116 / 205
第三章 カモフ攻防戦
19 敵中突破(2)
しおりを挟む
死兵の恐怖から勝手に崩壊してしまったユッシ隊と違って、本隊は組織だった防衛体制が敷かれていた。
正面は重装歩兵が分厚い壁を作り、左右から騎兵で挟み込もうとするが、それでもさすが精強を誇るザオラル隊だ。進軍速度は落ちても敵に包囲を許さず、じわじわとエリアス本陣へ近づいて来ていた。
エリアス本隊は今まで温存されていたため万全の状態だ。
対してザオラル隊は開戦から縦横無尽に駆け回り、戦意は衰えなしといえ疲弊していないといえば嘘になる。ひとつ躓くだけで一気に瓦解してしまう危険を孕んでいた。
「ここまで辿り着くことができれば、俺が直々に相手してやろう」
エリアスは前方を見据えながらそう嘯いた。
包囲は完成していないとはいえザオラル隊は他の支援を受けられず、既に孤立した状態だ。あとは真綿で首を絞めるように削っていけば、いかにザオラルといえどいずれ力尽きる筈だった。
そのための包囲陣だったが、肝心の包囲は未だ完成していなかった。
包囲の穴を塞ごうと兵を動かしても、今度は別の場所に穴が空いてしまう。そこを埋めるために兵力を投入して塞いでも別の場所が破られる。先程から鼬ごっこのように繰り返され、包囲が破られるたびにゆっくりだが確実にこちらに近付いてくるのだ。
彼は知らず知らずのうちに、手と背中にじっとりとした嫌な汗をかいていた。
「俺が怯えている、だと?」
エリアスのザオラルに対する評価は『親父殿の金魚の糞』というものでしかなかった。
辺境出身の田舎騎士がミラーの称号を得ることができたのは、父に目を掛けられたことが切っ掛けだ。多少武力に秀でていたとしても、それがなければ今のような名声を得ることなどできなかっただろう。ましてや最強と呼び声高い父と並び称されるなどあり得ない、そう考えていた。
彼は父には最後まで勝つことができなかった。
単独で勝負を賭けた際に見た父の大きな背中は、未だに忘れることができない。
赤鬼と呼ばれてどれだけ恐れられようとも、彼をして『勝てない』と心をへし折るほどの衝撃を与えた。オリヤンが既に全盛期の力ではなかったにもかかわらずだ。
そのため城を脱出した後は、父が倒れるまで息を潜めるように身を隠していたのだ。
「あの親父殿と同等、だというのか!?」
見下していたザオラルから父と同じ圧迫感を感じ思わず息を飲む。
首を振って即座に否定するが、感じるプレッシャーはザオラルが近付いてくるに連れて、ますます大きくなってきていた。
「くっ、左右両部隊前へ! 左右から押し潰せ!」
認めたくはないが、目の前の相手は父と同等以上だと認めざるを得なかった。
エリアスは本隊の兵力の大半を、ザオラル隊へと投入するのだった。
あと僅かと迫っていたエリアス本陣が、ある時を境に急に進めなくなっていた。
朝から戦い続けた彼らの体力は既に限界を迎え、四肢を気力で支えている状態だ。八〇〇騎いた部下たちも既に三〇〇騎にまで減らされてしまった。
しかもここは敵中のど真ん中だ。
足を止め、得物を振るう腕を止めれば、そこで彼らの命は尽きてしまう。
そんな状況にも関わらず、彼らは誰ひとり絶望に打ち拉がれることなく、鉛のようになった手足を必死に動かし、必死に死に抗っていた。
「くそっ! 届かん!」
敵陣の中に赤鬼のように仁王立ちしたエリアスの姿を捕らえていたザオラルだったが、彼はこの戦いで初めて焦りを覚えていた。
既に半数以上の味方が討ち取られ、自身も致命傷ではないが無数の手傷を負っている。
愛用の槍斧も折れ、予備の剣も既に尽きていた。今は相手から奪った槍を振るっていたが、しっくりこない得物は手元を僅かに狂わせる。共に戦い続けた愛馬も傷が増え、いつ力尽きてもおかしくはない状態だった。
手を伸ばせば届きそうな距離にエリアスがいるが、その距離がとてつもなく遠く感じていた。最後のひとりとなっても諦めるつもりはないが、エリアスに届かないまま全滅してしまう恐怖が頭を擡げてくる。
「ザオラル様! 我らのことは置いて行ってくだされ!」
「テオドル!?」
「儂らが血路を開きます! ザオラル様お一人ならエリアス殿に届きます」
「ニグス!?」
ザオラルの左右を護る二人がザオラルの決断を促す。
彼らも既に満身創痍で、ニグスは愛馬を失い槍を杖代わりにして身体を支え、テオドルは愛馬こそ健在だがすでに腹部に傷を負っていた。その腹部からは右足にかけて真っ赤に染まるほどの出血をしている。
二人ともいつ力尽きてもおかしくない状況だ。生を捨ててこの戦場に臨んでるからこそ、まだ戦っていられるだけだった。こうして言葉を交わし戦い続けていることが不思議な程の負傷だった。
「我らを見捨てられよ!」
「最後までお供できず申し訳ない」
部隊の指揮をとりながらでは、ザオラルを含めここで全滅する。しかしザオラル単騎ならばまだ充分戦う事ができる筈だ。
負傷した自分たちを庇いながらでは、ザオラルは本来の能力を発揮できない。そう考えた彼らが出した決断は、至極シンプルだった。
「貴様たち」
「さあ、行ってください! 最後に露払いぐらいは務めましょうぞ!」
そう言うとザオラルの前に出る。
しかし彼らが最後のあがきと前方を見据えたとき、思わぬ光景が飛び込んできた。
「ば、馬鹿な!?」
得物である巨大な戦斧を肩に担ぎ、真っ赤なマントを翻しながら、こちらに迫り来るエリアスの姿があったからだ。
兜や額当てを付けず、その燃えるように真っ赤な頭髪を風に靡かせ、野獣のような鋭い目は確実にこちらを捕らえていた。
歯を剥き出した口から言葉にならない雄叫びをあげて疾走してくる様は、正に赤鬼といえた。
「二人とも下がれ! 私が相手する。今の貴様たちでは無理だ!」
立っているのがやっとの二人に下がるよう声を掛けるが、エリアスの動きは速く、見る見るうちに近付いてくる。
ここが死地と覚悟を決め得物を構えた二人は、ザオラルに向き直る。その表情は悲壮感の欠片も感じられぬほど清々しいものだった。
「ザオラル様、先にヴァルハラでお待ちしておりますぞ!」
「儂らはここまでのようだ。最後までお供できず残念です!」
気負いのない顔で二人はそう言うと、傷ついた身体を引き摺るようにエリアスへと向かっていく。
二人を止めたいザオラルだったが、敵兵が間に入り込んでしまい、すぐに追いかけることができない。
「ええい、どけぃ!」
声を荒らげながら敵兵を打ち倒したときには時すでに遅く、テオドルとニグスの二人はエリアスと刃を交えるところだった。
ザオラルは馬に拍車を当て、焦ったように後を追う。
「くっ、間に合わん!」
必死の形相で馬を駆るザオラルの目の前で、二人とエリアスとの戦いが始まった。しかしそれは戦いと呼ぶのも烏滸がましいほどの展開となる。
「赤鬼殿とお見受けする!」
「我らに大人しく退治されるがいい!」
テオドルとニグスはそう声を掛けると腹の底から力を振り絞り、唸り声を上げながらエリアスへ向かっていく。
しかし半日以上戦い続けた彼らはお世辞にも万全とは言い難い。致命傷を負った身体を、気力だけで身体を突き動かしている状態だ。流した血のせいで目が霞み、得物を握る手にも握力が入っていなかった。
そのような状態では、当然ながらエリアスの相手になる訳もない。
「ふん!」
興味なさそうに鼻を鳴らしたエリアスが、手にした戦斧を水平に一閃すると二人纏めて両断されてしまった。
「よくも!」
怒りの声を上げながらエリアスに突撃をおこなうザオラル。
ザオラルも疲れはないと言えば嘘となる。だが国中にその名を轟かせた男の槍捌きは伊達ではなかった。
「ぐっ!」
さすがにエリアスといえども簡単にいなせる訳もなく防御で手一杯となる。
「エリアス様! ぐわっ!」
苦戦を見かねた側近が助太刀に入るが、ザオラルは苦にもせず、ひと突きのもと返り討ちにする。
しかしここでザオラルの槍が折れてしまう。
「ええいっ!」
もともと彼の得物は槍斧だったが、失った後は適当な槍を拾い使っていたのだ。
悪態を吐いたグアラルは、残った柄をエリアスに投げつけ牽制すると腰の小剣を抜いた。しかしそれはただの短剣に過ぎず、刃渡りは八〇センチにも満たない。その長さから馬上で扱うような武器ではなく、敵にトドメを刺す際に用いられる武器だった。
「ふふっ、勝負あったな! それとも、その玩具で俺と勝負するか?」
「・・・・」
なお戦意の衰えぬザオラルの眼光を警戒して、迂闊に飛び込むようなことをしないエリアスだったが、彼の言う通り戦斧と短剣では勝負は既に見えていた。
正面は重装歩兵が分厚い壁を作り、左右から騎兵で挟み込もうとするが、それでもさすが精強を誇るザオラル隊だ。進軍速度は落ちても敵に包囲を許さず、じわじわとエリアス本陣へ近づいて来ていた。
エリアス本隊は今まで温存されていたため万全の状態だ。
対してザオラル隊は開戦から縦横無尽に駆け回り、戦意は衰えなしといえ疲弊していないといえば嘘になる。ひとつ躓くだけで一気に瓦解してしまう危険を孕んでいた。
「ここまで辿り着くことができれば、俺が直々に相手してやろう」
エリアスは前方を見据えながらそう嘯いた。
包囲は完成していないとはいえザオラル隊は他の支援を受けられず、既に孤立した状態だ。あとは真綿で首を絞めるように削っていけば、いかにザオラルといえどいずれ力尽きる筈だった。
そのための包囲陣だったが、肝心の包囲は未だ完成していなかった。
包囲の穴を塞ごうと兵を動かしても、今度は別の場所に穴が空いてしまう。そこを埋めるために兵力を投入して塞いでも別の場所が破られる。先程から鼬ごっこのように繰り返され、包囲が破られるたびにゆっくりだが確実にこちらに近付いてくるのだ。
彼は知らず知らずのうちに、手と背中にじっとりとした嫌な汗をかいていた。
「俺が怯えている、だと?」
エリアスのザオラルに対する評価は『親父殿の金魚の糞』というものでしかなかった。
辺境出身の田舎騎士がミラーの称号を得ることができたのは、父に目を掛けられたことが切っ掛けだ。多少武力に秀でていたとしても、それがなければ今のような名声を得ることなどできなかっただろう。ましてや最強と呼び声高い父と並び称されるなどあり得ない、そう考えていた。
彼は父には最後まで勝つことができなかった。
単独で勝負を賭けた際に見た父の大きな背中は、未だに忘れることができない。
赤鬼と呼ばれてどれだけ恐れられようとも、彼をして『勝てない』と心をへし折るほどの衝撃を与えた。オリヤンが既に全盛期の力ではなかったにもかかわらずだ。
そのため城を脱出した後は、父が倒れるまで息を潜めるように身を隠していたのだ。
「あの親父殿と同等、だというのか!?」
見下していたザオラルから父と同じ圧迫感を感じ思わず息を飲む。
首を振って即座に否定するが、感じるプレッシャーはザオラルが近付いてくるに連れて、ますます大きくなってきていた。
「くっ、左右両部隊前へ! 左右から押し潰せ!」
認めたくはないが、目の前の相手は父と同等以上だと認めざるを得なかった。
エリアスは本隊の兵力の大半を、ザオラル隊へと投入するのだった。
あと僅かと迫っていたエリアス本陣が、ある時を境に急に進めなくなっていた。
朝から戦い続けた彼らの体力は既に限界を迎え、四肢を気力で支えている状態だ。八〇〇騎いた部下たちも既に三〇〇騎にまで減らされてしまった。
しかもここは敵中のど真ん中だ。
足を止め、得物を振るう腕を止めれば、そこで彼らの命は尽きてしまう。
そんな状況にも関わらず、彼らは誰ひとり絶望に打ち拉がれることなく、鉛のようになった手足を必死に動かし、必死に死に抗っていた。
「くそっ! 届かん!」
敵陣の中に赤鬼のように仁王立ちしたエリアスの姿を捕らえていたザオラルだったが、彼はこの戦いで初めて焦りを覚えていた。
既に半数以上の味方が討ち取られ、自身も致命傷ではないが無数の手傷を負っている。
愛用の槍斧も折れ、予備の剣も既に尽きていた。今は相手から奪った槍を振るっていたが、しっくりこない得物は手元を僅かに狂わせる。共に戦い続けた愛馬も傷が増え、いつ力尽きてもおかしくはない状態だった。
手を伸ばせば届きそうな距離にエリアスがいるが、その距離がとてつもなく遠く感じていた。最後のひとりとなっても諦めるつもりはないが、エリアスに届かないまま全滅してしまう恐怖が頭を擡げてくる。
「ザオラル様! 我らのことは置いて行ってくだされ!」
「テオドル!?」
「儂らが血路を開きます! ザオラル様お一人ならエリアス殿に届きます」
「ニグス!?」
ザオラルの左右を護る二人がザオラルの決断を促す。
彼らも既に満身創痍で、ニグスは愛馬を失い槍を杖代わりにして身体を支え、テオドルは愛馬こそ健在だがすでに腹部に傷を負っていた。その腹部からは右足にかけて真っ赤に染まるほどの出血をしている。
二人ともいつ力尽きてもおかしくない状況だ。生を捨ててこの戦場に臨んでるからこそ、まだ戦っていられるだけだった。こうして言葉を交わし戦い続けていることが不思議な程の負傷だった。
「我らを見捨てられよ!」
「最後までお供できず申し訳ない」
部隊の指揮をとりながらでは、ザオラルを含めここで全滅する。しかしザオラル単騎ならばまだ充分戦う事ができる筈だ。
負傷した自分たちを庇いながらでは、ザオラルは本来の能力を発揮できない。そう考えた彼らが出した決断は、至極シンプルだった。
「貴様たち」
「さあ、行ってください! 最後に露払いぐらいは務めましょうぞ!」
そう言うとザオラルの前に出る。
しかし彼らが最後のあがきと前方を見据えたとき、思わぬ光景が飛び込んできた。
「ば、馬鹿な!?」
得物である巨大な戦斧を肩に担ぎ、真っ赤なマントを翻しながら、こちらに迫り来るエリアスの姿があったからだ。
兜や額当てを付けず、その燃えるように真っ赤な頭髪を風に靡かせ、野獣のような鋭い目は確実にこちらを捕らえていた。
歯を剥き出した口から言葉にならない雄叫びをあげて疾走してくる様は、正に赤鬼といえた。
「二人とも下がれ! 私が相手する。今の貴様たちでは無理だ!」
立っているのがやっとの二人に下がるよう声を掛けるが、エリアスの動きは速く、見る見るうちに近付いてくる。
ここが死地と覚悟を決め得物を構えた二人は、ザオラルに向き直る。その表情は悲壮感の欠片も感じられぬほど清々しいものだった。
「ザオラル様、先にヴァルハラでお待ちしておりますぞ!」
「儂らはここまでのようだ。最後までお供できず残念です!」
気負いのない顔で二人はそう言うと、傷ついた身体を引き摺るようにエリアスへと向かっていく。
二人を止めたいザオラルだったが、敵兵が間に入り込んでしまい、すぐに追いかけることができない。
「ええい、どけぃ!」
声を荒らげながら敵兵を打ち倒したときには時すでに遅く、テオドルとニグスの二人はエリアスと刃を交えるところだった。
ザオラルは馬に拍車を当て、焦ったように後を追う。
「くっ、間に合わん!」
