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第二章 巨星堕つ
23 お茶会にて(1)
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精力的に忙しい日々をトゥーレは過ごしていた。
この日も、午前中はサトルトへ出向いて工事の進捗の確認や指示をおこなうなどおこなった後、午後からは街に戻りニオール商会との会合をこなしていた。
そして夜、ザオラル主催の領主のお茶会のためザオラルの私室へと赴いた。
今夜のお茶会は人数が多いためいつものソファではなく、部屋の奥にある丸テーブルを囲み全員が腰掛けていた。
中央奥にザオラルが座り、右回りにネアンから訪れたオイヴァ、シルベストル、オリヴェル、クラウス、ヘルベルト、そしてトゥーレとエステルの兄妹が座り、ザオラルの左となりにテオドーラの順に席に着いていた。今回がお茶会初参加となるエステルは、緊張した表情を浮かべてテオドーラとトゥーレに挟まれるようにして腰を下ろしている。
ヘルベルトはシルベストルやクラウスと同じく古くからザオラルに仕える騎士のひとりだ。クラウスと同じく武官として優秀な騎士で、オリヴェルがシルベストルの右腕であるのに対し、ヘルベルトはクラウスが右腕として信頼を置く人物であった。
最初に議題に上ったのは、トゥーレとオリヤンの暗殺未遂について、シルベストルから改めて報告された。
「なるほど。トゥーレ様が負傷して戻ってこられ、さらにオリヤン様の唐突な退任を不思議に思っておりましたが、そう言うことでしたか」
公式的にはトゥーレの負傷は落馬によるものと伝えられていたが、実はチリアノによる暗殺未遂事件が起こりオリヤンまで負傷していたという事が伝えられた。その事実を初めて聞かされたオリヴェルとヘルベルト、エステルは改めて驚いた表情を浮かべていた。
「それにしてもチリアノ殿の逃亡を手引きしたのはいったい誰なのだ。これではダニエル様も気が気ではないだろうな」
トゥーレがカモフへ帰還を果たした後、エリアスが幽閉されていた塔から姿を消したことが、サザンにも伝えられていた。
高い尖塔の牢獄から姿を消したことや看守が惨殺されていたことから、フォレス内部に彼の逃亡を手引きした者がいるとして、ダニエルは血眼になってエリアスの行方を追わせているそうだが、今現在も見つかってはいないという。
「ダニエル様はああ見えて苛烈な性格だ。相当ピリピリしている事だろう」
トゥーレは表向きには常に穏やかな笑顔を浮かべているダニエルの本質を見抜いていた。
普段の一歩引いた態度は彼なりの計算が働いているのだろう。そうでなくとも最強と呼ばれた父を持ち、常にその父やエリアスと比較されて育ってきたのだ。過度なプレッシャーに晒される中で、エリアスの失態があったとはいえオリヤンから領主を委譲されたのだ。住民の人気が高いオリヤンやリーディアに比べると目立たず不安視される原因でもあるが、それでも領主として推されるくらいには優秀な人物なのだ。
「そうだな。すでにレボルトではエリアス殿の配下だった者への締め付けが厳しくなっていると聞く。あれでは反発も強かろう」
シルベストルが憂いを含んだ顔を左右に振った。
エリアスが出奔し行方知れずとなった今、ダニエルの怒りの矛先はエリアスの配下に向いていた。彼らは厳しい取り調べの上で次々と重い処分が下されている。
「エリアス殿の一件で疑心暗鬼に陥っているのだろう。このままいけばエリアス殿が動かずともウンダルは割れるぞ」
「そうなれば、我らはどちらに付くのだ? ダニエル様か?」
最悪の展開を予想するクラウスにヘルベルトが疑問を呈す。
ウンダルとは同盟を結んでいるが、実際はザオラルとオリヤンの友誼に頼ったところが大きい。オリヤンが領主を退いた今、ウンダルが内戦となった場合そのまま後を継いだダニエルに付くのか、それとも別の勢力に組みするのかをヘルベルトが問い掛けた。
「まぁ、同盟が破棄されない限りダニエル様だな」
「もし、ダニエル様とリーディア姫様が袂を別ったらどうします?」
「それは考えるまでもない」
「仮定の話ばかりしていてもしょうがない。現時点でそこまでは決められぬ。よいなトゥーレ?」
さらに飛躍した疑問を呈するヘルベルトに、間髪を入れずにそれまで黙って聞いていたトゥーレが挑戦的な表情を浮かべる。さすがにザオラルはそれには苦笑を浮かべて息子を窘めた。
「もちろんです。万が一の場合は父上と刃を交えるのも一興かと」
父の言葉にトゥーレが挑発的な笑顔を浮かべながらニヤリと笑みを浮かべる。
その態度に慌てたのはシルベストルだ。
「ト、トゥーレ様!?」
「ふっ、冗談だ。ただでさえ戦力の少ない我らが兵を割るような愚を犯すことはできん。それに何故か戦う前提で話が進んでいるが、現時点での敵はエリアス様でもダニエル様でもなくドーグラス公だ」
忌憚のない意見を出し合うお茶会とはいえ、仮定の話ばかりでは意味がない。
慌てて諫めようとするシルベストルを右手を軽く挙げて制すると、トゥーレは脱線していた路線を元に戻した。
「では私から改めて話をさせていただきます。トゥーレ様が仰ったようにドーグラス公との衝突は回避不能という認識は皆様持たれていると存じます。ドーグラス公はこれまで我々の同盟の煽りを受け、各地で起こった反乱の鎮圧に奔走しておりましたが、それももう間もなく鎮圧されることでしょう。その後は中断せざるを得なかったポラーへ再侵攻するものと思われます」
「ポラーへの侵攻を後回しにして、こちらを先に攻めるという選択は?」
「ポラーを治めるアンスガル公は長らくドーグラス公と争っております。そのポラーより先にこちらに兵を向ければ、我らよりも兵力が多いアンスガル公にトノイを突かれる危険があります。慎重なドーグラス公ならばそのような危険は犯さず、まず後顧の憂いを断ってから満を持してこのカモフに兵を向けるでしょう」
ヘルベルトが呈した懸念は、これまでも話し合われてきたことだ。長年ドーグラスとの戦いを想定した話し合いや調査を続けていることで、今ではドーグラスの性格や好みの把握までできている。
今までドーグラス側との戦闘は、エンの攻防戦が主で全面的な侵攻には至っていない。率いる騎士にデモルバが就いたこともあったが、彼はまだ若く主戦を任される程ドーグラスの信用は高くはなかった。トゥーレの奇策によりエンを放棄し撤退した彼は、処刑されることはなかったが騎士位を剥奪され、一般兵に身分を落とさたと報告を受けていた。
「それを裏付けるように、あれほど頻繁にエンの奪還に躍起になっていましたが、反乱の鎮圧のためその動きも止んでおります」
「なるほど、理解しました。それで、相手の予想兵力は五〇〇〇〇から八〇〇〇〇とのことでしたが、その大軍を相手を迎え撃つのも変わりないですね?」
「そうだな。ポラーが落ちればさらに勢力が拡大するだろうが、この地は大軍には向かんからな。恐らく今後も兵力はそれほど変わらんだろう。負けない事だけを考えればハスキ川に囲まれたこのサザンに籠もれば数年は籠城は可能だ。だがそれだとネアンを見捨てることになる。それと先ほど話したようにウンダルがざわついているため援軍もどうなるかわからん。援軍が見込めなければサザンに籠城するのは無意味だ」
シルベストルの後をクラウスが引き継いで、現状の戦略を語っていく。
カモフの総兵力は現時点でも五〇〇〇名程だ。今後なりふり構わず戦力を整えたとしても一〇〇〇〇には届かないだろう。ドーグラスの兵力とは少なく見積もっても五倍から十倍の差があることになる。
「笑うしかない戦力差ですな。懸念となるのはやはりネアンを死守できるかですが、幸いなことにそれだけの軍勢を展開できる地が、このカモフには少ないという事ですね」
自嘲気味にヘルベルトが口にして顎に蓄えた髭を扱く。
彼の言うように領内は平地が少なく、大軍を展開できる場所はネアン近郊の穀倉地帯のコッカサか、カントからサザンに掛けて広がる荒野ぐらいだ。逆に言えばそこで対峙する展開にならない限り、物量差の戦いは避けられるということにほかならなかった。
