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第三章 カモフ攻防戦
35 ドーグラス動く(1)
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アルテミラ歴三三六年が明けてすぐのことだ。
カモフ全体を震撼させる知らせがもたらされた。
―――ドーグラス・ストール、カモフに向けて発つ
この知らせを聞いた住民たちは上を下への大騒ぎとなり、気の早い商人たちは、家族を避難させるため、街道には家財道具を満載した荷馬車や荷車が列を成し、港にも多くの商船が停泊していた。
その様な状態では市を開催できる筈もなく、この春の市は中止が発表された。これを境にサザンでの定期市は長く中断となり、再開まで長い歳月を待たねばならなくなった。
住民が右往左往する中、街の騎士や兵たちは表面上平静を保っていた。
ドーグラス出陣については、何年も前から予想されていたことで、同時にポラーの戦況などから、ドーグラス出陣のタイミングが彼らの想定通りだったからだ。
それでも続々ともたらされる続報に触れると、カモフの騎士たちは鉛を飲んだように重苦しい雰囲気を纏っていくのであった。
ドーグラス出立の情報から十日後、公称で総兵力十万とする軍勢が続々とネアンの街へ到着し始めた。
「いよいよだな」
ヒュダは自慢のカイゼル髭を扱きながら興奮した様子で、隣にいたジアンに声を掛けた。
二人はネアンを防衛していたストール軍の騎士だ。
内部からの裏切りによってネアンを奪ったが、着任以降はトルスター軍の夜襲に悩まされ続けてきた二人だった。
当初の予定ではネアンの商船を徴発し、サザン攻略への足掛かりとする手筈となっていたが、度重なる攻撃に港湾の機能は喪失したままだ。そのため二人は連名でドーグラスの出兵を遅らせるよう要請していたくらいだった。
結局その要請は却下されたため、現在では港の整備を諦め城門を固く閉ざして防御に徹していた。
その溜まった鬱憤をようやく晴らせると意気込むヒュダに対し、ジアンの表情は晴れない。
彼は本来であればネアンの水軍を率いることになっていた。
水軍が編成できなかったため、今回のサザン攻めでは予備役へと回され、ネアンに待機することが決まっていた。
制水権を確保できなかったことで、物資の補給や素早い行軍に支障をきたすだけでなく、湖に面しているサザンを完全包囲することも不可能となってしまった。
ジアンは自分の活躍の場が奪われたこと以上に、陸路のみとなった攻略部隊に一抹の不安を覚えていた。
「ジアン殿、この圧倒的な軍勢を見よ! 金髪の小童が小細工をしたとて戦況を覆すことなど出来やせんわ」
ヒュダはそう言って自慢のカイゼル髭を揺らしながら豪快に笑う。
確かにジアンですらこれまで見たことのない大軍勢が集結してくる様は圧巻のひと言だ。彼はヒュダの言葉に相づちを打っていたが、それでもしつこく沸き上がってくる不安が消えることはなかった。
一方そのころサザン領主邸の広間では、眉間に皺を刻んだ騎士たちが刻々ともたらされる情報に悲壮感とともに、一部の者は苛々を募らせていた。
多くの騎士が集う中で彼らを束ねる役を担う筈のトゥーレの姿が見えなかったのだ。
「トゥーレ様はまだか!」
「まさか、今になって怖じ気づかれたのではあるまいな!?」
騒々しい広間の一角で数名の騎士が、声を潜めるように顔を付き合わせていた。
所謂旧ギルド派と呼ばれ、ザオラルやトゥーレの政策に批判的な者たちだ。彼らはトゥーレに従うふりをしながら、ネアンのギルドとも密かに繋がりを持ち、ザオラルやトゥーレの情報を流していたのだ。
ほとんどサザンから動くことのなかったザオラルと違い、自由に行動していたトゥーレに襲撃が集中したのも、彼らが流した情報によるところが大きかった。
とはいえトゥーレやその護衛に対する実力を見誤ったことにより、悉く失敗に終わり、そのため今ではギルドやストール軍からの信頼はほとんど失墜していた。
それでも彼らは頑なにトゥーレの能力を認めようとせず、起死回生を狙ってネアンのギルドを通じて自軍の動静を流し続けていたのだった。
もちろん彼らには、対ドーグラスの作戦の詳細は伝えられていない。そのため彼らの掴んだ情報は、サザン籠城というものからネアン強襲というものまで錯綜する有様で、ますますストール軍からの信頼が遠のいていた。
彼らだけでなくトゥーレの本当の狙いは、領主のお茶会出席者以外の大多数には伏せられたままだ。
ほとんどの者が作戦の詳細を知らないまま、広間で不安な表情を浮かべていたのだ。
元々カモフ軍はザオラルへの依存が高い傾向にあった。
作戦はザオラルが中心となって立案し、出陣時に通達されることがほとんどだ。寡兵のため複数の部隊に分けるほどの兵力の余裕はなく、全軍が一塊になって行軍することが多かった。そのため行軍や進退などの作戦行動はザオラルに委ねられていたからだ。
トゥーレが台頭してくるようになり、彼が中心となって立案した作戦を実行することが増えてきた今でも、古くからザオラルに仕えていた者にはその傾向が特に強い。そのため作戦の詳細が伝えられない中でも、それを当たり前としていたため不満の声は上がりにくかったのだ。
現時点ではこれまで通りに作戦の多くを伝えずともそれほど動揺が広がってはいない。しかし強大な敵が目前に迫った今、作戦を伝えられないこと以上にその恐怖によって不安が上回ってきたのだった。
「このままではサザンを脱出する機会を逸するぞ!」
「だが今脱出したところで、作戦の核心が掴めておらん」
「その通りだ。籠城か野戦かくらいははっきりさせねば、合流したとて我らの立場が・・・・」
「せめてニグス様がおれば・・・・」
「まさか彼奴がザオラルに殉じるとは思わなんだわ」
「彼奴も脳筋なところがあったからの。戦場で戦ううちに我を忘れたのだろう」
顔を突き合わせている旧ギルド派の面々は、端からギルドに仲介してもらってドーグラス陣営に出奔する以外の選択肢など考えていなかった。しかし何の情報も持たずにサザンを脱出したところで厚遇は期待できない。そのための情報が必要だった。
ザオラルによってサザンのギルドが強制的に解散させられてから、約八年もの間不遇を託ってきた彼らにとっては、トゥーレに対する忠誠心などなくザオラルが亡くなった今となっては、カモフの行く末などどうでもよかったのだ。
しかし彼らに問題があるとすれば、これまで急先鋒として旧ギルド派を引っ張ってきたニグスが、前年のフォレスの戦いで戦死したことだった。
彼はこれまで彼らの中心として、ネアンのギルドとの窓口となって遣り取りをおこない、サザンのギルドが解散した後の彼らをまとめ上げてきたのだ。
その中心人物がいなくなり、彼らは大きなツケを払うことになったのである。
「テオドル様やニグスが還らなかったのは惜しいが、戦場で逝けたのは少し羨ましくもあるのう」
「イザーク様、卿はこの期に及んでトゥーレ様に寝返るつもりではあるまいな!」
「儂がか!? まさか! 儂はテオドルと一緒に多くの戦場を駆けてきたのだ。戦場と言っても小競り合い程度の小さな戦いよ。それが数万もの兵が集うような大きな戦場で思う存分戦って死ぬことができたかと思うと少し羨ましく思えただけじゃ」
イザークと呼ばれた老騎士は、旧ギルド派の騎士だがテオドルと共に、古くからカモフを武力で支えて来た騎士だ。前年のザオラルのフォレス行きの際には、帯同が叶わずサザンに留まったのだった。
ザオラル派に転じたテオドルと違ってギルド派に留まった彼だったが、テオドルとは以前と変わらぬ友誼を通じていた。
そのテオドルと最後に酒を酌み交わした際、『ザオラル様に死に場所を作っていただいた』と、少年のように嬉しそうな顔をしていたことを羨ましく感じていた。
