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第一章 都市伝説と呼ばれて
27 リーディアとの出逢い(1)
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六年前のフォレスに遡る。
当時十歳を迎えたトゥーレは、見聞を広めることを名目にシルベストルのフォレス行きに同行していた。だが実際は、ギルドによる暗殺の危機が身近に迫ったため、緊急避難の意味合いが強かった。
当時はまだ彼の存在自体が秘匿されていた時期で、シルベストルの縁戚筋の子供として偽名を使っての訪問だ。だがオリヤンなどストランド家にだけは、内々にトゥーレとして紹介し目通りを済ませていた。
『若様が消えた!』
シルベストルが血相を変え騒ぎ始めたのはオリヤンに目通りした翌日、滞在三日目の午後のことだった。
この日は午後からフォレス市街とアルテから来る商船の見物が予定されていた。
彼の側勤めがトゥーレに宛がわれていた部屋に呼びに行ったときには、すでに部屋はもぬけの殻だった。トゥーレの側勤めたちも気付かないうちに姿を消していたようで、彼らは血の気の引いた蒼白な表情で、慌ててシルベストルに報告をおこなった。
シルベストルを初めとしたカモフの関係者は、血眼になって辺りを隈無く捜索するが、トゥーレを見つけることが叶わなかった。
そのため仕方なくオリヤンに事情を説明し、城兵の協力を経て捜索範囲を広げて探すことになった。
城中が大騒ぎとなって探し回っている中、当のトゥーレはというと、前日のオリヤンへの目通り以外は、特にやることもなく暇を持て余していた。
ヴィクトルと城内を探検して遊んだりしていたが、彼と一緒とはいえ機密の多い城を、外部の者に公開できる箇所は限られている。そのため自由に探索できるほぼ全ての箇所は、すでに探索し尽くしていたのだった。
そのため彼は、ヴィクトルはもちろん護衛や側近の目を盗み、偶然見つけた城の抜け穴から城を抜け出したのだ。
余談だが、これまでトゥーレが黙って勝手な行動に出た事実はなかった。
人知れず抜け出すようになるのは、この事で味を占めてからだ。因みに彼の予想を超えて騒ぎが大きくなったことを反省したのか、姿を消す時には一言『出てくる』と書き置きを残すようになる。
「うわぁ! 綺麗な街だなぁ!」
城を抜け出したトゥーレは、正門前に立って感嘆の声を上げていた。
門前から真っ直ぐ伸びる大通りは、石畳で舗装された道が真っ直ぐ港まで延びている。緩やかに降っていく道の両側には石造りの街並みが広がり、その先の港には大型のキャラック船が停泊してるのが見える。さらに目を遠くに転じれば、豊かな田園風景や遠くに霞むンガマトの山脈が一望できた。
サザンでは目にすることができない雄大な景色に、トゥーレは心が浮き立つのを感じる。
臙脂色の仕立てのいいチュニックに紋章を外した黒い無地のローブを纏い、下は白いショースに長革靴という騎士の出で立ちだ。まだ騎士に任じられていないため、剣こそ佩刀していないものの護身用の短剣は懐に忍ばせていた。
流石に目立つ白銀金髪の頭髪はフードの中に隠しているが、城門を守る衛兵は目の前の子供がまさか脱走中の王子様本人だとは露にも思わず、トゥーレに微笑ましい笑顔を浮かべて見送っていた。
「あれだな、シルベストルの言っていたアルテからの商船は」
門前で飽きずに景色を眺めていたトゥーレは、左手を流れる大河を遡上してくる見たことのない大型の商船に目が釘付けとなった。
この日は心地よい風が頬を撫でるように吹いていたが、巨大な船を川の流れに逆らって押し上げるまでの力はないのか、帆は畳まれ左右に針のように張り出された櫓を忙しなく動かしながら、ゆっくりと川を上ってきていた。
入り江には大きな船が停泊しているが、その船はそれらに比べてもひとまわり以上は大きく、マストも四本備えたガレオン船だ。張り出されている艪も片側だけで三十丁以上は見える。
「やっぱり大きいや!」
川岸に建つ家々よりも大きな偉容に興味を覚えたトゥーレは、目を輝かせながらゆっくりと大通りを下っていった。
はっはっはっ・・・・
トゥーレが坂を下っていってほどなく、息を弾ませて城の中庭を赤髪の少女が駆けていた。
まだまだ幼さを残す顔には楽しげな笑みを浮かべ、三つ編みにした赤毛が少女の走るのに合わせて頭の左右で踊っている。レースの刺繍があしらわれた若草色の膝丈のスカートを揺らしながら跳ねるように駆けていた。
正門では先ほどトゥーレを見送っていた衛兵が、今度は若干困ったような表情を浮かべながら、それでも笑顔を浮かべて少女を見送る。
「姫様ぁ!」
その少女を追って恰幅の良い侍女が追いかけていた。
姫様と呼ばれる少女が駆け、それを侍女が追いかける。少女が城外に出ることが許される日には、いつものように繰り返される光景だった。
「姫様、お待ちくださいませ!」
「セネイ遅い。早く来い!」
少女は追いかけてくる侍女を待ちきれない様子だ。城門を出たところで足を止めた彼女は、息を整えつつ振り返って街を見下ろした。
通りの両端には屋敷が建ち並んでいるが、道幅が二十メートルあるため視界の邪魔をすることはなく、遠くまで見渡すことができる。四本あるメインストリートの中でも最も広いこの通りは、下っていくと天然の入り江を利用した港へと繋がっている。
入り江はフェイル川がかつて反乱を繰り返していた時代の三日月湖の名残で、かつてはフォレスの丘をぐるりと回り込むように川が流れていたという。今ではその形状を活かして、交易港として利用していた。
港の手前には大通りと交差するように街道が左右に伸びている。街道を左に進めばフェイル川に沿って下流へと向かい、右に進めば入り江に沿いながら内陸へと伸びている。街道沿いには田園風景の中にポツポツと集落が点在し、遠くには大きな森が深い緑色を湛えていた。
少女はここから見る風景が大好きだった。
道に沿って上ってくる風が、火照った身体に心地よかった。風に撫でられるまま目を細め、大好きな景色を飽きもせずに眺めていた。
「ひ・・・・姫さ、ぜぇぜぇ・・・・姫様」
「セネイ、遅い!」
息を切らせながら追いついてきた侍女に、少女は口を尖らせる。
五、六歳くらいの姫様と呼ぶ少女と、十五、六歳だろうか。まだあどけなさの残る顔は、少女といっても通用する年齢だが、人よりも恰幅の良い体型のせいで、活発な少女を追いかけるのは非常に辛そうだった。
いつもであれば他の侍女が少女を追いかける役をするのだが、生憎今日はトゥーレ捜索に駆り出されてしまい、少女の侍女はセネイしか残っていなかったのだ。
「姫様が・・・・は、早すぎるの、でございま、す」
「そんなこと言ったって、わたくしは早く船を見たいもの」
「心配、しなくても、まだ到着しませんよ」
いつも以上に待ちきれない様子の少女にセネイは、息を整えながら諭すように話す。
川を見ると商船が近付いてきているが、風が弱いため帆走できずに自慢の四本のマストは帆が畳まれたままだ。櫓を漕いで遡上しているが、数日前の雨で川の流れが速く船足は恐ろしく遅くなっていた。
「ご覧ください姫様、今日は風が弱く帆を張っていないでしょう? 歩いて行っても、到着まで充分間に合います」
今日は三ヶ月に一度、アルテより商船がやってくる日だった。
船にはこの辺りでは珍しい品が満載され、荷揚げの様子を見ているだけでも、時が経つのを忘れさせてくれる。
「うぅぅぅ。でもわたくしは待ちきれません。やっぱり先に行って見てきます」
「姫様! おひとりでは危のうございます!」
それでも待ちきれない様子の少女は、セネイが止めるのも聞かず駆け出していくのだった。
当時十歳を迎えたトゥーレは、見聞を広めることを名目にシルベストルのフォレス行きに同行していた。だが実際は、ギルドによる暗殺の危機が身近に迫ったため、緊急避難の意味合いが強かった。
当時はまだ彼の存在自体が秘匿されていた時期で、シルベストルの縁戚筋の子供として偽名を使っての訪問だ。だがオリヤンなどストランド家にだけは、内々にトゥーレとして紹介し目通りを済ませていた。
『若様が消えた!』
シルベストルが血相を変え騒ぎ始めたのはオリヤンに目通りした翌日、滞在三日目の午後のことだった。
この日は午後からフォレス市街とアルテから来る商船の見物が予定されていた。
彼の側勤めがトゥーレに宛がわれていた部屋に呼びに行ったときには、すでに部屋はもぬけの殻だった。トゥーレの側勤めたちも気付かないうちに姿を消していたようで、彼らは血の気の引いた蒼白な表情で、慌ててシルベストルに報告をおこなった。
シルベストルを初めとしたカモフの関係者は、血眼になって辺りを隈無く捜索するが、トゥーレを見つけることが叶わなかった。
そのため仕方なくオリヤンに事情を説明し、城兵の協力を経て捜索範囲を広げて探すことになった。
城中が大騒ぎとなって探し回っている中、当のトゥーレはというと、前日のオリヤンへの目通り以外は、特にやることもなく暇を持て余していた。
ヴィクトルと城内を探検して遊んだりしていたが、彼と一緒とはいえ機密の多い城を、外部の者に公開できる箇所は限られている。そのため自由に探索できるほぼ全ての箇所は、すでに探索し尽くしていたのだった。
そのため彼は、ヴィクトルはもちろん護衛や側近の目を盗み、偶然見つけた城の抜け穴から城を抜け出したのだ。
余談だが、これまでトゥーレが黙って勝手な行動に出た事実はなかった。
人知れず抜け出すようになるのは、この事で味を占めてからだ。因みに彼の予想を超えて騒ぎが大きくなったことを反省したのか、姿を消す時には一言『出てくる』と書き置きを残すようになる。
「うわぁ! 綺麗な街だなぁ!」
城を抜け出したトゥーレは、正門前に立って感嘆の声を上げていた。
門前から真っ直ぐ伸びる大通りは、石畳で舗装された道が真っ直ぐ港まで延びている。緩やかに降っていく道の両側には石造りの街並みが広がり、その先の港には大型のキャラック船が停泊してるのが見える。さらに目を遠くに転じれば、豊かな田園風景や遠くに霞むンガマトの山脈が一望できた。
サザンでは目にすることができない雄大な景色に、トゥーレは心が浮き立つのを感じる。
臙脂色の仕立てのいいチュニックに紋章を外した黒い無地のローブを纏い、下は白いショースに長革靴という騎士の出で立ちだ。まだ騎士に任じられていないため、剣こそ佩刀していないものの護身用の短剣は懐に忍ばせていた。
流石に目立つ白銀金髪の頭髪はフードの中に隠しているが、城門を守る衛兵は目の前の子供がまさか脱走中の王子様本人だとは露にも思わず、トゥーレに微笑ましい笑顔を浮かべて見送っていた。
「あれだな、シルベストルの言っていたアルテからの商船は」
門前で飽きずに景色を眺めていたトゥーレは、左手を流れる大河を遡上してくる見たことのない大型の商船に目が釘付けとなった。
この日は心地よい風が頬を撫でるように吹いていたが、巨大な船を川の流れに逆らって押し上げるまでの力はないのか、帆は畳まれ左右に針のように張り出された櫓を忙しなく動かしながら、ゆっくりと川を上ってきていた。
入り江には大きな船が停泊しているが、その船はそれらに比べてもひとまわり以上は大きく、マストも四本備えたガレオン船だ。張り出されている艪も片側だけで三十丁以上は見える。
「やっぱり大きいや!」
川岸に建つ家々よりも大きな偉容に興味を覚えたトゥーレは、目を輝かせながらゆっくりと大通りを下っていった。
はっはっはっ・・・・
トゥーレが坂を下っていってほどなく、息を弾ませて城の中庭を赤髪の少女が駆けていた。
まだまだ幼さを残す顔には楽しげな笑みを浮かべ、三つ編みにした赤毛が少女の走るのに合わせて頭の左右で踊っている。レースの刺繍があしらわれた若草色の膝丈のスカートを揺らしながら跳ねるように駆けていた。
正門では先ほどトゥーレを見送っていた衛兵が、今度は若干困ったような表情を浮かべながら、それでも笑顔を浮かべて少女を見送る。
「姫様ぁ!」
その少女を追って恰幅の良い侍女が追いかけていた。
姫様と呼ばれる少女が駆け、それを侍女が追いかける。少女が城外に出ることが許される日には、いつものように繰り返される光景だった。
「姫様、お待ちくださいませ!」
「セネイ遅い。早く来い!」
少女は追いかけてくる侍女を待ちきれない様子だ。城門を出たところで足を止めた彼女は、息を整えつつ振り返って街を見下ろした。
通りの両端には屋敷が建ち並んでいるが、道幅が二十メートルあるため視界の邪魔をすることはなく、遠くまで見渡すことができる。四本あるメインストリートの中でも最も広いこの通りは、下っていくと天然の入り江を利用した港へと繋がっている。
入り江はフェイル川がかつて反乱を繰り返していた時代の三日月湖の名残で、かつてはフォレスの丘をぐるりと回り込むように川が流れていたという。今ではその形状を活かして、交易港として利用していた。
港の手前には大通りと交差するように街道が左右に伸びている。街道を左に進めばフェイル川に沿って下流へと向かい、右に進めば入り江に沿いながら内陸へと伸びている。街道沿いには田園風景の中にポツポツと集落が点在し、遠くには大きな森が深い緑色を湛えていた。
少女はここから見る風景が大好きだった。
道に沿って上ってくる風が、火照った身体に心地よかった。風に撫でられるまま目を細め、大好きな景色を飽きもせずに眺めていた。
「ひ・・・・姫さ、ぜぇぜぇ・・・・姫様」
「セネイ、遅い!」
息を切らせながら追いついてきた侍女に、少女は口を尖らせる。
五、六歳くらいの姫様と呼ぶ少女と、十五、六歳だろうか。まだあどけなさの残る顔は、少女といっても通用する年齢だが、人よりも恰幅の良い体型のせいで、活発な少女を追いかけるのは非常に辛そうだった。
いつもであれば他の侍女が少女を追いかける役をするのだが、生憎今日はトゥーレ捜索に駆り出されてしまい、少女の侍女はセネイしか残っていなかったのだ。
「姫様が・・・・は、早すぎるの、でございま、す」
「そんなこと言ったって、わたくしは早く船を見たいもの」
「心配、しなくても、まだ到着しませんよ」
いつも以上に待ちきれない様子の少女にセネイは、息を整えながら諭すように話す。
川を見ると商船が近付いてきているが、風が弱いため帆走できずに自慢の四本のマストは帆が畳まれたままだ。櫓を漕いで遡上しているが、数日前の雨で川の流れが速く船足は恐ろしく遅くなっていた。
「ご覧ください姫様、今日は風が弱く帆を張っていないでしょう? 歩いて行っても、到着まで充分間に合います」
今日は三ヶ月に一度、アルテより商船がやってくる日だった。
船にはこの辺りでは珍しい品が満載され、荷揚げの様子を見ているだけでも、時が経つのを忘れさせてくれる。
「うぅぅぅ。でもわたくしは待ちきれません。やっぱり先に行って見てきます」
「姫様! おひとりでは危のうございます!」
それでも待ちきれない様子の少女は、セネイが止めるのも聞かず駆け出していくのだった。
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