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〜第六章〜
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俺が戦場に行くと、小春が魅崋を足止めしていた。
「もう大丈夫だ。」
「遅いわよ。もうギリギリなんだから。」
間に合った。あとは、魅崋を止めるだけ。
「ほう、少しは強くなったようだが、私には届かない。」
「魅崋、どうしたんだ?昔のお前じゃ、考えられないほどに変わってるぞ?」
「昔など、どうでも良い。私は、失望したのだ。この島は、私から大切なものを奪った。だから、この星を破壊する。そのためには、何だってやる。だから、邪魔をさせるわけにはいかない。」
大切なもの・・・一体なんだ?
俺の推測からして、魅崋が変わったのは1週間前よりも後。その時にあった事件・・・楽園が落ちた事件・・・待てよ?魅崋の姓は御上也・・・待てよ?あの時、助けに来てくれた人の名前は聞かなかったけど、どこかで見たことがあると思ったら、能力警察の『御上也 蒼翠』だった筈・・・そうか!年齢的に上だから、兄を失ったことが、相当ショックだったんだろう。
でもそうなると、この目標を決めたのも同じ時期ということ。本当のボスは、他にいるのか?まぁ、当の本人に聞くか。
「お前、兄がいたんだな。」
「そうだ。だから、この島を破壊する。」
「復讐は、何もうまないぞ?それに、お前の兄がいないとお前も死んでたのかもしれないんだぞ?」
「いいや、兄さんは私を死なせることはない。だから、兄さんがいなくなるより島がなくなる方が、まだましだ。」
こりゃ、まずいな。説得は、出来なさそうだ。そろそろ、即死を言われるかもな。
そうなると、対抗策はなくなる。ここで、倒しておかないと。
「どうやら、対話での解決は無理なようだ。」
「もちろん、端からそのつもりはない。兄さんの仇、取らせてもらう!」
さて、ここからが本番だ。
俺は、早苗の能力を使い、外の空間との時間軸を少しずらした。
「さぁ、戦の始まりだ!」
手始めに・・・
「色色色彩 春 桜花乱舞」
桜の花びらは、魅崋に向かって一斉に飛び出した。
「・・・止まれ。」
たった一言。それだけで、全てが止まる。
「これが、言霊の力か。凄まじいな。」
「そうだ。これさえあれば、この島なんて跡形もなくせる。」
だったら、
「色色色彩 夏 赫赫烈日」
個体では、なければ良い。
「・・・消えろ。」
ワァオ、これでもダメか。さて、次は
「色色色彩 春 春雷轟轟」
見えなければ、意味はない。
「・・・現わせ。」
その瞬間、音の斬撃が姿を現す。
魅崋は、軽々とそれをかわした。
どうしたもんか。言霊は、異様な力を持っているようだ。仕方ない。あれをするか。
「情報改竄」
「もう大丈夫だ。」
「遅いわよ。もうギリギリなんだから。」
間に合った。あとは、魅崋を止めるだけ。
「ほう、少しは強くなったようだが、私には届かない。」
「魅崋、どうしたんだ?昔のお前じゃ、考えられないほどに変わってるぞ?」
「昔など、どうでも良い。私は、失望したのだ。この島は、私から大切なものを奪った。だから、この星を破壊する。そのためには、何だってやる。だから、邪魔をさせるわけにはいかない。」
大切なもの・・・一体なんだ?
俺の推測からして、魅崋が変わったのは1週間前よりも後。その時にあった事件・・・楽園が落ちた事件・・・待てよ?魅崋の姓は御上也・・・待てよ?あの時、助けに来てくれた人の名前は聞かなかったけど、どこかで見たことがあると思ったら、能力警察の『御上也 蒼翠』だった筈・・・そうか!年齢的に上だから、兄を失ったことが、相当ショックだったんだろう。
でもそうなると、この目標を決めたのも同じ時期ということ。本当のボスは、他にいるのか?まぁ、当の本人に聞くか。
「お前、兄がいたんだな。」
「そうだ。だから、この島を破壊する。」
「復讐は、何もうまないぞ?それに、お前の兄がいないとお前も死んでたのかもしれないんだぞ?」
「いいや、兄さんは私を死なせることはない。だから、兄さんがいなくなるより島がなくなる方が、まだましだ。」
こりゃ、まずいな。説得は、出来なさそうだ。そろそろ、即死を言われるかもな。
そうなると、対抗策はなくなる。ここで、倒しておかないと。
「どうやら、対話での解決は無理なようだ。」
「もちろん、端からそのつもりはない。兄さんの仇、取らせてもらう!」
さて、ここからが本番だ。
俺は、早苗の能力を使い、外の空間との時間軸を少しずらした。
「さぁ、戦の始まりだ!」
手始めに・・・
「色色色彩 春 桜花乱舞」
桜の花びらは、魅崋に向かって一斉に飛び出した。
「・・・止まれ。」
たった一言。それだけで、全てが止まる。
「これが、言霊の力か。凄まじいな。」
「そうだ。これさえあれば、この島なんて跡形もなくせる。」
だったら、
「色色色彩 夏 赫赫烈日」
個体では、なければ良い。
「・・・消えろ。」
ワァオ、これでもダメか。さて、次は
「色色色彩 春 春雷轟轟」
見えなければ、意味はない。
「・・・現わせ。」
その瞬間、音の斬撃が姿を現す。
魅崋は、軽々とそれをかわした。
どうしたもんか。言霊は、異様な力を持っているようだ。仕方ない。あれをするか。
「情報改竄」
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