5 / 19
〜第一章〜
御笠 滴
しおりを挟む
御笠滴は、生徒に能力の基礎を教えた。俺よりも分かりやすい・・・。生徒の心を、盗まなければいいのだが。まぁ、大丈夫か。
「ねぇねぇ、あの子たちって本当に中学生?」
「中学生だよ。来年高校生になるけど。」
「ふ~ん、分かったよ。ありがとう。それだけわかれば十分。」
一体何の確認なんだ?まぁいいか。今日の見学で、みんな能力についてより詳しく理解できたから良しとしよう。
「それじゃ~、今日はここまで~。みんな今日はありがと~。バイバ~イ。」
「バイバ~イ。」
「終わったか、それじゃあ・・・。」
研究所の屋根が落ちてきた。
「帝!みんなを避難させて。」
「おい!待て、お前の能力じゃ・・・。」
「早く!」
俺は、生徒のみんなを研究所の外に出した。クッソ、あいつ!カッコつけやがって。
研究所に向かって走る。
「いいか!お前らはそこで大人しくしとれ!絶対だぞ!」
「は~ぁ!鎌術 漆式 鎌鼬・乱れ削ぎ」
滴は、鎌術で瓦礫を砕いていた。おかしい、瓦礫がずっと落ちてくる。どう言うことだ?一体何が起こっているってんだ?全くわかんねぇ。しゃあねぇ、いっちょ本気出しますか。
俺は、地を蹴り上へ向かった。そこには、能力者がいた。岩石を作り出せる能力者だろう。
「ちっ、気づかれたか。まぁいい、お前はここで死ぬからな。」
そう言って、奴は岩石を投擲してきた。
案の定俺には、当たらなかった。
「なに!?」
「そんなんじゃ、俺に当たりもしねえぞ。」
俺は、あいつの腹を叩いた。失神。当たり前か。一応、能力警察に引き渡しといてっと。
「大丈夫か?滴。」
「ダ~リ~~~ン。」
「うわっ。」
滴が抱きついてきた。いつものことだ。戦闘が終わると、いつもこうなる。
「そうそう、あいつら一体何なの?」
「あぁ、それなら。奴らは、違法裏取引組織に雇われたただのゴロツキだったよ。多分、中学生から能力に詳しい人材が欲しかったんじゃないか?売り飛ばしやすいし。」
まぁ、今回は一件落着と言うことで・・・。
「大変です!!生徒の1人が、先生の後を追って行って消えてしまいました。」
「何!?早苗か。仕方ない。ここは俺に、任せて生徒を逃してくれ。」
「分かりました。」
「私も、同行するわ。」
「いや、お前はここに残れ。まだ残党がいるかも知れないから。」
・・・・・。いた。ここか。今なら間に合う・・・。いや、間に合わせる。
俺は、フルスピードで走った。
「今回の作戦では、一気に全員確保するはずだったのに。邪魔が入ったな。」
「事前に確認しておかなかった、お前が悪いんだろ。」
「でも、まぁ1人は捕まえれたし。いいじゃねえか。」
いた・・・。見つけた。覚悟しておけよ。
「こんにちは。いい天気ですね。」
「誰だ、てm・・・。ぐふぉ。」
1人目。残り、1人。
「てめぇ、何やってんd・・・。ぐふぁ。」
2人目。
「早苗。大丈夫か?」
「うっ、うっ、うえ~ん。」
本当に、心細かったんだな。
「よしよし。よく頑張ったな。さぁ帰ろう。」
「うん。」
「ねぇねぇ、あの子たちって本当に中学生?」
「中学生だよ。来年高校生になるけど。」
「ふ~ん、分かったよ。ありがとう。それだけわかれば十分。」
一体何の確認なんだ?まぁいいか。今日の見学で、みんな能力についてより詳しく理解できたから良しとしよう。
「それじゃ~、今日はここまで~。みんな今日はありがと~。バイバ~イ。」
「バイバ~イ。」
「終わったか、それじゃあ・・・。」
研究所の屋根が落ちてきた。
「帝!みんなを避難させて。」
「おい!待て、お前の能力じゃ・・・。」
「早く!」
俺は、生徒のみんなを研究所の外に出した。クッソ、あいつ!カッコつけやがって。
研究所に向かって走る。
「いいか!お前らはそこで大人しくしとれ!絶対だぞ!」
「は~ぁ!鎌術 漆式 鎌鼬・乱れ削ぎ」
滴は、鎌術で瓦礫を砕いていた。おかしい、瓦礫がずっと落ちてくる。どう言うことだ?一体何が起こっているってんだ?全くわかんねぇ。しゃあねぇ、いっちょ本気出しますか。
俺は、地を蹴り上へ向かった。そこには、能力者がいた。岩石を作り出せる能力者だろう。
「ちっ、気づかれたか。まぁいい、お前はここで死ぬからな。」
そう言って、奴は岩石を投擲してきた。
案の定俺には、当たらなかった。
「なに!?」
「そんなんじゃ、俺に当たりもしねえぞ。」
俺は、あいつの腹を叩いた。失神。当たり前か。一応、能力警察に引き渡しといてっと。
「大丈夫か?滴。」
「ダ~リ~~~ン。」
「うわっ。」
滴が抱きついてきた。いつものことだ。戦闘が終わると、いつもこうなる。
「そうそう、あいつら一体何なの?」
「あぁ、それなら。奴らは、違法裏取引組織に雇われたただのゴロツキだったよ。多分、中学生から能力に詳しい人材が欲しかったんじゃないか?売り飛ばしやすいし。」
まぁ、今回は一件落着と言うことで・・・。
「大変です!!生徒の1人が、先生の後を追って行って消えてしまいました。」
「何!?早苗か。仕方ない。ここは俺に、任せて生徒を逃してくれ。」
「分かりました。」
「私も、同行するわ。」
「いや、お前はここに残れ。まだ残党がいるかも知れないから。」
・・・・・。いた。ここか。今なら間に合う・・・。いや、間に合わせる。
俺は、フルスピードで走った。
「今回の作戦では、一気に全員確保するはずだったのに。邪魔が入ったな。」
「事前に確認しておかなかった、お前が悪いんだろ。」
「でも、まぁ1人は捕まえれたし。いいじゃねえか。」
いた・・・。見つけた。覚悟しておけよ。
「こんにちは。いい天気ですね。」
「誰だ、てm・・・。ぐふぉ。」
1人目。残り、1人。
「てめぇ、何やってんd・・・。ぐふぁ。」
2人目。
「早苗。大丈夫か?」
「うっ、うっ、うえ~ん。」
本当に、心細かったんだな。
「よしよし。よく頑張ったな。さぁ帰ろう。」
「うん。」
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる