玲奈と、境ノ森町の魔法使い ―ワクワクはドラゴンと不思議を添えて―

“境ノ森町(さかいのもりまち)”に引っ越してきた小学五年生の女の子、彗崎(はくさき) 玲奈(れな)は、いきなりすごいワクワクに出会う。
なんと『夜空をホウキで飛ぶ男の子』と『小さなドラゴン』を見てしまったのだ。
ホウキで空を飛ぶ人間も、ドラゴンも、玲奈は今まで見たことがない。

しかもその男の子を玲奈は転校初日に同じクラスで見つけてしまった。
名前は、宝城(たからぎ) ヒスイ。
正体は、魔法使い!?

「オレの役目は『ちがう世界から入り込んできた悪い魔法使いたち』を、元の世界へ送り返すことなんだ」
「キュー! キュキュ!」
「……オレと、ドラゴンのキューイの役目は」
「キュ!」

普通なら見えないはずの『魔法使いたち』が見えちゃう玲奈は、ヒスイのお手伝いをすることに!

元気な女の子とちょっぴりひねくれた男の子、そして意外と可愛いドラゴンの物語。


イラスト:銀タ篇様
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