能覚人

ミライ164

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〜第五章〜

こちらでは

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 相手は、陣営をとってきた。

 俺と接近戦をする奴と、後方から支援する奴。そいつを守る奴もいた。流石に、この状況は不利だ。

 神の気を惹かれている今、加護は使えない。

 『え?何で、火で神の気が引けるかって?そもそも、加護をくれたのに何で見放してるのかって?要望が多いんだよ!いちいち答えるのも、めんどくさい。まぁ良いや、今回だけ特別だぞ!

 そもそも、ここは声律次市であって、札律次市ではない。この島では、市ごとに神社があり別々の神が信仰されている。つまり、俺に加護をくれた神は侵入することすら出来ないんだ。

 え?じゃぁ、何で加護を使えるのかって?簡単な話さ。神は、全員を見ているからだ。でも、神が俺を見なくなると加護は使えない。

 次に、何で火で神の気を引くことができるのかだが・・・。簡潔にすると、火炎崇拝だ。相手があれなら、十分にあり得る話だ。

 こんなところだ。何で、俺が説明しなきゃいけないんだよ!

 今度、肉奢れよ!byコバル』

 なんか、嫌な予感がするがまあ良い。さて、どうしたものか・・・。ん?待てよ。何で、相手はこのメンツの中で神の気を引くやつを作っているんだ?普通なら、外部とかにいるもの・・・そうか!ここは、エデンだ。動き続けている。

 つまり、神の神域から出たからそれを気づかせないための、フェイクとして使っていたのか。でもそしたら、何で初めは加護を使えたんだ?分からないことは、直接吐かせるか!

 加護は・・・、使える!てことは、ここはもう声律次市じゃないのか。

 俺は、相手を全てなぎ倒し、何故加護が使えたのか吐かせた。

 と言っても、喋らないので天眼の加護で覗き見覗き見。

 なるほど、初めは使わせておいて俺を研究していたわけか。これは、不要に使えなくなったぞ。

 だが、俺の目的は変わらない。真ん中を目指すだけだ!

 ____________________________________________________

 「研究の方は、どうなっていますか?」

 「完璧です。彼のデータを、分析すれば我々にも正気はある。」

 「でしょうね。私の出した、結論なのですから。」

 「大変です!下に残っていた、柏木がやられました。」

 「ふむ、まぁ彼は正直必要なかったのでいいでしょう。それより、今は目の前のことに集中してください。そろそろ、彼らを投入しますから。私たちの、悲願のために。彼にも、彼女にも協力してもらいますよ。」

 
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