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〜第一章〜
能力者
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「はぁはぁはぁはぁ、誰か・・・、誰か助けてー!」
「素晴らしい成果だ。これで・・・。」
「ちっ、またお前か。そういうお前こそどうしたのか?どうもこうも、お前もわかっておろうに。」
「兄さん、兄さーーーーーーーーん!!」
夢を見た。1人の人から、2人の声が聞こえてくる。そんな、おぞましい夢だ。でも、何も思い出せない。夢なのか?これは・・・。
____________________________________
今日も退屈だ・・・と、何度思っただろう。俺の名前は、「蒼 昴」歳は16。札律次(ふりつじ)高校へ通っているのだが、今はゴールデンウィークの初日。暇すぎて課題も半日で終わらせてしまったし、遊ぶ友達もいない。いたとしても、みんなは部活をやっているから・・・退屈だ。(ちなみに俺は帰宅部)
その時、携帯から聞き慣れた音が鳴り響いた。電話だ。出ない意味もないので、通話ボタンを押すと。
「あんた今何やってんの?」
聞き慣れた声。王林寺 小春だ。
「何もしてないよ。課題も全部やったし・・・」
「それは、ちょうどよかった。これから『能発調査場』に行かない?」
能発調査場。ここでは、自分が能力者か否かを調べれる。高校生以上が調査対象者。もちろん俺もあいつも調査はできる。
「いいのか?お前の夢は能力者になることなのに・・・」
「だからよ!13時に現地集合ね。遅刻厳禁よ。それじゃあ。」
「・・・まぁいいか。別に俺はどちらでもいいんだけど。」
~13時~
俺は、検査をするために血を取ってもらっていた。現代には、血と混ぜるだけで能力者か分かる液体が開発されている。能力者とわかれば、世界が変わって見えるらしいけど・・・ その時扉が開いて研究者の人が入ってきた。
「え~と、君は能力者だったよ。ランクは[C中]何の能力かは、これから調べるからついておいで。」
言われたとうりについていくとそこには・・・
「あっ、あんたも能力者だったんだ~。」
「その様子だとお前もか。」
俺たち2人は何の能力か、調べてもらい。
「まず君の能力は、『身体強化』だ。まだランクが低いから効力も実感があまりないと思うけど、多分これからどんどん分かってくると思うよ。」
小春は、『土・水・火・風を生成・操れる』能力らしい。そっちの方が楽しそうだと思ったが、
「まぁ俺の能力も十分実用性があるか・・・」
と思ったら楽しい・・・ともいかない。とりあえず、ゴールデンウィーク中の目標を立てることが出来たと喜んでおこう。
「素晴らしい成果だ。これで・・・。」
「ちっ、またお前か。そういうお前こそどうしたのか?どうもこうも、お前もわかっておろうに。」
「兄さん、兄さーーーーーーーーん!!」
夢を見た。1人の人から、2人の声が聞こえてくる。そんな、おぞましい夢だ。でも、何も思い出せない。夢なのか?これは・・・。
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今日も退屈だ・・・と、何度思っただろう。俺の名前は、「蒼 昴」歳は16。札律次(ふりつじ)高校へ通っているのだが、今はゴールデンウィークの初日。暇すぎて課題も半日で終わらせてしまったし、遊ぶ友達もいない。いたとしても、みんなは部活をやっているから・・・退屈だ。(ちなみに俺は帰宅部)
その時、携帯から聞き慣れた音が鳴り響いた。電話だ。出ない意味もないので、通話ボタンを押すと。
「あんた今何やってんの?」
聞き慣れた声。王林寺 小春だ。
「何もしてないよ。課題も全部やったし・・・」
「それは、ちょうどよかった。これから『能発調査場』に行かない?」
能発調査場。ここでは、自分が能力者か否かを調べれる。高校生以上が調査対象者。もちろん俺もあいつも調査はできる。
「いいのか?お前の夢は能力者になることなのに・・・」
「だからよ!13時に現地集合ね。遅刻厳禁よ。それじゃあ。」
「・・・まぁいいか。別に俺はどちらでもいいんだけど。」
~13時~
俺は、検査をするために血を取ってもらっていた。現代には、血と混ぜるだけで能力者か分かる液体が開発されている。能力者とわかれば、世界が変わって見えるらしいけど・・・ その時扉が開いて研究者の人が入ってきた。
「え~と、君は能力者だったよ。ランクは[C中]何の能力かは、これから調べるからついておいで。」
言われたとうりについていくとそこには・・・
「あっ、あんたも能力者だったんだ~。」
「その様子だとお前もか。」
俺たち2人は何の能力か、調べてもらい。
「まず君の能力は、『身体強化』だ。まだランクが低いから効力も実感があまりないと思うけど、多分これからどんどん分かってくると思うよ。」
小春は、『土・水・火・風を生成・操れる』能力らしい。そっちの方が楽しそうだと思ったが、
「まぁ俺の能力も十分実用性があるか・・・」
と思ったら楽しい・・・ともいかない。とりあえず、ゴールデンウィーク中の目標を立てることが出来たと喜んでおこう。
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