能覚人

ミライ164

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〜第二章〜

買い物

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 ~8日目~

 GWも終わってしまった。つまり、これから学校が始まるということ。

 「早苗は、学校行ってるのか?」

 「行ってないわよ。風制委員会に入った時点で退学になるから。」

 そうなのか!!あの専属コーチ。何も言ってくれないから分からないじゃないか。まあ、学校は行かなくてもいいや。でも、ここに入った人にはどんな選択肢があるんだろう?

 「風制委員会に入った人には、能力警察になるかまた学生をやり直すかの2択よ。」

 心が読めていることは、放っておいて能力警察か・・・。まあ、警察になる気は無いし高校生いっぱいは風制委員をしてもいいと思っている自分がここにいる。どちらでもいいんだがな。

 「それにしても、小春ちゃん。大丈夫?あんなことがあってすぐだから。」

 「大丈夫ですよ。あれこれ使われる前にみんなが来てくれたから。」

 今回は、即座に配下の居場所を特定した風制委員のみんなには感謝しないとな。でも、黒闇闇は何を考えているのか分からないな。分からない。分からない。分からないことばっかり。もう頭がパンクしそうだけど。

 「そうだ!一緒に買い物行かない?」

 「買い物?」
 
 今買い物かよ。まあ、最近忙しかったし。たまに休日も必要かもしれないけど・・・。

 「こら!そこ。今買い物かよとか思はない。今は、たまの休日を他の合間なきゃ!」

 なんで心読めてんだよ!

 「じゃあ、13時に集合ね。」

  ~13時~

 「みんな集まった?」

 「はーい。」

 買い物・・・。今さらすることじゃ無いな。俺はここで待っているk・・・

 「ねぇ、何みる?」

 「あれとか、いいんじゃないですか?」

 もう行ってた。まあ、そっちの方が都合がいい。俺は、椅子に腰をかけ今までの振り返りをした。

 「黒闇闇は、小春を狙ってた。もしかすると、また攻撃してくるかもしれない。」

 そうなったときは、今度こそ俺が守るんだ。他の人に頼っていられない。でも、四元操作を使って何かをしようってんなら配下を使えばいいと思うが・・・。何が目的なんだ?

 その時、警報が鳴り響いた。

 「お前ら、動くんじゃねえぞ!動くと、この建物に仕掛けられた爆弾が爆破するぞ!」

 まあ、早苗がいるから大丈夫?では無いな。見えてる範囲では、2人。1人止めた時点で爆破落ちだ。さてどうしたもんか。見えてない範囲にも、いるとしたら厄介だし。

 「あなたたち何やってるの!ここは、公共の場よ!こんなところで爆破なんてしたら・・・。」

 「うるせぇ!お前らは、黙ってろ!」

 早苗のやつ、馬鹿が出たか?でも待てよ。今俺は、ばれてない。動くとしたら俺か・・・。本来なら、警察が取り締まるべきだが今は仕方ない。手を貸すとするか。
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