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第三章 カモフ攻防戦
17 奮戦のザオラル隊(2)
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「だが一緒に戦うのはここまでにしよう」
「義父様!?」
有無を言わせぬ冷たい口調で一方的に告げると、血の気が引いた顔で叫ぶリーディアを無視するように、彼は後に控える彼女の護衛騎士に声を掛ける。
「アレシュ殿」
「はっ!」
「貴殿はリーディアを守り戦線を離脱しろ!」
「ザオラル様はいかがされるのですか?」
「我らはエリアス殿に突撃を仕掛ける。其方らはその間に速やかに脱出をはかれ!」
「義父様! どうして!?」
リーディアを無視するように話を進めていくザオラルに、彼女は馬を寄せザオラルの手綱を掴む。
「わたくしも連れて行ってくださいませ!」
「リーディア!?」
「戦場に出ることを決めてからは、こう見えても覚悟はしております。ましてやここはわたくしの生まれ育った土地でございます。ザオラル様が命を散らしていい場所ではございません! こちらと同じくカモフも危機にあるのでしょう? 戻られて是非トゥーレ様のお力になっていただきたいと存じます」
目を合わせようとせず背中を向けるザオラルに、目に涙を浮かべ必死でリーディアが懇願する。
大事な髪を落としてまでこの戦場に立つ彼女の覚悟は、ザオラルにも痛いほどよく分かっていた。だがオリヤン亡き後、若いダニエルとエリアスを始めオリヤンの息子たちが血で血を洗う戦いをこれ以上見ていられなかったのだ。
全盛期を過ぎたとは言え、今日の戦いでもさすがの存在感を示し、オリヤンの古い友人としての義理は十二分に果たしていた。
ましてや国元のカモフの危機なのだ、彼女が言うようにこの地に留まる理由はなかった。
彼女の言葉にザオラルは押し黙る。
周りは戦場とは思えぬほどの静寂に包まれていた。ザオラルの部下もリーディアの護衛も動くことができず成り行きを見守っていた。
「・・・・トゥーレがいるからだ」
長い沈黙の後、絞り出すようにポツリと零す。
「えっ!?」
リーディアを始め周りの者達も予想外の言葉に言葉を失う。だが周りの反応とは裏腹に、振り返ったザオラルは照れくさそうにはにかんでいた。
「リーディアが言うように通常なら私も帰国を優先しただろう。この地でどれほど戦果を挙げようと、自分の領地を守らぬ領主などに領民は付いてこないからな」
「ならばどうして?」
「私がいなくてもトゥーレがいる。私が戻らない一番の理由はトゥーレがいることだ」
「トゥーレ様が?」
話を聞く誰もがザオラルの言葉に首を傾げていた。
「そうだ。知ってると思うが、奴が自由に出歩けるようになったのはここ五年くらいのことだ。その理由は聞いているか?」
リーディアはコクリと頷いた。
トゥーレが誕生する前後は、ザオラルと商業ギルドとの争いが最も激しい時期だった。生まれてくる子の安全を確保するため、テオドーラの懐妊は伏せられ、生まれたトゥーレの存在も十五歳になるまで公にされることはなかったのだ。
「それまでは夜陰に紛れるしか街を出歩く術はなかった。相手を混乱させるために、完全に存在を隠すことをせず、敢えて存在を匂わせもした。そのせいで一部では都市伝説と呼ばれていたようだがな。
奴の身を守るためとはいえ、窮屈な思いをさせたとずっと悔やんでいた。
幼い頃は私が信頼できる大人しか奴の周りにおらず、同世代の子供と遊ぶこともなかった。思えば多少天邪鬼に育ったのはそのせいかもしれぬな。
だが、そのお陰で時間だけはたっぷりとあったようだ。奴は早朝や夜間以外は人目に付かぬ書庫に籠もって蔵書を片っ端から読んでいたようだ。妙に物知りなのと人を喰ったような言動は、幼少期から大人と本に囲まれていた影響だろう」
普段飄々としているトゥーレ本人ですら『黒歴史』として口を噤む幼少時代。
その原因となったのはザオラルと商業ギルドとの確執だったが、まさか当事者の口からトゥーレの幼少期の話を聞くとは思わなかった。
ザオラルは軽い口調で語っているが、身を守るためとはいえ彼は自分の息子を十五年間に渡り幽閉していたのだ。
普段の様子からは想像も付かなかったが、閉じ込めざるを得なかったザオラルの葛藤や苦悩が垣間見え、リーディアは胸が締め付けられるようだった。
「今、トゥーレは私の思い及ばないほど、先のことを考えて動いている。それこそドーグラス公との戦いに勝った後のことまでな。それは残念ながら私にはどう足掻いても考え及ばないことだった」
「そんなことは・・・・」
「いや、私ではドーグラス公とどうやって差し違えるかまでしか考えられなかったのだ」
無念そうな、それでいてどこか誇らしそうな表情で告げる。
「奴がどうやってその考えに及んだのかは知らぬ。生まれ持った才能なのか、それとも膨大な数を読んだ蔵書の中にヒントがあったのか。何にせよ私が戻れば奴の動きを制限してしまうかも知れぬ。それに奴に自由に行動をさせたとしても、私がいれば、遠慮して無意識に制限してしまうかも知れぬ。そうなれば私は自分を許せなくなるだろう。
私は奴がどこまで行くのかを見てみたいのだ。私とて生まれ育ったカモフが心配な気持ちはもちろんある。だが今はそれ以上に、トゥーレの行く末を自分が邪魔をしてしまうことが恐ろしいのだ」
トゥーレの枷となるくらいなら自ら去る。ミラーの騎士として名を馳せた男の矜持がそこにあった。
ほとんど本音を語ることのなかったザオラルの独白に咳ひとつ聞こえなかった。
「すまぬな。貴卿たちには個人的な我が儘に付き合わせてしまって」
「いえ、私もあと数年もすれば、戦場に立ちたくても立てなくなるでしょう。その前にこうしてザオラル様と共に戦場を駆けることができて光栄です。一族の行く末は気にはなりますが、トゥーレ様に任せておけば悪いようにはなさらないでしょう。
それにカモフに残っていれば、ザオラル様と違って私はトゥーレ様の考えに付いていけず、反発していたでしょうから」
頭を下げたザオラルに、テオドルは顔に刻まれた皺を深くして笑った。
多くの者がトゥーレの考えに馴染めていなかったのだろう。彼の言葉に何人もの騎士が頷いていた。それだけ彼の考えが異端だという証だった。
「劣勢とはいえ、私どもは寡兵での戦いには慣れております。姫様には指一本触れさせませんよ」
「皆様・・・・」
子供のような無邪気な笑顔を浮かべる老騎士たちに、彼女は掛ける言葉を見つけることができなかった。
「リーディア、其方には私に代わってトゥーレの傍で奴を支えてやって欲しいのだ」
「そうですな。トゥーレ様には頭の固い私たちよりも、姫様が傍にいた方が励みになるでしょう」
ザオラルに続いてテオドルもそう言って笑う。
「生まれ育った土地を離れがたいのは重々承知している。しかし今は生きて脱出することだけを考えて欲しいのだ」
「ザオラル様、・・・・分かりました。ご武運を!」
彼らの覚悟を覆せないと悟ったリーディアは、それ以上食い下がることはせず、決意の籠もった顔で頷いた。
「突破口は我らが開く。リーディアは速やかにオモロウに向かえ! アレシュ殿、姫を頼んだぞ!」
「は、我が命に代えても必ず!」
アレシュも覚悟を決めた表情で頭を下げた。
「よし、出し惜しみはなしだ! 老兵の残った力、思い知らせてやろうぞ!」
『おおうっ!!』
戦場に彼らの老兵たちの喚声が木霊するのだった。
「義父様!?」
有無を言わせぬ冷たい口調で一方的に告げると、血の気が引いた顔で叫ぶリーディアを無視するように、彼は後に控える彼女の護衛騎士に声を掛ける。
「アレシュ殿」
「はっ!」
「貴殿はリーディアを守り戦線を離脱しろ!」
「ザオラル様はいかがされるのですか?」
「我らはエリアス殿に突撃を仕掛ける。其方らはその間に速やかに脱出をはかれ!」
「義父様! どうして!?」
リーディアを無視するように話を進めていくザオラルに、彼女は馬を寄せザオラルの手綱を掴む。
「わたくしも連れて行ってくださいませ!」
「リーディア!?」
「戦場に出ることを決めてからは、こう見えても覚悟はしております。ましてやここはわたくしの生まれ育った土地でございます。ザオラル様が命を散らしていい場所ではございません! こちらと同じくカモフも危機にあるのでしょう? 戻られて是非トゥーレ様のお力になっていただきたいと存じます」
目を合わせようとせず背中を向けるザオラルに、目に涙を浮かべ必死でリーディアが懇願する。
大事な髪を落としてまでこの戦場に立つ彼女の覚悟は、ザオラルにも痛いほどよく分かっていた。だがオリヤン亡き後、若いダニエルとエリアスを始めオリヤンの息子たちが血で血を洗う戦いをこれ以上見ていられなかったのだ。
全盛期を過ぎたとは言え、今日の戦いでもさすがの存在感を示し、オリヤンの古い友人としての義理は十二分に果たしていた。
ましてや国元のカモフの危機なのだ、彼女が言うようにこの地に留まる理由はなかった。
彼女の言葉にザオラルは押し黙る。
周りは戦場とは思えぬほどの静寂に包まれていた。ザオラルの部下もリーディアの護衛も動くことができず成り行きを見守っていた。
「・・・・トゥーレがいるからだ」
長い沈黙の後、絞り出すようにポツリと零す。
「えっ!?」
リーディアを始め周りの者達も予想外の言葉に言葉を失う。だが周りの反応とは裏腹に、振り返ったザオラルは照れくさそうにはにかんでいた。
「リーディアが言うように通常なら私も帰国を優先しただろう。この地でどれほど戦果を挙げようと、自分の領地を守らぬ領主などに領民は付いてこないからな」
「ならばどうして?」