文官には分からぬ気持ちを吐露したイザークに、他の騎士たちはそれ以上何も言えずに黙り込むのだった。
彼らが黙り込んだ中、広間の扉が開きシルベストルが姿を現した。
カモフ全体を震撼させる知らせがもたらされた。
―――ドーグラス・ストール、カモフに向けて発つ
この知らせを聞いた住民たちは上を下への大騒ぎとなり、気の早い商人たちは、家族を避難させるため、街道には家財道具を満載した荷馬車や荷車が列を成し、港にも多くの商船が停泊していた。
その様な状態では市を開催できる筈もなく、この春の市は中止が発表された。これを境にサザンでの定期市は長く中断となり、再開まで長い歳月を待たねばならなくなった。
住民が右往左往する中、街の騎士や兵たちは表面上平静を保っていた。
ドーグラス出陣については、何年も前から予想されていたことで、同時にポラーの戦況などから、ドーグラス出陣のタイミングが彼らの想定通りだったからだ。
それでも続々ともたらされる続報に触れると、カモフの騎士たちは鉛を飲んだように重苦しい雰囲気を纏っていくのであった。
ドーグラス出立の情報から十日後、公称で総兵力十万とする軍勢が続々とネアンの街へ到着し始めた。
「いよいよだな」
ヒュダは自慢のカイゼル髭を扱きながら興奮した様子で、隣にいたジアンに声を掛けた。
二人はネアンを防衛していたストール軍の騎士だ。
内部からの裏切りによってネアンを奪ったが、着任以降はトルスター軍の夜襲に悩まされ続けてきた二人だった。
当初の予定ではネアンの商船を徴発し、サザン攻略への足掛かりとする手筈となっていたが、度重なる攻撃に港湾の機能は喪失したままだ。そのため二人は連名でドーグラスの出兵を遅らせるよう要請していたくらいだった。
結局その要請は却下されたため、現在では港の整備を諦め城門を固く閉ざして防御に徹していた。
その溜まった鬱憤をようやく晴らせると意気込むヒュダに対し、ジアンの表情は晴れない。
彼は本来であればネアンの水軍を率いることになっていた。
水軍が編成できなかったため、今回のサザン攻めでは予備役へと回され、ネアンに待機することが決まっていた。
制水権を確保できなかったことで、物資の補給や素早い行軍に支障をきたすだけでなく、湖に面しているサザンを完全包囲することも不可能となってしまった。
ジアンは自分の活躍の場が奪われたこと以上に、陸路のみとなった攻略部隊に一抹の不安を覚えていた。
「ジアン殿、この圧倒的な軍勢を見よ! 金髪の小童が小細工をしたとて戦況を覆すことなど出来やせんわ」
ヒュダはそう言って自慢のカイゼル髭を揺らしながら豪快に笑う。
確かにジアンですらこれまで見たことのない大軍勢が集結してくる様は圧巻のひと言だ。彼はヒュダの言葉に相づちを打っていたが、それでもしつこく沸き上がってくる不安が消えることはなかった。
一方そのころサザン領主邸の広間では、眉間に皺を刻んだ騎士たちが刻々ともたらされる情報に悲壮感とともに、一部の者は苛々を募らせていた。
多くの騎士が集う中で彼らを束ねる役を担う筈のトゥーレの姿が見えなかったのだ。
「トゥーレ様はまだか!」
「まさか、今になって怖じ気づかれたのではあるまいな!?」
騒々しい広間の一角で数名の騎士が、声を潜めるように顔を付き合わせていた。
所謂旧ギルド派と呼ばれ、ザオラルやトゥーレの政策に批判的な者たちだ。彼らはトゥーレに従うふりをしながら、ネアンのギルドとも密かに繋がりを持ち、ザオラルやトゥーレの情報を流していたのだ。
ほとんどサザンから動くことのなかったザオラルと違い、自由に行動していたトゥーレに襲撃が集中したのも、彼らが流した情報によるところが大きかった。
とはいえトゥーレやその護衛に対する実力を見誤ったことにより、悉く失敗に終わり、そのため今ではギルドやストール軍からの信頼はほとんど失墜していた。
それでも彼らは頑なにトゥーレの能力を認めようとせず、起死回生を狙ってネアンのギルドを通じて自軍の動静を流し続けていたのだった。
もちろん彼らには、対ドーグラスの作戦の詳細は伝えられていない。そのため彼らの掴んだ情報は、サザン籠城というものからネアン強襲というものまで錯綜する有様で、ますますストール軍からの信頼が遠のいていた。
彼らだけでなくトゥーレの本当の狙いは、領主のお茶会出席者以外の大多数には伏せられたままだ。
ほとんどの者が作戦の詳細を知らないまま、広間で不安な表情を浮かべていたのだ。
元々カモフ軍はザオラルへの依存が高い傾向にあった。
作戦はザオラルが中心となって立案し、出陣時に通達されることがほとんどだ。寡兵のため複数の部隊に分けるほどの兵力の余裕はなく、全軍が一塊になって行軍することが多かった。そのため行軍や進退などの作戦行動はザオラルに委ねられていたからだ。
トゥーレが台頭してくるようになり、彼が中心となって立案した作戦を実行することが増えてきた今でも、古くからザオラルに仕えていた者にはその傾向が特に強い。そのため作戦の詳細が伝えられない中でも、それを当たり前としていたため不満の声は上がりにくかったのだ。
現時点ではこれまで通りに作戦の多くを伝えずともそれほど動揺が広がってはいない。しかし強大な敵が目前に迫った今、作戦を伝えられないこと以上にその恐怖によって不安が上回ってきたのだった。
「このままではサザンを脱出する機会を逸するぞ!」
「だが今脱出したところで、作戦の核心が掴めておらん」
「その通りだ。籠城か野戦かくらいははっきりさせねば、合流したとて我らの立場が・・・・」
「せめてニグス様がおれば・・・・」
「まさか彼奴がザオラルに殉じるとは思わなんだわ」
「彼奴も脳筋なところがあったからの。戦場で戦ううちに我を忘れたのだろう」
顔を突き合わせている旧ギルド派の面々は、端からギルドに仲介してもらってドーグラス陣営に出奔する以外の選択肢など考えていなかった。しかし何の情報も持たずにサザンを脱出したところで厚遇は期待できない。そのための情報が必要だった。
ザオラルによってサザンのギルドが強制的に解散させられてから、約八年もの間不遇を託ってきた彼らにとっては、トゥーレに対する忠誠心などなくザオラルが亡くなった今となっては、カモフの行く末などどうでもよかったのだ。
しかし彼らに問題があるとすれば、これまで急先鋒として旧ギルド派を引っ張ってきたニグスが、前年のフォレスの戦いで戦死したことだった。
彼はこれまで彼らの中心として、ネアンのギルドとの窓口となって遣り取りをおこない、サザンのギルドが解散した後の彼らをまとめ上げてきたのだ。
その中心人物がいなくなり、彼らは大きなツケを払うことになったのである。
「テオドル様やニグスが還らなかったのは惜しいが、戦場で逝けたのは少し羨ましくもあるのう」
「イザーク様、卿はこの期に及んでトゥーレ様に寝返るつもりではあるまいな!」
「儂がか!? まさか! 儂はテオドルと一緒に多くの戦場を駆けてきたのだ。戦場と言っても小競り合い程度の小さな戦いよ。それが数万もの兵が集うような大きな戦場で思う存分戦って死ぬことができたかと思うと少し羨ましく思えただけじゃ」
イザークと呼ばれた老騎士は、旧ギルド派の騎士だがテオドルと共に、古くからカモフを武力で支えて来た騎士だ。前年のザオラルのフォレス行きの際には、帯同が叶わずサザンに留まったのだった。
ザオラル派に転じたテオドルと違ってギルド派に留まった彼だったが、テオドルとは以前と変わらぬ友誼を通じていた。
そのテオドルと最後に酒を酌み交わした際、『ザオラル様に死に場所を作っていただいた』と、少年のように嬉しそうな顔をしていたことを羨ましく感じていた。
文官には分からぬ気持ちを吐露したイザークに、他の騎士たちはそれ以上何も言えずに黙り込むのだった。
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