この日も、午前中はサトルトへ出向いて工事の進捗の確認や指示をおこなうなどおこなった後、午後からは街に戻りニオール商会との会合をこなしていた。
そして夜、ザオラル主催の領主のお茶会のためザオラルの私室へと赴いた。
今夜のお茶会は人数が多いためいつものソファではなく、部屋の奥にある丸テーブルを囲み全員が腰掛けていた。
中央奥にザオラルが座り、右回りにネアンから訪れたオイヴァ、シルベストル、オリヴェル、クラウス、ヘルベルト、そしてトゥーレとエステルの兄妹が座り、ザオラルの左となりにテオドーラの順に席に着いていた。今回がお茶会初参加となるエステルは、緊張した表情を浮かべてテオドーラとトゥーレに挟まれるようにして腰を下ろしている。
ヘルベルトはシルベストルやクラウスと同じく古くからザオラルに仕える騎士のひとりだ。クラウスと同じく武官として優秀な騎士で、オリヴェルがシルベストルの右腕であるのに対し、ヘルベルトはクラウスが右腕として信頼を置く人物であった。
最初に議題に上ったのは、トゥーレとオリヤンの暗殺未遂について、シルベストルから改めて報告された。
「なるほど。トゥーレ様が負傷して戻ってこられ、さらにオリヤン様の唐突な退任を不思議に思っておりましたが、そう言うことでしたか」
公式的にはトゥーレの負傷は落馬によるものと伝えられていたが、実はチリアノによる暗殺未遂事件が起こりオリヤンまで負傷していたという事が伝えられた。その事実を初めて聞かされたオリヴェルとヘルベルト、エステルは改めて驚いた表情を浮かべていた。
「それにしてもチリアノ殿の逃亡を手引きしたのはいったい誰なのだ。これではダニエル様も気が気ではないだろうな」
トゥーレがカモフへ帰還を果たした後、エリアスが幽閉されていた塔から姿を消したことが、サザンにも伝えられていた。
高い尖塔の牢獄から姿を消したことや看守が惨殺されていたことから、フォレス内部に彼の逃亡を手引きした者がいるとして、ダニエルは血眼になってエリアスの行方を追わせているそうだが、今現在も見つかってはいないという。
「ダニエル様はああ見えて苛烈な性格だ。相当ピリピリしている事だろう」
トゥーレは表向きには常に穏やかな笑顔を浮かべているダニエルの本質を見抜いていた。
普段の一歩引いた態度は彼なりの計算が働いているのだろう。そうでなくとも最強と呼ばれた父を持ち、常にその父やエリアスと比較されて育ってきたのだ。過度なプレッシャーに晒される中で、エリアスの失態があったとはいえオリヤンから領主を委譲されたのだ。住民の人気が高いオリヤンやリーディアに比べると目立たず不安視される原因でもあるが、それでも領主として推されるくらいには優秀な人物なのだ。
「そうだな。すでにレボルトではエリアス殿の配下だった者への締め付けが厳しくなっていると聞く。あれでは反発も強かろう」
シルベストルが憂いを含んだ顔を左右に振った。
エリアスが出奔し行方知れずとなった今、ダニエルの怒りの矛先はエリアスの配下に向いていた。彼らは厳しい取り調べの上で次々と重い処分が下されている。
「エリアス殿の一件で疑心暗鬼に陥っているのだろう。このままいけばエリアス殿が動かずともウンダルは割れるぞ」
「そうなれば、我らはどちらに付くのだ? ダニエル様か?」
最悪の展開を予想するクラウスにヘルベルトが疑問を呈す。
ウンダルとは同盟を結んでいるが、実際はザオラルとオリヤンの友誼に頼ったところが大きい。オリヤンが領主を退いた今、ウンダルが内戦となった場合そのまま後を継いだダニエルに付くのか、それとも別の勢力に組みするのかをヘルベルトが問い掛けた。
「まぁ、同盟が破棄されない限りダニエル様だな」
「もし、ダニエル様とリーディア姫様が袂を別ったらどうします?」
「それは考えるまでもない」
「仮定の話ばかりしていてもしょうがない。現時点でそこまでは決められぬ。よいなトゥーレ?」
さらに飛躍した疑問を呈するヘルベルトに、間髪を入れずにそれまで黙って聞いていたトゥーレが挑戦的な表情を浮かべる。さすがにザオラルはそれには苦笑を浮かべて息子を窘めた。
「もちろんです。万が一の場合は父上と刃を交えるのも一興かと」
父の言葉にトゥーレが挑発的な笑顔を浮かべながらニヤリと笑みを浮かべる。
その態度に慌てたのはシルベストルだ。
「ト、トゥーレ様!?」
「ふっ、冗談だ。ただでさえ戦力の少ない我らが兵を割るような愚を犯すことはできん。それに何故か戦う前提で話が進んでいるが、現時点での敵はエリアス様でもダニエル様でもなくドーグラス公だ」
忌憚のない意見を出し合うお茶会とはいえ、仮定の話ばかりでは意味がない。
慌てて諫めようとするシルベストルを右手を軽く挙げて制すると、トゥーレは脱線していた路線を元に戻した。
「では私から改めて話をさせていただきます。トゥーレ様が仰ったようにドーグラス公との衝突は回避不能という認識は皆様持たれていると存じます。ドーグラス公はこれまで我々の同盟の煽りを受け、各地で起こった反乱の鎮圧に奔走しておりましたが、それももう間もなく鎮圧されることでしょう。その後は中断せざるを得なかったポラーへ再侵攻するものと思われます」
「ポラーへの侵攻を後回しにして、こちらを先に攻めるという選択は?」
「ポラーを治めるアンスガル公は長らくドーグラス公と争っております。そのポラーより先にこちらに兵を向ければ、我らよりも兵力が多いアンスガル公にトノイを突かれる危険があります。慎重なドーグラス公ならばそのような危険は犯さず、まず後顧の憂いを断ってから満を持してこのカモフに兵を向けるでしょう」
ヘルベルトが呈した懸念は、これまでも話し合われてきたことだ。長年ドーグラスとの戦いを想定した話し合いや調査を続けていることで、今ではドーグラスの性格や好みの把握までできている。
今までドーグラス側との戦闘は、エンの攻防戦が主で全面的な侵攻には至っていない。率いる騎士にデモルバが就いたこともあったが、彼はまだ若く主戦を任される程ドーグラスの信用は高くはなかった。トゥーレの奇策によりエンを放棄し撤退した彼は、処刑されることはなかったが騎士位を剥奪され、一般兵に身分を落とさたと報告を受けていた。
「それを裏付けるように、あれほど頻繁にエンの奪還に躍起になっていましたが、反乱の鎮圧のためその動きも止んでおります」
「なるほど、理解しました。それで、相手の予想兵力は五〇〇〇〇から八〇〇〇〇とのことでしたが、その大軍を相手を迎え撃つのも変わりないですね?」
「そうだな。ポラーが落ちればさらに勢力が拡大するだろうが、この地は大軍には向かんからな。恐らく今後も兵力はそれほど変わらんだろう。負けない事だけを考えればハスキ川に囲まれたこのサザンに籠もれば数年は籠城は可能だ。だがそれだとネアンを見捨てることになる。それと先ほど話したようにウンダルがざわついているため援軍もどうなるかわからん。援軍が見込めなければサザンに籠城するのは無意味だ」
シルベストルの後をクラウスが引き継いで、現状の戦略を語っていく。
カモフの総兵力は現時点でも五〇〇〇名程だ。今後なりふり構わず戦力を整えたとしても一〇〇〇〇には届かないだろう。ドーグラスの兵力とは少なく見積もっても五倍から十倍の差があることになる。
「笑うしかない戦力差ですな。懸念となるのはやはりネアンを死守できるかですが、幸いなことにそれだけの軍勢を展開できる地が、このカモフには少ないという事ですね」
自嘲気味にヘルベルトが口にして顎に蓄えた髭を扱く。
彼の言うように領内は平地が少なく、大軍を展開できる場所はネアン近郊の穀倉地帯のコッカサか、カントからサザンに掛けて広がる荒野ぐらいだ。逆に言えばそこで対峙する展開にならない限り、物量差の戦いは避けられるということにほかならなかった。
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