「私がいなくてもトゥーレがいる。私が戻らない一番の理由はトゥーレがいることだ」
「トゥーレ様が?」
話を聞く誰もがザオラルの言葉に首を傾げていた。
「そうだ。知ってると思うが、奴が自由に出歩けるようになったのはここ五年くらいのことだ。その理由は聞いているか?」
リーディアはコクリと頷いた。
トゥーレが誕生する前後は、ザオラルと商業ギルドとの争いが最も激しい時期だった。生まれてくる子の安全を確保するため、テオドーラの懐妊は伏せられ、生まれたトゥーレの存在も十五歳になるまで公にされることはなかったのだ。
「それまでは夜陰に紛れるしか街を出歩く術はなかった。相手を混乱させるために、完全に存在を隠すことをせず、敢えて存在を匂わせもした。そのせいで一部では都市伝説と呼ばれていたようだがな。
奴の身を守るためとはいえ、窮屈な思いをさせたとずっと悔やんでいた。
幼い頃は私が信頼できる大人しか奴の周りにおらず、同世代の子供と遊ぶこともなかった。思えば多少天邪鬼に育ったのはそのせいかもしれぬな。
だが、そのお陰で時間だけはたっぷりとあったようだ。奴は早朝や夜間以外は人目に付かぬ書庫に籠もって蔵書を片っ端から読んでいたようだ。妙に物知りなのと人を喰ったような言動は、幼少期から大人と本に囲まれていた影響だろう」
普段飄々としているトゥーレ本人ですら『黒歴史』として口を噤む幼少時代。
その原因となったのはザオラルと商業ギルドとの確執だったが、まさか当事者の口からトゥーレの幼少期の話を聞くとは思わなかった。
ザオラルは軽い口調で語っているが、身を守るためとはいえ彼は自分の息子を十五年間に渡り幽閉していたのだ。
普段の様子からは想像も付かなかったが、閉じ込めざるを得なかったザオラルの葛藤や苦悩が垣間見え、リーディアは胸が締め付けられるようだった。
「今、トゥーレは私の思い及ばないほど、先のことを考えて動いている。それこそドーグラス公との戦いに勝った後のことまでな。それは残念ながら私にはどう足掻いても考え及ばないことだった」
「そんなことは・・・・」
「いや、私ではドーグラス公とどうやって差し違えるかまでしか考えられなかったのだ」
無念そうな、それでいてどこか誇らしそうな表情で告げる。
「奴がどうやってその考えに及んだのかは知らぬ。生まれ持った才能なのか、それとも膨大な数を読んだ蔵書の中にヒントがあったのか。何にせよ私が戻れば奴の動きを制限してしまうかも知れぬ。それに奴に自由に行動をさせたとしても、私がいれば、遠慮して無意識に制限してしまうかも知れぬ。そうなれば私は自分を許せなくなるだろう。
私は奴がどこまで行くのかを見てみたいのだ。私とて生まれ育ったカモフが心配な気持ちはもちろんある。だが今はそれ以上に、トゥーレの行く末を自分が邪魔をしてしまうことが恐ろしいのだ」
トゥーレの枷となるくらいなら自ら去る。ミラーの騎士として名を馳せた男の矜持がそこにあった。
ほとんど本音を語ることのなかったザオラルの独白に咳ひとつ聞こえなかった。
「すまぬな。貴卿たちには個人的な我が儘に付き合わせてしまって」
「いえ、私もあと数年もすれば、戦場に立ちたくても立てなくなるでしょう。その前にこうしてザオラル様と共に戦場を駆けることができて光栄です。一族の行く末は気にはなりますが、トゥーレ様に任せておけば悪いようにはなさらないでしょう。
それにカモフに残っていれば、ザオラル様と違って私はトゥーレ様の考えに付いていけず、反発していたでしょうから」
頭を下げたザオラルに、テオドルは顔に刻まれた皺を深くして笑った。
多くの者がトゥーレの考えに馴染めていなかったのだろう。彼の言葉に何人もの騎士が頷いていた。それだけ彼の考えが異端だという証だった。
「劣勢とはいえ、私どもは寡兵での戦いには慣れております。姫様には指一本触れさせませんよ」
「皆様・・・・」
子供のような無邪気な笑顔を浮かべる老騎士たちに、彼女は掛ける言葉を見つけることができなかった。
「リーディア、其方には私に代わってトゥーレの傍で奴を支えてやって欲しいのだ」
「そうですな。トゥーレ様には頭の固い私たちよりも、姫様が傍にいた方が励みになるでしょう」
ザオラルに続いてテオドルもそう言って笑う。
「生まれ育った土地を離れがたいのは重々承知している。しかし今は生きて脱出することだけを考えて欲しいのだ」
「ザオラル様、・・・・分かりました。ご武運を!」
彼らの覚悟を覆せないと悟ったリーディアは、それ以上食い下がることはせず、決意の籠もった顔で頷いた。
「突破口は我らが開く。リーディアは速やかにオモロウに向かえ! アレシュ殿、姫を頼んだぞ!」
「は、我が命に代えても必ず!」
アレシュも覚悟を決めた表情で頭を下げた。
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