7 / 73
第1章
★僕は私で、君は君
しおりを挟む
サラは貴族令嬢みたいな振る舞いを終えて、最後にもう一度お辞儀をする。
「いかがでしたか、エレノア様?」
「とても綺麗でしたわ」
仕草はもちろん、顔立ちも、心の中だって。全部全部、綺麗だよ
なんて、ちょっと陳腐な気がするから言えないけどね。
でも気持ちだけはたくさんこめて僕が言うと、サラは安心したように笑う。
「エレノア様に褒めていただけて、良かった」
そうしてサラは笑みをちょっとだけ陰らせた。
「実は父から『エレノア様が当家にお越しくださる』と聞いたとき、申し訳ない気持ちでいっぱいだったんです。お会いしてすぐに“お土産”をお渡ししてお帰りいただいた方がいいのでは、とも考えたんですよ。……私にだって、少しくらいは動かせるお金があるんです」
やっぱり、僕の考えは当たってた。
サラは自分が皆に嫌われてるはずだってことも、誰も教師を引き受けてくれないだろうってことも分かってたんだ。
「では、どうして考えた通りになさらなかったの?」
どうして僕を、自分の部屋に招き入れてくれたの。
「それは、エレ――」
言いかけてなぜかサラは口を閉じた。少しのあいだ迷う様子を見せたあと、改めて言いなおす。
「あなた、が」
その微笑みは子どもの頃、僕の家にきたときのものと同じ。
無邪気で、楽しそうで、嬉しそうで。
「あなたが、私に笑顔を見せてくれたから。少しの間だけでも、またお話ができたらいいなと思ってしまったからなの」
そんな彼女を目に映す僕も、子どものころに戻った気分になる。
ジェフリーが屋敷に来るという話が出るたび、母上は泣きそうな顔になって、姉上の態度は刺々しいものになった。なにせそのたびにうちの財産が減るんだ、当然だと思う。
思うんだけど、でも僕は浮き立ってしまう心をどうしても止められなかった。
だってジェフリーはいつもサラと一緒だったし、僕はサラと一緒に遊ぶのが好きだったからね。
……いや、違うな。僕が好きなのはサラだ。サラが好きだから、僕はサラと一緒に遊ぶのが好きだったんだ……。
「ねえ、一つ聞かせてくれる?」
「いいよ。なに?」
昔の記憶に引きずられるようにして『グレアム』のまま答えてしまった。僕は慌てて咳払いをして言い直す。
「なに……なにかしら?」
幸いにもうまくごまかせたらしい。サラは態度を変えずに問いかけてくる。
「……あのね。このあとは、どうしようと思ってるの?」
どう?
そんなのは決まってる。
他の人たちがどう思っていようと僕はサラが好きだ。僕がここへ来たのは父上に泣きつかれたからでもあるけど、でも一番は「サラの力になりたいと思ったから」なんだよ。
例えそれが社交界デビューのため……ひいてはサラの夫を探すためだとしても、僕はサラが困らないよう全力を尽くすつもりだ。今の僕の姿は偽りだけど、気持ちに偽りは絶対にない。
だから僕は胸を張って答えられる。
「当初の予定通り、このエレノア・パートリッジがサラさんの教師を務めさせていただきますわ。もちろんサラさんがよろしければ、ですけれど」
「そうですか。ありがとうございます、ぜひともお願いします。――エレノア様」
サラの表情はとても明るい。だから声の中に少し落胆というか「やれやれ」という気持ちがあったように聞こえたのは、きっと僕の気のせいだろうと思う。
こうして僕は週に二回、サラの教師になるため“エレノア”としてモート家の屋敷へ通うことになった。
……でも、僕がサラに教えられることって何があるのかな? 幸いなことに所作は問題なさそうだし、あとは礼儀作法だけど、ちょっと話した限りだと特に問題もなさそうだしなあ。あとは……。
そういえば昔のサラは、物を「綺麗」「素敵」より「価値がある」「価値が出そう」で判断することがあったっけ。
あれだと令嬢たちと話をしても合わないだろうなあ。
いまのサラはどうなったんだろう。
よし、ちょっと試してみるか。
「サラさん。わたくしと少しお話していただけるかしら?」
「もちろんです! どうぞお掛けくださいな」
サラに促された僕は窓辺の椅子に腰かける。机を挟んだ向かいにはサラが座った。
さて、何の話にしようかな。
「ええと……そうですわ。サラさんのドレスの生地は南部地域の織り物ですのね」
「よくお分かりですね」
にっこりと笑ったサラは袖口を僕の方へ差し出す。
「うちで扱っているものは“月がさ湖畔”の町や村で作られたものばかりです。あの辺りは優れた工房が多いのですが……ほら、こちらをご覧ください。浮かび上がるように織られた地紋が素晴らしいでしょう? このような繊細な織り方ができるのは月がさ湖畔の職人たちの中でも限られておりまして、うちの店でも自信をもって薦められる一品です。こちらはなんと、王都の有名デザイナーであるあの――」
「サ、サ、サ、サラさん?」
怒涛のごとく始まった商品説明に僕が戸惑っていると、サラは小さく「あ」と呟いて頬を染める。
「……すみません」
「いいえ」
変わってない! やっぱりサラだ、嬉しいー!
……じゃ、ないぞ。うーん。
あ、そうだ、あれはどうかな? 僕は向こうの壁に飾られた絵を指す。
「素敵な風景画ですわね。山の緑と川の青の色がとても美しいですわ」
「さすがエレノア様、お目が高い! あの絵はまだ若い画家が描いた風景画なんです。実は彼はいま肖像画家として、王都で徐々に人気が出てきているんですよ。そんな彼の初期作、しかも数少ない風景画ということで、いずれ価値も上がって――」
「……サラさん」
僕が呼ぶと、サラは小さく「うっ」てうなる。
「……すみません……」
頬を赤くして、下を向いて、小さな声で言うサラは可愛いけど……。
うん。
最初に僕がするべきことは決まったかな。
まずはサラの会話術からだ。
----------------------------------------
こちらのシーンの一部を、あニキさんにマンガとして描いていただきました。
まさにイメージ通り……いや、イメージ以上になってます!
ぜひご覧ください✨
「いかがでしたか、エレノア様?」
「とても綺麗でしたわ」
仕草はもちろん、顔立ちも、心の中だって。全部全部、綺麗だよ
なんて、ちょっと陳腐な気がするから言えないけどね。
でも気持ちだけはたくさんこめて僕が言うと、サラは安心したように笑う。
「エレノア様に褒めていただけて、良かった」
そうしてサラは笑みをちょっとだけ陰らせた。
「実は父から『エレノア様が当家にお越しくださる』と聞いたとき、申し訳ない気持ちでいっぱいだったんです。お会いしてすぐに“お土産”をお渡ししてお帰りいただいた方がいいのでは、とも考えたんですよ。……私にだって、少しくらいは動かせるお金があるんです」
やっぱり、僕の考えは当たってた。
サラは自分が皆に嫌われてるはずだってことも、誰も教師を引き受けてくれないだろうってことも分かってたんだ。
「では、どうして考えた通りになさらなかったの?」
どうして僕を、自分の部屋に招き入れてくれたの。
「それは、エレ――」
言いかけてなぜかサラは口を閉じた。少しのあいだ迷う様子を見せたあと、改めて言いなおす。
「あなた、が」
その微笑みは子どもの頃、僕の家にきたときのものと同じ。
無邪気で、楽しそうで、嬉しそうで。
「あなたが、私に笑顔を見せてくれたから。少しの間だけでも、またお話ができたらいいなと思ってしまったからなの」
そんな彼女を目に映す僕も、子どものころに戻った気分になる。
ジェフリーが屋敷に来るという話が出るたび、母上は泣きそうな顔になって、姉上の態度は刺々しいものになった。なにせそのたびにうちの財産が減るんだ、当然だと思う。
思うんだけど、でも僕は浮き立ってしまう心をどうしても止められなかった。
だってジェフリーはいつもサラと一緒だったし、僕はサラと一緒に遊ぶのが好きだったからね。
……いや、違うな。僕が好きなのはサラだ。サラが好きだから、僕はサラと一緒に遊ぶのが好きだったんだ……。
「ねえ、一つ聞かせてくれる?」
「いいよ。なに?」
昔の記憶に引きずられるようにして『グレアム』のまま答えてしまった。僕は慌てて咳払いをして言い直す。
「なに……なにかしら?」
幸いにもうまくごまかせたらしい。サラは態度を変えずに問いかけてくる。
「……あのね。このあとは、どうしようと思ってるの?」
どう?
そんなのは決まってる。
他の人たちがどう思っていようと僕はサラが好きだ。僕がここへ来たのは父上に泣きつかれたからでもあるけど、でも一番は「サラの力になりたいと思ったから」なんだよ。
例えそれが社交界デビューのため……ひいてはサラの夫を探すためだとしても、僕はサラが困らないよう全力を尽くすつもりだ。今の僕の姿は偽りだけど、気持ちに偽りは絶対にない。
だから僕は胸を張って答えられる。
「当初の予定通り、このエレノア・パートリッジがサラさんの教師を務めさせていただきますわ。もちろんサラさんがよろしければ、ですけれど」
「そうですか。ありがとうございます、ぜひともお願いします。――エレノア様」
サラの表情はとても明るい。だから声の中に少し落胆というか「やれやれ」という気持ちがあったように聞こえたのは、きっと僕の気のせいだろうと思う。
こうして僕は週に二回、サラの教師になるため“エレノア”としてモート家の屋敷へ通うことになった。
……でも、僕がサラに教えられることって何があるのかな? 幸いなことに所作は問題なさそうだし、あとは礼儀作法だけど、ちょっと話した限りだと特に問題もなさそうだしなあ。あとは……。
そういえば昔のサラは、物を「綺麗」「素敵」より「価値がある」「価値が出そう」で判断することがあったっけ。
あれだと令嬢たちと話をしても合わないだろうなあ。
いまのサラはどうなったんだろう。
よし、ちょっと試してみるか。
「サラさん。わたくしと少しお話していただけるかしら?」
「もちろんです! どうぞお掛けくださいな」
サラに促された僕は窓辺の椅子に腰かける。机を挟んだ向かいにはサラが座った。
さて、何の話にしようかな。
「ええと……そうですわ。サラさんのドレスの生地は南部地域の織り物ですのね」
「よくお分かりですね」
にっこりと笑ったサラは袖口を僕の方へ差し出す。
「うちで扱っているものは“月がさ湖畔”の町や村で作られたものばかりです。あの辺りは優れた工房が多いのですが……ほら、こちらをご覧ください。浮かび上がるように織られた地紋が素晴らしいでしょう? このような繊細な織り方ができるのは月がさ湖畔の職人たちの中でも限られておりまして、うちの店でも自信をもって薦められる一品です。こちらはなんと、王都の有名デザイナーであるあの――」
「サ、サ、サ、サラさん?」
怒涛のごとく始まった商品説明に僕が戸惑っていると、サラは小さく「あ」と呟いて頬を染める。
「……すみません」
「いいえ」
変わってない! やっぱりサラだ、嬉しいー!
……じゃ、ないぞ。うーん。
あ、そうだ、あれはどうかな? 僕は向こうの壁に飾られた絵を指す。
「素敵な風景画ですわね。山の緑と川の青の色がとても美しいですわ」
「さすがエレノア様、お目が高い! あの絵はまだ若い画家が描いた風景画なんです。実は彼はいま肖像画家として、王都で徐々に人気が出てきているんですよ。そんな彼の初期作、しかも数少ない風景画ということで、いずれ価値も上がって――」
「……サラさん」
僕が呼ぶと、サラは小さく「うっ」てうなる。
「……すみません……」
頬を赤くして、下を向いて、小さな声で言うサラは可愛いけど……。
うん。
最初に僕がするべきことは決まったかな。
まずはサラの会話術からだ。
----------------------------------------
こちらのシーンの一部を、あニキさんにマンガとして描いていただきました。
まさにイメージ通り……いや、イメージ以上になってます!
ぜひご覧ください✨
13
あなたにおすすめの小説
【完結】役立たずになったので身を引こうとしましたが、溺愛王子様から逃げられません
Rohdea
恋愛
───あなたのお役に立てない私は身を引こうとした……のに、あれ? 逃げられない!?
伯爵令嬢のルキアは、幼い頃からこの国の王太子であるシグルドの婚約者。
家柄も容姿も自分よりも優れている数多の令嬢を跳ね除けてルキアが婚約者に選ばれた理由はたった一つ。
多大な魔力量と貴重な属性を持っていたから。
(私がこの力でシグルド様をお支えするの!)
