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〜第一章〜

新田 門天

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 ~5日目~

 今日は、土曜日。

 「よく来てくれたな。飯田、早苗。」

 ~研究所 新~

 「よう、帝。そいつらが、今回の生徒か?よろしくな。」

 新田の研究所は、御笠のとこと雰囲気が全く違うな。なんていうか、色が少ないな。白と黒。単色だな。まぁ、こんなところに無駄かけないタイプだし。あいつは。

 「そうだ!今日は、魔女について教えよう。」

 「魔女?」

 「帝から、俺の呪いについては聞いてるだろ?」

 そういえば、言ったな。不老の呪い、だったかな。

 「この世界には、昔十呪じゅじゅと呼ばれている10人の魔女がいた。魔女は、人に呪いをかけることができる。気まぐれでかけられる事もあれば、自ら志願してかけてもらえる事もある。呪いには、実用性があるものやないものがある。不老の呪いも、人によっていい時もあれば悪い時もある。五能覚は皆、不老不死の魔女フェードに頼んで不老の呪いをかけてもらった。魔女は今、精神状態で呪縛地に滞在している。だから、話すことしかできない。札律次には、合計で10箇所に呪縛地がある。各箇所に、それぞれ魔女が滞在している。魔女は、呪いを与えれる代わりに自らもその呪いにかかっている。不老不死の魔女は、名のとうり死にもしないし歳もとらない。まぁ、こんなところだ。そうだな・・・。あとは、今話せるのは不老不死の魔女フェードだけってとこかな。昔は、もう1人と話せたんだが・・・。今は、口を閉ざしてる。誘惑の魔女ビューテン。美貌の呪いを持っていて、自分を見ている本人の好意を持っている人に見させることができる。呪いは、自発的に有無は出来ないから誘惑の魔女ビューテンは皆から好かれている。だから、誘惑の魔女フェードの姿を見たものはいない。俺から教えれるのは、ここまでだ。そうだ!帝、今日飲まないか?」

 急な誘いだな、おい。まぁいいか。久しぶり。あいつらも、帰れるだろうし。

 「分かった。お前ら、帰れるか?」

 「は~い。」

 大丈夫かな?まぁ、今真昼だし。土日だから、人通りも多いだろう。さて、いつのことを話そうかな。久しぶりに、はしゃげそうだ。
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