花の国の女王様は、『竜の子』な義弟に恋してる ~小さな思いが実るまでの八年間~
子どもの頃に義弟を好きになったお姫様(後に女王様)の恋物語。
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花が咲き誇る小さな国の王女・ジゼルには、十四歳になったある日、弟ができた。
彼の名はライナー。年は十歳。
ジゼルは過去に一度だけライナーと会ったことがあった。
彼は隣の帝国へ嫁いだ叔母の息子、つまりジゼルの従弟だ。
そのとき叔母と話をしていたジゼルは、ライナーが自分の義弟になったいきさつを理解した。――理解できた、はず。おそらく。
「安心して、ライナー。これからは私があなたを守ってあげるから」
こうして可愛い義弟と楽しい日々を過ごすジゼルは、ある日ライナーに好きな人がいるらしいことを聞いてしまう。
ショックを受けるジゼルは、自身がライナーに恋心を抱いていることを自覚した。
恋を知った途端に失恋も知ったジゼルは、自分の気持ちを押し込めるためにライナーから距離を取り始め、更には自身の婚約者候補まで探し始めたが……。
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※他サイトでも掲載しております。
表紙イラスト&タイトルロゴ:むなかたきえ様(@kkkie_m)
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花が咲き誇る小さな国の王女・ジゼルには、十四歳になったある日、弟ができた。
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