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〜第一章〜
江流水
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今は、謎の人物に勝負を挑まれて戦闘をしている真っ最中だ。こいつの能力はまだ分かっていない。だが、江流水の団員が同じ能力を使っていた。てことはこいつも・・・しかし、液体化する様子もないな。
「どうした?もしかすると私の能力が分からなくて困っているのか?」
くっ、その通り過ぎて反論できない。しかし、どうすれば・・・ここは1発ぶっ放してみるか。時間がいるな。ここは小春に任せよう。何処を狙う。もし液体化されたら。外したら。とっ、マイナスに考えすぎたか。急所を狙ってみるとしよう。
「小春、時間を稼いでくれ。」
よし、これで・・・ぐはぁ。
昴の腹に江流水ボスが放った水弾が当たっていた。
「なんだ、それ。」
「油断したな。」
まずい。今ので貯めていたのが消えて無くなってしまった。どうしよう。しかし今ので相手の能力が分かった。多分水を操る類だと思う。それも、四元操作よりも強力な。一体どうすれば・・・。
「きゃっ」
「!?」
「こいつは、いただいていこう。お前と違って可能性があるからな。」
その瞬間、あいつは水しぶきと共に闇の彼方に消えていった。そして、俺は外に立っていた。
「大丈夫?泣いてるけど。」
聞き覚えのある声。早苗だ。
「ごめん。俺のせいで小春が。」
これを聞いた時彼女がどんな顔をするのかと心配したが、優しく慰めてくれた。ごめんなさい・・・。
そのあと、ふたりで本部に戻っていた。
「そういえば、なぜ江流水に乗り込んだんだ?」
「中学生が組織と契約したという情報が入ったからよ。中学生が契約するのは、違反だから。」
そうか・・・。しかし、こちらにとっても痛手だった。犠牲が出てしまったからだ。何処に連れてかれた?あいつは誰だ?何もかもがわからない。どうしよう。
「皆さんお疲れ様でした。」
「あぁ、紹介してなかったね。彼女は、奈夏莉愛(ななつ りあ)。風制委員で唯一の無能力者よ。」
無能者でも入れるのか。
「よろしく。」
「今回はすみません。こちらのミスです。依頼してきたのが江流水からだと気づかず。」
そうだったのか。てことは、江流水の手の上で踊らされていたのか。
「いいや。あの状況で正確な対応ができなった俺が悪い。」
「で、足取りは掴めてるの?」
「それがまだ・・・。」
「そうね。それまでは、休憩ね。昴君は体を休めてて。」
「分かりました。」
でも、何か引っかかるんだよな。どうしたものか・・・。
「どうした?もしかすると私の能力が分からなくて困っているのか?」
くっ、その通り過ぎて反論できない。しかし、どうすれば・・・ここは1発ぶっ放してみるか。時間がいるな。ここは小春に任せよう。何処を狙う。もし液体化されたら。外したら。とっ、マイナスに考えすぎたか。急所を狙ってみるとしよう。
「小春、時間を稼いでくれ。」
よし、これで・・・ぐはぁ。
昴の腹に江流水ボスが放った水弾が当たっていた。
「なんだ、それ。」
「油断したな。」
まずい。今ので貯めていたのが消えて無くなってしまった。どうしよう。しかし今ので相手の能力が分かった。多分水を操る類だと思う。それも、四元操作よりも強力な。一体どうすれば・・・。
「きゃっ」
「!?」
「こいつは、いただいていこう。お前と違って可能性があるからな。」
その瞬間、あいつは水しぶきと共に闇の彼方に消えていった。そして、俺は外に立っていた。
「大丈夫?泣いてるけど。」
聞き覚えのある声。早苗だ。
「ごめん。俺のせいで小春が。」
これを聞いた時彼女がどんな顔をするのかと心配したが、優しく慰めてくれた。ごめんなさい・・・。
そのあと、ふたりで本部に戻っていた。
「そういえば、なぜ江流水に乗り込んだんだ?」
「中学生が組織と契約したという情報が入ったからよ。中学生が契約するのは、違反だから。」
そうか・・・。しかし、こちらにとっても痛手だった。犠牲が出てしまったからだ。何処に連れてかれた?あいつは誰だ?何もかもがわからない。どうしよう。
「皆さんお疲れ様でした。」
「あぁ、紹介してなかったね。彼女は、奈夏莉愛(ななつ りあ)。風制委員で唯一の無能力者よ。」
無能者でも入れるのか。
「よろしく。」
「今回はすみません。こちらのミスです。依頼してきたのが江流水からだと気づかず。」
そうだったのか。てことは、江流水の手の上で踊らされていたのか。
「いいや。あの状況で正確な対応ができなった俺が悪い。」
「で、足取りは掴めてるの?」
「それがまだ・・・。」
「そうね。それまでは、休憩ね。昴君は体を休めてて。」
「分かりました。」
でも、何か引っかかるんだよな。どうしたものか・・・。
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