必死の形相で馬を駆るザオラルの目の前で、二人とエリアスとの戦いが始まった。しかしそれは戦いと呼ぶのも烏滸がましいほどの展開となる。
「赤鬼殿とお見受けする!」
「我らに大人しく退治されるがいい!」
テオドルとニグスはそう声を掛けると腹の底から力を振り絞り、唸り声を上げながらエリアスへ向かっていく。
しかし半日以上戦い続けた彼らはお世辞にも万全とは言い難い。致命傷を負った身体を、気力だけで身体を突き動かしている状態だ。流した血のせいで目が霞み、得物を握る手にも握力が入っていなかった。
そのような状態では、当然ながらエリアスの相手になる訳もない。
「ふん!」
興味なさそうに鼻を鳴らしたエリアスが、手にした戦斧を水平に一閃すると二人纏めて両断されてしまった。
「よくも!」
怒りの声を上げながらエリアスに突撃をおこなうザオラル。
ザオラルも疲れはないと言えば嘘となる。だが国中にその名を轟かせた男の槍捌きは伊達ではなかった。
「ぐっ!」
さすがにエリアスといえども簡単にいなせる訳もなく防御で手一杯となる。
「エリアス様! ぐわっ!」
苦戦を見かねた側近が助太刀に入るが、ザオラルは苦にもせず、ひと突きのもと返り討ちにする。
しかしここでザオラルの槍が折れてしまう。
「ええいっ!」
もともと彼の得物は槍斧だったが、失った後は適当な槍を拾い使っていたのだ。
悪態を吐いたグアラルは、残った柄をエリアスに投げつけ牽制すると腰の小剣を抜いた。しかしそれはただの短剣に過ぎず、刃渡りは八〇センチにも満たない。その長さから馬上で扱うような武器ではなく、敵にトドメを刺す際に用いられる武器だった。
「ふふっ、勝負あったな! それとも、その玩具で俺と勝負するか?」
「・・・・」
なお戦意の衰えぬザオラルの眼光を警戒して、迂闊に飛び込むようなことをしないエリアスだったが、彼の言う通り戦斧と短剣では勝負は既に見えていた。
0
お気に入りに追加
64
あなたにおすすめの小説
異世界生活研修所~その後の世界で暮らす事になりました~
まきノ助
ファンタジー
清水悠里は先輩に苛められ会社を辞めてしまう。異世界生活研修所の広告を見て10日間の研修に参加したが、女子率が高くテンションが上がっていた所、異世界に連れて行かれてしまう。現地実習する普通の研修生のつもりだったが事故で帰れなくなり、北欧神話の中の人に巻き込まれて強くなっていく。ただ無事に帰りたいだけなのだが。
おっさん、異世界でドラゴンを育てる。
鈴木竜一
ファンタジー
【書籍化決定!!】 2019年3月22日に発売予定です!
※旧題「おっさん、異世界でドラゴンを育てる」から書籍化に伴い、題名に「。」が追加されました。
※おっさん、異世界でドラゴンを育てる。」の書籍第1巻が3月22日に発売となります!
とらのあな様でご購入された場合は特典ssがついてきます!
この特典ssでしか見られないお話しになっていますよ!
よろしくお願いします!
《本編終了済みです》
34歳のサラリーマン・高峰颯太は会社に嫌気がさし、退職届を叩きつけてやろうと一大決心をして出勤するが、その途中で目眩に襲われ、気がつくと異世界にある怪しい森へと迷い込んでいた。その森で偶然出会った老竜レグジートと意気投合。寿命が尽きようとしていたレグジートは、最後に出会った人間の颯太を気に入り、死の間際、彼に「竜の言霊」を託す。これにより、どんなドラゴンとも会話できる能力を身に付けた颯太は、その能力を買われて王国竜騎士団用ドラゴン育成牧場の新オーナーに就任することとなる。こうして、颯太の異世界でのセカンドライフがスタートした。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる