妖賀

伊達マキ

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運命

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わっ、地震?」

「そのようですね,それも結構でかい
離れた所で津波が起こるやもしれません」


銕三郎とお松は屋敷を離れ,目的の場所へ向かうべく森を歩いていた。

その途中で地震に見舞われたのだ。

揺れは,割とすぐにおさまったのでよかったと安堵する。



しばらくして、徐々に雲行きが怪しくなり,今にも雨が降り出しそうな天気となった。

風が冷たくなるにつれ,森は不気味さを増していく。

じきに目的の村に着く。

「降りそうですね、雨。
降ったら少し村で雨宿りをさせてもらおうか」

銕三郎は、提案する。


「いいですね、そうしましょう、
事情を話せば、受け入れてくれますよ」

「ならば,降る前に行こうか。」


銕三郎は、駆け出す。

「あ、待ってください銕三郎殿っ」

二人は,年相応にはしゃぎ始める。



しかし、笑っていたお松だったが,表情が突如変わった。

何か恐ろしいものを見てしまった時のような切羽詰まった顔をしていた。

「銕三郎殿,何か異臭がしませんか?」

銕三郎は鼻をクン、と動かす。
すると微かだが,異臭が鼻に漂う。

「何の匂いだ?
森の匂いではない、動物の死骸の類か」

銕三郎は、目を見開きお松と目を合わせる。

「分かりませぬ。
ですが,

確実に何か悪い事が起こっている。」

二人は,匂いのする場所へと向かう。
近づくにつれ,匂いはひどくなっていく。
どうやら茂みの中にその原因となるものがあるようだ。

蝿が周辺に集っている。

二人は,恐る恐る茂みの中を覗く。



 



そこにあった者と目があった瞬間、二人の口には何かが、込み上げてきた。




「うっ、っ」
お松は耐えられず,口に手を当てる。

銕三郎は喉に胃液が上がってきて口の中が酸っぱくなる。
胃がキリキリと痛みを訴えてくる。


茂みの中、髪の毛はそこらに散らばり,首から腹にかけて肉は食い荒らされている。

目玉は,綺麗に残っているため生きているかのように見える。

かえってそれが、二人の心に傷をつける。

お松は,嘔吐してしまう。
銕三郎は自分も辛い中、お松の背をさする。

ひょうたんの中に入れてある水をお松に飲ませた。

「っ、銕三郎殿、ありがとうございます」
お松は、苦しそうに言う。

「大丈夫ですか。とりあえずここから少し離れましょう」

二人は、手を合わせ亡骸に合掌した。

村の方向へ進んでいくと,匂いはまた強くなっていく。

夜の間に襲われたのだろう。
抵抗の余地もなかったのか、大人が無惨に喰い殺されている。



これ以上進めば,もっとひどい惨状が広がっているだろう。

そんな事をしているうちに,雨がポツポツと降り始めた。

激しい雷が鳴り、村の小屋に避難せざるを得なかった。


村中には、死体がそこらに転がっていた。

「お松さん,目を伏せていてください。
私が先導します。」

銕三郎は、お松の手を引いて比較的綺麗な小屋へと入った。

「雨が弱くなるまでしばらくここにいましょう。
そしたら屋敷まで戻って報告を。」

「ええ」

お松は,弱々しい返事を返した。



今まで為事で死者の弔いをした事はあったが、
ここまでひどい惨状は初めてだった。
銕三郎は座り込み,膝を抱え込んだ。

流石に銕三郎もこれには参ってしまった。




 「お松さん、大丈夫ですか?」


「ごめんなさい。
強がりたいところだけど、全然……、
大丈夫じゃ、ありません。
情けありませんね、私本当に……」

「そんな事ありませんよ。
俺……いや、私だって正直に言うと怖いですから」

銕三郎はお松を励まそうとする。


すると、お松は、銕三郎を潤んだ目で見つめた。

そして突如、

「私,銕三郎殿のそう言うとこ、……お好き。」
と言った。

お松が言った言葉に胸がドキン,とする。

「へ」
銕三郎は、目を見開き,顔を真っ赤にさせる。
お松と目が合わせられない。

「少し,昔話をしてもいいですか?」

「は、はいっ」


「私の父は、誅伐隊の隊士の一人でした。
特に抜きん出た才があったわけではありませんでしたが,素晴らしい父でした。

女の身では、誅伐隊に入るのは困難ではありましたが、上の方を説得していただき,入ることができたのです。

本当に、いい父でした。

しかしそんな父も2年前にこの世を去ってしまったのです。

とある呪いで。

その呪いは今度は私へと憑依いたしました。

病の類ではない、厄介なものです」



好き、と言われたと思えば,今度は呪いやらの話をされ,銕三郎は混乱していた。

怪訝な顔をする銕三郎に気付いたのか、焦ったようにお松は、



「ごめんなさい、

えっと、私の事をずっと,ずうっと,覚えてくれている人が欲しくなってしまい、話したのですが、」

「お、覚えてますともっ!
ずっと、お松さんのことならっ!」


まさかの告白に熱くなった銕三郎に対して,お松は意外と冷静であった。

「見てください」

お松は,突如自分の袖を捲し上げる。

「な、何をっ、」

銕三郎は、肌を見るのが恥ずかしくそっぽを向く。

「指の間からでもいいからご覧になって。
お願い」

「そ、そんなぁ………」

甘えたような声で言われてしまい,我慢できず指の間から肌を見る。

お松の肌、腕から胸にかけて赤黒い斑点のようなものがたくさんあった。

「これが、呪いです。」

「呪い……?」

「屋敷の書物に記載されて居ましたが、……  

憑依先は私と死んだ父のみしか知り得ません。
しかし、私の家にそれを書き留めた書物がございます。
これが一番重要です。
忘れないでください、絶対に。

心の中で最も思っているお方へと憑き続け、
体を年数が経つにつれ身体を病魔で蝕むもの。

天壌無窮の呪、と言われております。」


「天壌無窮の呪……。
しかし,それをなぜ私に?」



銕三郎が聞くと、お松はポッと、顔を赤らめ,

「それを,……その,銕三郎殿にも知って欲しくて」


さらに,銕三郎の顔は赤くなった。


「ごめんなさい、ですが絶対に忘れないでください。

ここまで言って忘れられないと思いますが……。

こんな話、今の状況でするなんて非常識でした。」

「…いえ、大丈夫です。
お松さんの事をより知れてよかったです。」

銕三郎は、はにかんでお松の顔を見つめる。
心の中では、嬉しくて裸踊りをしていた。

お松もつられてあ笑う。

あっ、と思い出したように、銕三郎が

「お松さん、今度は私の話も聞いてもらってもいいですか?」
と言った。

「私でよければ、もちろん。」


「実は、今、一人の子供と生活しています。」

「えっ?子供ですか?」

「子供と言っても実の子ではありません。
どっちかと言うと,弟って感じで」


銕三郎は、照れながら言う。

「お年は?」

「おそらく、6つってところですね。
私もそこらへんよく分かってなくて」
ちょっと無愛想なところもありますが、可愛い奴です。」




「まあ、そうなのですね,
きっと可愛らしいに違いないですね、
ちなみに、女の子ですか?」

「いや、弟だから男です」


お松は仁に興味津々だった。
仁のおかげで、おまつとの話のネタが増えるのは喜ばしい。

ようやく二人の心も落ち着きを取り戻したかのように見えた。





「私がつけた名なのです。その子の名前は、じ………」
言葉が遮られる。


「ッ、あ、銕三郎さ…」

お松の声が響く。

何が起こったのだろうか。




なぜか,銕三郎は尻餅をついている。

そうだ、お松に突き飛ばされたのだった、と銕三郎は思い出す。




メリメリと嫌な音が耳に響く。
ようやく意識が現実に戻ってきた。


目の前で広がるその光景は、まさに地獄の鬼の所業と言うにふさわしいものだった。



小屋の板は、突き破られ、お松の首は、

異形のものに食いつかれていた。



この異形のものこそが、妖賀者である。




お松の体は,横倒れになり         「でっ、っ…さ……ろ」

と、ヒューヒュー言いながら声を出そうとする。

涙がボロボロとこぼれ落ちていた。

妖賀者を自力で離そうとするが,思い切り食いつかれており不可能だ。

「お、…お松っっっ」

銕三郎は、大声で名を呼ぶ。



刀を鞘から抜き,喉頭あたりに刃をぐりぐりと差し込み一刻も早くお松から離れさせようとする。


「やめろっ、離れろよっ!」

こうしている間にも,首から血が溢れ出している。

それにより,銕三郎の心は焦りを増す。


妖賀者の歯は、鋭く首の肉に突き刺さっていた。

おそらく銕三郎の一太刀で妖賀者は息絶えたのだろう。

しかし、首を噛んだまま息絶えている。


それの体は小柄で、鋭い爪で肩の肉にしがみつき,離れようともしない。
目は,ただただ黒く白目と言うものは存在しなかった。


「こいつッ、」
目を刃で突き刺すが,緩みもしない。

銕三郎は、頭と顎を持ち、
無理矢理,をこじ開けようとする。

がしかし,顎の力が凄まじくびくともしない。

「お松,お松助けるからなっ、
…っ、お松の事が、好きだ。
死ぬな、っ、死……しなっ,ないでくれっ」

銕三郎は、涙を流す。

正直,妖賀者を取り除いたとしてもお松は、

もう助からないだろう。


お松は自分でそれを分かっていた。

呼吸器官まで歯が到達してしまっている。



それでも銕三郎は、懸命に助けようとした。


そんな銕三郎にお松は,最期の力を振り絞って声を出した。

「て、……ろ、あ、い……し、て、ごめ、な……さ、い」

(銕三郎様、愛してしまってごめんなさい)

途切れ途切れだったが,銕三郎はお松の言った言葉がしっかりと分かった。

「何を,何を言っているんだ、お松。
…なんで…、謝るんだ」


お松は,銕三郎の顔に手を伸ばし,微笑んだ。

銕三郎は,その手を握りお松を見つめる。


お松の体の斑点が、腕から手へと増殖していく。



銕三郎は、お松に口づけをした。


お松は、幸せそうな顔をしていた。


段々とお松の息が少なくなっているのがわかる。

「お松さん………」

お松は,そこからすぐに息を引き取った。

銕三郎は,自分のせいでお松を死なせてしまったとやるせない気持ちでいっぱいだった。

開いたままの目を手でそっと閉じてやる。


涙がとめどなく溢れ出してくる。
喉がキュウと締め付けられ痛む。

体が熱を帯び,尋常じゃない汗が顔から垂れる。


「お松,……っ,今切り離してやるからな」


一刻も早く異形者を切り離してやりたかったのだろう。


刀をお松の首に沿わせる。

プシュッと,血が飛び散る。


体と首は二つに分離した。

白く美しい顔をしている。

それは、まるで生きているかのようだった。

銕三郎は、優しく首を抱擁する。
着物が血だらけになろうともかまわなかった。




雨はまだ降り続いている。

じめりとした小屋の中で自分の膝を両手で抱え込む。

膝の間には,お松の首がのっている。


それから雨は止み,無惨な村とは対称的に空は美しく晴れ晴れとしていた。

銕三郎は、千鳥足で外へ出た。

片手には,お松の首があった。

太陽の光が眩しい。
乾いた空気を肌で感じる。

銕三郎は、屋敷を目指し歩き始める。
しかし,体が言うことを聞かない。

足がもつれて膝をついてしまう。

ハアハアと激しい息遣いが響く。
もう今にも眠ってしまいたい。


体を無理矢理に起こそうとしたその時。

背後の茂みからガサリ、と音がした。

銕三郎は、すぐさま刀を抜く。

「っ、誰だ…、」


茂みの中からは、妖賀者が3匹出てきた。

どれもお松を殺した者とは違い,人に似た形をしている。

だが、自我などは持ち合わせてはいない。

体の大きさから見て男だと分かる。

それは銕三郎目掛けて、鋭い爪を振り下ろしてきた。

銕三郎は一度間合いをとり、相手の懐へと踏み込む。

居合だ。
股から顔にかけてを袈裟で斬った。

血が飛び散る。

気を抜かずに,残心をとる。

普通の人間ならば、背を向けた瞬間に殺されてしまうだろう。

しかし、銕三郎もある程度の修羅場をくぐり抜けたきたのだ。

そう簡単にはやられないだろう。

だが、妖賀者は引くことはない。

彼らは死ぬ為に存在しているようなものだ。
斬っても声ひとつあげなかった。

その意地だけは,尊敬に値する。

残りの2体は、銕三郎に休む暇を与えずに襲ってくる。


流石に一度に相手をするのは手間がかかる。

ここは自分が引いて屋敷に戻り応援を呼ぶのが正解だと思い,異形者に背を向けずに距離を取る。

今だ,と思い、身を翻した。
森に逃げ込み姿をくらまそうとする。


そのときだった。

体に今まで感じたがないほどの痛みが走った。

体は,地へ倒れ込み,お松の首が転がる。

実際には切れていないのに,肩から腰が裂けているように感じた。


「が、はっ…………」

あまりの痛みに悶絶しそうになる。

気が動転して何が起こっているのかが分からない。

立ち上がろうとするが,手に力が入らない。



それでも立ち上がろうと自分の手を見る。

「っ,‥‥なんだこれ…」

銕三郎の手には,小さな赤黒い斑点が滲み出ていた。  

それは,お松の腕にあったものと同じであった。

赤黒い斑点は,手首あたりから広がっていく。

背中にも同じ感覚があった。


今,銕三郎が感じているもの。

それは、死であった。


背後から異形者が近付いているのが足音で分かった。

異形者は口から涎をとめどなく垂らしている。

「っう、………」

銕三郎の目から涙があふれる。

地へ転がったお松と目が合う。

閉ざされたはずの目は,うっすらと開いていた。
その瞬間、銕三郎の頭の中にお松との会話の記憶が鮮明に流れ出す。



何故か、今になって九郎から貰った焼酎の存在を思い出した。

こんな事になるなら呑んでおけばよかった、……。
九郎も呑みたかったはずなのに譲ってもらったのだ。

だが後悔しても遅い。

ケチって薄めで作った味噌汁の事。


お松との恋。
もっとこっちから言い寄っておけばよかった。尻ぐらいは触りたかった。

九郎との談笑。

そして密かに楽しみにしていた仁との散歩。



「そうだ,仁、仁だ……
あの子は今何を、あの地震に怯えていないか…」

仁との短くも濃い思い出が脳裏へと流れる。
しかし、思い出に留まらず,仁の未来までもがとめどなく脳に溢れ出してくる。

その記憶に銕三郎は目を張る。

記憶の仁は、幼い姿ではなかった。
だが,驚いたのはそれではない。

仁は、悶え苦しみ,幼子のように泣いていた。
その腕には,銕三郎と同じ赤黒い斑点が滲んでいた。



銕三郎の顔が生気を取り戻す。


これは,本能なのか銕三郎には分からない。
しかし、今流れた記憶は、現実だ。

銕三郎は,どうにかしてここから逃れようとする。
手足を必死に動かそうとする。
死にたくないという一心で。

だが,体が麻痺し始め自身が無機物になったようだった。

「くそっ,くそぉッ、来るなっ、…妖賀者ぉッッ!

死にたくないッッ!」

無常にも「妖賀者」は、銕三郎の首に噛み付く。

か細い声で叫ぶ。

もう1匹が追い打ちをかけるように腹を爪で裂く。

嫌だ,死にたくない、まだやりたいことがたくさんある。

しかし、妖賀者はそんな銕三郎の悲痛な思いさえも無視して喰い進める。

じわじわと喰う様は,まるで蟹のようであった。

妖賀者の口には、血に塗れた肉が垂れ下がっていた。

これ以降の記憶はない。
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