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〜第五章〜
最悪
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時間は不思議だ。
単純に見れば、1分の間隔は一定だ。でも、人によって体で感じる時間は違う。
たったの5分でも、楽しい時は早く過ぎるが、苦しい時ほど遅く感じる。
まだ、1分もたっていない。何周したんだ?そもそも、奴らは追ってきているのか?
とにかく今は、走り続ける。永遠と繰り返す動作に、支障をきたすな。
永遠と、永遠と、どれだけ走っても体力の尽きないこと、やはり呪いは恐ろしい。
____________________________________________________
「ふっふ、まぁいいだろう。そのデータも、必要事項だから。せいぜい足掻くんだな。」
___________________________________________________
あっさりと、5分がたってしまった。あいつらは、一体何を考えているんだ?
『減無』の呪いの、『無』だけを使うことに成功した俺は、加護を複数使用しても負担はかからなかった。
パチパチパチ、
「素晴らしいですね、さぁかかってきなさい。徹底的に叩き潰してあげますよ。」
やはり、あえて俺に5分与えたな。まぁ、遠慮はしないんだけどね。
5炎のうち、まずは2人。
どう戦う?
予言の加護は、1人の動きしか見れない。同じ加護は、一度に一つしか使えない。つまり、1対1に持ち込めば勝てるということ。俊足の加護で、相手をかわしその隙に天眼の加護で、見つけ高速に叩き込む。
これで・・・、なっ!?
倒れないだと!??
「残念だったね、僕の体は異常に硬いんだ。どうしてか、わかるかな?」
「火を扱える能力・・・、まさかっ!」
「そうそのまさか、僕は体内の鉄分を熱し即座に冷却している。僕の能力『温度調節』。体内を熱せれば、鉄分も熱しられ、逆に冷却すればそれは、元よりも頑丈になる。だから、僕に攻撃は効かないよ。関節とか狙っても無駄。なんせ、この一連の流れを僕は、1秒足らずでできるからね。」
まじか・・・。さすが5炎に選ばれるだけはあるな・・・。まぁ、勝機はないとは言っていないんだけどね。
さっきと同じようにし、ここだ!!
「なっ、何故能力が使えない・・・。」
「『無能の加護』さ。お前、能素を貯めれる量が異常に少ないな?普通、体を硬化することなんて、ずっとやるに決まってるし、それができずに瞬時にその時にすると言った。能素を取り込むスピードが桁違いに早いからできる芸当であって、貯めれないなら意味がない。残念だったね。」
よし、まじは1人。もう1人を・・・、「しまった、目を離しすぎていた。警戒はしていたが、まさか背後から来るとは・・・。いや、誰にでも予想できたか、こんなこ・・・t」
「・・・はい・・・確保できました・・・連れて行きます・・・」
プツッ
単純に見れば、1分の間隔は一定だ。でも、人によって体で感じる時間は違う。
たったの5分でも、楽しい時は早く過ぎるが、苦しい時ほど遅く感じる。
まだ、1分もたっていない。何周したんだ?そもそも、奴らは追ってきているのか?
とにかく今は、走り続ける。永遠と繰り返す動作に、支障をきたすな。
永遠と、永遠と、どれだけ走っても体力の尽きないこと、やはり呪いは恐ろしい。
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「ふっふ、まぁいいだろう。そのデータも、必要事項だから。せいぜい足掻くんだな。」
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あっさりと、5分がたってしまった。あいつらは、一体何を考えているんだ?
『減無』の呪いの、『無』だけを使うことに成功した俺は、加護を複数使用しても負担はかからなかった。
パチパチパチ、
「素晴らしいですね、さぁかかってきなさい。徹底的に叩き潰してあげますよ。」
やはり、あえて俺に5分与えたな。まぁ、遠慮はしないんだけどね。
5炎のうち、まずは2人。
どう戦う?
予言の加護は、1人の動きしか見れない。同じ加護は、一度に一つしか使えない。つまり、1対1に持ち込めば勝てるということ。俊足の加護で、相手をかわしその隙に天眼の加護で、見つけ高速に叩き込む。
これで・・・、なっ!?
倒れないだと!??
「残念だったね、僕の体は異常に硬いんだ。どうしてか、わかるかな?」
「火を扱える能力・・・、まさかっ!」
「そうそのまさか、僕は体内の鉄分を熱し即座に冷却している。僕の能力『温度調節』。体内を熱せれば、鉄分も熱しられ、逆に冷却すればそれは、元よりも頑丈になる。だから、僕に攻撃は効かないよ。関節とか狙っても無駄。なんせ、この一連の流れを僕は、1秒足らずでできるからね。」
まじか・・・。さすが5炎に選ばれるだけはあるな・・・。まぁ、勝機はないとは言っていないんだけどね。
さっきと同じようにし、ここだ!!
「なっ、何故能力が使えない・・・。」
「『無能の加護』さ。お前、能素を貯めれる量が異常に少ないな?普通、体を硬化することなんて、ずっとやるに決まってるし、それができずに瞬時にその時にすると言った。能素を取り込むスピードが桁違いに早いからできる芸当であって、貯めれないなら意味がない。残念だったね。」
よし、まじは1人。もう1人を・・・、「しまった、目を離しすぎていた。警戒はしていたが、まさか背後から来るとは・・・。いや、誰にでも予想できたか、こんなこ・・・t」
「・・・はい・・・確保できました・・・連れて行きます・・・」
プツッ
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