そう思ってずっと生きて来たルキア。
しかしある日、原因不明の高熱を発症した後、目覚めるとルキアの魔力はすっからかんになっていた。
突然、役立たずとなってしまったルキアは、身を引く事を決めてシグルドに婚約解消を申し出る事にした。
けれど、シグルドは──……
そして、何故か力を失ったルキアと入れ替わるかのように、
同じ属性の力を持っている事が最近判明したという令嬢が王宮にやって来る。
彼女は自分の事を「ヒロイン」と呼び、まるで自分が次期王太子妃になるかのように振る舞い始めるが……
狂おしいほど愛しています、なのでよそへと嫁ぐことに致します
ちより
恋愛
侯爵令嬢のカレンは分別のあるレディだ。頭の中では初恋のエル様のことでいっぱいになりながらも、一切そんな素振りは見せない徹底ぶりだ。
愛するエル様、神々しくも真面目で思いやりあふれるエル様、その残り香だけで胸いっぱいですわ。
頭の中は常にエル様一筋のカレンだが、家同士が決めた結婚で、公爵家に嫁ぐことになる。愛のない形だけの結婚と思っているのは自分だけで、実は誰よりも公爵様から愛されていることに気づかない。
公爵様からの溺愛に、不器用な恋心が反応したら大変で……両思いに慣れません。
【完結】消された第二王女は隣国の王妃に熱望される
風子
恋愛
ブルボマーナ国の第二王女アリアンは絶世の美女だった。
しかし側妃の娘だと嫌われて、正妃とその娘の第一王女から虐げられていた。
そんな時、隣国から王太子がやって来た。
王太子ヴィルドルフは、アリアンの美しさに一目惚れをしてしまう。
すぐに婚約を結び、結婚の準備を進める為に帰国したヴィルドルフに、突然の婚約解消の連絡が入る。
アリアンが王宮を追放され、修道院に送られたと知らされた。
そして、新しい婚約者に第一王女のローズが決まったと聞かされるのである。
アリアンを諦めきれないヴィルドルフは、お忍びでアリアンを探しにブルボマーナに乗り込んだ。
そしてある夜、2人は運命の再会を果たすのである。
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、孤独な陛下を癒したら、執着されて離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす
小木楓
恋愛
完結しました✨
タグ&あらすじ変更しました。
略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。
「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」
「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」
大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。
しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。
強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。
夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。
恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……?
「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」
逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。
それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。
「一生、私の腕の中で溺れていろ」
守るために壊し、愛するために縛る。
冷酷な仮面の下に隠された、
一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。
★最後は極上のハッピーエンドです。
※AI画像を使用しています。
まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?
せいめ
恋愛
政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。
喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。
そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。
その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。
閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。
でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。
家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。
その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。
まずは亡くなったはずの旦那様との話から。
ご都合主義です。
設定は緩いです。
誤字脱字申し訳ありません。
主人公の名前を途中から間違えていました。
アメリアです。すみません。
【完結】灰かぶりの花嫁は、塔の中
白雨 音
恋愛
父親の再婚により、家族から小間使いとして扱われてきた、伯爵令嬢のコレット。
思いがけず結婚が決まるが、義姉クリスティナと偽る様に言われる。
愛を求めるコレットは、結婚に望みを託し、クリスティナとして夫となるアラード卿の館へ
向かうのだが、その先で、この結婚が偽りと知らされる。
アラード卿は、彼女を妻とは見ておらず、曰く付きの塔に閉じ込め、放置した。
そんな彼女を、唯一気遣ってくれたのは、自分よりも年上の義理の息子ランメルトだった___
異世界恋愛 《完結しました》
捨てられた王妃は情熱王子に攫われて
きぬがやあきら
恋愛
厳しい外交、敵対勢力の鎮圧――あなたと共に歩む未来の為に手を取り頑張って来て、やっと王位継承をしたと思ったら、祝賀の夜に他の女の元へ通うフィリップを目撃するエミリア。
貴方と共に国の繁栄を願って来たのに。即位が叶ったらポイなのですか?
猛烈な抗議と共に実家へ帰ると啖呵を切った直後、エミリアは隣国ヴァルデリアの王子に攫われてしまう。ヴァルデリア王子の、エドワードは影のある容姿に似合わず、強い情熱を秘めていた。私を愛しているって、本当ですか? でも、もうわたくしは誰の愛も信じたくないのです。
疑心暗鬼のエミリアに、エドワードは誠心誠意向に向き合い、愛を得ようと少しずつ寄り添う。一方でエミリアの失踪により国政が立ち行かなくなるヴォルティア王国。フィリップは自分の功績がエミリアの内助であると思い知り――
ざまあ系の物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる

