジョンマスターになって他のダンジョンマスターたちと競えと言われた。
戻りたくても戻る事の出来ない現実を受け入れ、異世界へ旅立つ。
始めこそ異世界だとワクワクしていたが、すぐに碇石からズレおかしなことを始めた。
小説になろうで『AN@CHY』名義で投稿している、同タイトルをアルファポリスにも投稿させていただきます。
向こうの小説を多少修正して投稿しています。
修正をかけながらなので更新ペースは不明です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ここは貴方の国ではありませんよ
水姫
ファンタジー
傲慢な王子は自分の置かれている状況も理解出来ませんでした。
厄介ごとが多いですね。
裏を司る一族は見極めてから調整に働くようです。…まぁ、手遅れでしたけど。
※過去に投稿したモノを手直し後再度投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
だいたい全部、聖女のせい。
荒瀬ヤヒロ
恋愛
「どうして、こんなことに……」
異世界よりやってきた聖女と出会い、王太子は変わってしまった。
いや、王太子の側近の令息達まで、変わってしまったのだ。
すでに彼らには、婚約者である令嬢達の声も届かない。
これはとある王国に降り立った聖女との出会いで見る影もなく変わってしまった男達に苦しめられる少女達の、嘆きの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる