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第一章 都市伝説と呼ばれて
21 領主のお茶会(1)
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トゥーレが刺客を返り討ちにしたという話は、瞬く間にカモフ中に広まった。
襲撃については当事者であるトゥーレたちが口を開くことはなかったが、その真偽について当人たちは否定も肯定もしなかった。そのためカモフでは、人々の挨拶代わりに口にのぼることとなり、トゥーレの活躍が凄まじい早さで広がっていった。
もちろんその噂は時間とともに尾鰭が付き、トゥーレの超人的な活躍に置き換わっていく。
曰く『三〇〇人の刺客をたった十人で返り討ちにした』
曰く『猿のように木から木へと飛び移って相手を翻弄した』
曰く『タステ山中で大立ち回りを演じ、山は襲撃者の血で赤く染まった』等々
脚色を加えられた噂を無責任に広めては彼らの活躍を誇っていた。そして気付いたときには、トゥーレの新たな都市伝説として加えられていたのだ。
「やれやれだ・・・・」
生ける都市伝説として名を馳せる当の本人は、困惑の表情を浮かべ溜息を吐いていた。出所が怪しい都市伝説から抜け出したはずが、思いがけず自ら新しい都市伝説を作ってしまったのだ。溜息も吐きたくなるだろう。
しかしそんなトゥーレの様子をニコニコと見守る人物がいる。
「すっかり英雄ですね。わたくしはトゥーレの活躍を嬉しく存じます」
「茶化さないでください母上」
「この街の人にとって、あなたの活躍は喜ばしいことに変わりありませんもの」
がっくりと肩を落とすトゥーレと上機嫌で遣り取りしているのは、息子と同じ白銀金髪のロングヘアが美しい彼の母、テオドーラだ。
ゆったりした橙色のワンピースに、薄いベージュのガウンを羽織っている。ふんわりと腰の中程まである金髪は、額際で赤い小さな宝石が光る金色の髪留めで無造作に留められているのみだ。公的な場ではないため、髪留め以外に装飾品のないシンプルでゆったりとした普段着だった。
ここはサザンの領主邸にあるザオラルの私室のひとつだ。
公務をおこなう執務室とは違い、領主という割には部屋には、装飾品もほとんどなく意外な程質素だ。
今日は、ザオラルが信頼できる者を集めておこなう不定期な会合、通称『お茶会』の場であった。この会は開催日も特に決まってなく、連日おこなわれることもあれば、数ヶ月開かれないこともある。
出席者も主要なメンバー以外は、会合の内容により変わる。
主要メンバーは、ザオラルを始めトゥーレ、シルベストル、普段公の場にほとんど出ることの無いテオドーラの四人に、小柄で立派な顎髭を蓄えたクラウスだ。今回のお茶会には、この五人に合わせ、極度の緊張を顔に貼り付けているユーリが初めて出席していた。
ザオラルが肘掛けの付いた一人掛けのソファに座り、その隣にテオドーラが同じ一人掛けのソファに腰を下ろしている。テーブルを挟んだ向かい側にシルベストルとクラウスが、三人掛けのソファに並んで座っていた。
トゥーレはテオドーラとシルベストル側の壁面に背中を預けて立っている。このお茶会に初めて召喚されたユーリは、扉の前で直立不動の体勢であった。
たった今、シルベストルの要請でしどろもどろになりながら、街やその周辺の様子を報告したばかりだ。
大役が終わりホッとした様子だが、額には玉のような汗が浮かび、緊張から顔色も青く、普段の様子からは考えられないような変わりように、先程からトゥーレは笑いを堪えるのに必死だった。この会合の後で、トゥーレは彼から盛大に悪態を吐かれるだろう。
領主であるザオラルの前だが、ユーリ以外はこの部屋同様飾り気のない普段着だ。
ザオラルは深い臙脂色のガウンを羽織り寛いだ様子だ。
シルベストルとクラウスは流石に部屋着と言う訳にはいかず、普段よりもゆったりしたチュニックを身に着け、両者ともリラックスした表情を浮かべていた。
ユーリだけは普段の格好と変わらない格好で立っていたが、彼の主人であるトゥーレに至っては珍しくズボンを履いているが、上はチュニックすら着ておらず、襟ぐりが大きく開いたシュミーズ姿だった。
ユーリを除いては『お茶会』という名の通りリラックスした雰囲気だが、カモフにとっては方向性の摺り合わせをおこなう、極めて重要な会議の場だ。
「さすが若様ですな。お陰で兵達の士気が大いに上がっておりますぞ!」
髭の騎士が自慢の顎髭を扱きながら、嬉しそうにそう報告する。ユーリたちが初めて領主邸に入った際に若い騎士たちと馬場にいた人物だ。
彼は古くからトルスター家に仕える騎士の家系で、戦場ではトルスター軍一の槍使いとして名を馳せ、戦闘能力だけならザオラルをも凌ぐと言われている男だ。
跡目争いに発展しそうな際には、いち早くザオラル支持を表明し、真っ二つに割れそうになった軍団をひとつに纏めた人物であった。
名をクラウス・ミルドと言い、トゥーレの側近を務めている坊主頭のルーベルトの父でもある。
「ですがこれ以上、若様自身を囮にするような真似は賛成しかねます。今回も無事だったとはいえ、次回もまた大丈夫という保証にはなりません」
トゥーレたったひとりの暗殺のために、三十名という大袈裟とも思える刺客を投入してきたのは、『今回も』とシルベストルが言うように、既に数度の刺客に命を狙われていたからだ。
もちろんその全てを退け続けている訳だが、襲撃は回を追うごとに大規模なものへと変わり、今回の三十名という襲撃に至ったのだ。
自らを餌にその全てをことごとく返り討ちにしてきた。
話だけ聞けば胸のすくような話なのだが、迎撃に失敗した場合に彼らに与える影響は計り知れないものがある。
「心配には及びますまい。若様は我ら以上の情報網をお持ちの様子。現に今回もそれのお陰で事前に察知ができたと聞き申す。その警戒網を掻い潜って近付くなどまず不可能。暗殺者の恐ろしいのは、影に潜み、死角から襲ってくるからだ。姿の見えている刺客など、万にひとつも勝ち目はあるまいて」
自重を訴えるシルベストルをよそに、あくまで楽観的なクラウス。
警戒を緩めることはできないが、今後についてはこれ以上大規模な襲撃となると隠密性が低下するだけになり、隠密行動は難しくなる。今後はこのまま収束するか二、三人での少人数で隙を狙い続けるかのいずれかになるだろう。
大人数での襲撃になれば強引な手段も可能だが、行動を察知されやすく襲撃のタイミングが難しい。少人数では目立たず行動することができるが、打撃力に乏しく察知されると打開する事が難しい。
カモフ全体への影響を考えるならば、トゥーレよりもザオラルを狙う方が当然ながら効果は高い。しかし頻繁に外出を繰り返すトゥーレと違い、ザオラルは街中にすらそれほど出る訳ではなく、外出時には厳重な護衛が目を光らせていた。
そう考えるとザオラルを狙うよりも、トゥーレを狙う方が簡単に見えるのだろう。しかしトゥーレを狙った暗殺は既に数度にわたり失敗しているのだ。
これだけ失敗が続いた以上、効果の出ない暗殺に固執するほど、ダグレは愚かではない。警戒を緩める訳にはいかないが今以上の警戒は必要ないというのが、これまでの情報から下されたお茶会での結論だった。
襲撃については当事者であるトゥーレたちが口を開くことはなかったが、その真偽について当人たちは否定も肯定もしなかった。そのためカモフでは、人々の挨拶代わりに口にのぼることとなり、トゥーレの活躍が凄まじい早さで広がっていった。
もちろんその噂は時間とともに尾鰭が付き、トゥーレの超人的な活躍に置き換わっていく。
曰く『三〇〇人の刺客をたった十人で返り討ちにした』
曰く『猿のように木から木へと飛び移って相手を翻弄した』
曰く『タステ山中で大立ち回りを演じ、山は襲撃者の血で赤く染まった』等々
脚色を加えられた噂を無責任に広めては彼らの活躍を誇っていた。そして気付いたときには、トゥーレの新たな都市伝説として加えられていたのだ。
「やれやれだ・・・・」
生ける都市伝説として名を馳せる当の本人は、困惑の表情を浮かべ溜息を吐いていた。出所が怪しい都市伝説から抜け出したはずが、思いがけず自ら新しい都市伝説を作ってしまったのだ。溜息も吐きたくなるだろう。
しかしそんなトゥーレの様子をニコニコと見守る人物がいる。
「すっかり英雄ですね。わたくしはトゥーレの活躍を嬉しく存じます」
「茶化さないでください母上」
「この街の人にとって、あなたの活躍は喜ばしいことに変わりありませんもの」
がっくりと肩を落とすトゥーレと上機嫌で遣り取りしているのは、息子と同じ白銀金髪のロングヘアが美しい彼の母、テオドーラだ。
ゆったりした橙色のワンピースに、薄いベージュのガウンを羽織っている。ふんわりと腰の中程まである金髪は、額際で赤い小さな宝石が光る金色の髪留めで無造作に留められているのみだ。公的な場ではないため、髪留め以外に装飾品のないシンプルでゆったりとした普段着だった。
ここはサザンの領主邸にあるザオラルの私室のひとつだ。
公務をおこなう執務室とは違い、領主という割には部屋には、装飾品もほとんどなく意外な程質素だ。
今日は、ザオラルが信頼できる者を集めておこなう不定期な会合、通称『お茶会』の場であった。この会は開催日も特に決まってなく、連日おこなわれることもあれば、数ヶ月開かれないこともある。
出席者も主要なメンバー以外は、会合の内容により変わる。
主要メンバーは、ザオラルを始めトゥーレ、シルベストル、普段公の場にほとんど出ることの無いテオドーラの四人に、小柄で立派な顎髭を蓄えたクラウスだ。今回のお茶会には、この五人に合わせ、極度の緊張を顔に貼り付けているユーリが初めて出席していた。
ザオラルが肘掛けの付いた一人掛けのソファに座り、その隣にテオドーラが同じ一人掛けのソファに腰を下ろしている。テーブルを挟んだ向かい側にシルベストルとクラウスが、三人掛けのソファに並んで座っていた。
トゥーレはテオドーラとシルベストル側の壁面に背中を預けて立っている。このお茶会に初めて召喚されたユーリは、扉の前で直立不動の体勢であった。
たった今、シルベストルの要請でしどろもどろになりながら、街やその周辺の様子を報告したばかりだ。
大役が終わりホッとした様子だが、額には玉のような汗が浮かび、緊張から顔色も青く、普段の様子からは考えられないような変わりように、先程からトゥーレは笑いを堪えるのに必死だった。この会合の後で、トゥーレは彼から盛大に悪態を吐かれるだろう。
領主であるザオラルの前だが、ユーリ以外はこの部屋同様飾り気のない普段着だ。
ザオラルは深い臙脂色のガウンを羽織り寛いだ様子だ。
シルベストルとクラウスは流石に部屋着と言う訳にはいかず、普段よりもゆったりしたチュニックを身に着け、両者ともリラックスした表情を浮かべていた。
ユーリだけは普段の格好と変わらない格好で立っていたが、彼の主人であるトゥーレに至っては珍しくズボンを履いているが、上はチュニックすら着ておらず、襟ぐりが大きく開いたシュミーズ姿だった。
ユーリを除いては『お茶会』という名の通りリラックスした雰囲気だが、カモフにとっては方向性の摺り合わせをおこなう、極めて重要な会議の場だ。
「さすが若様ですな。お陰で兵達の士気が大いに上がっておりますぞ!」
髭の騎士が自慢の顎髭を扱きながら、嬉しそうにそう報告する。ユーリたちが初めて領主邸に入った際に若い騎士たちと馬場にいた人物だ。
彼は古くからトルスター家に仕える騎士の家系で、戦場ではトルスター軍一の槍使いとして名を馳せ、戦闘能力だけならザオラルをも凌ぐと言われている男だ。
跡目争いに発展しそうな際には、いち早くザオラル支持を表明し、真っ二つに割れそうになった軍団をひとつに纏めた人物であった。
名をクラウス・ミルドと言い、トゥーレの側近を務めている坊主頭のルーベルトの父でもある。
「ですがこれ以上、若様自身を囮にするような真似は賛成しかねます。今回も無事だったとはいえ、次回もまた大丈夫という保証にはなりません」
トゥーレたったひとりの暗殺のために、三十名という大袈裟とも思える刺客を投入してきたのは、『今回も』とシルベストルが言うように、既に数度の刺客に命を狙われていたからだ。
もちろんその全てを退け続けている訳だが、襲撃は回を追うごとに大規模なものへと変わり、今回の三十名という襲撃に至ったのだ。
自らを餌にその全てをことごとく返り討ちにしてきた。
話だけ聞けば胸のすくような話なのだが、迎撃に失敗した場合に彼らに与える影響は計り知れないものがある。
「心配には及びますまい。若様は我ら以上の情報網をお持ちの様子。現に今回もそれのお陰で事前に察知ができたと聞き申す。その警戒網を掻い潜って近付くなどまず不可能。暗殺者の恐ろしいのは、影に潜み、死角から襲ってくるからだ。姿の見えている刺客など、万にひとつも勝ち目はあるまいて」
自重を訴えるシルベストルをよそに、あくまで楽観的なクラウス。
警戒を緩めることはできないが、今後についてはこれ以上大規模な襲撃となると隠密性が低下するだけになり、隠密行動は難しくなる。今後はこのまま収束するか二、三人での少人数で隙を狙い続けるかのいずれかになるだろう。
大人数での襲撃になれば強引な手段も可能だが、行動を察知されやすく襲撃のタイミングが難しい。少人数では目立たず行動することができるが、打撃力に乏しく察知されると打開する事が難しい。
カモフ全体への影響を考えるならば、トゥーレよりもザオラルを狙う方が当然ながら効果は高い。しかし頻繁に外出を繰り返すトゥーレと違い、ザオラルは街中にすらそれほど出る訳ではなく、外出時には厳重な護衛が目を光らせていた。
そう考えるとザオラルを狙うよりも、トゥーレを狙う方が簡単に見えるのだろう。しかしトゥーレを狙った暗殺は既に数度にわたり失敗しているのだ。
これだけ失敗が続いた以上、効果の出ない暗殺に固執するほど、ダグレは愚かではない。警戒を緩める訳にはいかないが今以上の警戒は必要ないというのが、これまでの情報から下されたお茶会での結論だった。
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