43 / 101
〜第三章〜
希望
しおりを挟む
「これは・・・。」
「おはよう、お早いですね。」
紅梅・・・、覚えているのか?
「ん?どうしました?そんな顔をして。」
この感じは、覚えて・・・いる?
どうしてだろう?この世界の住民は、記憶を無くすはずなのに・・・。まぁ、正確には多少覚えているのだろうが・・・。いわゆる、デジャブってやつだ。
漫画とかではよく見るが、実際に体験するのは初めてだ。いや、体験なんてしてないか。体験しているのは、この世界の住民だし。
さて・・・、どうしたものか。
「今日も稽古ですよ?早く、来てくださいね。」
おいおい、まだ0:24だぞ?まっ、いいか。
稽古は、5時間も続いた。
疲れた・・・。こいつら、どんな体力してんだ?
「今日は、ここまで。さぁ、休んで休んで。」
「なぁ、お前は違和感を覚えないか?」
聞いてみたけど・・・、どんな回答が返ってくるのか楽しみだ。
「そうですね・・・、確かに変だとは感じますよ。でも、私たちは中々外に出ませんし。毎日、稽古しかしていないので。」
「ははははは・・・。」
毎日、稽古してたのか!!それなら、確かにこんな無尽蔵の体力もつくわな。納得したぜ。
でも、何でこいつらは覚えていられるんだ?
そうなると、こいつらと俺らが覚えていられるということになる。
これが、脱出の鍵となる。
今日は、どうやって敵を倒すかを考えた。
この世界の最北に、赤色の扉殿がある。そこに、赤色の異界を繋ぐ扉があると言う噂があった。
俺は、そこに奴がいるのだと睨んでいる。
「ふふ、築き始めたね。それじゃぁ、まっているよ。」
結構は、1週間後。それまでに、体を鍛えないと。
そういえば、最近黒霧を見ていないな?
また、前みたいに別件で動いているのか・・・。
まぁ、いいか。どちらにせよ、俺は目の前に集中するだけだ。
それにしても、強いな。本当に、こいつら女なのか?
この世界は、一体どうなっているんだ?能力が俺以外に使える奴がいる時点でおかしいのに。
こいつら、一体何者だ?
分からないことだらけだ。
まぁ、あいつに会って、直接聞けばいいか。
ふっ、楽しみだな。あいつに、上から語る姿を考えると。
この作戦は、失敗できない。絶対に、成功させる。
ここから、出て早苗に自慢するために。
「おはよう、お早いですね。」
紅梅・・・、覚えているのか?
「ん?どうしました?そんな顔をして。」
この感じは、覚えて・・・いる?
どうしてだろう?この世界の住民は、記憶を無くすはずなのに・・・。まぁ、正確には多少覚えているのだろうが・・・。いわゆる、デジャブってやつだ。
漫画とかではよく見るが、実際に体験するのは初めてだ。いや、体験なんてしてないか。体験しているのは、この世界の住民だし。
さて・・・、どうしたものか。
「今日も稽古ですよ?早く、来てくださいね。」
おいおい、まだ0:24だぞ?まっ、いいか。
稽古は、5時間も続いた。
疲れた・・・。こいつら、どんな体力してんだ?
「今日は、ここまで。さぁ、休んで休んで。」
「なぁ、お前は違和感を覚えないか?」
聞いてみたけど・・・、どんな回答が返ってくるのか楽しみだ。
「そうですね・・・、確かに変だとは感じますよ。でも、私たちは中々外に出ませんし。毎日、稽古しかしていないので。」
「ははははは・・・。」
毎日、稽古してたのか!!それなら、確かにこんな無尽蔵の体力もつくわな。納得したぜ。
でも、何でこいつらは覚えていられるんだ?
そうなると、こいつらと俺らが覚えていられるということになる。
これが、脱出の鍵となる。
今日は、どうやって敵を倒すかを考えた。
この世界の最北に、赤色の扉殿がある。そこに、赤色の異界を繋ぐ扉があると言う噂があった。
俺は、そこに奴がいるのだと睨んでいる。
「ふふ、築き始めたね。それじゃぁ、まっているよ。」
結構は、1週間後。それまでに、体を鍛えないと。
そういえば、最近黒霧を見ていないな?
また、前みたいに別件で動いているのか・・・。
まぁ、いいか。どちらにせよ、俺は目の前に集中するだけだ。
それにしても、強いな。本当に、こいつら女なのか?
この世界は、一体どうなっているんだ?能力が俺以外に使える奴がいる時点でおかしいのに。
こいつら、一体何者だ?
分からないことだらけだ。
まぁ、あいつに会って、直接聞けばいいか。
ふっ、楽しみだな。あいつに、上から語る姿を考えると。
この作戦は、失敗できない。絶対に、成功させる。
ここから、出て早苗に自慢するために。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
異世界にクラス転移したら全員ハズレスキルを持たされた
アタラクシア
ファンタジー
人生で数度もない貴重なイベントである修学旅行。この風鈴高校に通う二年二組の生徒たちも、長い間待ち望んでいた修学旅行に胸を躍らせていた。
はしゃぐバスの中――突然周りが黒く染まり、生徒たちは下へ下へと落下してしまう。
目が覚め、見えた景色は――現実の法則が意味をなさない、まさに『異世界』であった。
クラス全員ハズレスキル!?前代未聞の異世界転移に少年少女らは立ち向かう。
――根源に至る『四騎士』
――世界征服を企む『ナイトメア』
――新世界を作ろうとする『ネビュラ教』
異世界の様々な情勢に振り回されながらも奔走する。目指すは「クラスメイト全員の合流」と「元世界への帰還」。
はたして彼らは全員合流し、元の世界へと帰れるのか。
長くも奇妙な修学旅行が今始まる――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
髪の色は愛の証 〜白髪少年愛される〜
あめ
ファンタジー
髪の色がとてもカラフルな世界。
そんな世界に唯一現れた白髪の少年。
その少年とは神様に転生させられた日本人だった。
その少年が“髪の色=愛の証”とされる世界で愛を知らぬ者として、可愛がられ愛される話。
⚠第1章の主人公は、2歳なのでめっちゃ拙い発音です。滑舌死んでます。
⚠愛されるだけではなく、ちょっと可哀想なお話もあります。
私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜
月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。
だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。
「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。
私は心を捨てたのに。
あなたはいきなり許しを乞うてきた。
そして優しくしてくるようになった。
ーー私が想いを捨てた後で。
どうして今更なのですかーー。
*この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。

もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

とある元令嬢の選択
こうじ
ファンタジー
アメリアは1年前まで公爵令嬢であり王太子の婚約者だった。しかし、ある日を境に一変した。今の彼女は小さな村で暮らすただの平民だ。そして、それは彼女が自ら下した選択であり結果だった。彼女は言う『今が1番幸せ』だ、と。何故貴族としての幸せよりも平民としての暮らしを決断したのか。そこには彼女しかわからない悩みがあった……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる